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2014年6月

2014/06/27 Fri *ドンと構えて / Jess Roden

20140627jessroden


ドンと構えて。

慌てず。
騒がず。
やがて来る。
報せを。
待てばそれでいい。

どんな結果でも。
どっちに転んでも。
受け止めて。
対応できる。
それだけのものは持っている。

そうだろう。
それだけの。
経験は。
修羅場は。
してきた。くぐってきた。

その実。
少しは不安でも。
素知らぬ顔して。
大丈夫って思ってりゃいい。
それでいい。

ドンと構えて。

『Jess Roden』'74年リリース。
ブリティッシュ・ブルー・アイド・ソウル・シンガー、ジェス・ローデン。
フランキー・ミラーやロバート・パーマーと並び称された。
ポール・コゾフやポール・ロジャースからも愛された。そんなローデンの1stソロ・アルバム。
バッツ・バンドとか、何とか。バンドを組んだり、加入したり。でもどれも商業的成功には至らず。
ついに満を持してソロとして活動を開始したと。で、ニューオーリンズへ渡って録音してと。
プロデューサーはご存じアラン・トゥーサンで。おやおやと。ミラーもパーマーも同じことやってたなと。
まぁ、音楽的志向が似てれば。目指すところ、やるところも自然と似通ってくるってとこですかね。
ローデンって。実はあまりブルースの匂いはしない人で。本当にソウルがすきなんだろうなってのが。
その歌声からも伝わってくるのですが。そこがね。その洗練されてもいるところが。
日本なんかでは受けなかった理由かも。日本人はブルースっぽい黒さがある歌声が好きだからねぇ。
ニューオーリンズの水があったのか、トゥーサンとの相性が良かったのか。実にいい感じで。
トゥーサン配下のバックのサウンドとも実に息の合ったところを聴かせてくれるローデンです。
ところが何故かA面だけニューオリンズ録音で。B面は英国録音なんですよね。
ローデンの意向だったのか、レコード会社の指示だったのか。ちょっと勿体ないなって気もします。
否、B面の英国録音も悪くは無くて。不思議なもんで。ローデンの歌声にも英国の香りが漂っていて。
それはそれでまた魅力的なんですけどね。ニューオリンズ録音で1枚通しても面白かったのになと。
まぁ、そんなこと関係ないぜと、俺は俺だと。ドンと構えてる、ジャケットのローデンの面構えも好きですけど。

ドンと構えて。

焦らず。
急かさず。
やがて来る。
報せを。
聞けばそれでいい。

どんな結論でも。
どっちになっても。
引き受けて。
対処する。
それだけのものは持っている。

そうだろう。
それだけの。
変遷を。
回り道を。
経てきた。してきた。

その実。
かなり不安でも。
顔には微塵も出さずに。
大丈夫と思わせておけばいい。
それでいい。

ドンと構えて。

その実。
報せの遅さに。
少しだけ。
胸が騒いでも。
素知らぬ顔で。

まぁ。
どっちでも。
いいんじゃんと。
少しだけ掌に力を込めて。
膝の震えを抑えこめばいい。

転がってきた。
蹲っても。
その度に。
何とか。
しがみついてでも立ち上がってきた。

その。
景観を。
その。
修羅場を。
思えば。

俺は俺で。
最後は何とかなる。
何とかする。
関係ないぜと。
嘯いてればいい。

ドンと構えて。

それにしても。報せは未だかいな(苦笑)。



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2014/06/26 Thu *待たないのであれば / The Rolling Stones

20140626timewaitsfornooneukorg


待たないのであれば。
待ってくれないのであれば。
しかたがない。
こっちもこっちで。
腹を括るだけ。覚悟を決めるだけ。

時が限られ。
いまこの瞬間も。
針が進んでいく。
止められない。戻せない。
それが現実である限り。

止めようなど。戻そうなど。
無駄なことを。無意味なことを。
試みるのはもう止めて。
別の対抗手段に打って出るしかない。
その結果など。誰も知る由もないが。

間に合わなければ。
そこで終わりかもな。
取り返しはつかないんだろうな。
ならば。どうする。
いっそ。時計の針より早く走るしか、生きるしか。
それしかないかもしれないな。

『Tine Waits For No One』'79年リリース。
英国編集のローリング・ストーンズのベスト・アルバム。
当時、北米を除いて全世界で配給がEMIからCBSに変更されたんだったかな。
その際に恐らく契約枚数を消化する為に編集、制作されました。
日本でも発売された筈ですが。あまり話題にはならなかった様な記憶があります。
収録されているのは「Time Waits For No One」「Bitch」「All Down The Line」「Dancing With Mr. D.」...
「Star Star」「If You Can't Rock Me~Get Off Of My Cloud」「Hand Of Fate」「Crazy Mama」「Fool To Cry」と。
ヒット曲と呼べるのは「Angie」と「Fool To Cry」くらいですからね。ベスト・アルバムとは言っても。
ヒット曲を集めましてって感じでは無く。あまり知られてない名演を集めてみましたってところでしょうか。
選曲にメンバーが関わったとも思われず。だとすると担当者は自社配給最後のアルバムになるのに。
何故、こんな渋い選曲にあいたのかってのが個人的には興味深いんですけどね。
よほど偏屈で投げ遣りになってたのか。それともマニアだったのか。後者の説を採りたいんですけどね。
だいたいアルバム・タイトル・ナンバーが「Time Waits For No One」ですからね。しかもA面頭に収録。
売る気があったとは思えないんだよなぁ。俺の好きなナンバーを好きな順番で収録する。文句があるかってね。
それでも一応保険として「Angie」は入れておこうって保身も少しだけ考えてそうなとこが。またいいかな。
『Love You Live』からの「If You Can't Rock Me~Get Off Of My Cloud」を唐突にぶち込んでみたり。
その後は『Black And Blue』からの3連発で終わらせちゃうと。強引だな、好き勝手だな。好きだなぁと。
今となっては音源的価値もないし、恐らくこのまま一度もCD化されることもなく終わるんでしょうけど。
こう言った時の流れの中に埋もれる運命にありながら。それを承知の上で。少し捻ってみましたみたいな。
そんな担当者の意地と言うか、愛情が感じられるストーンズの編集盤ってね・・・大好きなんだなぁ(笑)。

待たないのであれば。
待ってくれないのであれば。
しかたがない。
こっちはこっちで。
腹を括って。覚悟を決めて。どうするか。

時は限られた。
いまこの瞬間から。
砂は落ち始めて。やがては尽きる。
防げない。ひっくり返せない。
その現実を目にしている限り。

防ごうなど。ひっくり返そうなど。
無駄なことに。無意味なことに。
時を費やしている暇は無い。
別の世事損手段を生み出すしかない。
その結果など。時も知る由もないが。

間に合わなければ。
そこで終わりだな。
取り返しなどつくはずもないな。
ならば。どうする。
いっそ。時計の針とは別の次元で歩くしか、生きるしか。
それしかないかもしれないな。

待たないのであれば。

物理的に時が。
歩みを止めないのであれば。
それを本当に追い抜いてしまうか。
それとも。物理的ではない世界で。
そこで歩み続けるか。

物理的に。
競争しても。
勝てっこないからなぁ。
別の次元、別の世界。
そこを歩く、そこで生きる。

まぁ、そいつも。ありか。
うん、それしか。ないか。
やったこと無いからなぁ。
どうなるのか。想像もつかないが。
恐れるよりも。楽しんでみるとしますかね。

時が誰も。
待たないのであれば。
それはそれで。
別に。平等ではあるからな。
面白いじゃん。望むところだよ!



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2014/06/25 Wed *やがて・・・ / Fleetwood Mac

20140625fleetwoodmacgreatesthits


のたうち。
這いずり回り。
地を舐めて。
それでも。
眼光は。精神は。

何かを。
探して。
求めて。
鈍いながらも。
光を宿し。

潜みながらも。
鎌首を擡げて。
その時を。
その瞬間を。
待っている。

その時が。
その瞬間が。
訪れれば。
一気に。
飛翔できるのだと。

『Greatest Hits』'71年リリース。
英国編集のフリートウッド・マックのベスト・アルバム。
フリートウッド・マックと言っても。多くの人がご存じの”あの”時代では無くて。
スティーヴィー・ニックスもリンジー・バッキンガムも。そしてボブ・ウェルチもいません。
そう緑神、ピーター・グリーンが率いていた頃のブルース・ロック・バンド時代のフリートウッド・マックです。
グリーンに、ジェレミー・スペンサー、ダニー・カーワンと3人の個性の異なるギタリストを擁して。
ブリティッシュ・ブルース界を牽引し、ビートルズにも影響与えたと言われた時代のベスト・アルバムです。
ジョン・メイオールのブルースブレイカーズにエリック・クラプトンの後任として加わったグリーン。
まもなくジョン・マクヴィーやミック・フートウッドと謀って脱退。自らのバンドを結成します。
それこそがオリジナルのフリートウッド・マックだったんですよね。今では殆ど忘れられてるけど。
B.Bキングの影響が濃いグリーン、エルモア・ジェームス直系のスペンサー、ややポップなカーワンと。
この3人のギターがぶつかり合い、絡み合いして生み出されるされるそのサウンドは。
最高のブルース・ロック・・・ホワイト・ブルースだったと。いつ針を落としても痺れてしまうのです。
もろエルモアなスペンサーも凄いけど。やっぱりグリーンの繊細なギター。これが堪らく胸にせまるんですよね。
その繊細さ故か。だんだんとブルースの枠に収まり切らなくなって。何かを求めて彷徨うが如くな。
そんな何とも危うさ、脆さを感じさせるナンバーが増えていって。その救いを求めて咽び泣くギターがね・・・
「Rattle Snake Shake」「Albatross」そして「The Green Manalishi (With The Two Pronged Crown)」と。
う~ん、やっぱりね。この繊細で、彷徨いながらも飛翔しようとするグリーンのギターは最高だな。
やがてグリーンは精神を病み、スペンサーはカルト教団に入信し、カーワンは後年貧民窟で発見されと・・・
それだけね。全身全霊で自分の中のブルースと真摯に対峙した結果なんだろうけど・・・切な過ぎるな。

のたうつだけ。
のたうって。
地を舐めながら這いずり回り。
それでも。
眼光に。精神に。

未だに。
探し続ける。
求め続ける。
微かであっても。
光が残っていれば。

潜み続けて。
鎌首が垂れていても。
その時の。
その匂いを。
感じ様とするならば。

その時に。
その瞬間に。
感じたら。
一気に。
飛翔できるのだと。

やがて・・・

来るであろう。
その時。
その瞬間。
当てなどない。
確信もない。

それでも。
訪れると。
感じると。
微かに鈍いながらも。
研ぎ澄ませて。

のたうち。
這いずり回り。
地を舐めながら。
待っている。探している。
求めている。謀っている。

やがて・・・

一気に。
跳びかかり。
喰らいつき。
そのまま。
飛翔するその時を。その瞬間を。



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2014/06/24 Tue *荒れ模様 / Humble Pie

