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2014/04/02 Wed *願わくは花の下にて春狂わん / Buddy Guy

20140402stonecrazy


もしも。
もしも。
本当に。
願いが。
叶うのであれば。

この。
花の下で。
その咲き誇り。
その舞い散る。
その下で。

己が。
思いを。
吐出して。
声にして。
そのままに。

思いのままに。
思いの中で。
狂ってしまいたい。
この妖しくも儚い。
その下で。

『Stone Crazy !』'81年リリース。
元々は'79年にフランスで録音され発売されたバディ・ガイのアルバム。
その音源をアリゲーターが買い取って米国で新装発売されたものです。
'70年代後半のバディって。商業的には不遇の時代だったはずで。
確か米国ではレコード契約も失ってたんじゃなかったかと。
いま、現在の活躍ぶりからすると想像つかないんですけどね。そんな時代もあったねと。
境遇に不満も抱いていただろうし。さぞかし鬱憤も溜まっていただろうしと。
その恨み、怨念を一気に爆発させたのがこのアルバム・・・なのかな。凄まじいです。
実弟であるフィル・ガイを含むバンドを従えて。ひたすら憑りつかれた様に弾きまくるバディ。
それも。なんと全6曲中、4曲がスロー・ブルースで。その執拗で異様なまでの響き。
溜めに溜めて。しつこく、ねちっこくどこまでも絡みついてくるかと思えば。
その溜めに溜めたものを、ここぞとばかりに一気に爆発させたりと。危険なことこの上ないです。
これ弾いてるバディも息もできないほどに張り詰めてたんでしょうけど。
聴く側もね。やっぱり息もできないくらいに追い詰められたりするのです。洒落になってません。
体調の悪い時に針を落としてはいけないアルバムです。心身ともに健全でないと対抗できません。
この異常なまでの緊張感の高さ、その持続、その突き詰め方。常軌を逸してるかな。
でも。その紙一重の危うさこそがバディの魅力ですからね。やっぱりこれくらいじゃないとねと。
まぁ、間違ってもヘヴィー・ローテーションにはならないはずなのですが。何故かこの季節にはね・・・

そうさ。
そうなんだ。
この胸に。
秘めた願いが。
叶うのであれば。

この。
花の下で。
その艶やかさと。
その香りの。
その下で。

己が。
思いを。
一度だけ。
天に叫んで。
そのままに。

思いのままに。
思いの中で。
狂ってしまいたい。
この美しくも脆い。
その下で。

そうさ。
そうなんだ。
もし。
本当に。
願いが叶うなら。

願わくは。
花の下にて。
春。
狂わん。
いま。この時に。

この。
思い。
その。
重さ。
感じるほどに。

いっそ。
この桜色の。
その下にて。
狂って。
しまいたくなるんだよ。



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