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2014年10月

2014/10/25 Sat *いてほしい / Ligntnin' Hopkins

20141025lightninsamhopkins


こうして。
楽しく。
和やかな。
時間を。
過ごしていても。

そうして。
楽しく。
和やかに。
会話が。
弾んでいても。

ふと。
思いだしてしまう。
ふと。
懐かしくなってしまう。
それじゃ、駄目なんだと。

いつまでも。
頼りにしていては。
懐かしがっていては。
いけないのだと。
わかっていても。

いてほしい。

『Lightnin' Sam Hopkins』'62年リリース。
ライトニン・ホプキンスのアーフリー移籍後初となるアルバム。
なんでもアーフリーのオーナーがライトニンの熱烈なファンだったとかで。
制作にも相当に気合が入っていて。ライトニンの希望に応じて環境を整えて。
馴染だったリズム・セクションも強引にスタジオに呼んだのだとか。
(『Mojo Hand』制作時の様にスタジオに艶っぽい女性を呼んだかは定かではありませんが・・・)
このアルバムの凄いところは所謂“再発見”後のライトニンに初めてエレキを弾かせてるところで。
当時のフォーク・ブルース・ブームに便乗してフォーク・ブルースの枠の中に収められそうだったライトニン。
まぁ、収まる訳も無いんですけどね。その枠をぶっ壊すのに相応しい武器を与えたんですね。
そうして解放され自由を手にしたライトニンです。もう恐いもの無しです。
リラックスしたんでしょうね。そのギターも歌声もテンション高く、自由奔放に暴れてます。
特にスロー・ブルースにおいては破壊的ですらあります。恐ろしい、否、素晴らしい。
(これはやっぱりスタジオの中に艶っぽい女性もいたに違いない・・・)
スローなのに、スローが故に。ドロドロで。デロデロで。攻撃的ですらある。
やはり、ライトニンはこうでないとね。あまりにも灰汁が強く、あまりにもダーティ。その存在感の強さ。
でも。恐らくはそれがライトニンが過ごしてきた日常であり、それゆえに身についたブルースの強さ、魅力かな。
あまりにもアルバムの数が多すぎるライトニンですが。再発見後では『Mojo Hand』と共に必聴かな。

こうして。
楽しく。
和やかな。
時間を。
過ごせば過ごすほど。

そうして。
楽しく。
和やかに。
会話が。
弾めば弾むほど。

ふと。
その気配を感じてしまう。
ふと。
その存在を感じてしまう。
それじゃ、駄目なんだと。

いつまでも。
頼りにしていても。
懐かしがっていても。
もう。無理なのだと。
わかっていても。

いてほしい。

いるだけで。
偶に。
一言発するだけで。
皆を何得させられた。
皆が納得させられた。

誰もが。
例え逆らっていても。
それを望んでいた。
落としどころを求めてた。
その存在を頼りにしてた。好きだった。

いてほしい。

あぁ。
そうなんだ。
いまこそ。
いてほしいんだ。
でも。そう。そうなんだよな。

代わりには。
なれない。
なれるわけもない。
でも。
いざとなれば。リングには上ろう。

だから。
いてほしい。
まぁ。
そうだな。
見ててほしいんだ。



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2014/10/24 Fri *黄昏て / Lonesome Sundown

20141024lonesomesundown


夕暮れ時。
雲を紅く染めながら。
陽が落ちていく。
何気なく目をとめて。
そのまま立ち尽くす。

今日も。
終りだな。
今週も。
終りだな。
ほっと気を緩めて。

足取りも軽く。
歩き出す。
終わった。終わった。
ふと。立ち止まる。
誰か呼び止めなかったか。

夕陽を見て。
黄昏ていられるのも。
今日限りかもしれないぞと。
そんな声が。
どこかから聞えはしなかったか。

『Lonesome Sundown』'69年リリース。
ルイジアナ・ブルースマン、ロンサム・サンダウン。
'58年~'65年の録音を集めたエクセロでの集大成的アルバム。
しかし。エクセロのブルース・マンって。スリム・ハーポに、ライトニン・スリムにと。
みんな気取った芸名をつけるんですね。それにしてもロンサム・サンダウンとはねぇ。
本名はコーネリアス・グリーンとか言って。風貌も普通の小父さんなんですけどね。
まぁ、ルイジアナの自然。湖沼の向こうに沈んでいく夕陽を見てると黄昏るんですかね。
さて。そんなサンダウンの特徴はやっぱり緩いと言うか大らかな懐の深さを感じさせるところで。
特に。スロー・ブルースの味わい深さなんかはハーポなどとはまた一味違うかな。
しかもただ緩いだけでなく。都会的な感覚も感じさせるところが。絶妙な魅力になってて。
ギターの切れ味もいいし、サックスが入る辺りがモダンな感じを醸しだしているのかも。
アップになると。カントリーの影響も窺えて。とたんに、いなたくなって。そのギャップも面白いかも。
まぁ、その辺りの二面性が逆にハーポの様なヒットに恵まれなかった原因かもしれませんが。
なんか。こう。じわじわっと包まれると言うか。沁み込んでくる感じがですね。癖になるかな。
余談ですが。なんでも'65年の録音を最後に突然ブルースから足を洗って。牧師になって。
'70年代半ばまでは伝導に携わって。'77年に突然カムバック。来日の話もあったのに。
直前に再び牧師になってしまったと言う。そんな逸話もあるそうです。独りで。心の中は揺れ動いてたのかな。

夕暮れ時。
街を紅く染めながら。
陽が落ちていく。
目を離せなくなり。
そのまま立ち尽くす。

今日も。
終った。
今週も。
終わった。
気は緩むけれど。

足は固まったまま。
動けない。
終わった。終わった。
でも。振り返る。
この紅く染まった街を。

夕陽を見て。
黄昏ていられるのも。
今日限りかもしれないんだと。
そんな声が。
胸の内から聞えはしなかったか。

沈んだ。
陽は。
また。
明日。
昇るだろう。

でも。
それを。
再び。
見られる。
保証など。

そうだよな。
俺にも。
誰にも。
ありはしないよな。
夜の間に。

何かが。
起きるかも。
何かが。
やって来るかも。
そうしたら・・・

夕暮れ時。
総てを紅く染めて。
落ちていく。
消えていく。
夕陽を見送りながら。

黄昏て。

明日が。
来ることを。
普通に。
目覚められることを。
祈ってみたりする。



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2014/10/23 Thu *雑然、混沌 / Aerosmith

