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2014/08/12 Tue *もう話すことなど / Crazy Horse

20140812crazyhorse


もう。
話すことなど。
これ以上。
語ることなど。
必要ないだろう。

何故。
明日を前にして。
こんなに。
胸が騒ぐのか。
眠りにつけないのか。

何故。
毎回。毎回。
その日を前にして。
こんなに。
胸が痛むのか。
眠れない夜を過ごすのか。

もう。
散々。
心の中で。
語り尽くして。反芻して。
話すことなどない。

『Crazy Horse』'71年リリース。
ニール・ヤングの盟友、クレイジー・ホースの1stアルバム。
クレイジー・ホースを唯のニールのバック・バンドだなんて。
そんな安易な考えを。もし万が一、抱いているなら今すぐ改めること。
そのことを強くお奨めします。大地に足の着いた、そして怒涛の様に疾走もしてみせる。
まさしく。米国の荒れ野を我が物顔で奔るが如くの実に骨太で逞しいロック・バンドです。
どうしても。ニールとの活動ばかりが注目されがちですが。単独でも何枚かアルバムを制作していて。
中でもジャック・ニッチェとニルス・ロフグレンを正式メンバーに擁し。ライ・クーダーも客演している。
このアルバムが一番の代表作であり、内容も実に充実しているかな。
そして。何よりもこのアルバムを強力なものにしているのがかの「I Don't Want To Talk About It」であり。
この珠玉の名曲を書き、歌っているダニー・ウイッテンの存在なのです。
そう。ロッド・スチュワートの名カヴァーでも知られるあのナンバーのオリジナルが収録されているのです。
ロッドの歌も素晴らしかったですが。ここでのダニーのそれはロッドをも凌駕しています。
恋に破れて傷ついた男心を素直に吐露し、それでも未だ残る恋心を実に見事に繊細に歌っています。
ダニーはこの翌年かな、クレイジー・jホースを脱退。その直後に薬で命を落としてるんですよね(自殺とも)。
その死はかなりニールにも深い傷として残って。ダニーや他の先だった者達の為にアルバムを創ってます。
骨太で逞しいサウンドが展開されるこのアルバムの中でも異彩を放つその繊細さ。
それが故にダニーの死期が早まり、その代償として「I Don't Want To Talk About It」が遺された・・・
そう考えると。非常に切なく、悲しいものがありますが。それを超越して聴かれていくべきナンバーです。
ロッドの歌でしか知らない人には。是非、このアルバムに針を落として。ダニーの歌声を耳にしてほしいかな。

もう。
話すことなど。
これ以上。
語ることなど。
必要ないのさ。

何故。
明日を前にして。
こんなに。
胸が踊るのか。
眠りが訪れないのか。

何故。
毎回。毎回。
その日を前にして。
こんなに。
胸が疼くのか。
眠れないまま夜を過ごすのか。

もう。
散々。
胸の奥で。
反芻して。時に呟いて。
話すことなどない。

もう。
話すことなど。
したくないんだ。
もう。
十分なんだ。

胸の痛み。
胸の疼き。
その訳など。
嫌と言うほどわかってる。
知らされてる。

それでも。
胸が騒ぎ。
胸が躍る。
その訳も。
言葉にならないほど感じている。
知っている。

だから。
もう。
話すことなど。
したくないんだ。
十分なんだ。

ただ。
明日という日が。
やってきてくれれば。
それでいい。
それで十分なんだ。

ただ。
その日が。
これからも。
やってきてくれれば。
それで十分なんだ。

もう話すことなど。
したくないんだ。出来ないんだ。



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