20140624thunderboxusorg


降ったり。
晴れたり。
轟いたり。
静寂が訪れたり。
忙しい。

ずぶ濡れになったり。
カラカラに渇かされたり。
光ったり。
消えたり。
目まぐるしい。

どっちかに。
してくんないかなと。
思いもするのだが。
お天道様だって。
気紛れを起こしたくもなるかなと。

まぁ。
地球そのものが。
混乱させられて。
怒ってるんだろうなと。
それも一理あるなと。

荒れ模様。

『Thunderbox』'74年リリース。
第一期ハンブル・パイの実質的なラスト・アルバム。
この後にもう一枚あるんですけど。あれはなぁ、どうもなぁ。
スティーヴ・マリオットのソロみたいなもんだし。出来もいま一つだしと。
ソウルフルでパワフルなハード・ロック・バンドとしてのハンブル・パイ。
その最後の一花を咲かせたアルバムかなと。とにかく、もう。今まで以上に。
マリオットのソウルへの傾倒、米国南部への憧憬がハッキリと表に出てきていて。
ここまでくると。もうソウル・アルバムって感じもあって。その色が濃すぎた故か。
当時は本国である英国では発売されなかったんですよね。それもなんか凄い話だけど。
まぁ、マリオットはそんなこと気にもかけて無かったんだろうな。
小型原子炉と称された、あの熱くてソウルフルでパワフルなシャウトが炸裂してます。
でもって。シャウトするだけでなく。アン・ピーブルズとかのカヴァーを情感込めて、込めて。
これでもかってくらいに思い溢れさせながら歌い上げてるんだな。もう独壇場ですね。
そうなんだよな。マリオットって凄いヴォーカリストで大好きなんだけど。
周りのことは目に入らないんだろうな。メンバーのことさえもね。やりたい放題だもんな。
ファンとしてはそれでもいいんですけど。メンバーはね。困惑もあったろうし。ストレスも溜まったろうしと。
マリオットの歌声が素晴らしければ素晴らしいほど。バンドとしての限界ってのも感じるアルバムです。
だからかな。グレッグ・リドリーが意外に渋い声で淡々と歌う「Drift AWay」が胸に迫ったりもするのです。
“雷箱”の様にやや荒れ気味に猛威を振るうマリオット。その晴れ間の青空みたいなものかな。
さて。この鍵穴から覗ける様になってる特殊ジャケット。男性諸氏は是非アナログ盤で楽しんで下さいませ(笑)。

上ったり。
下がったり。
突き動かされたり。
重しが圧し掛かったり。
忙しい。

止めどもなく溢れてきたり。
癒されない渇きにもがいたり。
明るく照らされたり。
暗闇に放り出されたり。
目まぐるしい。

どっちかに。
落ち着かないものかと。
思いもするのだが。
我が心だって。
気紛れを起こしたくもなるかなと。

まぁ。
精神も身体も。
暴走したり。迷走したりで。
へそを曲げてるんだろうなと。
それも一理あるなと。

荒れ模様。

落ち着きたい。
落ち着かなきゃ。
そんな思いが。
無いではないのだが。
いかんせん。

昨日は昨日。
今日は今日。
明日は明日。
朝は晴れてても。
昼には落雷。

夕方、ずぶ濡れで。
夜空を見上げればお月様。
どうにも。
目まぐるしくて。
どうしたものかと思案しても。

さっきはさっき。
いまはいま。
さきはさき。
そんな感じでしか。
捉えられなくて。

何処かで。
遠雷が聞こえれば。
何処かで。
淡々と流れてる。
そんなところで。

荒れ模様。



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2014/06/23 Mon *異種格闘技戦 / West, Bruce & Laing

20140623whydontcha


異種格闘技戦。

そもそも。
無理があるよな。
闘い方も異なれば。
闘う場所も違うし。
ルールもそれぞれ。

そいつを。
一緒くたにして。
闘い方や闘う場所。
譲り合って。
ルールも妥協し合って。

それでも。
どうしたって。
有利不利はあるからな。
そんな状況で。
誰が最強かったって。

そんなもん。
決め様がないし。
仮に決まっても。
どうしたって。
完全に納得は得られない。

なんだけど。

『Why Dontcha』'72年リリース。
ウエスト、ブルース&レイングの1stアルバム。
バンド名のまま、元マウンテンのレズリー・ウェストにコーキー・レイング。
そして元クリームのジャック・ブルースによって結成されたトリオです。
結びつけたのはクリームのプロデューサーにしてマウンテンのベーシスト、フェリックス・パッパラルディ。
なのですが。パッパラルディはこのアルバムには(クレジット上は)一切関わっていません。
一説ではパッパラルディはマウンテンのベーシストに自分の後任としてブルースを誘っていて。
その話がどう転がったのか。この形になったんだとか。ブルースは当初一回限りのセッションと思っていたとも。
まぁ、実際にこのバンドはライヴを含めてアルバム3枚だけで解散して。マウンテンが再結成されたりします。
と言って。このアルバムがおざなりなものかと言うと。そんなことは無く。緊張感溢れたものになtってます。
共に、米国と英国のトップ・バンドを背負ってた自負も意地もあったでしょうから。火花が散ってます。
そう。これも異種格闘技戦ってやつですね。特にブルースの気合の入り方が凄いかな。
サウンド的にはマウンテン寄りのハード・ロックなんですけどね。でも。だからかな。
ブルースとしてはクリームの二番煎じなんかやれるか。俺はハード・ロックでも凄いんだぞと見せつけたかったと。
クラプトンやジンジャー・ベイカーに対する意地だよな。それに確かにブルースって。
きちんとした音楽的素養もあって。ジャズ志向なんだけど。なんかその実はハードなベースがね。
もうブンブン、ブイブイ言わせるのが実は一番合ってたりもしてね。面白いもんだな。
ウェストのギターも鳴ってるし、レイングも叩きまくってるし。異色の組合せが上手く噛み合った稀有な例かな。

異種格闘技戦。

そもそも。
無理なんだけど。
闘い方も異うしな。
闘う場所も違だろ。
ルールも噛合わないし。

そいつを。
一堂に会させて。
闘い方や闘う場所。
ルールもバラバラなままで。
闘いのゴング鳴らしちゃって。

それでも。
どうにかこうにか。
有利とか不利とか。
得手と不得手とかありながら。
どれが最適なんだって。

そんなもん。
判断のしようがないし。
仮に判断できても。
どうしたって。
完全に腑には落ちない。

なんだけど。

異種格闘技戦。

やってみないと。
見えてこなかったり。
分からなかったり。
感じれらなかったり。
することもあるにはあるわけで。

時には。
異なる闘い方。
違う場所に乗り込んで。
相手のルールに合わせて。
やってみるのも必要で。

なんだけど。
あまりにも。
多くの闘い方。
数ある闘う場所。
なにより。十人十色のルール。

結局。
なんなんだと。
完全に合いはしないなと。
闘い方、闘う場所、ルールによって。
最強も、最適も。その条件次第と。

そんなことかもねと。
まぁ。
そこへ辿り着くために。
辿り着くのかを確かめる為に。
いま暫く続けますかね。

異種格闘技戦。



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2014/06/22 Sun *骨の髄 / George Thorogood & The Destroyers

20140622badtothebone


骨の髄から。
ダメ人間。

ちょっと調子悪くても。
美味しい酒は飲むもんな。
ジャックや。
ドラフトギネス。
止めないもんな。

ちょっと気分悪くても。
旨い肴は食うもんな。
鰻屋とか。
側屋とか。
暖簾を食くぐるもんな。

考え事して歩いてても。
いい女がいたら立ち止るもんな。
綺麗だよなとか。
いい脚してるなよとか。
考え事なんかどっか行っちゃうもんな。

頭痛くて。悶々としてても。
御機嫌なロックンロールがあれば。
それでいいもんな。
腰にきて。足にきて。
ただただリズムに乗ってるもんな。

骨の髄から。
ダメ人間。

『Bad To The Bone』'82年リリース。
ロックンロール一筋、ジョージ・サラグッド&デストロイヤーズ。
5枚目にして念願のメジャー、EMIからの初めてのアルバム。
どっちかって言うと。マイナーのが似合ってたんだけど(笑)。
この頃は。このシンプルでストレートで無骨なロックンロールにも需要があったと。
そう言えば。前にも書いたけど。サラグッドってプロ野球選手だったんですよね。
メジャーには昇格できなかったみたいだけど。2Aとか3Aくらいまではいったのかな。
だとすると。道は違えど。念願のメジャー昇格ってことで。気合入りまくってます。
もう。いつもより熱い、早い、うるさいの三拍子揃ってます(笑)。
で、メジャーならではのバラードなんか歌っちゃったりもしてて。この辺りは可愛いなと。
そうそう。昔は素晴らしいロックンロールやブルースがあるンだからオリジナルなんて要らないとか。
確かそんなこと言ってた筈ですが。えー、オリジナル・ナンバーやってます。憎めない人です。
でも。基本、このジャケットのまんまの人なので。その実、あまり以前と変わってなくて。
多少、サウンドってか、録音にお金かけられたんだろうなって程度で。
とにかくもう。ロックンロールです。ブルースです。ギターブンブン言わせてます。それでいいんです。
骨の髄から。骨の髄まで。ただのロック馬鹿。本当に純粋培養だよなぁ。これはこれで凄いよなと。
そうか。この前年の全米ツアーかなんかでストーンズのオープニング・アクトやったんでしたっけ。
そうだよな。このロック馬鹿、ブルース馬鹿ぶり。キースやミックがほっとく訳ないですもんね。
とにかく。本当にロックンロールが好きならば。このアルバム聴いて何も感じなかったら・・・まだまだかな(笑)。

骨の髄まで。
ダメ人間。

ちょっと調子悪くても。
美味しい酒飲めば治るもんな。
ジャックや。
ドラフトギネス。
アルコール消毒が一番の薬だもんな。

ちょっと気分悪くても。
旨い肴は食えば忘れるもんな。
鰻重とか。
天ざるとか。
舌鼓打つのが何よりの治療だもんな。

かなり困った状況でも。
かわいい娘に誘われれば解決するもんな。
いろいろと。ひょっとしてとか。
想像逞しくしてるだけで。
どんな困難も乗り切った気になってるもんな。

頭割れそうで。鬱々としてても。
御機嫌なロックンロールがあれば。
それでいいもんな。
胸を鷲掴みにされて。背中蹴飛ばされて。
それだけで。何でも出来る気になるもんな。

骨の髄まで。
ダメ人間。

美味しい酒。
旨い肴。
可愛いあの娘。
御機嫌なロックンロール。
それだけで。総て許せちゃうもんな。

酔っ払って。
飯食って。
恋して。
踊って。叫んで。
それだけで。幸せになっちゃうもんな。

明日のことなど。
宵越しのことなど。
社会のことなど。
世界のことなど。
全部、どうにかなると思っちゃうもんな。

それくらい。
特に。
ロックンロールには。
純粋に。正直に。
馬鹿になれる。

それでこそ。
本当の。
骨の髄から。
骨の髄まで。
ダメ人間。

御機嫌な。
ライヴを楽しむ夜に。
あれやこれや。
無粋な真似したり。
野暮な話を持ち込んでる様じゃ。

まだまだ。
立派なダメ人間とは言えません。
俺は。
そこだけは。それだけは。
自信があるぞ。どんなもんだい。

正しい。
ダメ人間に。
なるのも。
そんなに。
簡単ではないのだよ。

まぁ、誰もなりたがらないだろうけど(笑)。



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2014/06/21 Sat *正体不明 / The Flamin Groovies

