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2014年11月

2014/11/27 Thu *救えるのは / The Rolling Stones

20141127emotionalrescueposter


救えるのは。

独り。
見失い。
彷徨い続ける。
魂を。
救い上げられるのは。

熱く。
燃え。
温かく。
支える。
ものだけ。

それは。
何処にある。
それは。
何処にもない。
其処にしかない。

深い穴の底に。
落ちて。
光も見えず。
這い上がれそうもない。
そんな魂を。

救えるのは。

『Emotional Rescue』'80年リリース。
欧米での発売当初は大型のポスターが被せられていたローリング・ストーンズのアルバム。
'80年代最初のストーンズのアルバムと言うことで。大きな期待を寄せられていましたが・・・
リリース直後は。そこかしこに仕掛けられたストーンズの新しい試みについていけないファンが多くて。
自分もそうでしたが。『イモレス』なるあまり喜ばしくない俗称で呼ばれてもいました。
「Miss You」にはついていけたけど。「Dance (Pt.1)」ねぇ、カッコいいけどさぁとか。
何よりも。「Emotional Rescue」がね。おいおいミックが全編ファルセットで歌うのかよと。
駄作かどうかはともかく。かなりのファンが戸惑っていた印象があります。そうなんだとなぁ。
『Some Girls』でパンクがナンボのもんじゃい!俺らこそが元祖パンクだって吠えてたストーンズが。
これじゃ、何だかよく解かんないけど。ディスコとかクラヴとかで踊ってそうな感じじゃないかと。
まぁ、実際にミックはこの当時にニューヨークのその手の場所に頻繁に出入りしていて。
そこでアンテナに引っかかった要素をストーンズに持ち込んだんですよね。でも、こっちは知らんもんね。
「Summer Romance」とか「She's So Cold」みたいなロックンロールナンバーに励まされながら。
ストーンズは何処に行くんだろうと。それこそ「Down In The Hole」みたいな気持ちになったりしてね。
今思えば。この頃に薬物への耽溺から脱け出したキースが再びミックとタッグを組もうとしたのを。
当然、面白くないミックは拒否してたんですよね。故にここから今に至る双頭体制が始まってたんですよね。
仕方ないわな。キースが使い物にならない間、独りで支えてきたんだって自負がミックにはあったろうし。
キースはキースで。何だよ戻ってきたのにと。恐らくは想像以上に孤独を感じただろうし。
それでミックに対する(だけでは無いと思いますが)心情を素直に表現したのが「All About You」なのかと。
その後のストーンズの歩みはご存じの通りですが。結局、キースにしろ、ミックにしろ。
その孤独を救えるのは自分自信でしかないんですよね。如何に自分を燃え立たせられるかね。
その2人の、独りと独りの魂のタッグがアルバムとしては『Steel Wheels』以降いま一つ感じられないんだよな・・・

救えるのは。

独り。
見逃し。
迷い込んでいる。
魂を。
救い上げられるのは。

熱く。
燃え。
温かく。
支えられる。
支え続けられるものだけ。

それは。
何処にある。
それは。
何処にもない。
此処にしかない。

深い穴の底に。
落ちてでも。
光も求め。
這い上がろうとする。
そんな魂を。

救えるのは。

己だけ。
己の中の。
熱く燃えるもの。
温かいもの。
それだけ。

己の胸の。
炎が消えない限り。
己の心が。
冷めてしまわない限り。
可能性はある。

その可能性を。
持続して。
実現できるかも。
放棄して。
総てを失ってしまうかも。

己、次第。
己の胸の。
己の心の。
赴く次第。
闘う気持ち次第。

救えるのは。

己だけ。
そして。
己を救えた者だけが。
誰かの孤独な魂に。
寄り添うことを許されるのだろう。



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2014/11/26 Wed *核 / The Frankie Miller Band

