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2014年5月

2014/05/28 Wed *街の片隅に / Ben E. King

20140528spanishharlem


その街の。
片隅に。
雑踏の。
傍らに。
その店がある。

信号を渡って。
歩道を歩きながら。
高鳴る胸を抑えてる。
看板が見えてくる。
ドアが開いている。

さり気無い風を装って。
店へと入る。
いらっしゃいませの声がする。
この声じゃないな。
それとなく店の奥へと向かう。

あっ!
こんにちは。
どうしたんですか?
うん、近くに来たからさ。
ありがとうございます。

その街の。
片隅に。
雑踏の中の。
その店に。
その娘がいる。

『Spanish Harlem』'61年リリース。
ドリフターズを脱退したベン・E・キングの1stアルバム。
ドリフターズのリード・シンガーとして人気を誇っていたキング。
ソロに転向して最初に放ったヒットが「Spanish Harlem」で。
この印象的なジャケットもその歌詞の一節からとられています。
アレサ・フランクリンやローラ・ニーロ等のカヴァーでも有名な名曲ですが。
このアルバムではB面のラストに収められています。これって珍しいかな。
米国盤って大体ヒット曲をA面1曲目にもってきますからね。自信の表れかな。
その「Spanish Harlem」にあやかったのか。ラテン系のナンバーが多数収録されていて。
「Quizas, Quizas, Quizas」とか「Besame mucho」なんてところも歌ってます。
再出発に当って。幅を広げよう、新しい色を付けようよの狙いもあったのかもしれません。
それらのナンバーを軽快に歌いこなすキング。深い声を持ちながらの独特の軽味。
ここらが後の「Stand By Me」の大ヒットにも繋がってるのかも知れませんね。
ソウルでありながら。誰でもが口ずさめるポップさもあって。その詩が心にスッと入ってくる。
「Spanish Harlem」もまさにそんなナンバーで。街の片隅にあるヒスパニック系のハーレムと。
そこに暮らす人々を一輪の赤い薔薇の生命力に例えて歌っていて。実に温かいのです。
そうだな。この温かさも。キングならではの持ち味ですね。ホッとするんだよなぁ。

その街の。
片隅に。
雑踏の。
傍らに。
その店があって。

信号を渡って。
歩道を歩きながら。
その笑顔を想像して。
看板が見えたぞと。
ドアが開いているぞと。

さり気無い風を装って。
店へと入る。
姿を見かけたらわざとあらぬ方を。
向いたりもして。
それとなく隣で棚に手を伸ばす。

あっ!
どうも。
珍しいですねこんな時間に。
うん、ちょっと暇だったからさ。
ありがとうございます。

その街の。
片隅に。
雑踏の中の。
その店に。
その娘がいる。

その。
屈託のない。
笑顔は。
その。
飾り気のない。
明るさは。

そう。
街の。
片隅に。
咲く。
一輪の薔薇の様で。

明るくしてくれる。
温かくしてくれる。
たわいもない会話をしながら。
ちゃんと趣味を把握してる。
そのセンスも好きで。

そう。
街の。
片隅に。
咲く。
一輪の薔薇の様で。

だからね。
偶に訪ねた時に。
お休みだったりすると。
ガックリするんだよなぁ。
おいおいなんなんだよと。

まぁ。
その娘も。
会えないと。
淋しがってるらしいので。
良しとしますかね。

街の片隅に。
一輪の薔薇が咲いている。



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2014/05/27 Tue *時には裸の王様でも / Solomon Burke

20140527kingsolomon


時には。
裸の王様でも。
いいんじゃないかと。
外の事も。
外の声も。

時には。
受けつけない。
そんな時間ってのも。
悪くないんじゃないか。
必要なんじゃないか。

そりゃな。
人の意見とか。
世の知見とか。
必要だけど。
先ずは自分がなきゃさ。

だから。
時には。
例え裸でも。
俺が王様だ。
それでもいいかなと。

『King Solomon』'68年リリース。
キング・ソロモン、ソロモン・バークのアルバム。
オーティス・レディングが亡くなった翌年のアルバム。
どう思ってたのか。何か感じるものはあったのかな。
だってね。もしオーティスが表れてなかったら。
サザン・ソウルのキングは間違いなくソロモンだったんじゃないかなと。
なんたって9歳で教会で歌い始めて。少年説教師として活躍して。
14歳(だったかな?)でプロの歌手になっちゃったんですからね。
ソロモンもやはり天から才を与えられたソウル・シンガーなんですよね。
その深く味わいのある歌声に。やはり心つかまれて引き摺り込まれるのです。
どちらかと言うと。ジャンプ系やアップのナンバーよりも。
ミディアムからスロー・バラードによりその才能が発揮されていて。魅力があって。
それ故か。日本ではオーティスやウィルソン・ピケット程の人気は無いみたいですが。
いやいやと。ミディアムやスロー・バラードの魅力が深すぎるだけで。
ジャンプ系やアップも凄いんだぞと。ちゃんと聴こうよと。それだけ偉大なのですが。
でも。スロー・バラードかな究極は。ゴスペルの香り充満するその世界は。
そうですね。もう本当に。ソロモンの王国なんですよね。それで良かったんだよな。
ソロモンにはソロモンの世界が、王国があって。それは誰もが認める圧倒的なものだった。それで良しと。

時には。
裸の王様に。
なってしまおうじゃないかと。
外の事も。
外の声も。

時には。
忘れ去ってしまう。
そんな時間ってのも。
無くちゃいかないんじゃないか。
絶対に必要だよなと。

そりゃな。
人の知識とか。
世の流行とか。
知らずにはだけどさ。
先ずは自分は何者かだからさ。

だから。
時には。
例え裸でも。
俺が王様だ。
それでもいいかなと。

どんな世界。
どんな王国。
そこで。
王様になれるのは。
どんな自分。

時には。
裸になって。
自分独りで。
考えてみるのも。
思ってみるのも。

ありなんじゃないかと。
裸一貫で。
考えて。
思って。
これなら俺は王様だと。

そんなものを。
探してみるのも。
時にはだけど。
悪くはない。
必要なんじゃないかなぁ・・・



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2014/05/26 Mon *心が痛むのは / Otis Redding

20140526paininmyheart


胸が。
震えるのは。
柔らかいところが。
心が。
痛むのは。

誰のせいでもなく。
何のせいでもなく。
自分が。
決めたから。
そうしてしまったから。

そんなこと。
承知してる。
選んじまったんだから。
でもなぁ。
それでも。時には。

仕方ねえなぁと。
そんな時もあるさと。
誰かに口にしてもらいたい。
少しだけ楽にしてほしい。
夜ってのもあるんだな。

『Pain In My Heart』'64年リリース。
あのオーティス・レディングの1stアルバム。
もう。それ以上の言葉なんて必要としないアルバム。
この時、オーティス22歳かな。それでこのジャケットの貫禄。
そして。その歌声の迫力と。滲み出る情感。これ以上何を求めるのか。
未だリトル・リチャードの影響も残り。その表現には素朴さもあり。
それでいて。例えばサム・クックのナンバーもベン・E・キングのナンバーも。
既にオーティス色に染め上げています。ましてやオリジナルにおいては・・・
一体、どれだけの才能を天から与えられてこの世に降り立ったのかと。
驚愕せざるを得ません。これ聴いて胸が震えなかったら。心がざわめなかったら。
ソウルとは縁が無かったと思って諦めるしかないんだろうな。
特に。バラードにおける。熱く温かく。そして自然に染み入ってくるその歌声、魂。
どれだけの人が。オーティスの歌声に、魂に抱き止められて救われたか。
神も仏も信じませんが。オーティスの歌声に宿る何ものかだけは信じてもいいかな。
1stアルバムとしての衝撃は。例えばストーンズやビートルズ、ザ・フーのそれに並ぶかな。
そんなオーティス。実働は10年にも満たず。このアルバムでメジャーに進出してから。
僅か4年程でこの世を去ってしまうんですよね。恐ろしく太いその人生。でもね・・・やっぱり神も仏も信じないな。

今夜も。。
胸が震え
心が痛み。
柔らかいところが。
ざわめくのは。

誰かのせいにそようと。
何かのせいにしようと。
自分が。
選んだから。
足を踏み入れたから。

そんなこと。
覚悟してた。
進んじまったんだから。
でもなぁ。
それでも。偶には。

まぁ、いいさと。
そんな事もあるさと。
誰かに肩を叩いてほしい。
ひと時だけ息をつかせてほしい。
夜ってのもあるんだな。

心が痛むのは。
自分が決めたから。
自分が選んだから。
承知してる。
覚悟してる。

それでも。
手が届かない。
腕が届かない。
心が届いても。
どうしようもない。

それを思う夜にはね。

心が痛むのは・・・仕方がないのだけれど。



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2014/05/25 Sun *薔薇が咲いた / The Rolling Stones

20140525flowersrsus


薔薇が咲いた。
今年も。
何とか咲いてくれた。
これで。
三季目なのかな。

何種類か。
植えたのだけど。
不思議なもので。
最初に花を咲かせるのは。
年によって異なって。

白だったり。
桃色だったり。
黄色だったり。
何でだろうな。
水も愛情も平等に注いでいるのだが。

今季は。
黄色が最初で。
その後は。
桃色が頑張ってる。
ひょっとして。人の心が読めるのか。

『Flowers』'67年リリース。
ローリング・ストーンズの米国での10枚目のオリジナル・アルバム・・・
まぁ、そういうことになってますが。どう考えても編集アルバムの類だよな。
それもフラワー・ムーブメント、サマー・オブ・ラブにもろに便乗しちゃったってね。
当時の米国では1枚のアルバムに収録できる曲数に制限があって。
英国盤のみに入ってたナンバーも聴けるし。完全に未発表なナンバーもあったので。
まるっきり価値の無いアルバムとは言わないまでも。やっつけ仕事ではあるよなぁ。
ここらはあのモンタレー・ポップ・フェスティヴァルの立役者の1人でもあったルー・アドラー。
そのアドラーの仕掛けだったみたいで。アルバムのコンセプトもタイトルも全部アドラーによるんだとか。
まぁ、なかなか山師、商売人としては優秀だったってことですかね。嫌いなタイプではないな(苦笑)。
さて。アルバムとしての統一感なんか求めようもない選曲の筈なんですけど。これが不思議と。
「Ruby Tuesday」「Have You Seen Mother Baby, Standing In The Shadow?」で始まって。
「Let's Spend The Night Together」「Lady Jane」「Out Of Time」と続くと。
不思議と知らない筈のあの夏の香りを感じたり、一度訪れたヘイト・アシュベリーを思い出すから。
まぁ、それだけストーンズのナンバーってのは時代と寝ながらも時代を超越してるってことなのかな。
しかし。B面は流石になぁ。他人への提供曲のデモ・トラックとかさぁ、まぁ貴重ではあるけれど。
そして完全に未発表だった「My Girl」のカヴァー。これだけは永久にお蔵入りさせときゃ良かったものを・・・
そうそう。ブライアンの枝にだけ葉がついてないのが不吉だなんて話も昔はありましたっけね。