20140621teenagehead


なんか。
知らんが。
なんか。
分からんが。
とにかく。

なんか。
刺さってる。
なんか。
引っ掛かる。
とにかく。

なんか。
苛立たせる。
なんか。
胸糞悪い。
とにかく。

だから。
なんか。
要は。
ギスギスと。
刺々しい気分なんだよ。

『Teenage Head』'71年リリース。
シスコ出身のフレイミン・グルーヴィーズ。
ロイ・ロニーとシリル・ジョーダンの2人を中心に結成されて。
'60年代末のフラワーなシスコでも異彩を放っていたらしいのですが。
何せ。アルバム毎にサウンドの変化も激しくて。いま一つ実態が掴み辛いかも。
バブルガムだったり、サイケだったり、ガレージだったり、パワー・ポップだったり・・・
これは何枚目のアルバムなんだろうな。なんか如何にもガレージって感じかな。
サウンド的には泥臭さもあって。そうだな。カントリーの要素も強くなっていて。
ジム・ディッキンソンが参加してるナンバーもあってスワンプな感じもあって。
あぁ、そうだな。同時期のストーンズの『ならず者』のアウト・テイク集みたいなもんかな。
正式なアルバムをアウト・テイクって酷いかなとも思いつつ。でもそのチープなとこが。
どうにもB級なところが。この時期のフレイミン・グルーヴィーズの魅力なんだよな。
ロック好きの街のちょっと悪いチンピラ風情の奴等がせーので音出してみて。
憧れの(?)ストーンズを意識してみましたと。でも完成度とかは求め様もないので。
どうにも。こうにも。どこか。ザラザラしてて、刺々しくてと。その質感が妙に好きなんだよなぁ。
訳もなく、意味もなくイライラしてる時にこのアルバムに針を落とすと不思議と落ち着くんですよね。
このアルバムを最後にロイが脱退して。シリル中心に活動を続けて。
英国に渡って。少しポップになって。パブ・ロックの文脈でも評価されてたりもします。その時代もいいかな。

なんか。
知らんけど。
なんか。
分からんけど。
ともかく。

なんか。
刺さってしまって。
なんか。
引っ掛かってしまって。
ともかく。

なんか。
苛立たちっぱなし。
なんか。
胸糞悪くて堪らない。
ともかく。

だから。
なんか。
要は。
ギスギスとしたまま。
刺々しい気分のままなんだよ。

こんな。
長閑な。
平和な。
休日なのに。
朝から一日中。

刺さったなにかが。
抜けやしない。
引っ掛かったなにかが。
外れやしない。
胸糞悪い苛立ちが続いてる。

ギスギスと軋んだままで。
刺々しさが和らぎもしない。
なんか知らないまま。
なんか分からないまま。
不機嫌さだけが付きまとってる。

きっと。
この苛立ちには。
訳もなけりゃ、意味もない。
ただ。そう。
相変わらず。

あの頃と変わらず。
ガキの頃のままに。
未完成で。不良品で。
外れっぱなし。狂いっぱなし。
ただ。それだけ。

正体不明。
刺さったまま。
引っ掛かったまま。
苛立ったまま。
変わりようもない。

正体不明・・・構わないけどね。



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2014/06/20 Fri *ならば / The J. Geils Band

20140620blowyourfaceout


ならば。
そいつを。
選んだならば。
自分自身で。
選んじまった。
それならば。

こいつで。
ここで。
燃えずに。
熱くならずに。
どうするよ。

好きなんだろ。
惚れたんだろ。
好きで好きで。
どうしようもないんだろ。
昂ってしょうがないんだろ。

ならば。
何があっても。
どんな状態でも。
上げていかずに。
どうするよ。

男だろ。女だろ。

『Blow Your Face Out』'76年リリース。
J.ガイルズ・バンドの必殺の2枚組ライヴ・アルバム。
(しかし。'70年代ってのは2枚組ライヴ・アルバムをリリースするのが一つのステータスだったよな)
J.ガイルズ・バンドって解散するまでに3枚のライヴ・アルバムがあって。
その中でも代表作、傑作と言えば。言わずと知れたこのアルバムだと思うけど。
その僅か4年後のこのアルバムも。またこれが御機嫌、最高なんだよな。
先ず何と言っても2枚組だしって。身も蓋もないけど。ライヴこそ命のJ.ガイルズ・バンドです。
そのステージがほぼフルで聴けるってだけで。体験できるってだけで。もう堪らないじゃん。
ならば。ここで。飛び跳ねなくて。叫ばなくて。腰を振らなくて。どうするよって話じゃないですか。
しかも脂が乗りきってる、黒光りしてる絶好調な時期だからね。なかなかこれ程の“逸物”は無いわな。
ブルースやR&B、ソウルに敬意を払いながら。自分達のロックンロールをものの見事に決めてる。
ピーター・ウルフ、マジック・ディック、セス・ジャストマン。このフロントの3ん人組。
ウルフのヴォーカル、ディックのハープ、ジャストマンのキーボード。この絶妙な絡み具合は他には無いもんな。
それを地味だけどタイトなリズム隊ががっちり支ええてると。ギターのJ.ガイルズは・・・
この人は、ギターが上達したければオーティス・ラッシュとスティーヴ・クロッパーを聴けと。
その名言を残しただけで良しとしとくか(笑)。出しゃばらないで全体のアンカーになってるとも言えるし。
まぁ、どうしてもスタジオ録音でヒット曲が出せなくて。で、ツアーとライヴ・アルバムに頼ってたと。
そう言った面もあるんだろうけど。それだけのライヴをやり続けてたってことだからね。半端じゃないって。
(後年、大ヒット曲を出して。でも結果的にはそれが解散の遠因になったんだよなぁ・・・)
あと、J.ガイルズ・バンドの特徴はお洒落なんだよね。伊達って言ったほうがいいのかな。
ブルースやR&B、ソウルをベースにしながら泥臭く無くて。粋でスタイリッシュなんだよな。
結構、無理してたんじゃないのと思いつつ。その素知らぬ顔して伊達を気取るところもね、好きなんだよなぁ。

ならば。
ここを。
選んだならば。
自分自身で。
足を踏み入れた。
それならば。

ここで。
いまこの時。
決めずに。
カッコつけずに。
どうするよ。

好きで堪らないんだろ。
惚れ抜いてるんだろ。
好きで好きで。
どうにも止まらないんだろ。
気になってしょうがないんだろ。

ならば。
何があっても。
どんな状況でも。
見栄を張らなくて。
どうするよ。

男だろ。女だろ。

何かを。
誰かを。
何処かを。
選んだから。
ここにいるんだろう。

好きだから。
惚れたから。
堪らないから。
足を踏み出して。
ここまできたんだろ。

ならば。

男だろ。女だろ。

燃えずに。
熱くならずに。
どうするよ。
見栄を張ってでも。
伊達に決めなくて。
どうするよ。

ロックンロールが好きなんだろ!

ならば。

今夜。
ここで。
燃えなくて。
決めなくて。
どうするよ(笑)。



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2014/06/19 Thu *終われない夏 / Big Brother & The Holding Company

20140619cheapthrillsmono


その夏の。
その日々の。
残像は。
いまも。
あまりにも鮮明で。

その馬鹿馬鹿しくも。
楽しく輝いていた時間。
その記憶は。
いまも。これからも。
消え去ることは無いのだろう。

目を閉じずとも。
その夏の。
空気が。
光が。匂いが。
光景が。笑顔が。

蘇る。浮かぶ。
そこには。
いつもの顔と。
いつもの歌が。
ある。聴こえている。

終わらない夏・・・終われない夏。

『Cheap Thrills』'68年リリース。
ジャニス・ジョプリンを一躍時の人とし世に出したアルバム。
名義からもわかる様に。ジャニスはこの時点ではあくまでバンドの一員。
でも。針を落とせば。誰にだってわかる。ジャニスだけが突出してる存在だと。
故に。ジャニスとバンドは別々の道を歩むことになる。技量、存在感が違い過ぎた。
しかし。それをジャニスが本心から望んでいたかは・・・もう誰にもわからないことだ。
フィルモアでのライヴ録音でその臨場感、緊張感がまたジャニスの歌を特別なものにしている。
(最近ではスタジオでの録音に歓声をダビングした疑似ライヴとの説もあるようだけど・・・)
先にも書いたように。ジャニスはこの未成熟なバンドが恐らく好きだったはずで。
他のメンバーとのデユエットなんかも嬉々としてる感じがあって微笑ましくすらある。
だが。やはり破格なのはジャニスがソロで歌うナンバーで。明らかに異次元にある。
「Summertime」「Piece Of My Heart」「Ball And Chain」...なんでこんな歌が歌えたのか・・・歌えてしまったのか。
その歌声の迫力とか熱量とか。その凄さ以前に。その歌声に込められた思いの強さ・・・
結果論で言うのではない。それを耳にした誰もが感じた筈だ。ジャニスは境界を超えてしまっているんだと。
越境してしまった者を待ち受ける運命を予感した筈だ。恐らくはジャニス自身もわかっていたのかも。
それでも。ジャニスは歌わなければならなかった。歌わざるを得なかった。歌うしかなかったのだ。
「Summertime」のあの独特のギターのイントロ、そこからジャニスが歌いだす。それだけで全身が痺れる。
壮絶な「Ball And Chain」最後はジャニスの歌声だけが残って終わる。憑りつかれたまま時が止まってしまう。
終わらない、終われない季節へと踏み出してしまったジャニス。その後姿には誰の手も届かない・・・
因みに。オリジナルの米国盤にはモノラル盤もあって。是非、その迫力でジャニスの声に一度は触れてほしい。

その夏の。
その一瞬の。
残像は。
いまも。
あまりにも鮮明で。

その馬鹿馬鹿しくも。
楽しくしてしかたなかった瞬間。
その記憶は。
いまも。これからも。
消え去りはしないのだろう。

目を閉じずとも。
その一瞬の。
空気が。
歌声が。笑い声が。
光景が。思いが。

蘇る。浮かぶ。
そこには。
いつも。あの顔と。
いつも。あの歌が。
ある。聴こえている。

終わらない夏・・・終われない夏。

終わらな夏。
そいつは。
思い出としては。
感傷に浸るには。
最高だ。

あんなに。
光り輝いていた日々は。
楽しかった日々は。
ありはしない。
毎日が楽しくて。面白くて。

終われない夏。
そいつは。
思いだす度に。
胸の何処かを刺しやがる。
鈍く思い痛みが蘇る。

あんなに。
光り輝いていた一瞬を。
幸福だった一瞬を。
相手にして闘わなきゃならない。
これからも。おそらくずっと。

しかも。
その相手ときたら・・・
まぁ。いいか。
それも。自分で選んだんだからな。
終わらない夏じゃなくて。
終われない夏をな。

何処かでジャニスが歌ってる・・・



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2014/06/18 Wed *独り言 / Little Milton

20140618ifwallscouldtalk


まさかとは。
思うけど。
聞いてないよな。
聞いたとしても。
これは。

そう。
ただの。
独り言。
だからな。
そうなんだから。

だからさ。
気にしなくていいから。
名前とか。
思いとか。
独り言だから。

飽くまでも。
独りで。
勝手に。
ごちてる。
だけなんだから。そうだから。

『If Walls Could Talk』'69年リリース。
リトル・ミルトンのチェス(チェッカー)での最後のオリジナル・アルバム。
そう。ミルトンって言うと。どうしてもこの後に移籍したスタックスとか。
晩年に活躍したマラコのイメージがどうしても強いんですけどね。
実は10年在籍していたチェス時代がヒット曲も一番多くて。人気もあって。
ミルトンの基礎が築かれたのは間違いなくこの時代だったんですよね。
でもって。既にこの頃からブルースの枠に嵌らない歌声を聴かせていて。
ブルース、ソウル、ファンクと。なんでもござれなんですよね。
スタックスでの代名詞的名盤『Blues 'n Soul』の下地は出来上がっていたと。
特に。このアルバムでは。そのファンキーさ。そのグルーヴたるや。なんたるうねりかと。
ホーン・セクションも擁して。そのうねりでグイグイと迫ってくると。で、リズム隊はあくまでタイトで。
そんなサウンドの中で自在に歌い上げるミルトンの歌声がね。また何とも魅力的なんですよね。
何でもこのアルバムからは4曲がシングル・カットされて。そのいずれもがR&Bチャートに入ったと。
そりゃそうだよなぁ。魅力的だもんなぁ。このサウンドにこの歌声。得も言われぬ色気があるもんね。
ブルースってとどうしてもギタリストばかりに注目しがちですが。ヴォーカリストも侮れないよとね。
そう言えば。鍵盤ではダニー・ハサウェイが参加してるのかな?そこらがミルトンの新しさだったのかも。
時にやや感情表現が大袈裟かなと思いつつ。いつのまにか聴き惚れてる自分がいたりします。

