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2014/05/19 Mon *選んだのは / Gram Parsons

20140519grievousangel


残酷だよな。
悶々として。
焦がれて焦がれて。
どうしようもなくて。
生殺し。

せめてなぁ。
もう少しさ。
なんとかならんものかと。
通じ合ってるものもあるのだしと。
なんだかなぁ。

表面上は。
穏かに。
何事もない顔をして。
過ごしてはいるけれど。
これだけ・・・あれすりゃ。

それは・・・なぁ。

『Grievous Angel』'74年リリース。
キース・リチャーズの魂の兄弟、グラム・パーソンズ。
直前にグラムが夭折した為に遺作となってしまった2ndアルバム。
グラムとキースってのは本当に仲が良くて。ミックが嫉妬したって話もありますが。
その創りだすサウンドはカントリーの影響が大きい、大好きなんだなてくらいで。
正直。どこが。そこまで気が合う要因だったんだろうと思わなくもないのですが。
その創りだすメロディー、そして何よりもその甘い歌声に得も言われぬ魅力が溢れていて。
とても穏やかに心落ち着かせてくれる。その一方で。胸騒ぎを起こさせ悶々とさせる。
そんな双極性の魅力に満ち溢れているのです。一聴するとただ地味に聴こえたり。
ただ陽気なだけに聴こえもするのですが。何度も針を落としていると。ある日気づかされて。
その微笑の裏にある絶望故の優しさ、渇望故の焦げれる思い。胸に突き刺さるものがあります。
キースがストーンズより先に「Wild Horses」を世に出すことを許した気持ちがなんとなくわかります。
こんな音楽を創れる人間が側にいて。その生き様を見てたら魅せられずにはおれんだろうなとね。
このアルバムでは特にグラムの陰影に富んだ歌声に。特に悲しみを歌うその様に。
心を奪われる瞬間が何度もあるのですが。デユエット相手と言ってもいいエルミー・ハリス。
そのエミルーの歌声にも情感が篭っていて。グラムとエミルー、その魂の交換をも感じる気になります。
とにかく。様々な感情にさざ波を立てられて。やがて大きな感情の渦に巻き込まれる。そんなアルバムです。

残酷だよな。
生々しくて。
消しようにも消せなくて。
どうする気もないけど。
生殺し。

せめてなぁ。
もう少しさ。
なんとかなればなと。
通じ合ってはいるのだしと。
なんだかなぁ。

表面上は。
穏かに。
何事もない素振りで。
送ってはいるけれど。
これだけ・・・あれすりゃ。

それは・・・なぁ。

その。
胸の内。
身の内。
悶々と。
胸騒ぎ。

偶に。
訪れる。
至福のひと時。
その時の為に。
胸掻きむしられて。

その。
生々しさに。
焦がれて。
現実との。
陰影に打ちひしがれて。

それでも。
離れられない。
止められない。
繋がってるから。
交わってるから。

心が、魂が震えている。

残酷な天使。

選んだのは自分ではあるけれど。



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