20141023toysintheattic


雑然としている。
混沌としている。
一体。何処に何が。
あるのやら。
潜んでいるのやら。
わかりゃしない。

まぁ。
探せば。
それでも。
出てくる。
見つかる。
でもその長い道程。

時間はかかるし。
イライラは募るし。
だったら。
最初から。きちんと。
整理しろよって。
話ではあるのだが。

そいつが。
できりゃ。
苦労jはしない。
何故なら。
頭が、心が。
雑然、混沌なんだから。

『Toys In The Attic』'75年リリース。
何故か『闇夜のヘヴィ・ロック』なる邦題がつけられたエアロスミスの3rdアルバム。
タイトル曲の「Toys In The Attic」しか聴いてなかったのかな担当者は(笑)。
実際は現代の屋根裏の玩具たちの如く、結構曲調もバラエティに富んでて。
1stも2ndもそれ程売れなくて。こうなったら好きなこと、演れること全部やってしまえと。
なんか。そんな開き直りの結果だった気もするんですけどね。どうなんだろう。
音質もいまの耳で聴くと。結構チープだったりするし。まぁ、そこがカッコ良いんだけど。
エアロスミスって決して器用なバンドじゃなくて。技巧派でも無いんだけど。
それ故の自由さなのか。ハードにぶっ飛ばそうが。シャッフルやろうが。ラップしようが。
ブルースやろうが。バラードやろうが。雑然として、混沌としながら。妙な統一感があって。
あ、あれも。これも。何やっても隠せないチンピラ臭がエアロスミスなんだなと納得させられてしまうと。
しかし。この時代にはラップは無かったわけで。「Walk This Way」なんてのは最先端を行ってたのか。
まぁ、狙った訳じゃなくて偶然なんだろうけど。その自然体の何でもあり、何でもエアロスミス。
その猥雑さがやっぱり最大の魅力なんだよなぁ。だからパワー・バラードばっかりの'90年代以降は・・・
このアルバムのA面、「Toys In The Attic」から「Big Ten Inch Record」までの5曲のバラバラでいて。
でもちゃんと。悪くて、スケベで、肩で風切ってナンボのエアロスミスがちゃんと表現されてる。
そこがですね。やっぱり好きなんですよね。まぁ、'90年代以降も悪くは無いけどね・・・淋しいかな。
そうそう。あと。やっぱりスティーブン・タイラーのバンドなんだろうなと。
スティーブンってドラマーだったんですよね。だから。曲調、特にリズムの抽斗が多いのかもね。

雑然としている。
混沌としている。
とにかく。探し物が何処に。
あるのやら。
埋もれているのやら。
わかりゃしない。

まぁ。
掘れば。
それでも。
引き出せる。
見つけられる。
でもその長い過程。

時間は経ってるし。
イライラは爆発するし。
だったら。
一度。まとめて。
整理しろよって。
話ではあるのだが。

そいつが。
できりゃ。
苦労jはしない。
何故なら。
己が、自分が。
雑然、混沌なんだから。

それにだな。
雑然でも、混沌でも。
猥雑でも。
それはそれで。
いいんじゃないかと。

無理に。
整理したって。
意味が無い。
雑然としてるなら、混沌としてるなら。
それが。今の自分に自然ならそれでよし。

雑然、混沌。
故に。
回り道を余儀なくされて。
そこで思わぬものに。
出会ったり、再会したり。

そこから。
始まったり。
広がったり。
深くなったり。
そんな楽しみもあったりするし。

雑然、混沌。
猥雑。
それら総てを。
ひっくるめて。
今の自分だと。それでいい。

まぁ。
偶には。
まとめて。
屋根裏にでも。
ぶち込んでやりたくなるけどね(笑)。



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2014/10/22 Wed *潜りながら / Van Halen

20141022diverdown


飛び込んじゃって。
潜水中。
行けるとこまで行ったら。
何が見えてくるのか。
ゆっくりと。深く。深く。

水面から。
姿を隠して。
見えるのは。
気泡だけ。
光も届かない。

ならば。
地上でも。
海上でも。
儘ならなかった。
何かをを試してみるのも悪くない。

泳ぎも。
潜りも。
不得手だけど。
見えてないなら。
ちょいと他人を見倣ったりもして。

『Diver Down』'82年リリース。
ヴァン・ヘイレンの5枚目のアルバム。
シンプルってか簡素なジャケット。
これは潜水夫が潜水してることを表す旗なんだとか。
なんでも契約上、短期間で制作する必要に迫られて。
結構、曲作りや録音もやっつけ仕事だったんだとか。
結果的にそれが何と言うか、弾けた勢いのあるアルバムになったと。
全12曲中5曲がカヴァー。オリジナルの内、インストが2曲と。
普通だったら単なるやっつけのアルバムで片づけられそうなところですが。
そうはならないのが。この頃の、デヴィッド・リー・ロスを擁していた頃のヴァン・ヘイレン。
単なるカヴァーで終わらずに。自分達のものにして陽気に派手にぶちかましちゃうと。
キンクスの「Where Have All The Good Times Gone !」をアルバムの頭にもってきて。
B面1曲目はマーサ&ヴァンデラスの「Dancing In The Street」と。
ブリテッィシュ・ビートも。モータウン・サウンドも。ヴァン・ヘイレンならではのハード・ロックになってて。
そして。ロイ・オービソンの「(Oh !) Pretty Woman」の楽しさときたらもう。
確か。この頃って。いま一つブレイクしきれなかった頃の筈で。だったら。もう。別に何でもありだろうと。
ヴァン・ヘイレンらしく陽気に賑やかに演っちまおうと。そんな吹っ切れたものがあったんだろうな。
エディ・ヴァン・ヘイレンの速弾きは生かしつつも。デヴィッドの個性を前面に押し出して突き抜けると。
やっぱりね。ヴァン・ヘイレンはね。この面子が最高ですね。何も考えずに楽しめるもんなぁ。
あと、今回久し振りに聴いて思ったのが。意外とねコーラスを決めてキャッチーだったりするんだよなぁ。

飛び込んじゃって。
潜水中。
何処まで行けるのか。
行きついたら何を感じるのか。
ゆっくりと。下へ。下へ。

水面から。
遠く離れて。
見えるのは。
自分の影だけ。
光も消えて。

ならば。
地上でも。
海上でも。
儘ならなかった。
何かをを試してみるのは今しかない。

泳ぎも。
潜りも。
不得手だけど。
見えてないなら。
不格好でも何でも構わない。

深く。深く。
下へ。下へ。
潜りながら。
光のない世界で。
漂い。腰を下ろして。

光も届かない。
音も聞こえない。
ただ。自分の気配だけ。
ただ。自分の意識だけ。
そんな世界へ潜りながら。

ふと。
笑ってみる。
弾む様に。
陽気に。
声にはならずとも。

潜りながら。
届かない何か。
見えない何か。
感じれらない何か。
そこで吹っ切れればと。

潜りながら・・・
還るか。
還るまいか。
それすらも。
忘れてしまいそうになりながら。



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2014/10/21 Tue *鳴り止まぬ限り / Led Zeppelin