まさかとは。
思うけど。
話せないよな。
話せたとしても。
あれは。

そう。
ただの。
独り言。
だったんだからな。
そうだったんだから。

だからさ。
忘れちゃっていいから。
名前とか。
願いとか。
独り言だから。

飽くまでも。
独りで。
勝手に。
ごちてた。
だけなんだから。そうだから。

壁に耳あり。
障子に目あり。
そんな筈は無いけれど。
聞いてないよな。
話せないよな。

まぁ。
別に。
独り言なんて。
聞かれてても。
問題は無いけどさ。

無いけれど。
まぁ。
別に。
話す必要も無いだろう。
独り言なんだから。

独り言。

実は本音が見え隠れ。



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2014/06/17 Tue *心配いらないなどとは / Earl Hooker

20140617donthavetoworry


大丈夫。
大丈夫。
心配ないから。
心配いらないから。
そうだよな。

その筈だったよな。
明日は。
明後日は。
未来は。
必ず明るいと。

そう信じていたもんな。
そう信じさせてくれたもんな。
それが。
いつの間に。いつから。
変わっちまったんだろうな。

心配いらないなどとは。
口が裂けても言えない。
本音ではとてもそう思えない。
何より五感が感じてしまっている。
そんな時代になっちまった。

『Don't Have To Worry』'69年リリース。
その芸術的なスライド・ギターで知られるアール・フッカー。
40歳の若さで亡くなったフッカーがその前年に録音したアルバム。
(この日本盤には独自に他人のアルバムでフッカーがギターを弾いてる2曲が追加されています)
このフッカーも直接的にロックとの関わりが無かったせいか。知る人ぞ知る存在で。
但し。何でもバディ・ガイによればジミヘンより先にワウワウを使ってたって話もあるくらいで。
かなり革新的で柔軟な思考の持ち主だった様で。それがそのサウンドにも表れています。
ジョン・リー・フッカーの従兄弟にあたって。ロバート・ナイトホークの影響を受けてと。
経歴的(?)には正統なブルース・マンなんだけど。まぁ、その枠には収まり切らなかったってことかな。
なので。一般受けはあまりせず。ミュージシャンズ・ミュージシャンって感じで。
特に同じブルース・ギタリストの中での評価が高かったんだとか。そんなちょっと偏屈な感じも魅力かな。
(ただ、スティーヴ・クロッパーは早くからフッカーを好きなギタリストに挙げていたそうで。流石スティーヴさん)
さて。フッカーの特徴的なのはスライドと言っても。コードで豪快にギュワーンってんではなくて。
シングル・ノートで咽び泣く科の様に音を伸ばすところで。しかもスライドを使わなくても音が伸びるんですよね。
それがね。独特で。何というか。こうもの悲しげに、儚げに伸びるんですよね。これはフッカーだけだなぁ。
それを象徴するのが代表曲であるインストのその名も「Blue Guitar」ってナンバーで。
そう蒼白い炎が揺らめいている。フッカーのギターってのはその蒼白さで聴く者を魅了して止まないんだな。
特にこの頃既に自分の死期を悟ってたともされるだけに。鬼気迫るものも感じられるかな。
それを思うと。アルバム・タイトルが。周囲に向けたものなのか、自分に言い聞かせていたのか。切ないかな。

大丈夫。
大丈夫。
心配ないから。
心配いらないから。
そうだったんだよな。

そう信じていたものな。
明日は。
明後日は。
未来は。
必ず狂ってさ。疑いもなく。

そう信じられたもんな。
そう信じさせて、背中を叩いてくれたもんな。
それが。
いつの間に。いつから。
変わっちまったんだろうな。

心配いらないなどとは。
口が裂けても言えない。
本音では今すぐ叫んでしまいたい。
何より五感で確信してしまっている。
そんな時代になっちまった。

雲が。
風が。
空気が。
囁いている。
告げている。

何故。
もっと早くに。
気づけなかったのか。
その警告が。
蒼白いうちに。

もう。
あそこでも。
ここでも。
赤い炎が。
舌なめずりしている。

隠されていたものが。
もうその必要も無いと。
その醜悪な素顔を露わにし。
世界が。
炎に包まれる。

心配いらないなどとは。

言えない。
言ってやれない。
背中を叩くこともできない。
繋ぐことを、伝えていくことを断たれる。
気づけなかった、防げなかった。片棒を担いだも同じこと。

心配いらないなどとは。
言ってあげられなくしちまったんだな・・・



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2014/06/16 Mon *どうしたって / Eddie Taylor

20140616ifeelsobad


どうしたって。
どうやったって。
どうにもならない。
この朝だけは。
月曜日とやらの朝だけは。

沈むよな。
憂鬱だよな。
上るわけないよな。
燃えるわけないよな。
月曜日の朝だけは最悪だ。

週末が。
楽しければ。
反動が大きいし。
何も無ければ。
後ろ髪引かれるし。

きちんと。
気持ちを。
整理して。
切り替えて。
月曜日の朝を迎えられる。

そんな職人技を持ってる人。尊敬するよね。

『I Feel So Bad』'72年リリース。
シカゴ・ブルースの名サイド・マンとして知られるエディ・テイラー。
その副題も『The Blues Of Eddie Taylor』とつけられた初めてのソロ・アルバム。
'50年代から活躍していたテイラーですが。'60年代末まではその殆どが。
幼馴染でもあると言うジミー・リードをサイド・ギタリストとして支え続けていたと。
リードはヒット曲を連発する大人気のブルース・マンで。テイラーはあくまでも黒子と。
その正確無比な職人技のバッキングで。リードの活躍に大いに貢献していたのですね。
なんてった。リードって人はそのホンワカしたブルースそのままの様なところもあった人ですからね。
レコーディング時に歌詞を覚えられなくて。奥さんが耳元で囁いて。それがそのまま録音されてるとか。
いくら幼馴染とは言っても。時には沈んだり、憂鬱になったり、嫌にならなかったのかなと。
思うんですけどね。そこはきちんと整理して切り替えてたんだろうなぁ。偉いなぁと。
その技術と性格を買われたのか。ジョン・リー・フッカーやエルモア・ジェイムスのバックもやってたと。
'60年代後半になってリードに衰えが表れて。リードとの仕事が減って。セッション活動が活発になって。
それでその実力が改めて知れ渡って。西海岸に呼ばれて録音したのがこのアルバムだったと。
ここぞとばかりにその実力、魅力が全開で。ミシシッピの臭いも濃厚な弾き語りもあれば。
ロバート・ジョンソンのナンバーを見事なシカゴ・スタイルで聴かせたりと。しかもさり気無く決めちゃうと。
何たって夜の8時から朝の8時まで演奏するだけのレパートリーはあると豪語していたらしく。
その黒子、裏方仕事で鍛えられた本物の職人技のブルースが。実に心地良いのですね。これが。

どうしたって。
どうやったって。
どうにもならない。
この日だけは。
月曜日とやらの一日は。

沈んだまま。
憂鬱なまま。
上ることもないまま。
燃えることもないまま。
月曜日ってやつだけは最悪だ。

週末が。
楽しければ。
余韻を引き摺ってるし。
何も無ければ。
虚無感に浸ったままだし。

きちんと。
気持ちを。
整理して。
切り替えて。
月曜日も一日過ごしせる。

そんな職人技を持ってる人。尊敬するよね。

いや。
まぁ。
普通は。
整理して。切り替えられる。
それが当たり前なんだろうけど。

どうしてもな。
いつになっても。
整理できない。
切り替えられない。
そんな自分みたいな人間は。

どうしたって。
月曜日の朝は。
月曜日、一日は。
最悪としか。
感じれらない駄目人間からすると。

そんな状況でも。
どんな状況でも。
動じない。
職人技を持ってる人。
尊敬しちゃうんだよな。

尊敬してる場合じゃないんだけどね(苦笑)。



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2014/06/15 Sun *死に場所が見つからない / Howlin' Wolf

20140615thebackdoorwolf


死に場所が。
見つからない。

どうにも。
こうにも。
ここだろう。
ここじゃねぇか。
そんな感じが。

ここにも。
あそこにも。
しやしねぇ。
漂ってない。
臭ってこないんだよなぁ。

どこまで。
いつまで。
探し続けなきゃ。
ならんのよ。
まったくなぁ。

そろそろさぁ。
いいんじゃねのとね・・・

『The Back Door Wolf』'73年リリース。
その横顔に泣く子も黙るハウリン・ウルフのラスト・アルバム。
60歳を過ぎていたウルフ。慢性的に体調が悪く。人工透析も受けていたとか。
流石にその歌声の迫力は全盛期には及ばないのですが。
そのブルースの魂、佇まい、姿勢みたいなものは些かも変わっていません。
まったくもって不屈と言うか、強い精神と言うか。そしてもう一つ。
己が信念に基づき。その信念を曲げずに貫いてきた。それ故の達観もあるかなと。
ロック界からの支持も高かったウルフですが。実は第の白人嫌いだったらしく。
どんなに持ち上げられてもその姿勢は変わらずに。セッションとか客演とかはしても。
白人観客だけを相手にしたステージはどんなにギャラを積まれても生涯拒み続けたと言う。
また気安くウルフに触れようとした白人の観客をぶん殴ったという話もあって。
そのブルースが受け入れられるのは、支持されるのは良しとしても。それとこれは別と。
黒人ブルースマンとしての矜持を常に保ち続けた。それがウルフの生涯だったのです。
まぁ、ブルース界のカール・ゴッチ(?)みたいな頑固一徹の親爺さんだったんでしょうね。
そんな親爺さんって。例えば今の社会でも少なくなっちゃって。淋しいかな。
ガキの頃はそんな親爺さん達に怒られて。でもその男臭さに憧れて。可愛がってももらったりね・・・
このアルバムにもね。当然そんなウルフに怒られ可愛がれ、慕ってきたいつもの面子が集まってて。
特にヒューバート・サムリンの鋭いギターがね。ウルフ親爺、親分のラストに端を添えています。
不謹慎かも知れませんが。このアルバム。ウルフの死に場所としては十分に相応しかったかなと思うのです。

死に場所が。
見つからない。

どうにも。
こうにも。
未だだな。
今じゃねぇな。
そんな感じが。

この時も。
あの時にも。
しやしねぇ。
震えない。
伝わってこないんだよなぁ。

どこまで。
いつまで。
探し続けるのかね。
見つからんかね。
まったくなぁ。

そろそろさぁ。
いいんじゃねのとね・・・

死に場所が。
見つからない。

もう。
そろそろ。
飽き飽きしても。
いるのだが。
それなのに。

ここでも。
あそこでも。
この時でも。
あの時でも。
何かが違いやがる。

この人でも。
あの人でも。
どうにも。
こうにも。
何かが足りないのか。

死に場所が。
見つからない。

まぁ。
死ねるだけ。
本気で。
本音で。
未だ生きてない。

“そっち”を見つけるのが先かもね。



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2014/06/14 Sat *箍など / Little Walter

