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2014/07/20 Sun *男だぜ / Muddy Waters

20140720muddywaterstherealfolkblues


男だぜ。

それも。
立派な。
身も心も。
逞しく。
ぶっとい。

ちょっとや。
そっとじゃ。
ビクともしないぜ。
動かないぜ。
曲げないぜ。

頑固だぜ。
しつこいぜ。
狙ったら。
逃がさないぜ。
でも誇りはいつも胸にあるんだぜ。

男だぜ。

『The Real Folk Blues』'65年リリース。
マディ・ウォーターズの3枚目となるアルバム。
2人マディのド迫力にビビりますが。大胆なデザインだなぁ。
欧米で突如巻き起こったフォーク・ブーム、フォーク・ブルース・ブーム。
商魂逞しいチェスが見逃す筈もなく。マディ始め同じタイトルのアルバムが編集されました。
と言って。別にマディがフォーク・ブルースをやっている訳でもなく。
(そもそも。フォーク・ブルースってのがよくわからん。カントリー・ブルースならわかるが・・・)
実に古くは'47年から。新しくは'64年まで。実に長い期間の録音から選曲されています。
要はブームにに乗って。シングルのみで発売してきたナンバーを売っちゃおうってやつですね。
従って。アルバムとしての統一感とかは求め様も無いのですが。そんなことはお構いなし。
実に精力的な、汗も何も滴る、男マディがブルースを唸る、吠える。もうそれだけで十分なのです。
何が凄いって。A面頭が「Mannish Boy」あんですけどね。何度針を落としても、いつ針を落としても。
最初のウゥってマディの呻り声に背筋がビクッときますからね。ほんと堪りませんぜと。
このジャケット、この呻り声。どんだけの婦女子を濡らし・・・泣かせたんだか。罪な男だぜマディ。
有名なところでは「Gypsy Woman」とか「Rollin' & Tumblin'」とかも収録されてますが。
どこをどう切っても。黒い汁が滴るマディのブルースです。その濃厚さに咽かえりそうになります。
「Rollin' & Tumblin'」は様々なブルース・マンやロック・バンド・がやってますが。やっぱりマディが一番かな。
こいつを聴かされたら。自然とリズム刻んで。踊らなきゃ、転がり弾けなきゃ嘘だろってやつですね!

男だぜ。

それも。
立派な。
根無し草。
どこまでも。
転がり続ける。

ちょっとや。
そっとじゃ。
落ち着かないぜ。
動き続けるぜ。
転がり続けるぜ。

頑固だぜ。
しぶといぜ。
狙った獲物には。
喰らいつくぜ。
でも誇りを忘れたことはないんだぜ。

男だぜ。

今夜も。
何処かで。
雷光が輝き。
雷鳴が轟き。
騒ぎの匂いがしたならば。

逃さず。
駆けつけ。
どっしりと。
腰を据えて。
最後まで楽しませるぜ。

逃さず。
喰らいつき。
じっくりと。
調理して。
骨の髄まで味わうぜ。味わってもらうぜ。

今夜も。
何処かで。
ブルースを。
じっくりと。どっしりと。決めて。
転がすぜ。弾ませるぜ。

男だぜ!

そして。女だぜ!



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