薔薇が咲いた。
今年は。
早々と咲いてくれた。
今までで。
一番早かったかもな。

何種類かで。
競い合ってるのか。
支え合ってるのか。
最初に顔を見せてくれるのは。
いつも異なっていて。

白だったり。
桃色だったり。
黄色だったり。
何でだろうな。
水も愛情も平等のつもりではあるけれど。

今季は。
黄色が最初で。
その後は。
桃色が頑張ってる。
ひょっとして。人に気を遣ってるのかな。

薔薇が咲いた。
ただそれだけ。
今年も咲いた。
そう。それだけ。
でも笑顔になれる。

薔薇が咲いた。
ただそれだけ。
今年も咲いた。
そう。それだけ。
でも。朝カーテンを開けるのが楽しみになる。

カーテン開けて。
窓も開けて。
水を注いで。
愛を囁いて。
そっと触れてみる。

薔薇が咲いた。



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2014/05/24 Sat *即興勝負 / Keef Hartley Band

20140524littlebigband


下手に。
時間があって。
猶予もあって。
でもって。
色々と考えると。

下手に。
時間があるから。
あの手この手と。
数手以上考えて。
色々あるじゃんと。

喜んでは。
みるものの。
いざ、実践に移すとなると。
さて、どうしたものかと。
色々あり過ぎるんじゃねと。

面子も。
手数も。
策も。
色々で。
どっから始めるんだよと。

『Little Big Band』'72年リリース。
キーフ・ハートリー・バンドの5thアルバム。
ハートリーにミラー・アンダーソンと言った鬼才を擁して。
個性的なブルース・ロックやジャズ・ロックを奏でていたキーフ・ハートりー・バンド。
まぁ、とにかくハートレーはあの気難しいジョン・メイオールにも気に入られていたらしいし。
そのヘヴィでタイトで。独特のノリを持つドラマーとしての才能は高いし。
アンダーソンもそのソウルフルでジャージーな歌声は英国屈指のものだと思われるし。
だけど。まぁ、よくある話ではありますが。そう言ったバンドに限って商業的には成功しないと。
もっとブルージィーにとか、もっとソウルフルにとか、もっとジャージーにとか。
アルバム制作する度に議論してたんだろうな。で、なんだかんだでどっちつかずになったりとか。
ハートリーとアンダーソン。特にハートリーは強烈な個性の持ち主みたいだしな。
それで。結局。だったらライヴで即興でやりたい様にやってみたらいいもん出来るかもと思ったのか。
マーキー・クラヴで2日間のライヴを行って。それを録音して。アルバムにしてみたと。
しかしいきなり11人もホーン・セクションが参加してるってのはなんなんですかね。
結果総勢16名のビッグ・バンドになっちゃってます。しかしこれが見事に一体感のある演奏になってると。
もう、ブルースもソウルもジャズもなくて。熱意のままに融合して爆発してるんですよね。
事前にある程度の打ち合せはあったんでしょうが。もう、そんなものすっ飛んじゃって。渦を巻いてると。
超ファンキーなんですよね。凄くカッコ良くて。即興勝負大正解。下手な考え休むに似たりです。
でも。これ1枚なんだよなぁ、この路線。そのまま続けてたら・・・でもそれじゃ即興には成らなかったか・・・

下手に。
時間があって。
猶予もあって。
色々と考えるのが。
いけないんだな。

下手に。
時間があるから。
あの手この手と。
在りもしないのに思い浮かべるのが。
いけないんだな。

考えてはみるものの。
思い浮かべてはみるものの。
実践に移す手段となると。
色々とある様で無いことに。
気づいてないのがいけないんだな。

面子も。
手数も。
策も。
実践で使えて。
初めて意味を持つんだよと。

だったら。
もう。
こうなったら。
下手な考え止めて。
即興勝負。

出てみて。
奏でてみて。
やってみて。
後は反応を。
どう融合するかを見てみよう。

なんて。
結局。
また。
色々と考えてる。
土曜日の夕暮れ時(笑)。



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2014/05/23 Fri *開封注意 / Solid Senders

20140523solidsenders


開封注意。

気をつけて。
開けて下さいよ。
ちょいとばかり。
仕込ませてもらいましたから。
先制攻撃ってとこかな。

そっちの。
ガードが堅い。
頭が固い。
そうれだったら。
突破口を開かなきゃならないんで。

スパッとね。
切れ味の鋭いのを。
同封させてもらいましたので。
くれぐれも。
指先には注意ってところかな。

『Solid Senders』'78年リリース。
ウィルコ・ジョンソンがドクター・フィールグッズ脱退後に結成したバンド。
ソリッド・センダーズの1stにして結果的に唯一となってしまったアルバム。
恐らくはパーマネントなバンドととしてやっていく意思がウィルコにはあった筈で。
他のメンバーのナンバーも取り上げて、リード・ヴォーカルも譲ってと。
民主的な運営(?)に力を注いでいます。フィールグッズでの反動かな、この辺りは。
録音がいいせいか。ウィルコのマシンガン・ギターが切れ味も鋭く響き。
何とも心地良いかな。でも、そこは民主主義。キーボードなんかも聴こえてきて。
バンドと言う形態に対する拘り、フィールグッズへの対抗意識が十分に感じられます。
わりと勢いでアルバム仕上げちゃうウィルコにしては、だから丁寧に仕上げられていて。
故に一聴すると。違和感を感じるかもですが。なんのなんの仕込まれた刃は鋭いぞと。
サウンドだけで言えば。ここまでウィルコのギターの切れ味をストレートに捉えてるのは珍しいかな。
「Dr. Dupree」なんて後年までライヴでやってたナンバーもあって。思いだすと熱くなってきたりして。
後ね、鋭いながらも楽しそうなんですよね。笑いながらマシンガンをぶっ放してる感じかな。
ここらはフィールグッズ脱退前後の諸々のストレスやプレッシャーから解放されたからなんでしょうね。
それにしても。鉈を思わせるギタリストは他にもいるけど。ウィルコは剃刀だよなぁ。
だから遠くからだとマシンガンで撃たれるんだけど。迂闊に近づいたらスパッと切られる様なね。
それがもう。快感として沁み込んじまってるからなぁ。どうしようもないよなぁ(笑)。

開封注意。

気をつけて。
読んで下さいよ。
ちょいとばかり。
仕込ませてもらいましたから。
理論武装ってとこかな。

そっちが。
知識がない。
知恵も出こない。
そうれだったら。
こっちから仕向けなきゃならないんで。

スパッとね。
近寄れば怪我する様なのを。
同封させてもらいましたので。
くれぐれも。
処理には注意ってところかな。

口論も。
喧嘩も。
好むところでは。
ないけれど。
放棄されたままってのは。

許せない。
否、面白くなってきちゃうんだな。
そっちがその気なら。
こっちも本気になっていいんだねって。
思わず微笑んじゃうんだな。

ちょっと。
動けば。
考えれば。
それなりの。
武器ってのは揃うので。

はてさて、
どうでるか。
どう対応するのか。
暫し様子見で。
楽しませてもらいましょうか。

開封注意。



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2014/05/22 Thu *自分で決めよう / Ian Dury & The Brockheads

20140522doityourself_2


そうか。
そんなのも。
ありましたね。
そうでしたね。
でも、ちょっとな。

そうだ。
そんなのも。
あったんだな。
そうでしたね。
でも、違うかな。

えっ。
そんなのも。
あるんですか。
そうですか。
そうか、面白そうですね。

うん。
そんなのなら。
探してみようかな。
そうですね。
それで、楽しめたなら。

自分で決めよう。

『Do It Yourself』'79年リリース。
イアン・デューリーとブロックヘッズの2ndアルバム。
壁紙のパターンをモチーフにしたジャケットは一説では30種類近くあるんだとか。
確かにレコード屋で見る度に異なるジャケットだもんなぁ。
デューリーのコレクター(いるのかな?)は大変だろうなぁ。
さて。何と言っても。デューリーの魅力はその下世話な人間臭さにあると思うのですが。
ブレイクした直後(真最中?)に録音されたせいかその辺りがやや洗練されてるかな。
とか言いつつも。独特のファンキーなサウンドを従えたその歌声は十分に如何わしいんですけどね。
1stアルバムが大ヒットしただけに。どうしても地味な印象は拭えないんですけどね。
でも実に。その楽曲も歌声も魅力的なんだよなぁ。ロンドンの、パブの匂いがプンプンするし。
それと。やはり独特の弾み方、うねり方をするサウンド、特にリズム隊。これが何ともカッコ良くて。
こいつが腰にくるんですよね。で、一度やられるともう癖になっちゃうんだよなぁ。
それでまた馬鹿騒ぎしている様でクールだったりするからなぁ。そこも堪らないんだよなぁ。
クールに決めながら。その一瞬、一瞬をファンキーに楽しんでみせる、鳴らしてみせる。
なかなかできるこっちゃないかなと。うん。これが出来たら御機嫌だよな。面白いよな。楽しめるよな。
このアルバムを最後にチャズ・ジャンケルが脱退して。ブロックヘッズ本来のサウンドは失われて。
その意味では。最後の輝きを放ってるアルバムとも言えるんだけど。うん、ここには快楽があるんだよな。

そうです。
それは。
読んだんですけどね。
そうですね。
ちょっとな。違ったかなと。

そうでした。
そんなのも。
学んだんですけどね。
そうなんですよ。
ちょっとな。そこまではなと。

えぇ。
そいつはね。
読んでもないし。
学んでもないし。
そうか、未だあるんだな。

うん。
そんなのなら。
探してみますよ。
そうですね。
それで、楽しめたなら。

自分で決めよう。

読んで。
学んで。
何よりも。
感じて。
くるものがあったなら。

それが。
腰にきて。
癖になって。
弾むなら。
面白く。楽しく。

クールに。
決めて。
ファンキーに。
やれるなら。
そいつはね。

自分で決めよう。
そして。
自分でやってみよう。
そこからしか。
開けてこないかもしれないし。

先ずは。
自分で決めよう。



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2014/05/21 Wed *SOS、SOS / 999

20140521nineninenine


緊急事態。
救難信号。
送らないと。
駄目かもね。
助けがいるかもね。

110番でも。
119番でも。
何でもいいから。
呼ばないと。
持たないかもしれないね。

でも。
待てよ。
なんて言うんだ。
どう説明するんだ。
原因はハッキリしてるけど。

それを告げて。
どうする。
どうなる。
呆れられておちじゃないか。
誰にもどうしようもないってな。

自分で。
自分自身で。
なんとかなるでしょ。
なんとかしなさいと。
そうではあるけれど。

『999』'78年リリース。
ロンドン出身の4人組999の1stアルバム。
999ってのはイギリスの緊急電話の番号で。
バンド名はクラッシュの歌詞に出てくるその番号からつけたんだとか。
その意味では出自は硬派なパンク・バンドの筈ですが。
メロディーはキャッチーでポップだし。時にユーモラスな感じもあるし。
それが999の個性ってことですかね。ジャケットも妙にカラフルだし。
十分にパワフルでスピーディーで。確かにパンクなんだけどね。
変拍子のナンバーとかもあってファンクぽかったりと。面白いなと。
なんだろう。ジャケットと同じでパンクでもモノラルじゃなくてカラフルなんだよな。
だからかな。アルバム通して聴いてても飽きがこないんだな。
シングル盤はいいんだけど。アルバムはきついってパンク・バンドも多いですからね。
そのせいか。パンク・バンドとしては結構生き延びたほうで。
何枚もアルバム創ってて。そのうちの1枚を先日借りて回したのですが。
それも吃驚するくらいカッコ良かったんですよね。でも今一つブレイクしなかったみたいで。
その場の結論じゃルックスに難があったからだってことになったのですが(笑)。
このジャケットを見る限り、そうでもないよな。その後のオッサン化が早かったのかな・・・