20140614thebestoflittlwwalterjp_2


枠に収まらない。
そんな。
カッコのいいもんじゃなく。
要は。
社会に適応できない。

それも。
ちょっとやそっとじゃない。
素のままじゃ。
世間とやらの。
誰とも真面につきあえやしない。

多少は。
悪知恵もついて。
外面は誤魔化してはいるものの。
内面は何も変わってんかいやしない。
破綻してる。破滅してる。

箍が。
外れでもしたら。
とんでもないことになっちまう。
だから。
出来るだけ関わりになりたくないんだな。

何せ。
箍など・・・

『The Best Of Little Walter』'69年リリース。
リトル・ウォルターの同名のチェス編集の傑作アルバム。
おそらくは日本で初めて紹介された、発売されたのがこのアルバムで。
権利関係で問題でもあったのか。イラストのジャケットに変更されて。
収録されいる曲は同じなのですが。曲順は日本独自のものとなっています。
録音年代の古い順番に12曲と。この辺は如何にも日本人らしい拘りかなと。
おかげで。A面頭に「Juke」でB面ラストが「My Babe」でと。
ウォルターの中でも最高に御機嫌なナンバーで始まって終わると言う。いい感じになってます。
内容はまぁ、今更説明もいらない。最高のシカゴ・ブルースで。
特にウォルターの、その人並み外れたブルース・ハープの魅力に憑りつかれてしまうのです。
アンプ・りファイド・ハープの創始者がウォルターであったかどうかは議論がある様ですが。
そんなことは些細なことで。アンプに繋いで歪ませたブルース・ハープで。
このご機嫌で艶っぽくて、危ういブルースをやってみせた。ウォルターの功績は他にないものかなと。
そう。ウォルターのブルースは危ないんですよね。黒光りしたナイフの凄味があるんです。
それも決して装飾とか脅しじゃなくて。何かあれば何の躊躇いもなく人を突き刺すナイフなのです。
映画『キャデラック・レコード』での描かれ方はいくらなんでも極端に過ぎるとは思うのですが。
下手に触れたら危ない、何をするか分からない。箍が外れたらそれこそ・・・いや、恐らくその生き様からして。
箍など最初からはめられずに生まれてきたのかな。故にウォルターのブルースは魅力的なんだろうな。
その危険な匂い、血生臭さがね。大好きなんですよね。本当に。まぁ、ヤバいっちゃヤバいんだけど・・・

枠に収まらない。
そんなのは。
ただの言い訳に過ぎなくて。
要は。
社会に適応する気が無い。

それも。
半端じゃ無く筋金入りで。
生のままじゃ。
社会とやらの。
倫理にも規則にも合うはずもない。

段々と。
狡猾にはなって。
外面は装ってはいるものの。
内面はますます素に戻っていく。
破綻して、破滅して。笑ってる。

箍が。
外れでもしたら。
とんでもないことになるんだろうなぁ。
だから。
出来るだけ関わりになってほしくないんだな。

何せ。
箍など・・・

生まれた時から持ち合わせてない。

誰かと。
一緒に。
右向く気は無いな。
前へ倣えもしないな。
好きな方を見て、列からはずれてたいな。

世間とやらに。
適応するだけの。
価値があるのかね。
社会とやらの。
倫理や規則に意味があるのかね。

残念ながら。
俺には。
そいつは。
ちょいとばかり。
分かりかねるんだよなぁ。

やっかいだねぇ。
困ったもんだねぇ。
ちょいとばかし持て余すねぇ。
でも。仕方ないかな。
それが大好きなんだから。

何せ。
箍など・・・



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2014/06/10 Tue *我歩く故に我在り / Larry Williams

20140610larry


なんで。
ここにいて。
ここで話して。
ここで聞いて。
こうしてるんでしょうね。

いるのは。
自分。
話してるのも。
聞いてるのも。
自分なんですよね。

自分の目でしか。
見れないし。
自分の耳でしか。
聞けないし。
自分の言葉でしか。
話せないし。

そもそも。
自分の頭でしか。
考えられないし。
自分の心でしか。
感じられないし。
なんなんだよなぁ。

『Here's Larry Williams』'59年リリース。
リトル・リチャードと並ぶスペシャルティのスターだったラリー・ウィリアムス。
腕を組んだその姿からもその自信が窺えるウィリアムスの唯一のオリジナル・アルバム。
ウィリアムスを知らないって不届きな(笑)人でも。その曲は耳にしてるはずで。
なんたって。「Bony Moronie」に「Dizzy Miss Lizzy」に「Slow Down」に「Bad Boy」に。
「Just Because」ときて「She Said Yeah」ですからね。これ全部ウィリアムスのヒット曲です。
どうですか。知ってたでしょ。ストーンズやビートルズのアイドルの1人だったんですね。
あの強烈な(強烈すぎる)リチャードと個性の差を出す為か。激しくシャウトしたりせずに。
叫んでも。どこか愛嬌があるのがウィリアムスの最大の個性かな。ついつい微笑んでしまうのです。
飄々としていて。どこまでも軽やかに乗ってみせる。これもまたロックンロールなのです。
その滲み出て弾ける様な陽気さはニューオーリンズの出身だってこととも関係があるのかな。
スペシャルティなので録音はニューオーリンズじゃないと思うんですけどね。
バックのサウンドには時々ニューオーリンズを思わせるところがあって。結構ノヴェルティだったりして。
とにかく楽しいんだよな。この楽しさはウィリアムスならではだな。リチャードだったら吠えちゃうもんなぁ。
ストーンズやビートルズはリチャードもアイドルだった筈で。2人の個性を巧くミックスしてカヴァーしたんだな。
特にジョン・レノンは相当なウィリアムスのファンで。このアルバムに収録されてる「Dizzy Miss Lizzy」も含めて。
カヴァーでは全部リード・ヴォーカルとってるし。『Rock 'N' Roll』でもカヴァーしてるしねぇ。
実はバラードになると結構駄目なんですけどね。俺は俺のスタイルでここにいるんだって。
そんな意気地をも感じさせるジャケット、アルバム・タイトル。やはり愛すべきアルバムなのです。

なんで。
ここにいるのは。
ここで話してるのは。
ここで聞いてるのは。
自分なんでしょうね。

いるのも。
話してるのも。
聞いてるのも。
自分なんですかね。
どうしてなんですかね。

この目は本当に。
自分の目なのか。
この耳は本当に。
自分の耳なのか。
この言葉本当に。
自分の言葉なのか。

そもそも。
自分の頭でしか。
考えられないのは。
自分の心でしか。
感じられないのは。
何故なんですかね。

自分が。
誰かとは異なって。
自分は自分でしかなくて。
それって。
本当にそうなんですかね。

まぁ。
確かに。
誰かの目では見れないし。
誰かの頭でも考えられないし。
誰かの心でも感じられらないけれど。

じゃぁ。
自分以外は。
総て他人事。
どうでもいいかってなると。
そうじゃないこともあるんですよね。

うん。
取敢えず。
歩いてみます。
歩いてきます。
自分の足で。

答え。
探すってか。
意外と。
落ちてたり。
するかも知れませんね。

我歩く故に我在り・・・まぁ、とりあえず・・・いいか(苦笑)。



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2014/06/09 Mon *あんたが大将 / Various Artists

20140609hailhailrandr


まぁ。
これが。
他の件なら。
議論百出で。
まとまらないかも。

でも。
このこの件に関しては。
議論するまでもなく。
否、例え議論になっても。
まとまらないものもまとまっちゃう。

そう。
この件に関しては。
どう考えたって。
誰が考えたって。
答えは同じ。答えはひとつ。

さて。
それじゃ。
話はこれくらいで。
さっさと。
始めますかね。

あんたが大将。

『Hail ! Hail ! Rock 'N' Roll』'87年リリース。
ロックの大将、チャック・ベリーの映画のサウンド・トラック・アルバム。
映画の後半のハイライトだった豪華なゲストがチャックの下に集結して。
チャックを盛り上げて大いにロックンロールするライヴの模様が収録されています。
まぁ、これは映像版を観るのが、特に映画館の大きなスクリーンで観るのが本筋でしょうが。
このアルバムに針を落として聴いてるだけでも十分に楽しめるんだな、これが。
なにせ音楽監督が我らがキース・リチャーズですからね。そのライヴの素晴らしいこと。
キースはとにかく相当苦労したみたいですが。徹底的に楽しいライヴになってるんですよね。
不思議なもので・・・否、当然なのか。どんなにゲストが豪華でも主役はチャックなんだと。
聴いてるだけでハッキリ感じられるんですよね。流石はチャック。そしてキースです。
この映画、公開時に何回観に行ったんだっけかな。なんか日参してた様な・・・
だから。色んなシーンや会話の細かいところまで結構覚えてて。聴きながら思いだして、笑っちゃうんだよな。
リハーサルでキースに文句つけまくるチャックと、ムッとしながらも耐えてるキースとか。
若い頃にバックを務めた時のブルース・スプリングスティーンの話とか。チャック・ベリーズ・ソングだって・・・
ジュリアン・レノンをハグして帰ったら親父に宜しくなって涼しい顔で言ってるチャックとか。
あんなに気難しい奴と仕事をしたのは初めてだ。但し一人を除いてはなってぼやくキースとか。
ライヴでも。直ぐにチューニングを変えようとするチャックがキースに怒られるんだよなぁ。
とにかく。ロックンロールの楽しさが全部詰まってる様な映画で。うん。アルバム聴いてるだけでも最高だね!
この制作過程で辛抱強くなって。自信つけて。キースは『Talk Is Cheap』を創れたんだよね。
で、チャックよりはましかと思って。ミックとも仲直りしてストーンズの再会にも繋がったと(笑)。
あっ、そうそう。ずっと影の存在だったジョニー・ジョンソンを表に出したのもキースの功績だよね。
でも。まぁ。なんと言っても。キースにそこまでさせたチャック。あんたがやっぱり一番。あんたが大将!

まぁ。
これが。
他の件なら。
船頭多くしてで。
あらぬ方向に進むかも。

でも。
このこの件に関しては。
争うまでもなく。
否、例え争いになっても。
船頭になれる方はお一人でしょう。

そう。
この件に関しては。
どう考えたって。
誰が考えたって。
落ち着く先は同じ。落ち着かせられるのは一人。

さて。
それじゃ。
話はこれくらいで。
さっさと。
やりますかね。

あんたが大将。

そりゃ。
まぁ。
ロックンロールに限らず。
この世の中に。
本当の本当のオリジナルってあるのかって。

そんな話は。
あるわけで。
皆ね、何らかね。
意識しようが、無意識だろうが。
先達の影響を受けてるわけで。

でも。
それを感じて。
自分なりのものを加えて。
更には引いたり、混ぜたりして。
で、誰もが共感できる世界を生み出しちゃったんだから。

この件に関しては。
他の誰が噛みつこうが。
他の誰が喚こうが(リトル・リチャードは煩そうだな・・・)
もう決まってるでしょう。
そう。あなたしかいないのです。

何回目かの。
ロックの。
ロックンロールの日に。
チャック・ベリー。
あんたが大将!



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2014/06/08 Sun *お構いなし / Wilson Pickett

20140608thewickedpickett


そんなもん。
誰がなんと言おうが。
誰に何を言われようが。
知ったことじゃない。
関係あるもんか。
お構いなし。

こちとら。
今に。
今夜に。
この一瞬に。
総てをかけてるんだ。

どこまで。
熱くなれる。
燃えられる。
どこまで。
乗れる。楽しめる。

今は。
今夜は。
この一瞬は。
ここが。この場所が。
最高に御機嫌なんだ。

『The Wicked Pickett』'66年リリース。
ジャケットの笑顔、それだけで最高なウィルソン・ピケットのアルバム。
A面頭がいきなり「Mustang Sally」ですからね。もうそこでやられます。
ピケットに胸倉つままれて、おら、これがソウルだぜ熱くならんかい!ってなもんです。
アルバム・タイトルは直訳すると“最悪なピケット”ですからね。最高どころじゃないですからね。
このふてぶてしさ、この大胆さ、この度胸、この自信。それこそがピケットの真骨頂です。
まぁ、ピケットも。オーティス・レディングの出現によってサザン・ソウルの王者になれなかった。
その一人ってことになるんでしょうけどね。もう、そんなことお構いなしですから。
ミディアムからアップ・テンポのナンバーによる熱い力技には意地もあるのでしょうが。
シャウトさせたら、聴く者を熱くさせるのなら俺が最高だ。それ以上だ。文句があるかと。
いやぁ、もうねぇ。この突っ張っちゃっうところがね。大好きですね。そうじゃないとね。駄目だよね。
ソウル・シンガー(に限らずですが)先頭切って舞台に出てくんだから。周りはお構いなしの気概がなくちゃ。
実はバラッドにも独特の深い表現力を発揮するピケットですが。このアルバムでは。
あまりそっちでは勝負にいってない様に思えるのも。意地なんだろうなぁ。そこも大好きだなぁ。
このアルバム。カヴァーが多くて。「Time Is On My Side」も歌ってるんですが。
何でもピケットはストーンズのヴァージョンがお気に入りで。それを参考にしたらしいって話もあって。
「Everybody Needs Somebody To Love」なんかも歌ってますから。目鼻も利くんだな(笑)。
まぁ、なにしろ。この不敵なピケットの笑顔を見ながら聴く「Mustang Sally」がともかく堪りません!