20141021thesongremainssameukorg


浅く。
漂い。
深く。
沈み。
再び浮き上がり。

潮の流れのままに。
漂うだけ。
凪が来れば。
其処に止まり。
揺られている。

渦が起これば。
巻き込まれて。
中心へと。
落ちていき。
深く。深く。

渦が収まれば。
弾き出されて。
ゆっくりと。
意思もなく。浮き上がり。
再び。漂うだけ。

実のところ。
浅いのか。深いのか。
明るいのか。暗いのか。
それすらも。判然とせず。
同じ渦の中を繰り返し。

『The Song Remains The Same』'76年リリース。
同名映画のサウンド・トラック盤として制作されたレッド・ツェッペリンの2枚組ライヴ・アルバム。
'73年のマディソン・スクエア・ガーデンでの3日間の公演で収録され選曲されています。
映画の編集、公開が遅れた為に。このアルバムも収録されてから3年後のリリースとなって。
しかも映画とは収録曲が異なっていたり。別の日のテイクが収録されていたりと。
当時からあまり評判は良くなかった記憶があるのですが。全英1位、全米2位を獲得していて。
流石はレッド・ツェッペリンの底力を証明する結果となっています。
まぁ、何と言っても。当時はツェッペリン唯一の公式なライヴ・アルバムでしたからね。
それだけ期待感も高かったんだろうなと。確かに。オーヴァーダビング等はしてないらしく。
もし、それが本当であればとんでもないバンド、とんでもないライヴだったんだなと。震えが来ます。
A面頭の「Rock and Roll」のカッコ良さ。性急な「The Song Remains The Same」から静の「Rain Song」への転換。
完成度ではオリジナルに敵わないものの。希望の歌ですと歌いだされる「Stairway To Heaven」の神々しさ。
これはね。掛け値なしで凄いんですよ。映画はね。ジミー・ペイジの趣味かやたら抽象的なシーンが多くて。
どうにも退屈で凡庸な印象しか残って無いんですけどね。あの映画のせいで割を食ってるかな。
(まぁ、「Moby Dick」は映像が無いと辛いんですけどね。いくらジョン・ボーナムが凄くてもねぇ・・・)
今となっては曲数を増やしたこのアルバムの改訂版を始めとして。オフィシャルで他のライヴも出回って。
相対的に価値は下がってしまった感は否めませんが。やっぱりね。初めて聴いたツェッペリンのライヴなので。
この2枚組アルバムがやっぱり一番愛着があるかなぁ。英国オリジナル盤の音質も素晴らしいですし。

浅く。
夢見て。
深く。
夢に引き摺り込まれて。
もがき。諦め。覚醒し。

夢の余韻のままに。
彷徨い続ける。
凪を感じれば。
徐々に覚醒しながらも。
揺らいでいる。

渦を起こすもの。
探すことも儘ならず。
薄闇の中。
払いもせずに。
ぼんやりと。半眼にて。

夢が霧散すれば。
放り出されて。
ゆっくりと。
意思もなく。起き上がり。
ただ。彷徨うだけ。

実のところ。
夢なのか。現なのか。
見えているのか。見えていないのか。
それすらも。判然とさせず。
同じ夢の中を繰り返し。

何処から。
入った。
何処から。
出ていく。
判然とせず。

何処から。
来た。
何処から。
去りゆく。
判然とさせず。

同じ渦の中。
同じ夢の中。
もがくことも。
撥ね退けることも。
忘れたが如く。

繰り返し。
繰り返す。
回り。回し。
手を伸ばすことも忘れ。

それでも。

そう。
あの。
音が。
あの。
歌が。

鳴り止まぬ限り。

微かな灯りを。
僅かな糸を。
繋ぎ止めようとする何かを。
それでも。
心の端で探している。

鳴り止まぬ限り。



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2014/10/20 Mon *思考停止 / Deep Purple

20141120machineheadukorg


思考停止。

どうやら。
頭も。
心も。
回らず。
動かず。

あれにも。
これにも。
反応せず。
刺激されず。
見送っている。

あれも。
これも。
なるほどねと。
面白くはあるけれど。
求めているものじゃない。

違うだろ。
異なるだろ。
頭も。心も。
身体も。
反応しない。しないものはしない。

思考停止。

『Machine Head』'72年リリース。
特に日本ではハード・ロックの傑作として名高いディープ・パープルのアルバム。
昔はだいたい皆、ハード・ロックからロックに入るか、通過してたので。
ある年代以上のロック・ファンでこのアルバムを知らない人はいないのではないかと。
特に。「Highway Star」と「Smoke On The Water」に関してはアンセム化してて。
大体、バンド組むとこの2曲はどのバンドもコピーしてて。「Highway Star」のギター・ソロで挫折すると言う。
楽器屋に行くと必ず「Smoke On The Water」かツェッペリンの「Stairway To Heaven」弾いてる奴がいてと。
「Lazy」とか「Space Trackin'」とか。他のナンバーもキャッチーで。いやぁ、ガキの頃はほんとよく聴いてたなと。
付き合いが長いだけに。ストーンズとビートルズを除くと。たぶん針を落とした回数では今でも上位かも。
実はアルバムの出来としては緊張感溢れる『In Rock』が勝るかなと今では思ってるんですが。
とにかく。日本のハード・ロック小僧の骨格、血肉を創り上げたのはやっぱりこのアルバムかなと。
ストーンズのモービルをモントルーに持ち込んで録音してたら。マザーズのライヴでホテルが火事になって。
それを歌ったのが「Smoke On The Water」ってのは有名な話ですが。実はモントルーで録音した裏には。
既にこの頃から所謂第二期のメンバー間に亀裂が入り始めていて。気分転換の意味もあったとか。
ジョン・ロードがまたもやクラッシックに傾倒して。頭にきたリッチー・ブラックモアは別のバンドを組もうとしててと。
ことごとく人間関係で揉めるのが得意なディープ・パープル。それでも。これだけのアルバムは創れちゃうと。
流石に。いまはガキの頃ほど針を落としもしないし。燃え上がったりもしませんが。
今のディープ・パープルやリッチーのクラッシック路線には興味は全くないものの。
このアルバムは時々聴きたくなるもんなぁ。それで実は結構熱くなったりもするんですよね。実のところ。
やっぱりね。ガキの頃に土台となった骨格や血肉ってのは。変わらない、忘れられないのかもですね。

