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2014/03/31 Mon *それでも春はやってくる / Shuggie Otis

20140331herecomessuggieotis


何があっても。
何かが変わっても。
何も変わらなくても。
兎にも角にも。
春はやってくる。

いい調子でも。
いま一つでも。
絶好調でも。
ボチボチでも。
春はやってくる。

早く目覚めようと。
なかなか起きられなくても。
こっちの都合など。
お構いなしに。
春はやってくる。

そうなんだ。
何処にいても。
誰であっても。
それでも。
春はやってくる。

『Here Comes Shuggie Otis』'70年リリース。
ジョニー・オーティスの息子にして天才ギタリスト、シュギー・オーティス。
昨年、奇跡の来日も果たしたシュギーのファースト・ソロ・アルバム。
既に父親ジョニーのアルバムにも参加。それを耳にしたアル・クーパーに見初められて。
アルとの共演も果していたとは言え。この時弱冠16歳ですからね。
まさしく天才少年現る、天才シュギーがやってきたって感じだったのではと。
アルバムに針を落とすと。いきなり独創的なフレーズやソロが飛び出してきて。
その煌めきの斬新さに驚かされます。基本的にはブルースなんですけど。
時代のせいかサイケデリックな空気も感じさせて自由に弾きまくっているかなと。
サイケで、ファンキーでと。その発想、その奏法には無限の可能性を感じさせます。
実に伸びやかに演奏してるのは、やはりジョニーがプロデューサーだからかな。
でも。時にマイケル・ブルームフィールドの影が過ぎったりするのは。
シュギーもマイケルもアルと共演して。その多大な影響を受けたからかもしれません。
影響を受けたブルース・マンの名前を挙げながらコピーしてみせる「Shuggie's Boogie」とかに。
ブルース・ギタリストとしての卓越した技量を感じさせますが。
それ以外のナンバーの型に嵌らない、枠を飛び越えていく演奏に。
次作以降に開花する多彩な才能の萌芽が見てとれるかな。しかし、いいギター弾くよなぁ。
余りに若くして春を迎え過ぎたのか。'70年代半ば以降失速した感があるのが残念かな。

何かがあるかな。
何かが変わるかな。
何も変わらないのかな。
兎にも角にも。
春はやってくる。

調子でるかな。
いま一つのままかな。
絶好調にならないかな。
ボチボチならいいかな。
春はやってくる。

早起きしてみようかな。
二度寝の誘惑には逆らえないよな。
こっちの思惑など。
お構いなしに。
春はやってくる。

そうなんだ。
何処にいても。
誰であっても。
それでも。
春はやってくる。

生まれたところとか。
育ったところとか。
学んだところとか。
働いているところとか。
関係なしに。

肌の色とか。
瞳の色とか。
信じてるものとか。
信じない自由とか。
関係なしに。

先が長くても。
可能性が多くても。
先が見えてきてても。
可能性が限られてきてても。
関係なしに。

それでも春はやってくる。

やってくるんだなぁ・・・



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