緊急事態。
救難信号。
送ってみるか。
駄目もとでもね。
助かるかもわからんし。

110番でも。
119番でも。
何でもいいから。
呼んじゃうか。
それから考えてもいいんだしな。

でも。
待てよ。
なにを助けてもらうんだ。
どう助けてもらうんだ。
原因はハッキリしてるけど。

それを取り除いて。
どうにかする。
どうとでもする。
それは彼等の役目じゃないよな。
俺以外にどうしようもないからな。

自分で。
自分自身で。
なんとかするんだよ。
なんとかするんだろ。
そうではあるけれど。

せめて。
話したい。
打ち明けたい。
この胸の内を。
洗いざらい。

でないと。
膨らんで。
破裂して。
溢れて。
止められなくなりそうで。

だから。
今日だけ。
今だけ。
今ひと時だけでも。
SOS、SOS・・・



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2014/05/20 Tue *いつの時代でも / Generation X

20140520generationx


他人のことなんか。
偉そうに言えたもんじゃない。
今では。
少しは丸くなって。
かなり大人しくはしてるものの。

なんなんんだ。
お前達は。
何を考えてるのか。
さっぱり理解出来ん。
そう言われてきたんだからな。

まぁ。
こっちだって。
ジジイどもの言うことも。
考えてることも。
さっぱり理解できなかったし。

そもそも。
理解しようとも思ってなかったしな。
だいたいさ。
自分がジジイになるなんて。
思ってもなかったもんな。

それがなぁ・・・

『Generation X』'78年リリース。
数あるパンク・バンドの中でもアイドル的な感が強かったジェネレーション・X。
元々はチェルシーから脱退した3人にビリー・アイドルが合流したって話ですが。
どうなんだろう。かなりマネージメント側の策略があったんじゃないかとも思いますが。
現にそのヴィジュアル面から各レコード会社間で争奪戦があったって話もありますからね。
でも。ルックス重視と思われながら。これが実に生きのいいロックンロールだったりするんだな。
バンド名からも推測出来る様に。やたらと新世代の旗手みたいな役割を期待されてたんだろうけど。
基本はパンキーでキャッチーなロックンロール、パワー・ポップが持ち味で。
要は爽快なロックンロールってことなんですよね。まぁ、多少リズムに変化をつけたりはしてますが。
肥大化してたロック・シーンを原点に回帰させたのがパブ・ロックで、パンク・ロックでと。
結局ね。いつの時代でも。時代が行き詰れば。それを打破してシンプルなものにする流れが出てくると。
ストーンズとかもそうだったし、グラムの連中もそうだったし。オアシスとかでもそうだったんじゃないjかと。
そうすると。結局。新人類だろうが、恐るべき世代であろうが。その原動力と目指すとこは一緒なのかなとかね。
ただその中でも。パンクってのはその性急さが際立ってはいるので。それだけ追い込まれてもいたのかな。
それでも尖がるだけでなく。キャッチャーなところ。それでこそロックンロールだなと。
そう。パンクもロックンロールですからね。いつの時代でも。多少色合いは違ったとしても。
打開して。扉を開けて走り出していくのはロックンロールなんですよね。後年のビリーには失望したけど・・・

他人のことなんか。
偉そうに言うつもりなんかない。
今でも。
完全には丸くなれないし。
大人しいと思ってるのは自分だけ。

なんなんですか。
貴方は。
そんな考えが通じますか。
少しは協調性を持って下さいとか。
未だに言われてるんだからな。

まぁ。
こっちだって。
相変わらず。
奴等の言ってることも考えてることも。
さっぱり理解できなかったりするしな。

ただな。
そんな理解できない奴等がさ。
時によってはさ。
俺よりも年下になるとは。
思ってもなかったもんな。

そいつはなぁ・・・

なんでも。
かんでも。
無視したり。
習慣を破ったり。
破壊したり。

すればいいとは思わない。
でもただ黙って。
疑わずに。
従って。
扉を開けもしないってのはなぁ。

他人のことなんか。
偉そうに言えないけど。
おかしいと思うことだって。
息苦しい時だって。
あるだろうに。

そんな時は。
いつの時代でも。
ちょいと尖がって。
扉を蹴破って。
シンプルに突っ走る。

それしかないんだけどな。

まぁ、結果がどうなるかは知らないけどね(笑)。



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2014/05/19 Mon *選んだのは / Gram Parsons

20140519grievousangel


残酷だよな。
悶々として。
焦がれて焦がれて。
どうしようもなくて。
生殺し。

せめてなぁ。
もう少しさ。
なんとかならんものかと。
通じ合ってるものもあるのだしと。
なんだかなぁ。

表面上は。
穏かに。
何事もない顔をして。
過ごしてはいるけれど。
これだけ・・・あれすりゃ。

それは・・・なぁ。

『Grievous Angel』'74年リリース。
キース・リチャーズの魂の兄弟、グラム・パーソンズ。
直前にグラムが夭折した為に遺作となってしまった2ndアルバム。
グラムとキースってのは本当に仲が良くて。ミックが嫉妬したって話もありますが。
その創りだすサウンドはカントリーの影響が大きい、大好きなんだなてくらいで。
正直。どこが。そこまで気が合う要因だったんだろうと思わなくもないのですが。
その創りだすメロディー、そして何よりもその甘い歌声に得も言われぬ魅力が溢れていて。
とても穏やかに心落ち着かせてくれる。その一方で。胸騒ぎを起こさせ悶々とさせる。
そんな双極性の魅力に満ち溢れているのです。一聴するとただ地味に聴こえたり。
ただ陽気なだけに聴こえもするのですが。何度も針を落としていると。ある日気づかされて。
その微笑の裏にある絶望故の優しさ、渇望故の焦げれる思い。胸に突き刺さるものがあります。
キースがストーンズより先に「Wild Horses」を世に出すことを許した気持ちがなんとなくわかります。
こんな音楽を創れる人間が側にいて。その生き様を見てたら魅せられずにはおれんだろうなとね。
このアルバムでは特にグラムの陰影に富んだ歌声に。特に悲しみを歌うその様に。
心を奪われる瞬間が何度もあるのですが。デユエット相手と言ってもいいエルミー・ハリス。
そのエミルーの歌声にも情感が篭っていて。グラムとエミルー、その魂の交換をも感じる気になります。
とにかく。様々な感情にさざ波を立てられて。やがて大きな感情の渦に巻き込まれる。そんなアルバムです。

残酷だよな。
生々しくて。
消しようにも消せなくて。
どうする気もないけど。
生殺し。

せめてなぁ。
もう少しさ。
なんとかなればなと。
通じ合ってはいるのだしと。
なんだかなぁ。

表面上は。
穏かに。
何事もない素振りで。
送ってはいるけれど。
これだけ・・・あれすりゃ。

それは・・・なぁ。

その。
胸の内。
身の内。
悶々と。
胸騒ぎ。

偶に。
訪れる。
至福のひと時。
その時の為に。
胸掻きむしられて。

その。
生々しさに。
焦がれて。
現実との。
陰影に打ちひしがれて。

それでも。
離れられない。
止められない。
繋がってるから。
交わってるから。

心が、魂が震えている。

残酷な天使。

選んだのは自分ではあるけれど。



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2014/05/18 Sun *撃っちまうその前に / The Gregg Allman Band

20140518justbeforethebulletsfly


予感。
間違いのない。
予感。
それが。
いま変わろうとしている。

実感。
この手に残るであろう。
実感。
そいつに。
なろうとしてやがる。

そう。
今のまま。
そのまま。
進めば。
確実に。

引金を弾かざるを得なくなる。
弾丸が発射される。
確実に。
炸裂する。破壊する。
だから。その前に。

『Just Before The Bullets Fly』'88年リリース。
グレッグ・オールマン・バンドとしての2枚目のアルバム。
グレッグのソロ・アルバムとしては5枚目にあたるアルバムだったかな。
グレグってね。一時期相当イメージ悪くって。
ドラッグ裁判で司法取引して自分だけ有利になる証言してスタッフ売ったとか。
オールマン・ブラザーズ・バンドが最初に解散した時に。
当時愛人だったシェールとジャケットも内容も甘ったるいアルバム作ったりとか。
それこそオールマン関係の諸悪の根源みたいな言いかたされてた時期もあったっけ。
まぁ、兄のデュエインがあれだけの才能があって。夭折しちゃったからね。
兄弟にしか分からない苦悩もあったろうし。世間には賢兄愚弟みたいに言う奴もいたろうし。
それで確か'70年代の後半から10年間ほど沈黙期間に入っちゃうんだけど。
その間に。何があたかはしらないけど。このアルバムの前作から何か吹っ切れたみたいで。
原点回帰して。ストレートなサザン・ロック・サウンドに戻って。渋い歌声を聴かせてと。
そうだよ。グレッグ。みんなこれを待ってたんだよって。そんな受け入れ方をしたっけかな。
特にクラレンス・カーターの「Slip Away」のカヴァーなんて。ちょっと感動的だったかな。
アルバム全体としては甘いところもあって。悪い癖も顔を出すんだけど。
でも。ここで吹っ切って。このアルバムを創り上げたからこそ。グレッグは暴発しなくて。
暫くしてオールマン・ブラザーズ・バンドも復活を果たすことが出来たんですよね。

予感。
生まれてしまった。
予感。
それは。
いつか変わるに違いない。

実感。
この手でやり遂げるであろう。
実感。
そいつは。
日増しに確かになりやがる。

そう。
今のまま。
そのまま。
放っておけば。
確実に。

引金を弾かざるを得なくなる。
弾丸が乱射される。
確実に。
暴発する。破滅する。
だから。その前に。

この手が。
この手で。
撃っちまうその前に。
けりをつけなきゃ。
ならないんだ。

この心が。
この身体が。
この手が。
その誘惑に。
負けちまうその前に。

何をしても。
どんな手を使っても。
止めなきゃならないんだ。
だってな、もう。
引金に指は掛ってるんだから。

撃っちまうその前に。



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2014/05/17 Sat *滑らかに、濃厚に、そして・・・ / The Paul Butterfield Blues Band