思考停止。

どうやら。
頭にも。
心にも。
血が巡らず。
機能不全。

あれも。
これも。
下らない。
それどころか。
毒にも薬にもならない。

あれは。
これはと。
手は出しているけれど。
面白くないと。求めてないと。
手を出す前に感じてる。

違うよな。
異なるよな。
頭も。心も。
身体も。
反応してない。してないものはしない。

思考停止。

暫し。
外界からの。
呼びかかけを。
遮断し。
装甲の中に閉じこもる。

暫し。
外界への。
呼びかけを。
中止し。
装甲の中に籠り続ける。

頭も。
心も。身体も。
何処から生まれたのか。
何から創られたのか。
それのみに思いを馳せる。

思考停止。

己が。
骨格と。
血肉の。
成り立ちと。
求めるもの。

その蘇生を待ち続ける。



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2014/10/19 Sun *ささやかな巡礼 / Wishbone Ash

20141019pilgrimage


三年。
三年経ったんですね。
早いなぁ。
でも。そうなんだな。
じゃぁ、そうだな。

勝手に。
ささやかに。
四回忌でも。
させてもらいますか。
構わんですよね。

お花を買って。
お義母さんを迎えに行って。
お線香貰って。
お水を汲んで。
お墓へと。

今日も。
いい天気ですね。
今日は。
揃って来てみましたよ。
偶にはいいでしょう。

見上げるタワーの。
大きさがお義父さんの大きさ。
見下ろすタワーの。
優しさがお義父さんの優しさ。
いいとこで。眠ってますね。

『Pilgrimage』'71年リリース。
ウィッシュボーン・アッシュの2ndアルバム。
衝撃的だったデビュー作と傑作『Argus』に挟まれて。
あまり語れることも無い地味な存在だったりします。
まぁ、ジャケットも印象的なんだけど。地味ですしね。
更には7曲中4曲がインストだと言う。これはなかなかね。
そのインストにはジャズ的なアプローチが垣間見えて。
それがこの時期のウィッシュボーン・アッシュの方向性だったのか。
はたまた方向性を模索してる道程を曝け出したものか。
そこは何とも。言い難いんですけどね。あくまでジャズ的であってジャズでは無いし。
時代的にはテン・イヤーズ・アフターも同じ様なアプローチやってたし。流行だったのかな。
で、何故か最後の1曲がライヴでブギーなナンバーやってて。やっぱり模索中のアルバム・・・
なんですけど。そのライヴの前の実質的なラスト・ナンバー「Valediction」が。こいつが。
『Argus』で聴かれるウィッシュボーン・アッシュの世界に通じるナンバーなんですよね。
これ。この1曲。メンバーとしても手応えがあったんじゃないかな。これだよ、これと。
だから。もう後はライヴから1曲入れて。早く次のアルバムの制作に入ろうぜなんてね。
ハッキリ言うと。この「Valediction」と他のナンバーに差があり過ぎるアルバムなんですけど。
「Valediction」を生み出した、『Argus』に繋がる順路を見つけた。
それだけで。ウィッシュボーン・アッシュの巡礼(Pilgrimage)には大いに意味があったのだと思います。

三年。
三年経ったんですね。
重いなぁ。
そう。そうなんですよ。
いてくれたらなぁ、その思いがね。

まぁ、ともかく。
ささやかに。
四回忌を口実に。
飲ませてもらいますけど。
構わんですよね。

タクシーに乗って。
お義母さんと一緒に。
馴染の街へ。
お義父さんも暖簾を潜ったであろう。
お店へと。

店は新しくなったけど。
雰囲気はそのままですかね。
今日は。
揃って来てみましたよ。
偶にはいいでしょう。

冷酒で献杯。
日本酒はねお義父さんのお酒。
煮凝りもたのみましょうか。
お義父さ好きでしたよね。
変わらずに。美味しいですよ。

お義父さんの命日に。
お義母さんを連れ出して。
お墓参りして。
久し振りに共に外食して。
そして。この家に戻って。

お義父さんの。
匂いの。気配の残る。
部屋の畳に寝転がって。
耳を澄ませて。
語りかけて。

ささやかな巡礼。



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2014/10/18 Sat *何度目かの朝 / Uriah Heep

20141018besttofuriahheep


何度か。
何度も。
こんな朝を。
迎えて。
積重ねて。

この。
空気を。
匂いを。
築きあげて。
きたんだろうな。

それだけの。
思い。
重み。
この扉が。
受け止めてきたと。

それぞれの。
思い。
それぞれの。
重み。
胸の中に秘めて。

『Best Of Uriah Heep』'74年リリース。
ブリティシュ・ハード・ロック・バンド、ユーライア・ヒープ。
デビュー以来のオリジナル・アルバムから12曲を収めたの本独自編集のベスト・アルバム。
オリジナル・アルバムに未収録だった2曲と。3曲のシングル・テイクの収録。
それを目玉に。前年の来日で増えたであろうファンをターゲットに発売されたのかな。
(チャーは武道館に観に行って。あまりの下手さにがっかりしたと言ってましたが・・・)
ユーライア・ヒープなる奇妙なバンド名はディケンズの小説の登場人物から採ったんだとか。
そんな逸話もあってか。ブリティッシュ・ハードの様式美に徹したバンドの代表の如く言われて。
確かにこの時期までは。世間がイメージするブリティッシュ・ハードそのもののサウンドを聴かせています。
実はデビュー以前のメンバーはそれぞれの活動で結構ポップなこともやってたりして。
器用にシーンやブームに合わせたサウンドを演りながら生き延びていたらしく。
意外な感じもありますが。なるほどなとも。起用だからこそブリティッシュ・ロックの様式美にも対応できたと。
で、器用過ぎちゃって。その後のシーンの変化にも対応しちゃって失速しちゃったと。そんなとこかな。
いま針を落とすと古臭さは否めませんが。そのサウンドの迫力と美しさの魅力の一端は垣間見えて。
特に代表曲、「Look At Yourself」と「July Morning」の2曲。まぁ、結局この2曲に尽きるんですけどね。
「Look At Yourself」の緊張感と美しさ、「July Morning」の壮大さと抒情性。これは堪らないかな。
「Look At Yourself」が「対自核」、「July Morning」が「七月の朝」と。その邦題がまた懐かしいんだよなぁ・・・