そんなもん。
誰がなにを言ってこようが。
誰に何を言われたところで。
耳になんかな入らない。
関係なんかないね。
お構いなし。

こちとら。
たった今。
この夜に。
その一瞬に。
総てをかけてるんだ。

どこまでも。
熱くなれるぜ。
燃えられれるぜ。
どこまでの。
乗れるぜ。楽んでやるぜ。

たった今。
この夜は。
その一瞬は。
ここが。この空気が。
最高に御機嫌なんだ。

昨日の失敗も。
明日の心配も。
しったことじゃない。
今日は。今夜は。
俺が、俺達が最高なんだ。

昨日何があっても。
明日何が起ころうとも。
それはそれだけ。
今日は、この一瞬は。
俺が、俺達が最悪なんだ(笑)。

さぁ。
お構いなしに。
乗っていこう。
熱く燃え上がろう。
大胆に。ふてぶてしく。

お構いなし。

どこまで。
どこまでも。
いけるとこまで。
いってやろう。
乗っていこう。

お構いなし!



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2014/06/07 Sat *新しい世界 / Margie Joseph

20140607makesanewimpression


そうそう。
簡単には。
変えられないし。
開きもしない。
そうだろう。

ずっと。
これできたんだ。
この考えで。
この思いで。
支えられてきたんだ。

そいつが。
ちょっとや。
そっとで。
変わったり。
開いたりしたら。

それはそれで。
なんなんだって。
ことになるんだ。
根っこにあるものが。
揺らぐことになっちまう。

『Makes A New Impression』'71年リリース。
後にアトランティックへ移籍して大きく花開くマージー・ジョセフ。
実はそれ以前はヴォルト等と契約して地道に活動していました。
(まぁ、アトランティックやスタックスがよく使う手法ではありますが・・・)
他の多くのレディ・ソウルと同様に幼い頃から教会で歌っていたと言うマージー。
このアルバムに収録されているのは20歳頃の歌声だと思いますが。
溌剌とした若さを感じさせながらも。既に貫禄も垣間見せるところが流石です。
出身がどこなのかは知らないのですが。ニューオーリンズの大学在籍時代にプロを志して。
やがて流れてヴォルトに辿り着き。シングル盤を何枚か制作してるのかな。
なかなか火がつかなかったのが。あの「Stop In The Name Of Love」のカヴァーがヒットして。
このアルバムの制作に繋がったのでした。良かったねと。さて件のカヴァーですが。
これが見事なまでの換骨奪胎。あの如何にもシュープリームスな弾けるモータウン・ナンバーを。
なんと8分を超えるミディアムなサザン・ソウルなナンバーに生まれ変わらせていて。
いや、これはダイアナ・ロスも裸足で逃げ出すんじゃないかって程の素晴らしさなのです。
その「Stop In The Name Of Love」を始めとして。ミディアムからスローからジャンプ・ナンバーまで。
若さも武器にした黒く艶やかに輝く歌声が。本当に。何とも言えない魅力に溢れています。
アルバム・タイトルにもヴォルトの期待が込められている感もあるのですが。アルバムは売れなかったとか。
でも。アトランティックも。あのアレサ・フランクリンのライヴァル、後継者になりうると期待していたと言う。
その何か。言葉にはならない。マージーならではの歌声の輝き、魅力と言った新しい何かは感じられます。

そうそう。
簡単には。
変えたくもないし。
開けたくもないし。
そうだろう。

ずっと。
これできたんだ。
この感覚で。
この嗅覚で。
生き延びてきたんだ。

そいつが。
ちょっとや。
そっとで。
変えちまったり。
開けちまったりしたら。

それこそ。いままでは。
なんだったんだって。
ことになるからな。
土台にあるものが。
傾くことにになっちまう。

それでも。
まぁ。
少なくとも。
面白そうだなと。
興味を抱かせられたなら。

その。
自分にとっては。
新しい感覚や。
新鮮な印象を。
与えてくれるものに。

手を伸ばして。
振れてみたり。
感じてみたり。
してみるのも。
悪くは無いのかもしれないな。

それで。
変わらなくても。
開けなくても。
何か新しいものの。
萌しでも感じられたら面白いしな。

新しい世界。

先ずは斜めに覗きに行きますかね(笑)。



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2014/06/06 Fri *男なんてさ / Lynsey De Paul

20140606lovebomb


男なんてさ。

まぁ。
世間一般の。
立派な紳士の方々を。
俺なんかと。
一緒にしちゃ問題もありましょうが。

馬鹿で。
単純で。
スケベで。
俗物で。
見栄っ張りで。

まぁ。
よくて。
大体。
そんなところ。
なんじゃないのかね。

考えてることなんて。
美味い酒と旨い肴と。
好きなチームの勝敗と。
ロックンロールとブルースと。
女の娘と。

後はその割合の違いだけ・・・だよなぁ。

『Love Bomb』'75年リリース。
グラム・ロックの時代に咲いた妖艶な一輪の薔薇。
リンジー・ディ・ポール。たぶんレコード会社移籍後2枚目のアルバムかな。
まぁ、このジャケットにこのアルバム・タイトルですよ。
こんなのねぇ。うぶな高校生じゃレコード屋のレジに持ってけないっすよね。
ましてやレジのお姉さんがちょっと綺麗だったりしたら。尚更ね。
自分は立派な中年なので堂々と買いましたけどね。ただしオークションですが(笑)。
さてリンジー嬢ですが。美貌、魅惑のウィスパー・ボイス、更にはソングライティングと。
神様ってのは不公平にも程がある・・・と言うか。だから神様なんていないんだよって人で。
確か'70年代の前半~中頃にかけてヒット曲を結構放っていて。日本でも人気あったのかな。
まぁねぇ。この眼差し。半開きの唇。胸をはだけかけて。で、甘い声で囁いてくれちゃいますから。
そりゃ、男どもはイチコロでしょう。なんか色物みたいに書いちゃいましたが。
そんなことなくて。歌が上手いんですよね。多分一人で多重コーラスしてるんですが。見事なものです。
そうだ。確かモット・ザ・フープルの「Roll Away The Stone」にコーラスで参加してたんじゃないかな。
フレンチ・ポップほど上品ぶって逆に下世話にもならず(あれはあれでいいけど)、ロリータにも陥らず。
囁き声にも英国の香りが漂ってくる辺りがね。うん、ブリティッシュ・ガール・ポップの後継でもあるのかな。
しかし、いいよなぁ、このジャケット(笑)。新宿三丁目のあのお店の彼も好きだったんだよなぁ・・・

男なんてさ。

まぁ。
世間一般の。
真面な紳士の歴々と。
俺なんかを。
一緒になど語る気はさらさらありませんが。

熱中すると。
周りなんか見えないし。
とことん燃え上がって。
高尚などとは程遠く。
ええカッコしいで。

まぁ。
言っても。
実は。
そんなものだと。
思うんですけどねぇ。

考えてることなんて。
ギネスとジャックと鋤焼と。
阪神の勝敗と。
ロックンロールとブルースと。
あの娘と、あの娘と、あの娘と・・・

後はその割合の違いだけ・・・だよなぁ。

男なんてさ。

本当に。
信じられないくらいに。
信じられないかもしれないけど。
でも。
事実。

馬鹿で。
単純で。
スケベで。
俗物で。
見栄っ張りで。

だよなぁ。
でなきゃだよ。
男やってて。
何が。
面白いんだよ。

今夜も。
考えてるのは。
ギネスの冷え具合と。
次に針を落とすレコードと。
そして・・・

男なんてさ。
なんだけど。
男でよかったよな。
じゃなかったら。
いい女に恋もできないもんねぇ(笑)。



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2014/06/05 Thu *人間だもの / Michael Des Barres

20140605imonlyhuman


人間だもの。
そう。
所詮は。
人間だもの。
人間にしかすぎないもの。

それも。
特別な。
才能も。
技術も。
持ち合わせがない。

至って。
平凡な。
人間だもの。
そんなもんだから。
限界はあるよな。

あるだろう。
自分で決めるなとか。
越えられるとか。
勝手に言うんじゃないよ。
それぞれに事情もあるしな。

『I'm Only Human』'80年リリース。
マイケル・デ・バレスの1stソロ・アルバム。
そうあのシルヴァーヘッドのディテクティヴのマイケルです。
たぶん。ディテクティヴ解散後に制作されたものじゃないかなと思われます。
フランス貴族の血を引くとかって売り出されて(東芝EMIのでっちあげ?)。
そのルックスもあってシルヴァーヘッド時代は日本ではかなり人気もあったものの。
本国、英国では評価されず。それもそうだよなぁ。サウンドはグラムじゃなくて。
ストーンズやフリー直系の重心の低い腰にくるロックンロールだったもんなぁ。
売り出し方によっちゃ、別の道もあって正当に評価されたと思うんですけどね。
で、ジミー・ペイジに気に入られてスワン・ソングからディテクティヴを結成して再度勝負。
そうしたらそうしたで。ツェッペリンの二番煎じだと扱き下ろされて。
ならばと開き直って。元来の嗜好でもあるソウルフルな面を押し出した2ndアルバムを制作。
ところがこれも売れなくてと・・・この2ndと、その後のプロモだけのライブ・アルバムは傑作だと思いますけどね。
で、ディテクティヴも敢無く解散と。で、本格的に米国に腰を据えてソロで活動を始めたと。
悪くは無いんですよ。元々マイケルってヴォーカリストとしての力量、表現力は優れてるから。
だけどどうにも。そのバックの如何にも'80年代なサウンドとの相性が合ってないんだよなぁ。
マイケルの歌声だけが浮いてたり。過剰なバックがマイケルの歌声を邪魔してたりと・・・残念。
シルヴァーヘッド時代からの盟友である、当時はブロンディにいたはずのナイジェル・ハリソンが。
曲も書いてベースも弾いてと全面的にサポートしていて。ナイジェルみたいな人がもう少し側にいたらなと。
人間だもの。仕方ないんですけどね。マイケルは好きなだけに。期待しちゃうだけに・・・でもいい歌声だよな。

人間だもの。
そう。
所詮は。
人間だもの。
人間以外にならえないもの。

それも。
与えられた。
才能も。
技術も。
それ以上に伸ばせなかった。

至って。
普通の。
人間だもの。
そんなもんだから。
特別ではないよな。

そんなことはない。
気づいてないだけだとか。
特別な何かがあるとか。
勝手に言うんじゃないよ。
それぞれに感情もあるしな。

人間だもの。
そりゃ。
この世に一人しか。
自分ってやつは。
存在しないさ。

だけど。
人間だもの。
限界もあれば。
特別でもない。
誰もが誰もね。

だから。
まぁ。
その。
なんだよ。
なかなかと。

思う様に。
行かなかったり。
思惑とは。
異なってしまったり。
で、混乱してしまったり。

そんなことだってあるんだよ。
なんたって。
俺も。
あんたも。誰かも。
人間だもの。



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2014/06/04 Wed *騙し騙され / Mott The Hoople