20140517goldenbutter


土曜日。
何事もなく。
朝早く目覚めて。
ふっと。
息をついて。

そっか。
今日は一日。
ゆっくりと。
ゆったりと。

過ごせるな。
過ごせばいいなと。
そうね。
滑らかに。
濃厚な時間をとね。

まっ。
そうすると。
余裕こきすぎて。
その実。
結構・・・だったりもするんだけど。

『Golden Butter』'72年リリース。
解散直前に編集されたポール・バターフィールド・ブルース・バンドのベスト・アルバム。
これが恐らく初のベスト・アルバムで。実は結構な枚数のオリジナル・アルバムがあって。
それなりに万遍なく選曲されている様で。A面とB面が全曲1stと2ndからのナンバーってのは。
やっぱり。マイク・ブルームフィールドとエルヴィン・ビショップ。2人のギタリストが揃い踏みしてた時代。
あの時代こそが黄金時代だったって意識がレコード会社側にもあったってことでしょうか。
あの2枚は誰がなんと言おうと。ブルース・ロック史上に残る大傑作ですからね。
ポール・バターフィールド・ブルース・バンドが存在しなかったら米国のブルース・ロックは無かったんじゃないかと。
自分としては英国で言えばそれこそブルースブレイカーズどころかクリームにも匹敵すると思ってますが。
オムニバス・アルバムの『What's Shakin』からも2曲選曲されていたりと。それなりに工夫もあって。
ここらは。この時点でデビューから数年経ってるので。新しいファン向けのサービスだったりもしたのかな。
ブルームフィールドが脱退し、ビショップも脱退してと。編成を変えざるを得なくなって。
またバターフィールドも意外に新しもの好きと言うか、好奇心旺盛なタイプだったみたいなので。
3rdアルバム以降はジャズの色が濃くなったり、ソウルフル・・・殆どソウルなナンバーがあったりと。
バラエティに富んでいたりもして。うまいことその辺りの変遷も捉えてるかなって気はします。
それでも根底に脈々とブルースが流れているのがね。やっぱりいいって言うか、嬉しいかな。
バターフィールドもブルームフィールドも亡くなってしまって。ビショップは現役だけど地味だしなぁ・・・
それでもここに記録されている彼等の時代はまさしく黄金の輝きを今でも放っていると思うのですけどね。

土曜日。
何事もなく。
昼下がりまで過ぎて。
ふっと。
お腹空いたなと。

そっか。
今日はパスタでも。
ゆっくりと。
ゆったりと。

茹でながら。
昼間からギネスでもねと。
そうね。
滑らかに。
濃厚な時間をとね。

まっ。
そうすると。
余裕見せ過ぎて。
その実。
結構・・・だったりもするんだけど。

何も無く。
何事もなく。
ゆっくり。
ゆったりと。
過ごせると。

こいつは。
滑らかに。
時が流れて。
濃厚に。
時が過ごせて。

そして・・・
そいつが。
いい具合に。
いい塩梅に。
融合して。

上手く。
行った時の。
焦がしバターの。
ハシバミ色の様な。
時に、一日に。なる様にと。

滑らかに。濃厚に。そして・・・ね。



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2014/05/16 Fri *アレンジ / Hot Tuna

20140516hoppkorv


世の中には。
便利なことに。
レシピってものが。
そりゃ。
星の数ほどもあって。

ご丁寧に。
材料とか。
調味料とかの。
分量まで。
ご指導頂けるので。

そのまま。
鵜呑みにして。
従えば。
間違いは無し。
それなりに仕上がるんだろうけど。

そいつは。
ちょいと
工夫もなにも無いってか。
第一。
面白くも何とも無いんじゃないのと。

『Hopp Korv』'76年リリース。
米国西海岸のブルース・ロック・バンド、ホット・ツナ。
元々はジェファーソン・エアプレインのヨーマ・コウコネンとジャック・キャサディのプロジェクトで。
ジェファーソン本体とは別に好きなブルースをやりたくて始めたものだったのが。
段々とプロジェクトに熱が入って。確かこのアルバムの頃には本体は脱退していたのではと。
1stアルバムから暫くはアコースティック主体だったのが。徐々にエレキも導入されていって。
このアルバムではすっかりエレクトリックなブルース・ロック・バンドとなっています。
コウコネンとキャサディに加えて何人かが参加してますが。どこまでが正式メンバーだったのか。
このあたりの緩い共同体みたいなところが元ジェファーソン・エアプレインかなって感じもあります。
1stアルバムなんかはかなり渋かったんですけどね。このアルバムはそれなりにキャッチーで。
ブルース大好きってのは変わらないんでしょうが。純粋にブルースを追求するってよりは。
自分達なりのアレンジも加えて。ホット・ツナのブルースを奏でようとしているのが、その意思が。
そのサウンドから聴き取れるのが興味深く、またそのサウンドが従来になく心地良かったりします。
「It's So Easy」とか「I Wish You Would」とか「I Can't Be Satisfied」とか「Talking 'Bout You」とか。
カヴァーも結構やってるんですが。いずれも例えばヤードバーズとかズトーンズ経由では無く。
あくまでもホット・ツナのアレンジで仕上げていて。特にコウコネンのギターが気持ち良かったりします。
この辺りの伸びやかさ、大らかさは。やっぱり米国西海岸流ってところなんでしょうかね。
そもそもホット・ツナ(熱い鮪)ってバンド名からして何のこっちゃですが。その独特の味わい、癖になります。

世の中には。
便利なことに。
何かにつけて。
レシピってものが。
存在していて。

ご丁寧に。
刻み方とか。
味付けとかの。
コツまで。
ご指導頂けるので。

そのまま。
疑問も持たずに。
従えば。
書かれた通りに。
それはまぁ仕上がるんだろうけど。

そいつは。
ちょいと
味気もなにも無いってか。
第一。
楽しくも何とも無いんじゃないのと。

まぁ。
基本はね。
あまり外すとね。
あらいことになるから。
そこは従うとして。

時には。
レシピからはみ出したり。
レシピに足したり。
レシピから引いたり。
それはあってもいいんじゃないと。

材料も。
調味料も。
分量も。
刻み方も。
お好みが、アレンジが。

あってもいい。
あっていい。
じゃなきゃ。
面白くない。
楽しくない。

そう思うんだよなぁ。
勿論。
美味しく食べられる様に。
仕上がることが必要だけど。
料理も何事もね。

アレンジ。

あってもいいよね。
熱い鮪だって美味しくできるものね!



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2014/05/15 Thu *俺のリズム / The Fabulous Thunderbirds

20140515tbirdrhythm


ギアか。
サスペンションか。
オイルか。
どこか。
しらないけど。

ちょいとばかし。
ずれてんだろうな。
そのずれが。
全体に伝わって。
リズムが宜しくないと。

ちょいと。
メンテナンス。
微調整。
なによりも。
先ずは。

俺のリズム。
取り戻さないとね。

『T-Bird Rhythm』'82年リリース。
テキサスのロックンロールバンド、ファビュラス・サンダバーズの4thアルバム。
ヴォーカル&ハープのキム・ウィルソンとギターのジミー・ヴォーン。
この2人を看板にして地道に活動するもなかなか芽の出なかったファビュラス・サンダバーズ。
ジミーはご存じの様にスティヴィー・レイ・ヴォーンのお兄さんで。後に兄弟でアルバム創るんだけど。
その直後に。スティヴィーがあの悲劇的な事故で亡くなっちゃったんですよねぁ・・・
さて。このアルバム。クリサリス在籍時最後のアルバムで。いつもと変わらないロックンロール。
この次のアルバムだったかな。CBSに移籍してようやく商業的にも成功するんだけど。
その頃にはちょっとポップになってて。それはそれで御機嫌だったし、好きだったけど。
いま一つ。垢抜けなくて。地味ででも実直に。そのくせ如何わしくロックンロールしてると言う。
この時代のファビュラス・サンダバーズには特別な愛着があるんですよねぇ。いなたいしさぁ。
キムとジミーって。ドクター・フィールグッドのブリローとウィルコに匹敵する名コンビだと思うんですけどね。
まぁ、テキサスって土地柄か。こっちのが爽やか・・・じゃないな。突き抜けてる感じはあるけどね。
下積みも相当長かったみたいなので。所謂パーティ・バンドでもあったんだろうなぁ。
乗せる、踊らせる、泣かせるポイントを心得てるみたいなとこもね。堪らん魅力ですよね。
なんか今でも地道に活動してるみたいですが。決して再ブレイクはしないんだろうけど(失礼)。
こういったバンドがね。いまも何処かの街でロックンロールをやってくれてるってのが好きなんですよね。
それがね。変な話。狂ってる自分のリズムを、足取りを元に戻してくれるってこともあるからね。

膝か。
股関節か。
肩か。
どこか。
しらないけど。

思うようには。
動いてないんだろうな。
そのずれに。
身体がついていけなくて。
リズムに狂いが生じてると。

ちょいと。
メンテナンス。
改良工事。
なんとしても。
とにかく。

俺のリズム。
取り戻さないとね。

ずれたって。
歩けるさ。
進めるさ。
生きてはいるさ。
でも。そいつは。

本物じゃないだろう。
なによりも。
面白くないだろう。
縺れても。転んでも。
それでもいいから。

俺のリズム。
この手に。
この身体に。
この精神に。
まぁ、先ずはそこからだな。

ちょうどよく。
そんなに遠くないところから。
面白いリズムも。
聴こえてきそうな気配もあるし。
俺のリズム。

取り戻しにいきますかね!



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2014/05/14 Wed *懲りない奴 / Guitar Slim

20140514thethingsthaiiusedtodo


そうよ。
誰が。
感じるまでもなく。
誰に。
言われるまでもなく。

そんなもん。
自分が。
一番よく分かってる。
まただよ。
またやってるよってな。

そりゃ。
そうだな。
この。
心と体が。
憶えてるもんなぁ。

前にも。
あったよな。
やったよな。
何度も。
繰り返してるよなってさ。

『The Things That I Used To Do』'64年リリース。
ミシシッピーからニューオーリンズに流れ着いたエドワード・ジョーンズ。
ギター・スリムと名を改めて。頭角を現しアトランティックも触手を伸ばすも。
スペシャルティと契約。レイ・チャールズも録音に加わった「The Things That I Used To Do」が大ヒット。
'54年にR&Bチャートの首位を数週間に渡って独占して一躍スターとなったのでした。
スペシャルティには'53年~'55年まで所属して。遺された録音から12曲が選ばれています。
そう。スリムは'59年に32歳の若さで夭折してしまっているんですね。なんとも惜しまれます。
ギターをその芸名にするくらいですからね。そのギターの空気を震わせ切り裂いていく様の見事なこと。
ギターを歪ませる為に様々な工夫を凝らしたって説もあるのですが。とにかく音が凄まじい。
単純にデカいとか太いとかってのも。また別物で。実に荒々しく、吐き捨てる様な音なんですよね。
なんでもこの音に耐えられる様にギターをテレキャスやレス・ポールに変えたなんて話もあります。
本当に。時に爆発と言ってもいいくらいに歪んで暴れまくるギター。ぞくぞくします。
代表曲の一つ、「Story Of My Life」のギター・ソロとかもね。半端じゃないものがあります。
残念ながらCDだと音が綺麗すぎるので。ここのモノラルのアナログ盤で思いっきり歪ませて聴きたいところです。
歌い方も独特で。まるで言葉をそこらに吐き散らす、投げつけまくる。そんな荒々しさも魅力です。
私生活も相当変人と言うかいっちゃってたみたいで。とにかく派手好きで。赤とか紫の服を着て。
髪の毛も同じ色に染めちゃって。そのままステージに上って。とてつもなく長いシールドを使って。
演奏しながらクラヴの外へ繰り出して。路上に駐車したある車の屋根の上を歩きながら演奏してたとか。
酒と女には滅法強くて。ホテルの部屋には空のボトルがゴロゴロ、美女が数人侍ってたと・・・
何とも羨ましい・・・いや腹立たしいスリムですが。それ故かの太く短い人生。それもブルースだなと思うのです。

