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2014/03/29 Sat *僕の胸で / Betty Harris

20140329crytome


どうした。
そんな顔して。
なにかあった。
あったよな。
そうだよな。

話なよ。
いいから。
黙ってないで。
もしかしたら。
力になれるかも。

話せない。
巻き込めないって。
大丈夫。
望むところさ。
ほら。話して。

うん。
どうした。
あっ・・・
いいよ。
構わないよ。

泣くならさ・・・

『Cry To Me』'88年リリース。
フロリダ出身のソウル・シンガー、ベティ・ハリス。
ニューヨークに出て。付き人などの下積み経験を積んで。
ソロモン・バークのマネジャーに気にられて。
バークの「Cry To Me」をカヴァーしたら大ヒットして。
(ストーンズの「Cry To Me」はベティのヴァージョンを参考にしてるとも)
その後アラン・トゥーサンに気にられてニューオーリンズに活動拠点を移してと。
そんなベティの'60年代の録音を集めたP-VINEによる日本編集アルバムです。
どちらかと言えばシャウター・タイプと思われるベティですが。
「Cry To Me」なんかでは情感たっぷりに迫ってきますし。トゥーサンの要求もあったのか。
可憐さを強調した歌い方をしたりもしています。でもどこか力が入ってる感じがあって。
その抑え様としつつ、抑えきれないってところが。ベティの歌声に独特の魅力を与えてるかな。
迫力と可愛らしさ。それにニューオリンズ特有の大らかさも加わってるのかな。
'70年代に入ってからは目立った活動もなくいつのまにかシーンから消えてしまったベティ。
アーマ・トーマスとかと比較すると地味と言うか、迫力がありすぎたんですかね。
「Cry To Me」も私の胸でお泣きなさいってよりは、さっさと泣いて忘れんかいって感じだもんなぁ(笑)。
ソウルフルってよりはブルージーな感じがあって。胸にグッと迫ってくるとこがいいんですけどね。

いいよ、いいよ。
誰だってさ。
泣きたい時もあるさ。
気のすむまで。
泣いていいよ。

でも。
泣くだけ。
泣いたら。
話すんだぜ。
力になるからさ。

えっ。
そうなんだ。
それは酷いよな。
それは許せないな。
よし。わかった。話しつけてやるよ。

うん。
どうした。
止まらなくなっちゃった。
いいよ。
構わないよ。

泣くならさ・・・

僕の胸で。
気のすむまで。
泣けばいい。
気のすむまで。
こうしているから。

あぁ。
そうだよな。
許さないさ。
闘おう。
一緒だよ。

いつだって。
味方だよ。
いつだって。
信用してるよ。
いつだって・・・

胸の中。
震える肩。
愛しくて。
抱きしめようと。
そうっとね・・・

そんなところで。
目覚めてさ。
胸の中には。
あの娘はいない。
枕を抱きしめて・・・はいなかったけど。

この。
どうしようもない。
やるせなさ。
楽園から。
追放されたみたいでさ。

きっついよなぁ(苦笑)。



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