2014/04/26 Sat *もどかしさ / Faces
決して。
悪くはない。
嘆くほどでもない。
でもね。
なんだかね。
上手くいってる。
なんだろうけど。
思ったほどでもなくて。
だから。
なんともな。
落胆はしてない。
ほっとはしてる。
だけどさ。
いまひとつな。
スッキリしないんだよな。
もどかしさ。
『Long Player』'71年リリース。
フェイセズの2ndアルバム。
特殊ジャケットの多かったフェイセズですが。
ボール紙をミシンで縫い合わせただけって。
遊び心もここに極まれりと言った感じです。らしいですけどね。
こんな遊びが許された緩い時代もあったってことで。
またフェイセズのサウンドもその緩さが最大の魅力かなと。
チューニングも結構ラフで。リズムも時にもったたりして。
でも。それが様になると言うか、実にいい塩梅にカッコいいんですよね。
世界一酒量の多いロック・バンドだったと言うフゼイセズらしく。
その千鳥足のカッコ良さ。実に見事な千鳥足のロックンロールなのです。
特に2曲収録されているライヴにおけるラフでルーズでありながら。
ビシッと決めてみせる辺りは。本当にもう痺れちゃいます。
その2曲「Maybe I'm Amazed (恋することのもどかしさ)と「I Fell So Good」と比較すると。
どうにもスタジオ録音はその魅力を捉えきれていない。スタジオに持ち込めてないなと。
その、どうにもね。もどかしさが残るところ。それもフェイセズらしいと言えばそれまでかな。
何にしろ。フェイセズってのは実に御機嫌なロックンロール・バンドだったと。
それだけは確かなんだよな。この5人でしか生み出せないマジックが存在したんですよね。
決して。
まずくはない。
溜息つくほどでもない。
でもね。
なんだかね。
進んではいる。
なんだろうけど。
思うほどにはいかなくて。
だから。
なんともな。
悲嘆はしてない。
微笑んではいられる。
だけどさ。
いまひとつな。
ハッキリしないんだよな。
もどかしさ。
まぁ。
簡単に。
上手くいっても。
進んでも。
それはそれで。
面白くないし。
それでいいって訳でも。
無いんだけど。
そうなんだけど。
それはそれで。
どうにも。
この胸に残る。
この腕の届かない。
このやりきれなさ。
もどかしさ。
いつまで。
それを。
我慢で観るかな。
それを。
楽しんでいられるかな。
もどかしさ。
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