そうよ。
誰が。
感じるよりも早く。
誰に。
言われるよりも先に。

そんなもん。
自分が。
最初に感じてる。
まただよ。
また始まっちまったってな。

そりゃ。
そうだな。
この。
心と体が。
思いだしてるもんなぁ。

前にも。
あったっけな。
やっちまったよな。
何回も。
忘れた頃にやってるよなってさ。

仕方ねぇ。
あっ。
やばい。
こいつは。
近寄らないほうがいい。

仕方ねぇ。
あっ。
駄目で。
ここで。
動かないほうがいい。

そう。
思った頃には。
近寄って。
動いて。
先んじゃってるんだもんなぁ。

痛い目に。
会う。
会わされる。
確率が高いのにな。
それが俺だからな。

懲りない奴(笑)。



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2014/05/13 Tue *奇妙な影 / Lightnin' Hopkins

20140513lightninhopkins


どうにも。
このところ。
毎日。
奇妙な影が。
ついて回ってやがる。

追い払おうにも。
気がつきゃ。
そこにいやがるし。
消えたかと思っても。
足元に潜んでたり。

お前なんか。
呼んだ覚えはないんだと。
無視を決め込んでも。
隣に佇んで。
ほくそ笑んでいやがる。

奇妙な影。
確かに。
奇妙な姿だが。
よく見れば。
あぁ、そういうことなのか・・・

『Lightnin' Hopkins』'76年リリース。
モダン・RPMに残されたブルースを日本独自に編集したシリーズ。
その中の1枚として組まれた'50年と'51年の録音から選曲されたライトニン・ホプキンスのアルバム。
このシリーズに共通して言えることですが。このジャケットねぇ・・・今じゃ許可下りないかもね。
ブルースの何たるか、その本質を捉えてると言えばここまで見事に捉えたジャケットもないけれど。
さて内容ですが。所謂“再発見”前の全盛期のライトニンです。悪い訳もありません。
尤も。ライトニンの場合はその“再発見”にも素晴らしいアルバムを多く残しているのは周知の事実ですが。
さて。この頃のライトニン。ピアノがついたりするものの。基本的には弾き語りで泥臭くと。
初めて録音を経験した時に既に30代半ばで。そのスタイルは完成していたらしく。そのライトニン節が延々と。
なので。これは流石に飽きるかなと思うとさにあらず。そのブルースにブギーにずぶずぶと惹き込まれます。
泥臭いブルースなのに。そのギターがね実にこうスムーズと言うか鮮やかと言うか。電光石火か。
なんでも。ライトニンってのは初録音時のエンジニアがそのギターの音から名付けたって話もあって。
まさしくその否妻の如きギターに聴き惚れ、泥臭さの極みの歌声に耳を奪われてるうちに虜になるのです。
しかし。やはり。奇妙と言うか。異形と言えば異形だよな。弾き語りでここまで聴かせちゃうんだから。
前述の様に。そのキャリアの最後まで質が落ちなかったのは。その独特のスタイル、異形を究めてたからかな。
聴いてるとね。自分の胸の内にあるものが曝け出される様でね。危ないんですけどね。それも魅力だな。
それにしても。このジャケット・・・最高だね。これがブルースでしょ。やっぱりね!

どうにも。
このところ。
起きてから眠るまで。
奇妙な影が。
ついて離れない。

追い払おうにも。
起きれば。
もう側にいやがるし。
眠りに落ちようとすれば。
枕もとで覗き込んでたり。

お前なんかに。
用事も何もないんだと。
手で追いはれっても。
隣に座り込んで。
笑いを噛み殺していやがる。

奇妙な影。
確かに。
奇妙な姿だが。
よく見れば。
あぁ、そういうことなのか・・・

しかたない。
見えようと。
見えまいと。
濃くなろうと。
薄れようと。

いつだって。
そこに。
傍らに。
いたんだもんな。
いるんだもんな。

奇妙な影。
奇妙な姿。
異形のお前。
それは。
それこそが。

俺の心。
そのもの。
俺の思い。
そのもの。
そうなんだ。

奇妙な影。
振り返れば。
足元から。
伸びたそいつが。
口を歪めて笑ってる。



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2014/05/12 Mon *蒼い影 / Junior Wells

20140512blueshitbigtown


この街。
歩けば。
どうしても。
その影に。
囚われる。

もう。
遥か昔の。
若き日々の。
影が。
あそこに。ここに。

潜んでは。
不意に。
顔を覗かせ。
心を掠めては。
笑ってみせる。

あの。
蒼い日々。
逃げたくても。
逃げられない。
逃げられるはずもない。

『Blues Hit Big Town』'76年リリース。
ジュニア・ウェルズの処女録音を含むアルバム。
リトル・ウォルターの代わりにマディ・ウォーターズのバンドに加わったウェルズ。
マディのバンドで演奏しながらもソロでの録音の機会を得て。
'53年と'54年にステイツ・レーベルに録音。その音源をデルマークが編集したアルバムです。
当然、そこには『Hoodoo Man Blues』での成功があったからだと思われます。
さて。ウォルターの破滅的性格は些か誇張され気味とは言えよく知られれているところですが。
実はウェルズもそこそこだったんじゃないかと。'54年の録音時には陸軍を脱走して来たとの話ですし。
後年のアルバムでのジェームス・ブラウン張りのファンク・マスター振りの堂に入ったところとかね。
只者じゃ無かったんだろうなと。このアルバムで聴けるハープと歌声も。実にチンピラ臭がするんですよねぇ。
未だ若い、録音時には20歳そこそこだったことを考慮しても。まぁ、いきがってることったら。
親分であるマディやオーティス・スパン、ウィリー・ディクソン、エルモア・ジェイムスも参加していたそうなので。
そりゃ力むなってのが無理なんでしょうが。それ以上にいいところ見せてやろうって。そこがなんともね。
いいんですよね。いきがって。尖がって。蒼くて。まるで誰かを見てるみたいで(?)親近感を抱いたりして。
まさにウェルズの原点なんですけどね。そこに、この蒼さがあるところ。そこが大好きなんですよねぇ。
完成度、成熟度で言えば当然『Hoodoo Man Blues』等、後年の録音が上回るのですが。
この蒼く燃えるウェルズの若き日のブルースもね。是非聴いてほしいなと思うのです。胸に迫るんだよなぁ。

この街。
訪ねれば。
どうしても。
その影に。
追われる。

もう。
遥か彼方の。
若き自分の。
影が。
あそこに。ここに。

潜んでる。
不意に。
耳元で囁いて。
心を震わせては。
笑って去っていく。

あの。
蒼い日々。
忘れたくても。
忘れられない。
忘れられるはずもない。

蒼い影。
未だに。
今も。
囚われる。
追われてる。

蒼い影。
いきがって。
尖がって。
突っ走って。
転んで。跪いて。

それでも。
逃げられない。
忘れられない。
逃げるつもりもない。
蒼い影。

この街に。
自然と。
足が向くのは。
蒼い影の中。
やり残したものがあるのだろう。

ほら。
あいつが。
覗いてる。
笑ってる。
指差してる。

そうなんだ。
終わっていないんだ。



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2014/05/11 Sun *前へ・・・かな / Bo Diddley

20140511gobodiddley


なんか。
ふと。
話したくなって。
来てみたんだ。
みたんだけど。

なんか。
そうだな。
話さなくても。
いいのかな。
いいんだろうな。

会いたかった。
ただ。
それだけ。
確かめたかった。
そう。それだけのこと。

笑顔を。
思い浮かべれば。
声を。
思いだせば。
答えなんて必要ない。

『Go Bo Diddley』'59年リリース。
ジャングル・ビートの王者、ボ・ディドリーの2ndアルバム。
まぁ、この時代はシングル盤用の録音が主体で。
ヒット曲が出て。録音が溜まったらアルバムとして世に出してたと。
そういう意味では1stの『Bo Diddley』に続く2枚目のベスト・アルバムってとこでしょうか。
それにしてもこのチェックの上着に蝶ネクタイ。赤いギターがなんともいいなぁ。
A面1曲目がストーンズもカヴァーした「Crackin' Up」って時点で。もう御機嫌そのもの。
あの独特のビートに乗りまくったインストもあったりして。いやぁ、堪りません。
このアルバム(に限りませんが)に針を落として。踊りたくならない人なんて存在するのかな。
ほんとに。このボってのも。ワン・アンド・オンリーな存在なんだなと思わされます。
(一説には。ジョン・リー・フッカーを観て。この世界に入ったなんて話もあるみたいですが)
で、とことん陽気に踊らせてくれるボではありますが。特にこのアルバムとかを聴くと。
そのベースには当然と言えば当然ですがブルースがあって。その色濃さに驚いたりもします。
完璧なシカゴ・ブルース・スタイルのナンバーもあって。これがまたいいんですよねぇ。
どうしても忘れちゃうし。敢えてボもそうしてたんだろうけど。心にはいつもブルースがあって。
その上で。唯一無二の存在になる為に。前に進む為に。進み続ける為に。
ジャングル・ビートで皆を踊らせて、自分も踊ってたんだろうなと。しかし凄いよな。
これだけのブルースがやれるのに。忘れさせちゃうんだからな。大好きだなぁ。ボ・ディドリー!

なんか。
ふと。
尋ねたくなって。
来てみたんだ。
みたんだけど。

なんか。
そうだな。
来れただけでも。
いいのかな。
いいんだろうな。

来たかった。
ただ。
それだけ。
決めたかった。
そう。それだけのこと。

笑顔を。
思い浮かべれば。
声を。
思いだせば。
答は最初から一つだけ。

どんな。
形でも。
どんな。
道でも。
そう思うなら。

どんな。
やり方でも。
どんな。
歩き方でも。
そう感じるなら。

他人と。
異なろうが。
他人が。
どうしようが。
そう決めたなら。

前へ・・・かな。

えっ?
なに?
あぁ。
そうだね。
そうだったね。

前へ・・・だね!



