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2014/05/09 Fri *画竜点睛 / The Pretty Things

20140509getthepicture


画は。
見えている。
描いている。
線を引いて。
輪郭が出来る。

画は。
見えている。
描いている。
色を塗って。
色彩が浮かび上がる。

なんだけど。
どこか。
微妙なんだけど。
違うと言うか。
異なってると言うか。

見えているものと。
描いているもの。
その差は。
どこにあるのだろう。
どうして生まれるのだろう。

『Get The Picture ?』'65年リリース。
ストーンズをデビュー前に辞めたディック・テイラー率いるプリティ・シングス。
そのラフでワイルドな魅力が爆発した元祖パンク的な2ndアルバム。
ジャケットが髣髴とさせるようにフラワー・ムーブメント、サイケを先取りした様なナンバーも。
後に素行不良で解雇されるドラマーのヴィヴ・プリンスなんか寝ちゃってますけどね・・・
初期のストーンズも同じっちゃ同じなんですけど。とにかく勢い重視でガンガンいっちゃうと。
先ずはその威勢の良さや姿勢が生み出すビートがいいんですよねぇ。腰にくるんだよなぁ。
ベースにあるのはブルースやR&Bで。そこは踏む外さないものの。
その上に更に自分達の完成にひっかったたものを自由に描いて、塗り重ねてと。
ヘヴィーでファンキーなナンバーが基本ながらも。フォーキーなナンバーもあったりと。
録音にはジミー・ペイジも加わってるとの説もあって。レコード会社からの制約もあったんでしょうが。
それでも。割と好き勝手にやってる様に感じさせる辺りがプリティ・シングスの面目躍如かな。
特にオリジナル・ナンバーのセンスの良さ。ここらはもっと評価されてもいいんじゃないかと思います。
そして。スリム・ハーポの「Rainin' In My Heart」とか。ソロモン・バーク(ベティ・ハリス)の「Cry To Me」とか。
カヴァーもやってるのですが。特に「Cry To Me」の粗さと言うか、ガサツさと言うか。
そこがねプリティ・シングスならではで。凄く魅力的なんですが。ストーンズとの違いでもあったかなと。
魅力ではありながらも。ブレイクするには何かが異なっていた、欠けていたのかもしれません。

画は。
見えている。
滲み出ている。
線を引いて。
輪郭が形作られていく。

画は。
見えている。
溢れてきている。
色を塗って。
色彩が混じり合っていく。

なんだけど。
どこか。
微妙ではあるけれど。
違うんだろうな
異なってるんだろうな。

見えているものと。
出てきているもの。
その差は。
どこにあるのだろう。
どうして生まれるのだろう。

実は。
見えていない。
ハッキリしていない。
それも。
あるのかもしれない。

それとも。
見えているのに。
捉えきれていない。
それも。
あるのだろう。

どっちにしろ。
いずれにしろ。
埋まらない。
埋められない。
決まらない。

画竜点睛を欠く。

そいつが。
そいつは。
問題なんだよなぁ。



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