何度か。
何度も。
様々な夜を。
過ごして。
積重ねて。

この。
雰囲気が。
匂いが。
築きあげられて。
きたんだろうな。

それだけの。
思い。
重み。
このカウンターが。
受け止めてきたと。

それぞれの。
思い。
それぞれの。
重み。
自らと対話して。

そんな。
思い。
重み。
黙って。
受け止め続けて。

幾つもの夜と。
幾つもの朝と。
過ごせる。
迎えられる。
場所を創り上げてきて。

これからも。
変わらず。
自然体で。
寡黙に。緩く。
守っていてくれるのだろう。

そこで。
何度目かの朝。
迎えられれて。
これからも。
迎えられること。

記念すべき朝にも。
共にいられたことを。
嬉しいな。有難いなと。
何とも良い心地で。
じゃぁ、またねと。扉を閉める。

何度目かの朝。



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2014/10/15 Wed *錆を落として / Jr. Walker & The All Stars

20141015jrwalkerandtheallstarsgreat


さて。
そうと。
決まったら。
早速。
色々と。

手配やら。
段取りやら。
交渉やら。
まぁ。
準備しなきゃならなくて。

そいつは。
別に。
嫌いじゃない。
むしろ。
好きなくらいなんで。

ちっとも。
苦には。
ならないが。
一番の。
仕事は。
錆を落とすこと。こいつに尽きる。

『Greatest Hits』'69年リリース。
モータウンの中でも一際異彩を放っていたグループ。
ジュニア・ウォーカー&ザ・オール・スターズのベスト・アルバム。
サックス奏者のウォーカーを中心に。グループとしての録音、活動。
特にライヴに拘っていたと言う。モータウンで他には例を見ないグループです。
先ず何と言っても。そのサウンドが泥臭くてラフでファンキーだって時点で。
都会的でエレガントで。ソウルでありながらポップでもある。
そんな一般的なモータウン・サウンドのイメージから大きく外れてますからね。
実際、どうしてモータウンと契約できたのか。モータウンは契約したのか・・・謎です。
ソウル界を代表するサックス奏者となると。アトランティックのキング・カーティスが著名で。
実際今でも。高く評価され人気もあると。比較してウォーカーは忘れられてるに等しいと。
まぁ、カーティスは例えばアレサ・フランクリンのアレンジャーやプロデューサーとしても活躍していて。
言ってみればその芸術性が評価されている面もあるのでしょうが。
ウォーカーはと言うと。どちらかと言えば現場一筋。ブイブイ吹いて、ヒット曲だしてなんぼと。
そのサックスの音色も芸能の人なんですよね。踊らしてどんだけだろうと。
そう。その芸能の人と言う意味では実はモータウンにピッタリだったとも言えるんですよねぇ。
「Shotgun」「(I'm A) Road Runner」「Home Cookin'」と。実に御機嫌で。これで踊らなきゃ嘘だろうと。
ラフでファンキーで突っ走って。でもいい音色なんですよ。ウォーカーのサックス。
きっとね。大切にしてたんだろうなとね。汗や唾を丁寧に拭いて。磨いて。決して錆びない様にね。

さて。
そうと。
決めたら。
迷わず。
次々と。

手配り。気配り。
段取つけて。交渉して。
方々に目配せもしつつ。
結構。
忙しくはなるけれど。

そいつは。
別に。
苦にならない。
むしろ。
喜んでってなもんで。

もっとも。
苦には。
ならないが。
一番の。
懸念は。
錆が落ちるかなと。こいつに尽きる。

勿論。
イメージ・トレーニングは。
怠りいなく。
どころか。
四六時中で。

色々と。
餌の仕入れも。
ネタの準備も。
抽斗は。
増えてはいるけれど。

肝心の。
腕が。
耳が。
感覚が。
錆びていないか。

こいつばかりは。
試してみないと。
わからない。
わからないが。
まぁ、そこはあれだ。

錆びてるなら。
錆を落として。
以前より更に。
磨きをかけるだけ。
それだけだな。

さて。
身も心も。
錆を落として。
走り出せる様に。
心構えから始めましょうか。



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2014/10/14 Tue *おや、ここにあった出会い / Johnnie Taylor

20141014wantedonesoulsinger


実は。
半ば。
失業状態(?)で。
どこかに。
いい話はないかなと。

密かに。
色々と。
探してはいたし。
色々と。
探ってもらってもいたし。

そんなに。
難しい話だとは。
思わないんだけど。
ところが。
どっこい。

時代がね。
変わったのかな。
なかなかね。
環境が整わなくて。
出会いが無くて。

『Wanted One Soul Singer』’67年リリース。
ジョニー・テイラーのスタックス移籍第一弾アルバム。
ソウル・シンガー求む・・・の求人広告を読んでるジョニー。
ここらのスタックスのジャケットの微妙なセンスが何とも言えません。
(裏ジャケにはご丁寧にもテイラーの履歴書が載っています・・・)
ジョニーはサム・クックの後任でソウル・スタラーズのリードを務めた程なので。
そのゴスペルを基本としたブルージィーな歌唱力には素晴らしいものがあります。
が、故にか。サムの影とか。ゴスペルの魂とか。どうにもその辺りから脱け出せなかった様で。
ソロに転向はしたものの。スタックス以前はどうしても個性を確立できずに。
一説によれば。あのリトル・ジョニー・テイラーの名前を騙って南部でライヴやったりしてたそうで・・・
まぁ、したたかっちゃ言えばしたたかで。サニー・ボーイ・ウィリアムソンⅡ世みたいなもんですかね(笑)。
しかし実力は本物ですから。見込みがあるんじゃないかとスカウトしたのがスタックスだったと。
熱いテイラーの歌声を。ブッカー・T&MGズとメンフィス・ホーンズががっちりと受け止めていると。
受け止められる相手を得て。テイラーの歌が輝きを放っていると。
要は今まではバンドが受け止められなかった、役不足だったってことですね。
時にはかなりラフになるテイラーの歌声。それを骨太でいながらタイトに受けてみせるMGズ。
いままで無かった出会いが、出会った瞬間に御機嫌なソウル・シンガーがまた一人生まれたと。
それも。'67年ですからね。オーティス・レディングが亡くなる年の新たな出会いだったんですね・・・

実は。
半ば。
失業状態(?)に。
どこかで。
慣れてしまっていて。

密かに。
細々と。
探してはいたし。
細々と。
話も聞いてもらってはいたし。

それでも。
難しいかなとは。
思い始めていたんだけど。
ところが。
どっこい。

時代がね。
変わっても。流れても。
しつこくね。
環境を創りだそうって。
人もいたりするもので。

あぁ。
そうか。
なるほどねと。
そうか。
ここにあったかと。

お互いに。
何となく。
探してはいて。
はたと。
気づくこともあるのかと。

今、ここに。
ないかなと。
思ってた出会いが。
おや、ここに。
あったじゃないかと。

なにより。
必要条件で。
十分条件で。
必須な。
楽しそうな予感があるもんな。

面白くなるかもね!