20141126therockukorg


見失いそうに。
なったら。
解からなくなったら。
慌てず。騒がず。
腰を据えて。

本質は。
大事な事は。
何だたっけと。
考えてみる。
思ってみる。

何があっても。
何が起きても。
失っちゃいけない。
動かしちゃいけない。
そんな事があっただろうと。

己の。
核と。
じっくり向き合ってみる。
但し。
あまり深刻にならずに。

『The Rock』'75年リリース。
英国のオーティス・レディングとも称されたフランキー・ミラー。
ヘンリー・マックロー等をメンバーに迎えたフランキー・ミラー・バンドとなっていますが。
実質的には。主役は、核はあくまでもミラーのその歌声なので。
ミラーの3枚目のソロ・アルバムとして捉えるのが正しいかなと思われます。
ブリティッシュ・ソウル・シンガーと称されるヴォーカリストも結構な人数いますが。
知名度こそ劣るものの。ロッド・スチュワートや、ポール・ロジャースと肩を並べる・・・
あるいは凌駕しているのは実はこのミラー1人なんじゃやないかなと密かに思ってます。
その歌声の深さ、味わい、伸び。どれをとっても素晴らしく。確かにオーティスの名前を想起させながら。
どこまでも英国ならではの枯れた温かさを失わない。こんな声の持ち主、ざらにはいません。
実はこのバンド結成前には元フリーのアンディ・フレイザーとのバンド結成の話もあった様で。
結局は頓挫して。このアルバムにはミラーとフレイザーの共作が1曲収められているのみですが。
あのフレイザーの跳ねるベースをバックにミラーが歌う・・・想像しただけでワクワクします。
勿論、このバンドもマックローを始めとして実力者揃いで。その叩き出す時にソウルフルですらある。
米国南部を意識したサウンドに乗って、ミラーが深い味わいと、哀愁を湛えた歌声を聴かせてくれる。
そこにはある種のマジックがあって。英国と米国。その音楽の幸福な出会いをその歌声が媒介している。
そう思わせるものがあるし、それこそがミラーの目指したもの、核で。それを決して失わなかったと。
その矜持、その拘りがミラーの実力をもってしてもロッドの様に売れることが無かった原因なのかも知れません。
しれませんが。それで良かったんじゃないかなとも感じさせられるのです。だから今も心に残るのだから。
残念ながら脳溢血に倒れ。二十年以上の闘病を強いられてるミラー。それでも復帰を信じていたいんだなぁ・・・

迷いそうに。
なったら。
感じられなくなったら。
慌てず。騒がず。
歩みを止めて。

本質は。
大切なものは。
何だたっけと。
考えてみる。
思ってみる。

何があっても。
何が起きても。
譲っちゃいけない。
嘘をついちゃいけない。
そんなものがあっただろうと。

己の。
核と。
じっくり語り合ってみる。
但し。
あまり真剣になり過ぎずに。

何だったかな。
あれだっけ。
これだっけ。
等と自問して。
ひょっとしてと思ったら。

核に。
語りかけてみる。
なぁ、これだったよなと。
応えてくれなかったら。
一呼吸でも、二呼吸でもおいて。

気分を変えて。
また自問してみる。
で、また語りかけて。
で、また応えてくれなかったら。
仕方ない、一休みして。

気分転換して。
鼻歌でも歌ってみて。
そのうちに閃いたら。
また語りかけてみる。
そしたら、応えて・・・微笑んでくれるかもしれない。

兎に角。

失っちゃいけない。
動かしちゃいけない。
譲っちゃいけない。
嘘をついちゃいけない。
核さえ感じられれば、見つかれば。

きっと、上手くいくさ。そんなもんさ。



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2014/11/24 Mon *豊光の先へ / Queen

20141124queenlivekillersukorg


豊かで。
眩い。
光を。
纏い。
放ちながら。

更に。
その先へと。
向かう。
それが。
総て。

望んだものだったのか。
望まれたが故だったのか。
今となっては。
知る術もなく。
ただ遺されたのは。

豊かで。
眩く。
気高く。
しかし。
哀しみの滲むその光跡だけ。

『Live Killers』'79年リリース。
クイーンにとって初のライヴ・アルバム。
2枚組に渡って初期から中期までのヒット曲、代表曲がこれでもかと。
因みに日本盤は鮮やかなレッドとグリーンのカラー・レコードが話題を呼びましたが。
英国オリジナル盤は通常のブラック・ヴィニールでプレスされています。
1stアルバムから『Jazz』までのアルバムから選曲されていて。
その意味ではベスト・アルバム的な意味も帯びていたのだと思われます。
'79年の欧州ツアーの音源から編集されていて。数曲カットされらのみでほぼ完全収録。
同年に行われた日本公演もほぼ同じ選曲、曲順だったとのことです。
いきなり「We Will Rock You」のロック・ヴァージョンで始まるのがカッコ良くて。
今でも、このロック・ヴァージョンには思い入れがあったりもします。
ジャケットにもある様に大量のバリライトを用いたステージもカラフルで豪華なもので。
どこかに。メンバーの中でも一区切り、あるいは集大成的な意識があったのかも知れません。
実際に翌年にリリースされる『The Game』から音楽性が大きく変化しているので。
特に、そのルックスの変貌でもファンを驚かせることになるフレディには何か覚悟があったのかも。
このアルバムを聴いていると。ライヴ故のラフさはあるものの。その完成度は高く。
中期のクイーンは既に。やりたいこと、やえることをやり切って飽和状態にあったのかなと。
初期の3枚のアルバムと、当時のライヴだけでもブリティシュ・ハード・ロック史に名を刻んだであろうと。
そこから、更に世界を拡げて「Bohemian Rhapsody」に辿り着いたら。普通はそこで終わりかなと。
それでも。更なる光を放ち続けようと。何処までも光を身に纏いその中心に居続けようとした。
勿論、ファンに求められている意識もあったでしょうが。こと、フレディに関しては。
常にそうあらなければならない。独自の世界を切り拓きつつ、スターでい続けねばならない。
そんな業を背負って。光を放ち続け、光と共に去って行ったのかなと。そんな感傷的な気分にもさせられます。

