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2014/03/09 Sun *愛とは呼ばずに / Wilson Pickett

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敢えて。
愛とは。
呼ばなくても。
この。
空気は。

誰かが。
誰かを。
思ってる。
愛しさに。
満ちている。

誰もが。
誰かに。
思われてる。
愛しさが。
溢れてる。

敢えて。
愛とは。
呼ばなくても。
この。
空気はね。

『I'm In Love』'68年リリース。
ウィルソン・ピケットのアトランティックでの5枚目のアルバム。
アメリカン・スタジオで名うての腕利き達に支えられて熱唱するピケット。
結構、喧嘩早かったらしいピケット。実は色んなスタジオで騒動起したらしく。
でもこのアメリカン・スタジオとは相性が良かったのか。この後もアルバム制作してます。
ピケットと言えば何と言っても、その汗も唾も飛び散るシャウター振りが魅力ですが。
勿論、それだけの人では無くて。スロー・バラードにおける実に深い感情表現が素晴らしくて。
そんなピケットのシャウター、シンガーとしての両面の魅力が見事に捉えられたアルバムです。
このアルバムをそこまでのものにしている功労者がボビー・ウォーマックで。
多くのナンバーを提供してるばかりでなく、ギタリストとしても参加して盛り立てています。
ウォーマックと言えば。敬愛して師事していたサム・クックが亡くなった後に。
その未亡人と再婚したことで。業界内からもファンからも散々に叩かれた時期があったそうで。
そんな時期に書かれたらしい純粋な愛を歌った「I'm In Love」「I've Come A Long Way」の2曲。
そのスロー・バラードの出来が素晴らしく。それを魂を込めて歌うピケットの熱唱が胸を打ちます。
聴いてると。ウォーマックの心情、真情にピケットが感じるものがあって。男意気を見せたのかなとかね。
そんなことも感じてしまいます。そんな色々な愛、愛情に満ちたアルバムなのです。
アップや、ミィディアムのピケットの乗りの良さは言うまでもなくなので。本当に素晴らしいなと。

敢えて。
愛とは。
呼ばなくても。
この。
時間は。

誰かが。
誰かを。
見つめてる。
愛しさに。
満ちている。

誰もが。
誰かに。
見つめられてる。
愛しさが。
溢れてる。

敢えて。
愛とは。
呼ばなくても。
この。
時間はね。

音楽が流れ。
ボトルが歌い。
グラスが鳴いて。
笑いが溢れ。
ざわめきの中を伝わっていく。

冷たい空気。
蒼い半月。
流れる車窓。
震える携帯。
笑いが毀れ。
心の中で繋がっていく。

この空気。
この時間。
この世界。
今夜だけでも。
この瞬間だけでも。

敢えて。
愛とは呼ばずに。
満ちている。
溢れている。
愛しさを噛みしめよう、伝えよう。



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