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2014/05/10 Sat *穴だらけ / John Lee Hooker

20140510imjohnleehooker


穴だらけ。
穴が空いてる。
ハートに風穴。
なんてカッコ良くもなくて。
心の襞が穴だらけ。

あっち埋めれば。
こっちが空くし。
こっち埋めれば。
そっちが空くし。
やれやれなんだかな。

まぁ。
いいか。
穴だらけでも。
簡単に。
くたばる訳でもねぇし。

空いた穴なら。
流し込めばいい。
それで。
痺れて。
麻痺しちまえばそれでいい。

美味い酒を。
御機嫌なロックンロールを。
沁みるブルースを。
流し込んで。
溺れてしまえばそれでいい。

『I'm John Lee Hooker』'59年リリース。
ワン・アンド・オンリーのブルース・マン、ジョン・リー・フッカー。
その唸る様なブルースは。誰の影響を受けたものかも分からず。
今に至るまでそのブルースを継承できてる者すらいません。
真似できないと言えば。幾つもの変名を使って同時期に様々なレーベルに録音していて。
テキサス・スリム、デルタ・ジョン、バーミングハム・サムなどはまだしも。
ジョン・リー・クッカーとか、ジョン・リー・ブッカーとか・・・いやはやなんともですが。
それだけジョン・リーのブルースには需要が、魅力が、魔力があったってことですかね。
'55年にヴィー・ジェイに入社して。'58年までの録音を集めたヴィー・ジェイでの1stアルバムです。
ジョン・リーと言えば弾き語りが多かったのですが。ヴィー・ジェイ以降はバンドのついたものも多くて。
大ヒットした「Dimples」なんかもエディ・テイラー等のついたシカゴ・バンド・ブルースになっていて。
ジョン・リーならではのブギーでありながらも。モダンになってR&Bの香りが漂ったりもしています。
この頃にはレギュラー・チューニングで弾くことも多かったらしいのですが。
元々はオープン・チューニングでワン・コードでスロー・ブルースやったり、ブギーもどこか独特で。
それを考えると。'50年代前半の録音と比較するとやや物足りなさが無いのでは無いのですが。
ここで。シカゴ・バンド・ブルースならではの引き締まったスタイルにも対応したからこそ。
先述の「Dimples」とかがブリティッシュ・ビート勢にも大きな影響力をもったんだろうなと思います。
それにしても。本当にね。沁みる、痺れる、麻痺させられるブルースです。

穴だらけ。
穴が空いてる。
ハートに風穴。
なんてカッコ良くもなくて。
ただ風が吹く抜けるだけ。

あっち埋めても。
こっちを吹き抜けるし。
こっち埋めても。
そっちで吹き抜けるし。
やれやれなんだけどな。

まぁ。
いいか。
埋まらなくても。
直ぐに。
逝っちまう訳でもねぇし。

空いた穴には。
流し込んでやればいい。
それで。
痺れて。
麻痺させちまえばそれでいい。

美味い酒を。
御機嫌なロックンロールを。
沁みるブルースを。
溢れるほど流し込んで。
浴びて溺れてしまえばそれでいい。

穴だらけ。
風が吹き抜ける。
情けねぇことに。
ヒリヒリとしやがる。
感傷的になりやがる。

それでも。
穴があるから。
酒が。
ロックンロールが。
ブルースが。

沁みる。
痺れる。
麻痺させる。
忘れさせる。
目覚めさせてくれる。

それもいい。
それでいい。
穴だらけ。
そんな心の襞も。
あっていい。



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2014/05/09 Fri *画竜点睛 / The Pretty Things

20140509getthepicture


画は。
見えている。
描いている。
線を引いて。
輪郭が出来る。

画は。
見えている。
描いている。
色を塗って。
色彩が浮かび上がる。

なんだけど。
どこか。
微妙なんだけど。
違うと言うか。
異なってると言うか。

見えているものと。
描いているもの。
その差は。
どこにあるのだろう。
どうして生まれるのだろう。

『Get The Picture ?』'65年リリース。
ストーンズをデビュー前に辞めたディック・テイラー率いるプリティ・シングス。
そのラフでワイルドな魅力が爆発した元祖パンク的な2ndアルバム。
ジャケットが髣髴とさせるようにフラワー・ムーブメント、サイケを先取りした様なナンバーも。
後に素行不良で解雇されるドラマーのヴィヴ・プリンスなんか寝ちゃってますけどね・・・
初期のストーンズも同じっちゃ同じなんですけど。とにかく勢い重視でガンガンいっちゃうと。
先ずはその威勢の良さや姿勢が生み出すビートがいいんですよねぇ。腰にくるんだよなぁ。
ベースにあるのはブルースやR&Bで。そこは踏む外さないものの。
その上に更に自分達の完成にひっかったたものを自由に描いて、塗り重ねてと。
ヘヴィーでファンキーなナンバーが基本ながらも。フォーキーなナンバーもあったりと。
録音にはジミー・ペイジも加わってるとの説もあって。レコード会社からの制約もあったんでしょうが。
それでも。割と好き勝手にやってる様に感じさせる辺りがプリティ・シングスの面目躍如かな。
特にオリジナル・ナンバーのセンスの良さ。ここらはもっと評価されてもいいんじゃないかと思います。
そして。スリム・ハーポの「Rainin' In My Heart」とか。ソロモン・バーク(ベティ・ハリス)の「Cry To Me」とか。
カヴァーもやってるのですが。特に「Cry To Me」の粗さと言うか、ガサツさと言うか。
そこがねプリティ・シングスならではで。凄く魅力的なんですが。ストーンズとの違いでもあったかなと。
魅力ではありながらも。ブレイクするには何かが異なっていた、欠けていたのかもしれません。

画は。
見えている。
滲み出ている。
線を引いて。
輪郭が形作られていく。

画は。
見えている。
溢れてきている。
色を塗って。
色彩が混じり合っていく。

なんだけど。
どこか。
微妙ではあるけれど。
違うんだろうな
異なってるんだろうな。

見えているものと。
出てきているもの。
その差は。
どこにあるのだろう。
どうして生まれるのだろう。

実は。
見えていない。
ハッキリしていない。
それも。
あるのかもしれない。

それとも。
見えているのに。
捉えきれていない。
それも。
あるのだろう。

どっちにしろ。
いずれにしろ。
埋まらない。
埋められない。
決まらない。

画竜点睛を欠く。

そいつが。
そいつは。
問題なんだよなぁ。



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2014/05/08 Thu *表裏一体 / Rory Gallagher

20140508sinnerandsaints


紙一重。
どっちに転ぶか。
どっちに傾くか。
それはほんとに。
僅かの差。

導く声を。
どう聞くか。
どう捉えるか。
それ次第で。
どっちにでも。

転がる。
転ぶ。
そもそも。
どっちだとしても。
それはそれで。

正解。
否。
間違っていても。
それが。
本音なのだろう。

表裏一体。

『Sinner...Saints』'75年リリース。
ロリー・ギャラガーの米国編集によるアルバム。
このジャケット、このロリーの表情、痺れるなぁ。
因みに裏ジャケも負けず劣らずカッコ良いんですよね。
で、内容は1stと2ndの2枚から10曲が選ばれたものです。
恐らくこの時期に米国でもブレイクしたのでそれに便乗したんだろうなと。
まぁ、本来はそれぞれオリジナル・アルバムを聴いてほしいなとは思いますが。
なかなかそこまでは手が回らないファンもいるからってことなんでしょうね。
ロリーって米国では同じ所属のエリック・クラプトンの後釜を期待されていたと言うか。
そんな売り方をされてたみたいで。テイストも第二のクリームとか呼ばれてたんでしたっけ。
確かにブルースをベースにしたギタリストって点では共通してるものの。
逆に言えばそれ以外、何の共通点も無いと思うんですけどね。
ロリーもクラプトンも如何にブルースを弾くかってことでは悩んでたんでしょうけど。
ロリーの場合は悩みながらも決してギターを手放さずに常に真摯に弾き続けてるイメージがあって。
その真摯さが、派手さやキャッチーさには欠けてブレイクには時間がかかったのかも知れませんが。
ブルース自体が悪魔の音楽ですからね。でも突き詰めていくとどこかで神聖なものになったりして。
その鬩ぎ合い。そこへ到達するか否か。到達したらしたで。その先までいくのかどうか。
そんな紙一重、表裏一体のブルースやロックへの思い。それがロリーのギターの魅力かな。

紙一重。
どっちに出るか。
どっちに流れるか。
それはほんとに。
僅かの差。

出た目を。
どう読むか。
どう繋げるか。
それ次第で。
どっちにでも。

変わる。
変えられる。
そもそも。
どっちだとしても。
それはそれで。

正解。
否。
本音でしかなにのなら。
それが。
間違いであるはずもない。

表裏一体。

表と裏。
聖と俗。
貴と賤。
正と悪。
義と不。

そんなもの。
思い次第。
心次第。
選ばれるのも。
選ぶのも。

自分次第。
罪人になろうが。
聖者になろうが。
望むものでなければ。
意味などない。

表裏一体。



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2014/05/07 Wed *焦らずに、時間がかかっても / Eric Clapton

20140507clapton


いま。
この。
状態で。
どうなる。
ものでもない。

それは。
百も承知。
それでも。
抑えきれずに。
今夜もこうして。

頭では。
解かってる。
心でも。
分かっている。
それでも、尚。

強く。
激しい。
この思い。
目を背けたら。
嘘になる。

こんがらがって。
熱くなって。
冷静になって。
ふっと。
苦笑いが毀れる。

『Clapton』'73年リリース。
盟友達の死、理想とする音への遠い道程。そして・・・
様々な苦悩の末に。隠遁生活を送っていたエリック・クラプトン。
業を煮やしたレコード会社が勝手に編集してしまったアルバム。
何でもその前年には2枚組の編集アルバムが2種類世に出ていたそうで。
それほど。世間はクラプトンを待っていたのに。本人は紫煙の中で朦朧と。
当時の契約がどうなってたかは知りませんが。まあ、レコード会社からしたらねぇ。
しかし流石にネタ切れだったのか。『Layla』と1stソロの2枚のアルバムからの選曲で。
しかもヒット曲は既に出し尽くしていたのか。実に渋い・・・地味な選曲となっています。
なんか担当者の苦悩が忍ばれて。思わず同情したくなっちゃうかな。
で、地味なんですけどね。結構それなりにツボを抑えてはいて。それなりに物語があると言うか。
当時のクラプトンの心情に沿った、慮った。そして穏やかなナンバーが収められてるかなと。
「Have You Ever Loved A Woman」とか「Nobody Knows You When You're Down And Out」とか。
「Tell The Truth」とか「Bad Boy」とかね。深読みするとそれなりにね。見えてくるかなと。
その見えてくるあまりに人間臭い弱さがね。この頃のクラプトンの魅力だったんだろうな。
で、アルバムのラストを名曲「Bell Bottom Blues」で締めくくると。ちょっと出来過ぎかな。
それにしても。こんなに地味なのに全米TOP100の中位くらいまではいったんだそうで。流石だな。
ところで。関係ないんですけど。人は自分ではどうしようも無い混沌の中にあると髭でも伸ばしたくなるのかな・・・

いま。
この。
状況を。
どうできる。
はずもない。

それは。
元より承知。
それでも。
我慢できずに。
今夜もここに。

頭も。
混乱してるかな。
心も。
乱れてるかな。
それだから、尚。

熱く。
愛おしい。
この思い。
握りつぶしたら。
駄目になる。

こんがらがって。
熱くなり過ぎて。
勢いに任せて。
ふっと。
本音が漏れる。

漏らしたところで。
どうにもならない。
どうしようもならない。
そんな場所にいる。
たぶんそれが宿命。

解かり過ぎる程。
解かってる。
これ以上ないくらい。
分かってる。
それでも、尚。

目を背けたら。
握りつぶしたら。
抑えつけてしまったら。
混乱して。
こんがらがって。いま以上。

誰も知らない。
知られなくていい。
本当の思いなど。
悪いとは思わないが。
語る気もない。

ただ。いまは。
焦らずに。
時間がかかっても。
どこかに。
あるはずの。
出口を。その道程を。

焦らずに。時間がかかっても。
思い、探すだけ。それだけ・・・かな。



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2014/05/06 Tue *熱く秘めて / Gladys Knight & Pips

