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2014/07/11 Fri *抱いて帰ろう / Sam Cooke

20140711thebestofsamcooke


勝手に。
独りよがりだけど。
それでも。
感じるものは。
感じるんだな。

特に。
この街で。
この街角を。
歩いていると。
直ぐ近くに。

その存在を。
感じる。
感じられる。
だから。わざと。
理由をつけては。

訪れて。
その空気の中に。
その風の中に。
その面影を。
探しているんだな。

『The Best Of Sam Cooke』'62年リリース。
サム・クックの初めての、そして生前に発売された唯一のベスト・アルバム。
A面がキーン時代。B面がRCA時代。それぞれ6曲ずつの全12曲が収録されています。
勿論、このアルバムだけでサムの総てがわかるものではありませんが。
「You Send Me」から「Bring It On Home To Me」まで。ヒットj曲、代表曲ばかりなので。
サム・クックを初めて聴くにはまぁ、それなりに最適な入門編とは言えるのかな。
ソウルのパイオニアとして。特に最近は知名度だけは以前と比較したら高くなりましたが。
案外とね。実は聴いたことが無いとか。「A Change Is Gonna Come」だけが独り歩きしたりしてたりと。
そんな印象もあるので。その面ではこの種のベスト・アルバムってのは意外に重要かなと。
収録曲の多いCDやボックスもありますが。まぁ、アナログ派としてはこのアルバムからかなと。
「You Send Me」に代表されるキーン時代。ディープなソウルを期待して針を落とすと肩透かし・・・
なんて感じる人も多いんだろうな。この時代のサムはシャウトしたりディープに聴かせたりと言うよりも。
優しく語りかけてくる様な歌い方が印象的ですからね。そこには時代的な背景やレーベルの思惑。
そんなものもあったのでしょうが。何よりも。歌を、歌そのものを伝えたいってサムの意志が強かったのではと。
だから。最初から敢えて黒っぽさを全開にすることを抑えて、先ず聴いてもらうことに狙いを絞ったんだろうなと。
なので。実は自分も初めて聴いた時は。失礼ながらサムってこんなものなとか思ってしまったのですが。
これがね。何故か繰り返し聴きたくなるんですよね。その歌声に込められたサムの思いが伝わってきて。
そこに。実はゴスペルを根底にした熱さと、爽やかなポピュラリティーを共存させてみせるサムの歌声。
その魅力の魔法の様な素晴らしさに魅せられると。もう後はね。そのまま。惹きつけられるいっぽうで。
ソウル濃度が高まったRCA時代のナンバーには。もうなんだろうな。心を鷲掴みにされて放してもらえないと。
「Bring It On Home To Me」とかね。何故に数多のカヴァーが生まれたかが。素直に納得できるのです。

勝手に。
夢想してるだけど。
それでも。
感じるものは。
感じるんだな。

特に。
この街で。
この街角に。
佇んでいると。
直ぐ近くに。

その存在を。
感じる。
感じられる。
だから。そうさ。
口実を見つけては。

訪れて。
その空気の中に。
その風の中に。
その身を。
晒しているんだな。

独りよがりの。
ただの夢想に過ぎない。
一方通行。
それでもいい。
それでも。

その存在を。
空気の中に。風の中に。
その匂いを。
その呼ぶ声を。
その思いを。

感じる。
感じると思える。
それだけでいい。
それだけで。
胸の奥の柔らかいところに明りが灯る。

さぁ。
その。
小さな。
灯火を。
抱いて帰ろう。



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