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2014/10/13 Mon *結界の中に / Bobby Womack

20141013homeiswheretheheartis


もう少し。
あと少し。
ここを下りれば。
ここを渡れば。
ここを曲がれば。

己が。
心の安らぐ。
魂が癒される。
場所が。
地が。

待っている。
待っていてくれる。
そこまで。
頑張って。
歩くんだ。

膝に力を込めて。
一足。一足。
前へ。前へ。
超えていく。越えていく。
結界の中に。

『Home Is Where The Heart Is』'76年リリース。
レコード会社移籍第一弾となったボビー・ウーマックのアルバム。
自由奔放に活動していたウーマック。遂にはカントリーにまで手を出して。
それなりに売れたらしいのですが。契約は切られてしまって。心機一転。
西海岸を中心に活躍していたウーマックですが。録音場所も米国南部を選んで。
そう。あのマッスル・ショールズへ出向いて全面的に制作されています。
ソウルを演れ、ソウルを歌えってなら。やってやろうじゃないかと。
そんな意気込みを感じます。実際、一部のナンバーでは若干力み過ぎかなとも。
さて。サム・クック直系の弟子のウーマックですからね。
その実力、その歌唱力は折り紙つき、疑いようもなく。本気を出せばこんなもんよと。
まぁ、だtったら。カントリーとかに色気を出さなきゃいいのにってとこなんですが。
その茶目っ気もウーマックの魅力の一端ですかね。憎めない軽さがあるんですよね。
歌にも遊び心があったりして。サムのエンターテイナーとしての面も引き継いでるのかな。
勿論、それは確かな実力と歌唱力に裏付けされた自信があってのことで。
特に。ミディアムからスローにかけての深さ、黒さの凄味と言ったら。
「A Change Is Gonna Come」も。そして「We've Only Just Begun」ですら黒いですからね。
それにしても。やっぱりウーマックが帰る場所、故郷はやっぱりソウルだったんですね。

もう少し。
あと少し。
ここを曲がれるかな。
ここを渡れるかな。
ここを上れるかな。

己が。
心の安らぐ。
魂が癒される。
場所から。
地から。

離れる。
離れられるか。
そこまで。
頑張って。
歩けるか。

膝に力を込めて。
一足。一足。
前へ。前へ。
超えていく。越えていく。
結界の外へ。

目が眩む。
動悸が早くなる。
手に汗が滲む。
一足。一足。
一段。一段。

結界の中から。
結界の外へと。
行けるところまで。
行ってみる。
行けるところまで行ったら・・・

ひと息ついて。
踵を返して。
一足。一足。
徐々に早足になりながら。
戻っていく。

そこを下りれば。
そこを渡れば。
そこを曲がれば。
もう。
結界の中に。

己が。
帰れる場所。
故郷。
それは。
やっぱり。

結界の中に。



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2014/10/10 Fri *救い / Bob Marley & The Wailers

20141010uprising


誰もが。
同じではなく。
誰もが。
気づいてるわけでもなく。
なんだろうな。

でも。
誰もが。
完璧ではなく。
誰もが。
完全無欠でもなく。

揺れてて。
動いてて。
これでいいのかとか。
疑問を胸に秘めていたり。
それでも。今日はある。

だから。
自ら。
動いて。
歩いて。
声を上げて。

救いを求めて。

『Uprising』'80年リリース。
ボヴ・マーリー生前最後となったアルバム。
今では何だか未発表曲集やら何やらがいっぱい出回ってますが。
正真正銘。これがマーリーの最後のアルバムなのです。
そして。B面ラストに収められた「Redemption Song」がマーリーの最後の歌なのです。
マーリーがどこまで自分の死期を悟っていたかはわかりませんが。
このアルバム、そして「Redemption Song」こそがマーリーからの最後のメッセージなのです。
自らのアコギ一本で弾き語られるこの「Redemption Song」を何故最後にもってきたのか。
何故、最後に歌ったのか。あらゆる抑圧、あらゆるものへの隷属。
それを成し遂げるには先ず自らの精神の抑圧、精神への隷属。それを解き放てと。
そして。それができるのは、それを行えるのは自分でしかないと静かに語りかける様に歌うマーリー。
今までマーリーが露わにしてきた怒り、憤り、不満。闘ってきた社会のシステムに対する咆哮。
それらに比較してこのアルバムはあまりに静かで。故にあまりにも剥き出しで。
怒りを持って闘うなら、そして闘って救いを求めるなら。先ずは自らに勝たねばならないと。
恐らく。マーリーはその事き気づき。それを最後のメッセージとして。敢えて静かに語りかけたのだと。
救いを求める人々に崇められ、祀り上げられ。でも死を前にしたら。何も変わってないじゃないかと。
そのことに絶望し、愕然としたマーリーは。故に最後に救いを差し出し、遺していったのだと。
俺が歌ってきたのは救いの歌なんだと。そしてこれからは皆で歌ってくれと。一緒に歌ってくれと。
そう。だから。俺達はまだまだ歌わなきゃならない、歌い続けなきゃならない。自分を救い、誰かを救う為にね。

誰もが。
同じでなくていい。
いつでも。
一緒でいなくてもいい。
そうなんだよ。

そう。
誰もが。
無敵ではなく。
誰もが。
清廉潔白でもなく。

揺れ動き。
慄いて。
このままでいいんだっけと。
疑問が胸から溢れそうになったり。
それでも。今日はある。明日も来る。

だから。
自ら。
動いて。
歩いて。
声を上げて。

救いを求めて。

先ずは。
自分の胸を開いて。
声にして。言葉にして。
描いて。創って。
歌うんだ。

きっと。
誰かも胸を開いて。
声にして。言葉にして。
描いて。創って。
歌ってる。

聴こえたなら。
届いたなら。
ぎこちなくていい。
乾杯でもして。
手を取って。

自分と誰かで。
歌うんだ。
そうしたら。どこかで。
誰かと誰かも。
歌ってる。

その。
歌声が大きくなれば。
救われる。
歌声が広がれば。
救われる。

救い。

諦めずに。
求めよう。
手にしよう。
自分達の歌声で。
救いの歌声で。

救い。

諦めずに。
歌おう。
歌い続けよう。
自分達の歌声で。
救いの歌を。



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2014/10/09 Thu *効くかどうかは / Peter Tosh