20140604mottthehoople


騙し騙され。

どこまで。
本気なのか。
どこまで。
真面目なのか。
疑わしくも思えるが。

理にはかなってる。
納得させれるものもある。
時に。
少々。
引っ掛かりもするのだが。

それはそれで。
謎かけの様で。
結局。
興味をそそられるのだから。
まぁ、いいか。

そもそも。
出会いからして。
この関係は。
騙し合いみあいな。
そんなとろが面白くもあるのだから。

『Mott The Hoople』'69年リリース。
エッシャーの騙し絵をモチーフにしたジャケットも印象的なモット・ザ・フープルの1stアルバム。
モット・ザ・フープルって言うと。まぁ、だいたいデヴィッド・ボウイの手によってグラムに生まれかわった。
その後しか語られないし、知られてもいないし。いや、確かにだからこそ商業的には追い詰められて。
ドラマー(だったかな?)がボウイのところに求職活動に行かなければあの変身は無かったんですけどね。
しかし。それにしても。このアルバムなんか聴いてると。まぁ、まったくもって別のバンドなんだよなぁ。
元々はイアン・ハンター以外の4人でやってたバンドにハンターがオーディションを経て参加したと。
レコード会社のアイランド(米国ではアトランティック)はどうもスプーキー・トゥースの様な路線を狙ってたのかな。
だけどハンターはボブ・ディランの信奉者の上に。結構他のメンバーもディランが好きだったみたいで。
狙いに反して。実に渋いと言うか地味と言うか。如何にも英国人がディランに憧れて創りましたみたいで。
これはこれで。メンバーはきっとある程度満足してたと思うんですけどね。レコード会社は焦っただろうなと。
だって。本当に地味なんだもん。グラム時代の黄金と暴動の影なんかどこにもありゃしないんだもん。
で、恐らくはレコード会社の提案で録音されたのが「You Really Got Me」のカヴァーと。
そしてそこそこヒットしたらしい「ミック・ラルフスの手によるキャッチーな「Rock And Roll Queen」だったかなと。
A面頭の「You Really Got Me」は何故かインストなんですけど。アルバムへの導入部としては機能してるし。
B面頭に置かれた「Rock And Roll Queen」は御機嫌なロックンロールナンバーで思わず惹き込まれるし。
他のナンバーも詩情に溢れてて悪くは無いのですが。でもねぇ、需要は無かったかなと・・・
で、レコード会社の勧めもあって次のアルバムからはキャッチーなロックンロール路線を推し進めるも。
それすらも時代に取り残されて。レコード会社に対してもメンバー間も疑心暗鬼になって。そして・・・と。
ジャケットのアイデアも含めて。凄くブリティッシュ・ロックらしいアルバムで。自分は好きなんですけどね。

騙し騙され。

どこまで。
真剣なのか。
どこまで。
考えているのか。
怪しくもも思えるが。

理屈を超えて。
惹き込まれるものがある。
時に。
少々。
胡散臭くもあるのだが。

それはそれで。
禅問答の様で。
結局。
乗っているのだから。
まぁ、いいか。

そもそも。
出会いからして。
この関係は。
騙し合いみあいな。
そんなとろが楽しくもあるのだから。

騙し騙され。
お互いに。
見えない。
振れられない。
ひょっとしたら。

在りもしない。
存在しえない。
答えを。
それを承知で。
探し合ったいる。

それはそれで。
なんとも。
ワクワクするほど。
面白く。楽しく。
虚空を見つめながら。

互いに。
問わず語りに。
相手を探りながら。
自分を探ってもいる。
それがなんとも興味深い。

騙し騙され。
それもまた。
次の道標への。
次の段階への。
一里塚。



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2014/06/03 Tue *狂気に囚われているのは / David Bowie

20140603aladdinsaneukorg


狂っているのは。
歪んでいるのは。
どっちなんだろうね。
俺か。
社会か。

狂って見えるのは。
歪んで見えるのは。
どっちなんだろうね。
俺なんだろうな。
社会からすればね。

正しいとも。
まともだとも。
思いはしないが。
狂っているのなら。
歪んでいるのなら。

それはそれで。
構いもしないのだが。
そもそも。
狂気とはなんなんだ。
測れるものなのか。

『Aladdin Sane』'73年リリース。
デヴィッド・ボウイの6枚目のアルバム。
このボウイのメイクはナショナルの炊飯器のマークがヒントだとか。
こんな毒々しいマークが炊飯器にとも思いますが。当然手は加えてるんだろうな。
バックはミック・ロンソンを始めとするスパイダース・フロム・マースが引き続き務めていて。
キーボードのマイク・ガーソンが参加したのはこのアルバムからだったっけな。
アルバム・タイトルは“A Land Insane”つまりは“狂気の国”のもじりだと思ってたんですが。
他にも色々候補があって。なんだかんだで。このタイトルに決まったらしいですね。
どうなんだろう。それなりにコンセプトはあったんでしょうが。『Ziggy Stardust』ほどキッチリはしてなくて。
そのぶん。それぞれのナンバーがそれぞれの色を持っていて。その多彩さが面白いかなと。
「Panic In Detroit」とか「Time」とか「The Jean Genie」とか。好きなんですよねぇ。
そう言えば。このアルバムの制作中に解散状態だったモット・ザ・フープルに手を差し伸べたのかな。
それで最初は「The Jean Genie」を提供しようとしたら断わられて(おいおい助けて貰う側だろうに・・・)。
で、「All The Young Dudes」を提供したのかな。今となっては「The Jean Genie」抜きには考えられませんが。
後ね。「Let's Spend The Night Together」のカヴァーね。これがまたね。
なんか歪んで揺らめくイントロからしてカッコいいんですよね。ボウイのセンスの勝利だよなぁ。
常に境界線に立って。その上を歩んで。そこから問いかけを発している様なボウイ。
見えてるもの、聴こえてるもの、感じているもの。それはどちら側なんだいってね。その挑発が好きなのかな。

狂っているのは。
歪んでいるのは。
お互い様なんだろうね。
俺も。
社会も。

狂って見えるけどね。
歪んで見えるけどね。
俺からすればね。
あなた方がご大層に仰る。
社会とやらも相当にね。

正しくありたいとも。
まともでありたいとも。
誰かに決められるくらいなら。
狂っていたいかな。
歪んでいたいかな。

それはきっと。
赦されはしないのだろうが。
そもそも。
狂気とはなんなんだ。
測れるものなのか。

狂ってる。
歪んでる。
狂気。
誰が決めるんだ。
誰かに決められるのか。

そんなことを。
思ってる。
考えてる。
その段階で。
狂気に囚われているのかもね。

だとしたら。
その狂気の中にいるほうが。
よっぽど。
心地良いな。
まともでいられるな。

俺の目に映る。
俺の耳に聴こえる。
俺の肌が感じる。
社会とやらは。
世界とやらは・・・

狂気に囚われているのは。

どっちなんだろうね。



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2014/06/02 Mon *去りゆくもの / T. Rex

20140602thesliderukorg


表にしろ。
裏にしろ。
それなりに。
技を用いて。
導いていた。

時には。
導師が如く。
時には。
伝道者の如く。
振舞い。

ある世界を。
この手で。
動かし。操り。
創り上げようと。
蠢いてきた。

でも。
それも。
もう。
そろそろ。
終りにしよう。

『The Slider』'72年リリース。
グラム・ロックの全盛期を導いた。
T.レックスの最高傑作とも言えるアルバム。
まさにそのTレクスタシーの真最中に生み出されたアルバム。
ブローニュの森で魔女に出会って。ロック・スターに生まれ変わったと。
そして30歳まで生きることはないと宣告され。その通りにこの世を去ったと。
見事なまでに自己プロデュースに長けて。虚像を創り上げ世を躍らせた稀代のトリック・スター。
アコースティック・デュオだったティラノザウルス・レックスを捨てて。
T.レックスへと変身するに際して。あのエリック・クラプトンにギターを教わったとも言われますが。
決してブルースへ走るでもなく。ソロを延々と弾くでもなく。ただただカッコ良く聴こえるリフをかますと。
その一点にだけ集中してヒット曲を連発してみせて。リンゴ・スターに声をかけて。
このアルバムのジャケット写真を撮影してもらって話題にしたりと(異説もあるようですが)。
虚構とハッタリで黄金時代を築き上げたと。うん。やはりマーク・ボランってのは天才的なペテン師で。
ただ。それを世間だけでなく自分自身も信じてみせたんだろうなと。それ故の華やかさと虚しさと。
そう虚しさ。「Metal Guru」「Telegram Sam」「Buick Mackane」なんて派手なナンバーの陰に。
「Spaceball Ricochet」とか「Main Man」なんてナンバーに感じられる内省的な雰囲気。
まるで魔法が解けるまでの期間を既に察知していたかの様な諦念さえ感じることがあります。
実際。このアルバムの辺りを絶頂としてグラム・ロックもT.レクスタシーも翳ってゆくのですが。
それもあって。まるで総てを承知したうえで去っていくが如くこの裏ジャケの後姿が印象的なのです。

白にしろ。
黒にしろ。
それなりに。
術を用いて。
導いていた。

時には。
導師の如く。
時には。
伝道者の如く。
演じ。装い。

さる世界に。
この手で。
波紋をおこし。揺さぶり。
作り変えようと。
糸を引いてきた。

でも。
それも。
もう。
そろそろ。
終りにしよう。

この身から。
この心から。
去りゆくものが。
去ろうとしているものが。
萌ししている。

時が。
その時が。
訪れたのだ。
魔法だか。
魔術だか。

その。
効力が。
解けようと。
しているのだ。
虚構の時間は終わったのだ。

去るものは。
戻らない。
追いすがる必要もない。
ただ。
見送ればいい。

去りゆくもの。
さて。
次は。
何が訪れるのか。
何を探そうか。



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2014/06/01 Sun *自己崩壊の序曲 / Hanoi Rocks

20140601selfdestructionblues


生まれた時から。
とは流石に言わないが。
おそらくかなり早い段階で。
気づいてしまった・・・感じてしまった。
そうなんだろうな。

ハッキリとした。
記憶もないし。
その瞬間ってのも。
刻まれてはいないけれど。
そうなんだろうなと。

この世界は。
家も。
学校も。
何か違ってるのに。おかしいのに。
誰も何にも言わないんだなと。

気づいても。
感じても。
分かっちゃっても。
言葉にしたり。
行動に移しちゃいけないんだなと。

そうしないと。
大人しくしていないと。
爪はじきにされるんだと。
目をつけられて。
唾うされてしまうんだなと。

気づいた・・・感じた・・・知ってしまったんだよなぁ。

『Self Destruction Blues』'83年リリース。
フィンランド出身のハノイ・ロックスの英国での3rdアルバム。
なんかオリジナル・アルバムって紹介されることもあるけど。
これってそれまでのシングル・ナンバーを編集したベスト・アルバムだよな。
ヴァージョン違いってのも収録はされているみたいだけど。
この辺り、フィンランドでは大スターでも。英国ではどう売ってくんだって。
レコード会社にも迷いがあったのかも知れないな。勿論バンド自身にも。
実は結構、バッド・ボーイズ・ロックは好きなので。このジャケ、佇まいがいいじゃんと。
そこへもってきて。ストーンズやドールズやT.レックスを更に安っぽくしたってか。
もうチンピラ感丸出しで。精一杯突っ張っててと。好きなんだよねぇ。
こうして改めて針を落としてみると。アンディ・マッコイって才能あったんだなと。
まぁ、シングル集めてんだから当然かもしれんけど。メロディーがいいし。
で、2本のギターの絡みとかも聴かせてくれるし。パンク的な疾走感もあるし。
マイケル・モンローのヴォーカルはな。華はあるんだけど。無理に毒々してる感もあって。
そこは好き嫌い別れるのかもね。でも日本では人気あったんだよなぁ。
本格的な全米進出を前にして。ドラマーのラズルが交通事故で亡くなって。
なんか時代の狭間の徒花的な印象が強く残ってたりもして。不謹慎だけど、それはそれでらしいかなと。
このルックス、この面構え、このチープなロックンロール・・・長生きするタイプじゃないよな・・・

