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2014/07/17 Thu *足が向くのは / Marianne Faithfull

20140717dangerousacquaintances


気がつくと。
ここへ。
この街へ。
足が向くのは。
偶々の様で。

当然。
そうでは無く。
意識が。
そうさせている。
そう欲している。

そうさせる。
そう思わせる。
何かが。
ここには。
この街にはある。

それが。
何かは。
そう。自分が。
誰よりも。
わかっている。

残照。

『Dangerous Acquaintances』'81年リリース。
『Broken English』に続くマリアンヌ・フェイスフルの復活後2枚目のアルバム。
狙ったのか。敢えてモノクロで表現された。その瞳、唇、髪が何とも言えない色気を醸しだしています。
そのジャケットで微かな笑みをたたえているマリアンヌ。その微笑が象徴するかの如くに。
自伝的内容ともとれるナンバーを。その壮絶な半生が窺えるナンバーを。何とも軽やかに歌っています。
勿論、その歌声はあの掠れ声なんですけどね。前作にあった絶望感の様な深い暗さはありません。
まぁ、かえって。こっちのがその分凄味があるとも言えますけどね。でもね、他の試奏なんですよね。
前作で思いっきり変容した姿をさらしたことで腹が据わって。それが受け入れられたことで安心したのかな。
なんと表現したらいいのかな。その歌声に'60年代とは異なる意味での愛らしさが宿ってるんですよね。
う~ん。一度地獄を見て。そこから生還した故の可愛らしさ。壮絶でありながらも気高さは失っていないと。
そこに。マリアンヌの常人とは異なる凄みがあるんだな。で、その凄みが妖しいまでに美しいんだな。
マリアンヌって。“可愛い顔して”ってタイプじゃないですか。清純派で売ってても。その裏側ではねって。
でも。それが持って生まれたものなんでしょうしね。やってきたことに対して本質的には後悔しないと言うか。
まぁ、反省したり。落ち込んだりはしたかもしれないけど。やってきたことは悔いないと。
むしろやらなかったことを悔いると。そんな芯の強さがあるんだろうなと。だから生還して生き残ってね。
悪い連中と。色々と悪さもしてきて。いい思い出も。そうじゃない思いでもあるけど。結局は楽しかったはと。
そう歌にして。笑い飛ばして前へ進んでいける。そんな強さが歌声の中に感じられて。惚れ惚れするんだなぁ。
マリアンヌにとって。ミックやキースは。あの時代を共に過ごした奴等は戦友みたいなものなんだろうなぁ。

気がつくと。
ここへ。
この街へ。
足が向くのは。
偶々を装いながら。

当然。
そうでは無く。
意識の。
命じるがままで。
欲するがままで。

そうさせる。
そう思わせる。
何かが。
ここには。
この街からは消えはしない。

それが。
何かを。
誰よりも。
自分が。己自身が
感じている。

残照。

十数年間。
毎日の様に。
通い。過ごし。
汗を流し。
遊びまくって。

至福の瞬間もあれば。
奈落の底にも突き落とされて。
悶々とした時間を過ごしもし。
でも。救われるもの。手を差し伸べてくれるもの。
そんなものの存在も教えられ。

どこよりも。
どの街よりも。
多くの時間を過ごし。
多くの人と出会い。
多くの人と別れ。

思いだせば。
恥ずかしく。
落ち込んで。
反省もするけれど。
後悔はしない。

残照。

足が向くのは。
それだけではなく。
懐かしくもありながら。
それが原点だと。
それが原動力だと。

気づかされたからで。
その。
馬鹿馬鹿しくも。
陽気で愛しい日々を胸に。
再び転がり始める為なのだ。

足が向くのは。
実は。
他にも理由があるのだけれど。
それは。
胸の中にしまっておこう・・・



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