20141009bushdoctor


何が。
治療なのか。
何が。
薬なのか。
そいつはね。

まぁ。
何とも言えないよな。
治療と思えば治療。
薬と思えば薬。
施術や成分じゃなくて。

何が効くのか。
何が癒しになるのか。
何が治してくれるのか。
そいつは。
結局は。自分次第。

合えば。
信じられれば。
軽くなれれば。
それで。
いいんだろう。
それが。
いいんだろう。

『Bush Doctor』'78年リリース。
ローリング・ストーンズ・レコード移籍第一弾となったピーター・トッシュのアルバム。
何故トッシュがストーンズ。レコードに移籍したのか。その理由は定かではありませんが。
一説ではストーンズにレゲエを教えたのがトッシュだったとか。それは違う気もしますが。
まぁ、とにかく。特に'70年代半ばからレゲエを始めとして色々なリズムに接近してたストーンズ。
所属アーティストに一人くらいレゲエ・シンガーがいてもいいと考えたのか。
う~ん、キースとトッシュがあらゆる面で意気投合したんじゃないかって気がするんですけどね。
そのキースとミックの参加ばかりが話題になってますが。スライ&ロビーも参加したりと。
ロビーはトッシュと共同でプロデュースも務めたりと。しっかりとした体制で創られているんですね。
実は。そこが重要で。トッシュってその思想や行動も過激なら。スタジオでもやりたい放題だったみたいで。
結構他のアルバムでは主張は解るんだけど。音楽的にはどうなのよってのが多かったりもするので。
決して萎縮や遠慮はしなかったんでしょうけど。脇をこれだけきちんと支えられて。アイデアも出てと。
そうなると。恐らくそれを積極的に楽しんで。あんな曲もある、こんな歌い方もあるぜと。
やる気も漲っていいアルバムが出来ちゃったと。そんな気がするんですよね。
だって。元々ウェイラーズでも素晴らしいコーラスを聴かせてたんですからね。それくらいお手のものと。
まぁ、トッシュとキースの2人きりに任せ切ったアルバムってのも聴きたかったけど・・・完成しなかったろうな・・・
ミックとデュエットしてる「(You Gotta Walk) Don't Look Back」は元々はテンプテーションズのナンバーで。
アル・グリーンもカヴァーしていましたが。換骨奪胎して。見事にダンサンブルなレゲエになってます。
キースは2曲でギターで参加してますが。やっぱりキースはキースでありながら見事に溶け込んでます。
歌ってることは過激なんだけど。穏やかに胸に沁み渡っていく。こんなのもあっていいなと思うのです。

これが。
治療なのか。
こいつが。
薬なのか。
そいつはね。

まぁ。
何とも言えないよな。
治療なんかじゃなくても。
薬じゃなかったとしても。
手法や薬効じゃなくて。

何が効くのかを。
何が癒しになるのかを。
何が治しになるのかを。
そいつを。
感じるのは。自分次第。

感じて。
優しくなれて。
強くなれれば。
それで。
いいんだろう。
それが。
いいんだろう。

効くかどうかは。
要は。
自分の。
心次第。
思い次第。

そいつが。
見つからない。
ピンとこない。
ならば。
その日まで。その時まで。

ぶらぶらと。
漫ろ歩きながら。
引っ掛かったもの。
触れてきたもの。
呼びかけるもの。

そんなものと。
戯れながら。
現れるのを待つのも。
いいかもしれない。
但し。振り向きはせずにね。

効くかどうかは。
自分が前を向けるかどうか。
自分が信じられるかどうか。
自分が好きでいられるかどうか。
それ次第。それだけかもしれないね。



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2014/10/08 Wed *乗り換えてみる / Jimmy Cliff

20141008anothercycle


此処まで来て。
何だけど。
此処まで来たからこそ。
ちょっとね。
別のこと、別の世界。

考えてみる。
思ってみる。
このまま歩き続けても。
このまま走り続けても。
まぁ、何とかはなるんだろうけど。

その。
何とかが。
望んだものか。
求めたものか。
わからなくなってきたら。

ちょっと。
外れて。腰を下ろして。
別のこと。別の世界。
其処への道程。
考えてみても。思ってみても。

『Another Cycle』'71年リリース。
ジミー・クリフのマッスル・ショールズ録音のアルバム。
なんでまたジャマイカ生まれのレゲエ・シンガーのジミーが。
英国のアイランドに所属してたジミーが。
わざわざマッスル・ショールズに赴いて録音することになったのか。
まぁ、結果的には素晴らしいマジックが生まれることになるんですけどね。
ヒット曲にも見放されて。煮詰まってたジミーの新しい可能性を発掘しようと。
トラフィックなんかも送り込んでたアイランドのクリス・ブラックウェル辺りが計画したのかな。
でもって。これが実に何とも素晴らしい成果を生んでいて。クリスの慧眼恐るべしかな。
一説によると。ジミーはレゲエのレコードを大量に持ち込んで。
マッスル・ショールズの面々はそれを聴きながら自分達なりに消化して行ったんだとか。
で、生み出されたものは。レゲエとか、ソウルとか、スワンプとか。
そんなジャンルなど必要としない素晴らしいグルーヴとメロウな世界の融合だったと。
マッスル・ショールズの腕利き達が奏でる心地良いサウンドに乗って、溶け込んで歌うジミー。
そのジミーの力強くもメローな歌声は。ジミーがジャンルを超えた一流のシンガーである証です。
「Our Things Is Over」「Sitting In The Limbo」「Another Cycle」何とも素晴らしいジミーの歌声です。
商業的には成功に至らず。再び方向性を改めて「The Harder They Come」でブレイクするジミー。
しかし。ここで。このアルバムで見つけた。新しい、別の可能性。それがその世界を拡げたことは確かかな。
それにしても。ジミーも。マッスル・ショールズの面々も。プロだよなぁ・・・

此処まで来といて。
何だけど。
先が見えてきたからこそ。
ちょっとね。
別のこと、別の世界。

考えてたこと。
思ってたこと。
このまま歩き続けても。
このまま走り続けても。
どうやら、どうにもならないぞと。

その。
望むものが。
求めるものが。
朧にでも見えてきたのなら。
ここらで少しばかり。

ちょっと。
外れて。腰を下ろして。
別のこと。別の世界。
其処への道程。
考えてみても。思ってみても。

まぁ。
悪くは無いだろうと。
乗り換えてみる。
自分を。
その結果を。

想像してみる。
どうにも。
甘くは無いけれど。
どうにも。
楽しそうではある。

まぁ。
乗り換えてみて。
脱線したら。
もう一度。
辺土に腰かけて。

次の。
乗り換え先でも。
また。
考えれば。
思えば。

それでも。
悪くは無いかなと。
既に。腰を下ろした。
辺土の上で。
朧ではあるけれど。

乗り換えてみる。



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2014/10/07 Tue *取り急ぎ / Stiff Little Fingers

