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2014/08/18 Mon *陽がまた昇る / Albert King

20140818bluesatsunrise


今朝も。
陽がまた昇る。
一日が始まる。
それは。
いいのだが。

今朝も。
陽がまた昇る。
それと同時に。
今日も。
あいつがやってくる。

何も。
陽の出と共に。
やってこなくてもと。
そう。
思うのだが。

そいつを。
呼んでるのは。
自分自身。
それが。
やっかいなんだよな。

『Blues At Sunrise』'88年リリース。
'73年、スイスはモントルーでの音源を収録したアルバート・キングのライヴ・アルバム。
所謂発掘音源ですが。'73年のアルバートですから。脂の乗り切った絶好調なライヴです。
3管も加わったバンドを従えて。初っ端から豪快にファンキーに畳み掛けてきます。
しかし、まぁ。この人ほどその体躯と演奏のイメージがピッタリの人もいないかなと。
その巨躯通りの怒涛のブルースです。因みに性格も親分肌で豪快だったとか。素晴らしい。
で、畳み掛けておいて。スロー・ブルースではこれでもかって程、溜めて、溜めて、溜めて。
一気に止めどなく放出すると。ブルースの、ブルース・ギターの何たるかが骨の髄まで沁み込んでます。
あまりにロックやソウルに近寄り過ぎだと。頭の固いブルース・ファンには不興を買うことも多い様ですが。
それが。どうしたってところでですね。俺は俺だ。アルバート・キングだと。そのギターが宣言しています。
確かに。もうその存在そのもが別格、ジャンルみたいなところがありますからね。
偶然にも'88年に野音でアルバート観てるんですけどね。出てきただけで勝負ありだったもんなぁ。
'50年代から'90年代まで息の長い活動を続けて。その時代、その時代でそれぞれ魅力がありますが。
やっぱり'60年代中頃から'70年代中頃にかけての、このスタックス時代がベストかなぁ。
アルバートのギターも一番伸びやかに鳴り響いてるし。聴かせどころも心得てると言うか。
押して引いて。緩急自在。ツボをしっかりと押さえてますからね。これはもう。演る方も聴く方も。
どっちも。もう心地良くて堪りませんわってところですかね。なんか変な表現になってしまうのですが。
アルバートのブルースってブルースをぶっ飛ばす、蹴散らすブルースだったりもするんですよね。

今朝も。
陽がまた昇る。
一日が始まる。
それが。
当たり前であること。

今朝も。
陽がまた昇る。
それと同時に。
今日も。
あいつがやってくること。

何も。
陽の出と共に。
やってこなくてもと。
そう。
思って、ため息の一つでもつけること。

そいつを。
呼んでるのは。
自分自身。
それが。
やっかいなんだよなと、頭を抱えられること。

陽の出と共に。
ブルースが。
やってこなくても。
いいだろうと。
厭世的にもなるけれど。

陽の出と共に。
ブルースが。
訪れる。
それを嘆いてみせる。
それが毎朝続いていること。

実は。
そのこと自体が。
幸福なのかも。
知れないなと。
当たり前の様にブルースに付き纏われる。

それすらも。
感じられない。
そんな。
余裕もない。
そもそも。

明日の。
陽が昇るのを。
目に出来るのか。
明日という日を。
迎えられるのか。

それすらも。
定かでない。
人達もいるのだと。
祈ることしか。
出来ないけれど・・・

陽がまた昇る。

祈りを乗せて。
世界中の。
悲しみをぶっ飛ばす。
そんな。ブルースが。
聴こえてこないかと耳を澄ませている・・・



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