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2014/08/13 Wed *天にも昇る / The Allman Brothers Band

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天にも。
昇る。
そう。
天にも。
昇るのだ。

もう。
何回。
十何回。
否。
それ以上。

こうして。
この時を。
過ごしている。
過ごさせてもらっている。
その度に。

天にも。
昇る。
本当に。
天にも。
昇っているのだ。

『At Fillmore East』'71年リリース。
フィルモア・イーストで収録されたオールマン・ブラザーズ・バンドの2枚組ライヴ・アルバム。
同年3月に行われた4公演から選ばれた選りすぐりの熱演7曲が4面に渡って収められています。
20年程前から新たに音源が発掘されたりして。何度か改訂されて。今は完全版の様なCDもあるのかな。
しかし。やっぱり。このオリジナルの音、曲順じゃないと聴いてて落ち着かないんですよね。
不思議と言えば不思議。当然と言えば当然ですかね。それだけ既に完成されたアルバムであったと。
やっぱりA面に針を落としたら「Statesboro Blues」が、あの音で聴こえてこないと駄目なんですよね。
このアルバムの主役。それは誰が何と言っても。デュアン・オールマン。そのギターに尽きるわけですが。
デュアンは前年にはあの『Layla』に参加していて。クラプトンからドミノスのメンバーに誘われていたとか。
多少は悩んだって話もありますが。マッスル・ショールズのスタジオ・ミュージシャン時代に。
その構想を練り上げていたこのバンド、弟グレッグとのオールマン・ブラザーズ・バンドに止まったと。
改めて。それで正解だったんだろうなと。伸びやかなデュアンのギターを聴く度にそう感じます。
ドミノスに参加してたら。やっぱりクラプトンへの影響も出てきただろうしね。
このアルバムの天にも昇る、そのどこまでも伸びていくギターは聴けなかっただろうなと。それは無いよなと。
本当に。どこまでも。どこまでも。果てしなく空高く、天にも昇る様に飛翔していくデュアンのギター。
マッスル・ショールズ時代にそのギターを聴いたウィルソン・ピケットが“スカイ”と表現し。
元々のデュアンの綽名であった“ドッグ”と合わせてかの“スカイ・ドッグ”なる通り名となったらしいのですが。
その空飛ぶ様が一番堪能できるのはやはり。このアルバムをおいてしか他には考えられないのです。
特に。薬の空き瓶を指にはめたスライド。その素晴らしさ、何だろう。やっぱり天にも昇る心地としか言い様が・・・
このアルバムの数か月後。バイク事故であまりにも早く天に召されてしまったデュアン。無念にも程があるなぁ。
因みに。このアルバムは是非。ピンク・カプリコーンと呼ばれる米国盤初版のアナログ盤で聴いてみて下さい。
デュアンの素晴らしさ、凄さがよりハッキリとクリアにわかります。それだけの価値があります。

天にも。
昇る。
そう。
天にも。
昇っているのだ。

もう。
何度目。
十何度目。
否。
それ以上。

こうして。
こんな夜を。
送っている。
送らせてもらっている。
その度に。

天にも。
昇る。
本当に。
天にも。
昇ってしまっているのだ。

胸の底からの。
思いが。
胸の柔らかいところを。
くぐり抜け。
溢れ出す。

溢れ出し。
全身が満たされて。
やがて。
高みへと。
飛び始める。

出来るならば。
可能ならば。
このまま。
どこまでも。
飛翔してしまいたい程に。

抑えられずに。
何処までも。
高く。伸びやかに。
弾け。舞い上がれと。
登り詰めてしまいたい程に。

叶わぬこと。
限りあること。
それを知りながら。
それを知るが故に。
心だけは。思いだけは。

この時も。
この夜も。
そう。
天にも。
昇る・・・



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