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2014/07/13 Sun *宴はそのままに / 沢田研二

20140713koyoiwakareinautagenidouzo


遠くで。
聞えてた。
足音が。
まじかに。
迫ってきている。

空の。
端に。
沸き上がった。
黒雲が。
空全体を覆おうとしている。

不気味で。
不快で。
理不尽で。
腹が立って。
悲しくて。

手はないのか。
足も出ないのか。
もう。
何もかも。
間に合わないのか。

いやいや。
そうはいくかよ。
そう簡単に。
思惑通りに。
させてやるかったんだ。

宴はそのままに。

『今度は華麗な宴にどうぞ。』'78年リリース。
沢田研二、ジュリーの11枚目のオリジナル・ソロ・アルバム。
作詞、阿久悠。作曲、大野克夫。このコンビが全曲を手掛けた2枚目のアルバムかな。
'78年、昭和53年のジュリーです。歌謡界、芸能界のトップで光り輝いていたジュリーです。
その輝きは、存在感は断トツの一等賞でしたからね。このアルバムにも如実に反映されていて。
アルバム全体に渡って。何とも言えない力が漲っています。元気です。駆け抜けています。
A面1曲目に「ダーリング」、B面1曲目に「ヤマトより愛をこめて」と2曲の大ヒット曲を配して。
もう。それだけで十分。後は埋め草的な曲でってのが。恐らく当時の歌謡曲のアルバムには多かったのかな。
しかし。そこはジュリーです(そして阿久さんと克夫さんです)。そんな安易なことは当然しません。
当時の状況を考えると殺人的なスケジュールだったと思うのですが。その中でよくぞここまでって感じで。
どの曲もクオリティが高く。とにかく聴いてると楽しくて、元気が出てきて、ついつい笑顔になってしまいます。
お代の分は、いやそれ以上に、倍返しで楽しませまっせと。見事なものです。これがプロの仕事だよなと。
当時は当然、「ダーリング」と「ヤマトより愛をこめて」目当てに買ったんですけどね。恐れ入りましたと。
認識を改めたのですが。特にこの頃から数年間のジュリーのソロ・アルバムの充実度は素晴らしいのです。
しかしなぁ。まぁ、当然ジュリーが歌うことを前提に書いているから当然なんでしょうけど。
阿久さんの描く物語、世界は。とびっきり気障でカッコ良くて。これねぇ、ジュリー以外は歌えないでしょう。
日本芸能界史上、最も美しく妖しい男だったジュリー。凄いよなぁ。この華麗な男の色気はね。
やはり。唯一無比の存在ですね。そうこの時代が美し過ぎたからね。今の体型と容姿が余計ね・・・
いいんです。これだけ登り詰めたんですから。そこに安穏とせず好き勝手に今も毅然と歌い続けてる。
いつか舞台で歌を枕に死にたい。そう思ってるらしいジュリーです。いいじゃないですか。つき合いましょう。
誰にも、何ものにも屈せず、負けず。その華麗な宴はそのままに。続けて下さい。とことんついてきますので。

昔。
辿った。
道を。
またも。
行こうとしている。

心の。
隅に。
押し込めていた。
不安が。
全身を覆おうとしている。

不気味で。
不快で。
理不尽で。
腹立たしくて。
情けなくて。

手はないのか。
足も出ないのか。
もう。
何をしても。
手遅れなのか。

いやいや。
そうはいかせるか。
そう簡単に。
諦めたら。
奴等の思うつぼじゃないか。

宴はそのままに。

そうさ。
何があっても。
何かがきても。
いつもの様に。
今まで通りに。

元気に。
笑顔で。
歌って。
踊って。
この宴を続けてやろう。

そうさ。
簡単に。
俺達から。
何かを、
奪えると思うなよと。

あかんべーして。
笑い飛ばして。
歌って。
踊って。
この宴を続けてやろう。

宴はそのままに・・・ね!



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