生まれた時から。
とは流石に言わないが。
おそらくかなり早い段階で。
気づいちまった・・・感じちまった。
そうなんだとな。

ハッキリとした。
記憶は消したのか。
その瞬間ってのも。
蘇らない様にあいてるんだろうけど。
そうなんだなと。

この世界は。
家も。
学校も。
少なくとも自分には。
何か違ってるんだと。おかしいんだと。

気づいたこと。
感じたこと。
分かったこと。
言葉にしたんだよな。
行動に移したんだよな。普通にさ。

そうしたら。
途端に。見る目が変わって。
待遇も変わって。180度ね。
抑えつけられて。
矯正されてしまうんだなと。

気づかされた・・・感じされた・・・思い知らされてしまったんだよなぁ。

ささやか・・・でもないか。
抵抗もしてみたし。
仕方ないから。合わせる振りしたり。
でも。どれも。もたないんだ。
潰されるし。潰れるし。

この世界に。
この社会に。
家族も含めて。
いかなる集団にも。
居場所はないんだって。

おそらく。
10歳前後には。
知ってしまって。
16歳、17歳で。
明確になって。
まぁ、そういうことだ。

自己崩壊の序曲が。
奏でられ始めて。
そいつは。いつでも。
通奏低音として鳴っている。
耳から離れたことなんかありゃしない。

気づいて。
感じて。
分かって。
思い知らされて。
それからずっとだ。

自己崩壊の序曲が。
自己崩壊のブルースになって。
纏わりついて離れない。
まぁ、振り払う気もなくて。
口ずさんでいたりもする。

何をしていても。
何を感じていても。
冗長なな暇潰し。
緩慢な自殺行為。
そんなもんでしかないんだ。

事項崩壊の序曲を耳にしたあの日からね。



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2014/05/31 Sat *心の中心で / AC/DC

20140531stiffupperrip


心で。
心の中で。
心の中心で。
拳を振り上げる。
揺るがないぞと。

振り上げた。
拳は。
ちょっとやそっとじゃ。
震えたって。
下ろしはしないぞと。

面倒もあっからな。
顔じゃ笑ってとか。
嘘も方便とか。
色々と策は弄すけどな。
心の中心では。

拳を振り上げて。
下ろさずに。
そのまま。
突き付けてやるんだ。
闘いは止めはしないぞと。

『Stiff Upper Lip』'00年リリース。
AC/DCの通算何枚目だかのアルバム(笑)。
まぁ、AC/DCの場合はほんの一部を除いて何枚めかだなんて。
そんなことは子細なことだからね。何の衒いもないロックンロール。
それだけが総てだぜと。拳を振り上げて。御機嫌なブギーをぶちかますと。
まったく。ここまで自分達のやりたいこと、ファンが望むもの。
それを間違いなく正しく理解し、何の疑いもなく信じてる。それがAC/DCなんだよな。
この頃には既に超大物になってたAC/DC。レコード会社移籍の計画があったり。
契約関係で新しく弁護士をやとったりと。周辺は身軽ではなくなってきていて。
前作から5年のインターバルがあるんだけど。そんなこともお構いなしで。
それどころか。ますます身軽になって。実に生き生きとロックンロールしてるもんな。
少しは考えたほうがなんて思ったりは・・・しないな。大きなお世話だし。望んでないし。
ミディアムで腰にくる御機嫌なロックンーロールで。歌ってることはまぁ、“あのこと”ばかりと。
ここまで種も仕掛けもないってのが。流石だよね。ストーンズだってちゃんと考えてるのにさ。
まぁ、細かいところでは色々とくすぐられるネタもあって。完成度は高いんだけどね。
そんな考えないAC/DCが唯一考えてるってか、譲らないところ、ぶれないところ。
それはロックンロールが最高なんだって確信してるところ。その拳だけは下ろさないんだな。
自由気ままに。我侭に。やりたいほうだい。でも確固たる信念があるんだな。カッコいいねぇ。男だねぇ。

心で。
心の中で。
心の中心で。
拳を振り上げる。
ぶれたりしないぞと。

振り上げた。
拳は。
膝小僧が震えるくらいに。
ビビったって。
下ろしはしないぞと。

面倒ばかりだからな。
顔色は変えずに。
煽てたり。へりくだったり。
色々と手は汚すけどな。
心の中心では。

拳を振り上げて。
下ろさずに。
そのまま。
叫び続けてやるんだ。
闘いは止めはしないぞと。

ただの。
酒のみ。
ただの。
女好き。
ただの・・・
ロック馬鹿。

神も。
仏も。
先生も。
カリスマも。
信じません。

でも。
ロックンロールは信じてる。
そこに溢れてる思いと。
そこに満ちてる愛情と。
諦めない、折れない心は。
信じてもいいかなと思ってる。

だから。
心の中心で。
振り上げた。
突き上げた。
拳だけは何があっても下ろさない・・・
たぶんな(笑)。



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2014/05/30 Fri *アイテムが / King Curtis

20140530havetenorsaxwillblow


おそらく。
いま。
うまく歩けないのは。
呼吸が苦しいのは。
足りないからなんだ。

一歩を踏み出す。
息を続ける。
その力を得る為の。
ものが。
この手にないからなんだ。

立ち止ってしまいそうだ。
呼吸が止まってしまいそうだ。
とにかく前に。
とにかく先へ。
この脂汗はなんなんだ。

足りないもの。
この手にないもの。
それを得る術も。
失われて。
それでも。とにかく。進むんだ。

『Have Tenor Sax, Will Blow』'59年リリース。
キング・カーティスのアトコでの1stアルバム。
その骨太で艶のあるテナー・サックスでアトランティック系ソウルの。
その屋台骨を支え続けたカーティスです。MGズ等と比較して語られるのが少ないのが悲しいかな。
アレサ・フランクリンを始めとして多くのシンガーの成功に多大な功績を残したカーティス。
単なるバック・ミュージシャン、バンド・リーダーに止まらずに。
ソング・ライティングでも、アレンジでも、プロデュースでもと。まさに八面六臂の活躍でした。
その上に自らのバンドを率いてコンスタントにヒット曲を飛ばし、アルバムも創ってと。
まぁ、このカーティスってのも。所謂天才の1人なんだろうなぁ。
ハッキリ言って。カーティスがいなかったらアトランティックのソウルはどうなっていたか。
だからね。もう少し語られてもいいし。聴かれてもいいんじゃないのと思うんですけどね。
このアルバム。全曲インストなんですけどね。そのサックスの黒光りする音がなんともご機嫌でね。
ソウル・バーでグラスでも傾けながら聴けたら最高だなと。直ぐに踊りだしちゃうかもしれないけど。
あの誰でも知ってる「Peter Gunn」も吹いてますが。これがねぇ、最高にカッコいいんだな。
まぁ、後年に“歌の無い歌謡曲”みたいなアルバムも創っちゃって。それは流石にどうかと思いますが。
30代で命を落としたカーティス。もっともっとその魔法のアイテム、テナーサックスを吹きまくってほしかったな。

おそらく。
いま。
思う様に歩けないのは。
呼吸すら苦しいのは。
足りないからなんだ。

歩み続ける。
息を吸って吐出す。
その力を生み出す。
ものが。
この手にないからなんだ。

立ち止ったら終わってしまう。
呼吸も絶えてしまう。
とにかく少しでも。
なんとしてでも先へ。
この寒気はなんなんだ。

足りないもの。
この手にないもの。
それを得る技も。
失われて。
それでも。とにかく。進むんだ。

とにかく。
進んで。
辿り着かなくちゃ。
帰らなくちゃ。
心で念じる。

頼むぞ。
いま。
少しだけ。
そう。
力を貸してくれ。

気持ちだけでいい。
押してくれ。
引っ張ってくれ。
側にいてくれ。
それでいい。

アイテムが。
足りないんだ。
この手にないんだ。
失われてしまってるんだ。
それでも。

そうだよな。
未だな。
俺には。
お前達がいるものな。
そうさ。信じてるさ。

いまの。
俺の。
傍らを離れない。
離れようとしない。
小さいけど強力な。

いまの。
俺の。
最大のアイテム。
祈って。
握りしめて。
とにかく。そうさ。あの場所まで・・・



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2014/05/29 Thu *分かりはしないが / Carla Thomas

20140529comfortme


何が。
優しさなのか。
何が。
和らげるのか。
癒しになるのか。

分かりはしないが。

例えば。
今夜だけでも。
思ってみようか。
それで。
どうなるのか。

分かりはしないが。

早く。
良くなるといいね。
落ち着くといいね。
無事に。
辿り着けるといいね。

思うだけ。
思ってみようか。

『Comfort Me』'66年リリース。
スタックスの歌姫、カーラ・トーマス。
父親であるルーファス・トーマスと組んでヒットを放っていましたが。
1stアルバムはアトランティックからの発売となったので。
この妖艶なジャケットも印象的な2ndアルバムがスタックスからの最初のアルバムでした。
アトランティックに気に入られて専属にされて。スタックスに戻るまでに数年を要して。
10代だったカーラも20代となって。大学にも進学してと。無事に成長して。
可愛らしいだけでない。艶のあるサザン・ソウルを聴かせるメンフィス・ソウル・クイーンになったと。
いいですよねぇ。このジャケットで。優しくしてねと微笑まれたらねぇ。そりゃもうねぇ(笑)。
特にバラードでは女性としての魅力がその歌声に見事に反映されたいます。
勿論、MGズやマーキーズの素晴らしいバック・アップあってこそですが。それを踏まえても見事です。
その一方。可憐な可愛らしさも失っていないのがカーラらしくて。それがまたね癒されるんですよねぇ。
ルーファス父ちゃんの親の七光りだけじゃないぞと。見事に証明してみせているカーラです。
この可憐さが後の「B-A-B-Y」とかとのヒットにも繋がったカーラならだえはの魅力、武器だったんでしょうね。
だから下手にオーティス・レディングとのデュエット・アルバムとか仕掛けなけりゃ良かったんだよな。
カラーが違うし、相手が相手だけに。あれで随分と損をしてしる印象があるカーラ。アトランティックのミスだな。
'70年代以降は徐々にフェイド・アウトして。確か弁護士だかなんだかになったのかな。
もしかしたら。元々志向はそっちにあったのかもですが。それでも残された歌声の魅力は不変です。

何も。
優しさにならず。
何も。
和らげにならず。
癒しにもならず。

分かってはいるが。

例えば。
今夜だけでも。
思ってみようか。
それが。
届かないことなど。

分かってはいるが。

早く。
良くなるといいね。
落ち着くといいね。
無事に。
辿り着けるといいね。

思うだけ。
思ってみちまおう。

何にもならないと。
分かってはいるが。
届くはずもないと。
分かってはいるが。
それでも。まぁ。

いま。
できることなど。
それだけだし。
思うだけなら。
勝手だろう。

求めてる。
優しさも。
和らぎも。
癒しも。
分かりはしないが。

分からないから。
ひょっとしたら。
少しは。
何かを軽くでもできれば。
思ってみるのも悪くはない。

分かりはしないが・・・ね。



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