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2014/03/14 Fri *真夜中過ぎ / Canned Heat

20140314boogiewithcanedheat


どうにも。
こうにも。
エンジンの。
かかりが。
遅くてね。

朝どころか。
昼も。
午後も。
夕方も。
寝ぼけ眼で。

なんとか。
誤魔化し。
やり過ごし。
夜になっても。
いま一つ。

それが。
真夜中過ぎ。
突然。
身も心も。
刻みだすんだよね。

『Boogie With Canned Heat』'68年リリース。
ロサンゼルス出身のキャンド・ヒートの2ndアルバム。
コレクターだったアル・ウィルソンとレコード屋の店員だったボブ・ハイト。
2人のブルース・マニアの出会いから始まって。
大学のブルース同好会のメンバーを中心に結成されたキャンド・ヒートです。
1stアルバムはカヴァー中心で。如何にもマニアなアレンジが売りでしたが。
このアルバムでは大半がオリジナルとなって。独自の世界を築き始めています。
相当なマニアだったみたいですからね。カヴァーでも独自色を出すことは可能だったのでしょうけど。
それを良しとせず。マニアならではの理解度、咀嚼力でオリジナルで勝負に出たと。
ただ憧れて崇拝するに留まらず。その上に、その先に進んでみせようと。その意気がいいんだな。
その独自色。ブギーを売り物にしつつも。ただ熱く突き進むだけでは無くて。
どこか。こう抑制されて内に籠る、自らの内面に向かっていく様な感じがあって。
まぁ、バンド名からして缶詰にされた、封じ込められた熱ですからね。なるほど、そうくるかと。
一発勝負とか、一気にってんじゃなくて。徐々に絡め捕り、徐々に締め付けて。
そして内側から熱くさせて、高みへと登り詰めさせていくと。これはね、一度味わったら忘れられないぞと。
アルのギターとハープ。ハイトのヴォーカル。どちらもじわじわと迫ってきます。ゾクゾクします。
ジャケットのインパクトも含めてね。キャンド・ヒートの最高傑作かなと思うのです。

どうにも。
こうにも。
エンジンに。
点火するのに。
時間がかかってね。

朝から。
昼過ぎても。
午後になっても。
夕方、暮れても。
活性化されずに。

なにかと。
聞き逃し。
見逃し。
夜になっても。
いま一つ。

それが。
真夜中過ぎ。
突然。
身も心も。
弾みだすんだよね。

真夜中過ぎ。
身の内から。
鳴りだして。
心の中まで。
響き始めて。

徐々に。
徐々にと。
じわじわ。
じわじわと。
迫って。登って。

真夜中過ぎ。
刻み出したら。
弾み出したら。
もう止まらない。
もう逃げられない。

真夜中過ぎ。
身も心も。
ブギーが始まる。
ブギーで転がる。
こいつが忘れられないんだな。

真夜中過ぎ。



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