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2014/04/22 Tue *街は時々 / John & Yoko / Plastic Ono Band

20140422sometimeinnycityusorg


街は時々。

意味もなく。
理由もなく。
人を苛立たせる。
その煩さで。
その冷淡さで。

そこにいる。
そこで暮らしている。
それだけで。
そのことが。
無性に腹立たしくて。

その。
怒りのぶつけ処が。
見えないことも。
拍車をかけて。
独り。爆発しそうになる。

街は時々。

『Sometime In New York City』'72年リリース。
ヨーコとの連名となったジョン・レノン初の2枚組アルバム。
ニューヨーク、米国への移住決意後初めてのアルバムでもあって。
背景にはFBIやCIAも巻き込むことになる永住権を巡る闘いと。
そして活動家達との積極な交流と言う政治の季節があったと。
体制側は結構本気だったんだろうけど。ジョンはどうだったんだろうと。
なんかむきになる相手をおちょくってる様な感じもあって。
更に言えば反体制の活動も。真剣でありながら面白がってるふしもあって。
戦闘的でありながら、皮肉屋で気まぐれでってジョンの本質が表れてるかなと。
唾を飛ばして喚くんじゃなくて。唇の端に皮肉な微笑を携えて痛いところを突いていく。
ここまでするってことは。勿論本気ではあるんだけど面白がる気分の方が強かったにかなと。
で、面白がるってことは。それだけ。追い詰められてもいたってことで。
だから戦闘的になってるんだけど。照れ隠しもあって笑ってると。ジョンだよなぁ。
1枚目がスタジオ録音で。フィル・スペクターのプロデュースで音楽的な完成度も高く。
2枚めがライヴ録音で。フランク・ザッパとのフリーキーなジャムなんかもあって。
これを2枚組で世に問うってパラノイア的なところもジョンならではです。
そう。あらゆる面で。家庭に入ってしまう前ジョンの素顔が感じられるアルバムなのです。
新聞紙の様な手触りのジャケット。意図のあるインサート。米国オリジナルのアナログ盤で持っていたいかな。

街は時々。

意味は問わず。
理由も訊かず。
人を受け入れる。
その深さで。
見て見ぬふりで。

そこにいる。
そこで暮らしていける。
それだけで。
そのことが。
無性に愛おしくて。

その。
昂ぶりの落とし処が。
見えないことも。
拍車をかけて。
独り。絶叫しそうになる。

街は時々。

苛立ち。
闘い。
行き場なく。
拳が空を切り。
小石を蹴飛ばし。

昂ぶり。
愛し。
行き場なく。
両の手で空を抱きしめ。
水たまりを飛び越え。

そんなことを。
繰り返しながら。
今日も。明日も。
この街で。
生きている。

街は時々。



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