20140506gladysknightandthepipsbest


連休も。
今日で終わり。
最後の一日。
ゆったりと。
のんびりと。

特に。
予定も決めず。
特に。
遠くまで足も延ばさず。

明日からの。
明日の。
英気を養ってと。
そう思いながら。
熱く秘めて。

『Best Collection』'75年リリース。
グラディス・ナイト&ピップスのベスト・アルバム。
モータウンを離れたグラディス・ナイト&ピップス。
ブッダで大ブレイクして。それに便乗してモータウンが編集したと。
まぁ、この業界ではよくある話ですが。14曲収録と。そこはサービス精神旺盛かなと。
因みにこのジャケットは日本盤独自のものの様です。
グラディス達もその実力は十分ありながら。モータウンでは終始外様扱いで。
最終的にはそれが原因でモータウンを離脱することになった様ですが。
逆に言うと。ライターやらプロデューサの間ををたらい回しされてる内にも。
その実力に磨きをかけて。何曲ものヒットを放ったと。流石は伊達にキャリアも長くないぞと。
スローでもアップでも。グラディスの圧倒的な歌唱力とピップスの見事なコーラスで。
聴く者を虜にしてしまうのですが。特にスロー・バラードに込められた情感。
「Neither One Of Us」や「If I Were Your Woman」に熱く秘められた思い。
それをここまで深く歌い、表現できるのはやはりモータウンではグラディスくらいだなと。
それでいてアップでの盛り上げ方、そのノリの良さ、キレの良さ。これまた鮮やかで。
アレサ・フランクリンの向こうを張れるかなと。所詮、ダイアナ・ロスとはモノが違うのです。
自分の中にもある熱く秘められた思い。それを呼び覚ましてくれるグラディスの歌声なのです。

連休の。
最後の一日。
余韻を惜しみつつ。
ゆっくりと。
のびやかに。

特に。
予定も立てず。
特に。
何処へも足を運ばず。

明日への。
明日の。
情熱を温めて。
そう思いながら。
熱く秘めて。

この胸に。
熱く秘めた。
この思い。
明日からの。
明日の。

その先の。
その先への。
光り輝く。
その一瞬。
その為に。

ゆったり。
のんびり。
ゆっくりと。
のびやかに。
静かに。

熱く秘めて。



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2014/05/05 Mon *頑固、頑固、頑固一徹 / Marvin Gaye

20140505thatstubbornkindafellow


譲らない。
譲れない。
何も。
そこまで。
拘らなくても。

でも。
やっぱり。
どうしても。
駄目なんだ。
変えられない。

こうしたい。
こうありたい。
こうでなきゃ駄目なんだ。
他人からすれば。
他愛のないことかもしれないけど。

頑固。
頑固。
頑固一徹。

『That Stubborn Kind' Fellow』'63年リリース。
マーヴィン・ゲイの2枚目のアルバムにして出世作。
元来はナット・キング・コールとかに憧れて。ポピュラー・シンガーになりたくて。
モータウンでもセッション・ドラマーとかをして下積みを重ねていたマーヴィン。
念願かなってデビューするものの。ジャージーなムードのアルバムは全く売れずに。
路線変更を強いられて。それでソウル・シンガーになったと言う。志向と資質は異なったと。
その昔「頑固な奴」なる邦題がつけられてたらしい「That Stubborn Kind' Fellow」ですが。
マーヴィンのあまりの頑固さに呆れた周囲が半分皮肉も込めて作ったらしいのですが。
意外にもマーヴィンも乗り気で。ソウルフルでワイルドなその歌声の魅力を発揮しています。
で、そのまま「Pride & Joy」とかストーンズもカヴァーした「Hitch Hike」とヒットを連発したと。
まったく。最初からこの路線で行っとけば良かったものをと。因みに急遽録音が決まったので。
バック・コーラスにはモータウンで秘書をしていたマーサ・リーヴスに声がかけられて。
マーサが昔の音楽仲間を集めたと。そう。マーサ&ヴァンデラスの初録音でもあったのですね。
ヒット曲以外でもワイルドなシャウトが聴こえたり。サム・クックを思わせる瞬間があったりと。
やっぱり天性のソウル・シンガーだったと思うんですけどね。時に端正過ぎる感はあるけど。
それでも。この後もソウル・チャートを賑わせながら。スタンダード・アルバムを録音したりと。
相当に頑固だったんだろうな。そこが魅力でもあり。件の悲劇の遠因にもなったのかな・・・

譲れない。
譲らない。
何も。
そこまで。
頑なにならなくても。

でも。
やっぱり。
どうしても。
駄目なものは。
駄目なんだ。

こうでなきゃ。
こうああるべき。
これ以外では駄目なんだ。
他人からすれば。
どうでもいいことかもしれないけど。

頑固。
頑固。
頑固一徹。

何も。
世の中の総てに対して。
そうではなくて。
むしろ。
世の中の殆どのことはいいのだけれど。

自分の中の。
芯。
思い。
それに関してだけは。

誰がなんと言おうと。
世間がどうしようと。
世界中が反対したとしても。
変えられない。
譲れない。

頑固。
頑固。
頑固一徹。

生き辛いんだけどなぁ・・・仕方ねぇもんなぁ(苦笑)。



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2014/05/04 Sun *心、震えて / Isley Brothers

20140504thebestofisleybrothers


街へ出て。
歩き。
目にして。
触れて。
感じて。

何かが。
振れて。
心。
震えて。
立ち止る。

見回して。
耳を澄ませて。
匂いを感じて。
微笑んでみる。
そうか。そうなんだな。

『Doin' Their Thing』'69年リリース。
副題を『Best Of Isley Brothers』が示すとおりアイズレー・ブラザーズのベスト・アルバム。
'50年代後半から活躍していたアイズレー・ブラザーズ。自らのレーベルも持っていて。
'70年代以降はファンキーなヒット曲を連発していたりもしました。
その自らのレーベルの立ち上げ当初。なかなか軌道に乗らない時期があって。
その時期にモータウンに2年間ほど在籍していたんですよね。だからあくまで外様で。
扱いもあまりよくは無かったようで。元はシュープリームスやフォー・トップス用に書かれたナンバー。
そんなナンバーをあてがわれていた様なのですが。そこは歴戦のアイズレー・ブラザーズですから。
与えられたナンバーをものの見事に自分達の色に染め上げてしまっています。
骨太で男らしく、そしてセクシーな歌声。その特徴をちょっとばかりモータウン・マナーにアレンジして。
なんとも繊細な感情を込めてソウルフルに歌い上げて。聴く者の心の襞に触れる鮮やかさなのです。
その際たるものがものがモータウン時代唯一のヒット曲、「This Old Heart Of Mine (Is Weak For You)」で。
サビに込められた秘めた愛情が発露する瞬間の表現力ときたらもう。他に類を見ません。
根本的にはシュガー・コーティングされたモータウン・サウンドとは相いれない部分が多いのですが。
他のナンバーでもそのソウルフルでセクシーな歌声には心、震えます。痺れます。
その歴史において軽視されているモータウン時代のアイズレー・ブラザーズですが聴いて損なしです。

館内を。
歩き。
目にして。
聴いて。
感じて。

何かが。
超えて。
心。
震えて。
動けない。

見つめて。
耳を澄ませて。
時をを感じて。
微笑んでみる。
そうか。そうなんだな。

いまも。
むかしも。
いつも。
振れて。
超えて。

目にしたり。
耳にしたり。
振れたり。
そして。
襞に触れられて。

心、震えて。

そんな。
何かを。
感じながら。
そんな時を。
重ねながら。

ここに。いるんだな。

心、震えて。

今日も、また。



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2014/05/03 Sat *行ってみる / Smokey Robinson And The Miracles

20140503goingyoagogo


連休だろうと。
GWだろうと。
まぁ、特別に。
何処へ行くつもりも。
それ程無いのだが。

でも。
まぁ。
面白そうな。
誘いがあれば。
それはそれで。

重い腰を上げて。
その声のする方へと。
出かけてみるのも。
やぶさかではない。
悪くもない。

てなことで。
行ってみる。

『Going To A Go-Go』'65年リリース。
スモーキー・ロビンソン率いるミラクルズ。
メリー・ウェルズやテンプテーションズにヒット曲を提供して。
ソングライターとして乗りに乗っていたスモーキー。
その勢いを自らのグループ、ミラクルズに持ち込んだ傑作アルバム。
なんでもこのアルバムからは全米TOP20に4曲が食い込んでいて。
それが総てスモーキーのオリジナルだったと言うんですから。凄いなと。
しかもストーンズがカヴァーした「Going To A Go-Go」の様なダンス・ナンバーから。
清志郎が好きそうな「The Tracks Of My Tears」の様なスロー・バラードまで。
もうなんでもござれですからね。それをスモーキーの甘い声で歌われたらね。
そりゃ踊りだしたくなるし、蕩けてしまいそうにもなるだろうと。
恐らくこの頃がスモーキーの絶頂期だったんだろうなと。その才能全開で。
それが他のメンバーにも伝播して、刺激して。最高なコーラスを聴かせてくれると。
先の4曲以外のナンバーも一切捨て曲が無いんですよね。
モータウンお得意の他のグループのカヴァーでお茶を濁してもいないし。
ミラクルズの最高傑作ってだけではなくて。'60年代のモータウンを代表するアルバムかな。
それにいしても。「Going To A Go-Go」の楽しさは本当に御機嫌ですね。

連休でなかろうと。
GWでなかろうと。
まぁ、特別に。
混雑するとこに行くつもりは。
殆ど無いのだが。

でも。
まぁ。
楽しめそうな。
誘いがあれば。
それはそれで。

足を延ばして。
その声のする処へと。
出かけてみるのも。
いいのかもしれないと。
悪くはないと。

てなことで。
行ってみる。

行ってみたら。
思いの外。
面白かったり。
楽しめたりして。
新たな発見もあって。

ついつい。
微笑んで。
足取りも軽くなって。
想定外に。
面白がって。楽しんで。

なるほどね。
そうくるか。
そうなるのか。
いいじゃん。
やるじゃんと。

腰の重さも。
足の重さも。
忘れて。
浮き浮きと。
燥いでいたりする。

だから。
行ってみる!