20141007hanx


取敢えず。
取り急ぎ。
これだけは。
伝えておこう。
遺しておこう。

まぁ。
この先。
どうなるかは。
知らないが。
知ったこっちゃないが。

とにかく。
此処までは。
今日までは。
何とかかんとか。
転がってこれた。

それは。
まぁ。
その。何だ。
節目節目で。
場合によってはもっと頻繁に。

誰かの。
手があった。
誰かの。
思いがあった。
誰かがいた。

取り急ぎ。

『Hanx !』'80年リリース。
北アイルランド出身のスティッフ・リトル・フィンガーズ。
その3枚目にして初めてとなるライヴ・アルバム。
'80年7月の2回の公演にて収録されていて。
全11曲が総て1st、2ndのナンバーで構成されています。
いよいよ活動を米国にまで広げようとしていたスティッフ・リトル・フィンガーズ。
その前に。熱狂的に支持してくれた英国のファンへのプレゼントと言った意味もあったのかな。
その攻撃的で硬派な演奏の熱さと、それに応じる観客の熱さが。その相乗効果の凄まじさ。
このハードでエッジの効いたギターと、性急なリズムこそが自分にとってはパンクだったりして。
特にこの3枚目のアルバムまでは。一時期、本当によく針を落としてました。
そして未だ見ぬロンドンに憧れてたんですよね。こんなに熱く、爆発してる奴等も世界にはいるんだとね。
当時、日本ではマスコミこそ騒いでたけど。実質的に売れてたのなんてピストルズとクラッシュくらいかな。
スティッフ・リトル・フィンガーズのアルバム探して。わざわざ県庁所在地のレコ屋まで行ったもんな。
今でも。今針を落としても。この熱さには身も心も震えますからね。恥ずかしながら。
アルバム・タイトルの『Hanx !』ってのはThanxのスラング(訛り?)らしく。
やはり英国のファンへのスティッフ・リトル・フィンガーズの並々ならぬ愛情が感じられます。

取敢えず。
取り急ぎ。
これだけは。
呟いておこう。
聞えなくとも。

まぁ。
この先。
何処へ行くかは。
知らないが。
知ったこっちゃないが。

とにかく。
此処までは。
今日までは。
何とかかんとか。
転がり続けてこれた。

それは。
まぁ。
その。何だ。
節目節目に。
それ以外にも見えないところで。

誰かの。
手を握った。
誰かの。
思いに抱きしめられた。
誰かが笑ってた。

取り急ぎ。

サンクス!

まぁ。
この先。
どうなるかも。
何処へ行くかも。
未だに知ったこっちゃないが。

この先と。
思えるのも。
呟けるのも。
今。
ここにいるからだからな。

しつこいけれど。
この先は。
知ったこっちゃない。
わからない。
だから。取敢えず。

取り急ぎ。

今。サンクス!



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2014/10/06 Mon *理由にならない / The Proffesionals

20141006ididntseeitcoming


理由にならない。
そう。
理由になんかならない。
結果が見えていても。
それがどんな結果でも。

上らなきゃならない時は。
リングに上がるしかない。
拳が震えていようが。
膝が折れそうだろうが。
魂が挫けそうだろうが。

後は。
もう。
やるしかない。
突っ込もうが。
守ろうが。

相手の策も読めなきゃ。
手の出どころも見えやしない。
それでも。
立ち向かわなくていい。
理由にはならないんだよな。

『I Did't See It Coming』'81年リリース。
セックス・ピストルズの残党、ポール・ジョーンズとスティーヴ・クック。
伝説の列車強盗まで引っ張り出してピストルズの延命を謀ったジョーンズとクック。
散々、往生際の悪さを見せつけたところで解散。
まぁ、マルコム・マクラレーンに仕立て上げられたバンドだった訳で。
よく頑張ったんじゃないのってところではありますが。一度舞台に、リングに上がっちゃったら。
そう簡単には引っこめるかよとの意地もあったのか。その後も色々と画策を重ねて。
4人組のバンド、プロフェッショナルズとして再度闘いの場に戻ってきました。
マクラレーンとか、ジョニー・ロットンとか、シド・ヴィシャスとかの強烈な個性を失って。
でも故に。その分。ようやく自分達のやりたいようにやれるんだとの解放感に溢れています。
で、それがまた身も蓋も無いロックンロールなところがねぇ、なんともねぇ。そうだったんだなと。
何の仕掛けもハッタリもなしに。こいつで勝負したかったんだろうなとね。
恐らくですが。ジョーンズもクックも。これで勝負になるとは、売れるとは思ってなかったんじゃないかと。
あまりにも。真っ向勝負で。しかも少し解雇主義的でもあったりして。でもこれが、これこそが。
ジョーンズとクックのやり方で、闘い方で。やらない理由にはならなかったんでしょうね。
案の定、大した話題にもならず。このアルバム1枚で解散しちゃってるんですけど。いいんじゃないのと。
関ヶ原の大谷刑部みたいにね。負けると解っていたって死力を尽くして闘わなきゃならん時もあるのです。
それに。このジャケット。これがいいじゃないですか。これだけでご飯三杯はいけるかな!

理由にならない。
そう。
理由になんかならない。
結果が見えていても。
それがどんな結果でも。

上らると決めたからには。
ファイティング・ポーズをとって。
拳の震えも。俺かけてる膝も。
それこそ。
挫けそうな魂も曝け出して。

後は。
もう。
やるしかない。
当るまいが。
当てられようが。

策も。技術も。魂も。
総て相手が上まっていようが。
それでも。
棄権する。不戦敗を選ぶ。
理由にはならないんだよな。

読み切られて。
かわされて。
弄ばれて。
当てられようが。
喰らわされようが。

手を出さなきゃ。
手数を出さなきゃ。
めくら滅法。
振り回して。
猪武者の如くに。

それで。
一発も掠らずに。
一発で仕留められたとしても。
そんな光景が目に見えていたとしても。
闘わない理由になんかならない。

そう。
自分が。
何かを。
諦める。
捨てる。

そこには。
それには。
誰も。
誰であっても。
自分以外は。

理由にはならない。



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