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2014/05/02 Fri *わかってもらえなくても / RC サクセション

20140502eplp


なんだか。
どんどんと。
世の中が悪くなっていく。
酷い時代に。
なってしまいそうだ。

声を上げる人間。
異を唱える人間。
巧妙に排除されて。
何も変わらない様に見えて。
坂道を転げ落ちてる。

こうなっちまったら。
ブレーキの壊れたダンブカー。
もう行くとこまで行って。
ぶっ壊れちまわない限り。
止めることなどできないのかもな。

右向け右。
みんな同じ。
はみ出るな。
違うことはするな。
そうやって飼い馴らされてきたしな。

『Ep Lp』'81年リリース。
RCサクセションの'76年~'80年のシングル盤。
その5枚のA面B面全10曲を収録した編集アルバム。
『Rhapsody』『Please』に続いてリリースされて。次が『Blue』と。
RCが一番勢いに乗ってた頃でもあって。普通にオリジナル・アルバムとして聴いてたかな。
メンバーが過渡期の録音もあって。中には清志郎以外はスタジオ・ミュージシャンとかも。
だからよく聴くとサウンドに整合性は欠けてたりするんだけど。そんなものものともしない勢いがあったもんな。
自分も含めて多くの人がRCを意識しだしたのは『Rhapsody』からだった筈なので。
「雨あがりの夜空に」にしてもオリジナル・ヴァージョンは初めてこのアルバムで聴いたって人も多かったかと。
しかし。本当によく聴いたなぁ。それこそ本当に授業サボって聴いてたもんなぁ。
当然の結果として浪人してからも。予備校サボって街をうろつきながら聴いてたし。
いまでもよく聴くけど。あの二年間くらいはそれこそ毎日毎日何回も繰り返し聴いてたんじゃないかな。
あぁ、そうなんだと。こんな世界もあるんだと。こんな気持ちを歌ってくれるバンドもあるんだと。
本当に。RCに、清志郎に救われて。手を取って立ち上げさせてもらって。背中蹴られて生きてたんだよな。
「トランジスタ・ラジオ」はあの頃抱えてた気持ちそのままだったし。
「わかってもらえるさ」や「君が僕を知っている」には。そうだな。そんな日も来るよな、そんな奴等に会えるなよと。
それを信じて。心の支えにしてたんだよな。時間はかかったけど。そんな日が来て。そんな奴等にも出会えて。
だから、何があっても。RCが、清志郎が歌ってくれてる以上は。大丈夫だと思ってた。甘えてたんだな・・・
それが。まさかね。あんなに早く旅立っちゃって。なんかジョンと同じ様に祀り上げられちゃって・・・
うん。だから俺は俺で。俺なりに。これからもRCを、清志郎を聴いていくんだ。他人なんか知っちゃこっちゃねぇ。

なんだか。
どんどんと。
世の中が追い込まれていく。
酷い時代が。
やってくるんだろうな。

疑問を感じる人間。
真実を求める人間。
強引に阻害されて。
誰の目にも見える様になって。
断崖絶壁に追い込まれてる。

そうなっちまったら。
もう袋小路。逃げ場はない。
もうバンザイとでも叫んで。
飛び込んで流されるしか。
できなくなってるんだるな。

同じ方向を見ろ。
同じことだけしろ。
外れるな。
違うことは考えるな。
そうやって飼い馴らされてきたしな。

そんなんで。
そんなことで。
言いのかよって。
絶対おかしいだろって。
ガキの頃から言ってきたんだ。

違う方向を見て。
違うやり方をして。
道草食って回り道して。
鵜呑みにしないで。
甘い言葉は疑ってきたんだ。

そらみろ。
酷いことになりそうじゃないか。
空がまた暗くなりそうじゃないか。
大人だって。
泣きたくなりそうじゃないか。

わかってもらえなくてもいい。
わかっていてくれなくてもいい。
知っていてくれなくてもいい。
一人ぼっちでいい。
上を向いてあるいていくんだ。

わかってもらえなくても。



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2014/05/01 Thu *ここらで一発 / 憂歌団

20140501rollingsteady


どうだい。
どうなんだい。
ここらで一発。
大逆転。
あってもいいんじゃないか。

もう。
そろそろ。
何かが起きても。
不思議はないだろう。
一気に形勢逆転してもいいんじゃないか。

それなりに。
だいぶ。
随分と。
我慢してきたぜ。
耐えてもきたんだぜ。

なぁ。
そうだろう。
ここらで一発。
決まっても。
悪くは無いと思うんだけどな。

『Rolling Steady』'79年リリース。
憂歌団のたぶん5枚目にあたるアルバム。
針を落とした瞬間に木村君の“あの声”にやられます。
ほんと。この人の声はなんなんでしょうね。
ほんと甘くて痺れちゃいますね。堪らんですね。
憂歌団を初めて聴いたのがいつだったのか。今では判然としませんが。
初めて耳にした時から木村君の声は耳について離れません。
サウンド的にはフォーライフに移籍してから妙にお洒落になって駄目だったけど。
でもその頃でもライヴは凄まじかったからなぁ。この頃に体験したかったかな。
そのサウンドの変化が初めて表れたのがこのアルバムらしくて。
勘太郎さんが初めてレコーディングにエレキを使ったりとか。
今まで以上にピアノやホーンが入ってたりと。シティ・ブルースへの脱却?
でも。結果的にはいつも通りのコテコテの街角のブルース、憂歌でね。それがいいな。
歌われてる日常はどこにでもある、ちょっともの悲しくうらびれたものなんだけど。
どっこい生きてるぜってしぶとさに溢れてて。楽しくなっちゃうんだよなぁ。
「カントリーガール」とかもいいんだけど。やっぱり「当たれ!宝くじ」だよなぁ。
ライヴではそれこそみんな「ケツに火がついた」状況で合唱、絶叫するんですよね。
年柄年中働いたってちっとも金はたまんねぇ、当たれ宝くじ!今度こそ・・・ってね!

どうだよ。
どうなんだよ。
ここらで一発。
大勝負。
賭けてもいいんじゃないか。

もう。
そろそろ。
待ち草臥れて。
何も起きなくても不思議はない。
一気に奇襲して攻勢に出てもいいんじゃないか。

それなりに。
これでも。
少しは。
考えてもみたんだぜ。
無策って訳でもないんだぜ。

なぁ。
そうだろう。
ここらで一発。
決めにいっても。
悪くは無いと思うんだけどな。

万に一つ。
千に一つ。
百に一つ。
それでも。
零じゃないからな。

圧倒的に。
不利。
多勢に寡兵。
正規軍にせいぜい山賊風情。
そんなもんではあるけれど。

思いもよらぬ手で。
撃ってみれば。
突っ込んでみれば。
針の穴からってことも。
あるからな。

ここらで一発。

賭けには成るんじゃないかなと・・・ね。



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2014/04/30 Wed *なんだかんだと / Chris Faarlowe

20140430forteenthingstothinkabout


これでも。
なんだかんだと。
考えなきゃいけないこと。
それなりにあるんだけど。
なんだかんだで。

順送り。
先送り。
後回し。
だってなぁ。
目先のこと考えて。

片付けていくのだって。
なんだかんだと。
それなりに手間もかかるし。
時間だってとられるしさ。
なんだかんだで。

順送り。
先送り。
後回し。
そのつけは。
その時に考えるしかないだろう。

『14 Things To Think About』'66年リリース。
英国のオーティス・レディングとも称されたクリス・ファーロー。
その才能に惚れこんだミック・ジャガーがイミディエイトに紹介して。
アンドリュー・ルーグ・オールダムも制作に名を連ねたアルバム。
ミックのみならずエリック・バードンも入れ込んでいて。
確かシングル盤の制作を行ってた様な記憶がありますが。
それほど本物だったってことなんでしょうね。
ヒットした「Think」は言わずと知れたジャガー=リチャード作ですしね。
その他にガーシュウイン、レノン=マッカートニー、ディラン、バカラックのナンバーも歌ってますが。
軽く流している様でやっぱり黒いんですよね。否、黒すぎたのかな。
TV番組でオーティスを迎えて英国代表でファーロウとバードンが出てる映像が残ってますが。
ファーロウ、本家に対して真剣に立ち向かってますからね。生真面目にね。
でも、そこはそれ。やっぱり違うし。観客が求めるものもね異なってるしと。
その辺りを十分に理解していて。敢えて違いを強調したミックってのは凄いんだな、やっぱり。
ブルー・アイド・ソウル・シンガーとしての実力としては最高峰のものを持ってると思います。
「Summertime」だって「Yesterday」だって黒くなっちゃうんですから。
その才能の発揮の仕方をもう少し考えたら良かったのかな。でもアンドリューじゃなぁ・・・

これでも。
なんだかんだと。
考えなきゃまずいこと。
そこそこににあるんだけど。
なんだかんだで。

未だいいか。
未だ先だな。
後にしても構わないし。
だってなぁ。
目の前のこと考えて。

処理していくのだって。
なんだかんだと。
それなりに頭も使うし。
調整だって必要だしさ。
なんだかんだで。

順送り。
先送り。
後回し。
そのつけは。
その時に払うしかないだろう。

今のところ。
なんとかしてる・・・
なんとかなってるし。
大抵のことは。
猶予ってのもあるしな。

切羽詰まったら。
その時こそ。
頭をフル回転させて。
考えて考えて。
ありとあらゆる手を尽くして。

その時には。
その時で。
なんだかんだと。
知恵も出てくるだろうから。
なんだかんだで。

乗り切るしかない。
誰かと違って器用じゃないから。
それなりにバタバタするだろうけど。
今は。なんだかんだと。思い悩むより。
一つ一つ片付けていくしかないんだな。



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2014/04/29 *譲れない / Humble Pie

20140429humblepie


譲れない。

なにがなんでも。
どうしても。
それだけは。
そこだけは。
どうしようもできない。

曲げて。
折り合いつけて。
落としどころ探して。
そこで。
上手くやれればと。

解かっていても。
どうしても。
許せない。
それをしてしまったら。
総てが無に帰してしまう。

譲れない。

『Humble Pie』'70年リリース。
ハンブル・パイの通算3枚目のアルバム。
イミディエイトが倒産してA&Mに移籍して。
心機一転の意味も込めてかバンド名をアルバム・タイトルに冠して。
(邦題は『大地と海の歌』とかって大袈裟なものでしたが・・・)
スティーヴ・マリオットとピーター・フランプトン。
2人が組んだスーパー・バンドとして大きな期待を受けながらも。
その個性の違い故からか。なかなか方向性が定まらなくて。
ソウルフルにハードに迫りたいマリオットと。フォーキーでポップなフランプトン。
最初から無理があった気もしますが。融合すれば新しい何かが生まれるかもと。
そんなことを考えていたのかな。イミディエイト時代はお互いに遠慮してた感があって。
このアルバムで。初めて歩み寄って。骨太なロックを聴かせてくれています。
壮大で華麗で、泥臭くもあって。これぞブリティッシュ・ロックの王道だとばかりに。
ただそれって。やはりフランプトンがマリオットに譲ってる感があって。
我慢できなくなるのは時間の問題だったのかな。この路線を続けても面白かったんだろうけど。
それではマリオットも爆発しきれなかっただろうし。最終的には譲らなくて正解だったのかな。
それにしても。なんでジャケットがビアズリーなんでしょうね。秘められたメッセージでもあるのかな。

譲れない。

他のことは。
ともかくとして。
それだけは。
そこだけは。
どうしてもできない。

折れて。
妥協してみて。
着地点を探して。
そこで。
共にやれればと。

解かっていても。
どうしても。
許せない。
それをしてしまったら。
総てが廃塵とかしてしまう。

譲れない。

他人からすれば。
端から見れば。
馬鹿げていても。
無意味でも。
そんなものもある。

そんなものを。
馬鹿でも。
無意味でも。
拘って。
守って。

譲らない。
そんな狂気じみた。
意思を持つ者だけが。
辿り着ける地が。
確かに存在する。

譲れない。



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