圧倒的で。
華やかな。
光を。
纏い。
放ちながら。

更に。
その向うを。
目指す。
それが。
総て。

自らの意志によるものだったのか。
使命感に駆られてもいたのか。
今となっては。
考えても詮無く。
ただ遺されたのは。

圧倒的で。
華やかで。
誇り高く。
しかし。
寂しさの滲むその航跡だけ。

生まれた時からの。
天命に殉じたのか。
自ら育んだ。
宿命を全うしたのか。
いずれにせよ。

他者とは異なる。
唯一無二の。
己と。
向き合い。
格闘しながら。

傷口から。
血を流しながら。
その代償として。
身に纏った。
光を放ち、与え。

アーティストとして。
芸能の人。
傾奇者としての。
運命を受け入れ。
全うした。

そして。
豊光の先へ。
旅立っていった。
そんな人間が。
いたことを決して忘れることは無いだろう・・・



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2014/11/23 Sun *俺にとっては / Television

20141123adventure


物足りない。
喰い足りない。
そうだろうな。
そう見えるんだろうな。
そう感じられるんだろうな。

以前の。
俺からしたら。
その行動や表現。
それを知っていたら。
知っているだけ。

時には。
歯痒いんだろうな。
腹も立つかも知れないな。
だけど。そう。
そうなんだ。

これが。
俺にとっては。
今の闘い方。
今の表現方法。
今の感情。

俺にとっては。
冒険なんだ。

『Adventure』'78年リリース。
テレヴィジョンの2ndアルバム。
その昔から1stアルバム『Marquee Moon』と比較され続けて。
酷評され続けてきたアルバム。特にコアなファンには評判悪かったんだけど。
今でも。その状況ってのは変わってないのかな。変わって無さそうだな。
それだけ『Marquee Moon』が強烈過ぎたってことなんだろうけど。
実は自分は先にこの『Adventure』から聴いていたので。身贔屓もあって。
(今は無き、銀座の中古専門のレコ屋さんで、フィールグッズなんかと一緒に買ったんだよな)
そんなに悪くないじゃんと。買ったばかりの頃は相当聴き込んでたしと。
確かにその後に手に入れた『Marquee Moon』に針を落とした時はぶっ飛んだけどね。
でも。硬質で透明感のあるギターはこのアルバムでも鳴り響いてるし。
何だか甲高く浮遊するヴォーカルも聴けるしさと。何たって曲が良くないかと。
いま針を落としても改めてそう感じるんだけどな。確かに衝撃や攻撃性は薄れてるかも知れないけど。
各楽曲やアルバム全体の完成度ではこのアルバムが勝ってると思うんだけどな。
まぁ、誰もテレヴィジョンに完成度とか、いいメロディーなんて求めて無かったってことなのかな。
アルバム・タイトル通りに。これがテレヴィションの新たな冒険、試みだったとしたら。
ファンや、時代と不幸な擦れ違いを起こしたってとこなのかな。絶対に悪いアルバムじゃないものな。
たぶん、間違いなく少数派なんだけど。自分はこのアルバムも支持するな。
残念なのは。このアルバムを最後に一度解散してしまって。冒険の続きがどうなったか分からないことかな。

物足りない。
喰い足りない。
そうだろうな。
自分でもそう見えるし。
自分にもそう感じられるし。

以前の。
俺からしたら。
この行動や表現。
生温いったら生温い。
分かっているだけに。

時には。
歯軋りしたくなる程で。
悪夢に魘されるのかも知れないな。
だけど。そう。
そうなんだ。

これが。
俺にとっては。
新しい闘い方。
新しい表現方法。
新たな感情。

俺にとっては。
冒険なんだ。

何処まで。
変えられるか。
変われるか。
変わることを許せるか。

その中に。
変わらないもの。
譲れないもの。
守るもの。
残したままで行けるのか。

何処まで。
行けるのか。
何処まで。
越えていけるのか。
持ちこたえられるのか。

物足りない。
喰い足りない。
歯痒くて。旗が立って。
それでも。続けられるか。

俺にとっては。
冒険なんだ。

その行き着く先は未だ見えねどね。



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2014/11/22 Sat *退廃も混沌も / The Stooges

20141122thestooges


気がつけば。
この街も。
この社会も。
随分と。
小奇麗になっている。

否。
小奇麗に見せられている。
はみ出るもの。いびつなもの。
排除し。隠蔽し。
整っている様に見せかけている。

だから。息苦しい。
だから。暴発する。
綺麗すぎるものなど。
不気味以外のなにものでもない。
そうじゃやないか。

退廃も。
混沌も。
何処へ消えた。
何処へ追いやられた。
ところがどっこい。生きている。

『The Stooges』'69年リリース。
イギー・ポップ率いるストゥージーズの1stアルバム。
今見ると随分大人しいけど。既に只者でないイギーの表情が印象的。
プロデュースを手掛けたのがジョン・ケイルってのが話題だったらしいのですが。
それもあってか。人工的なサウンドになっていて。当時のライヴの迫力に欠けるとか。
まぁ、確かに。元祖ガレージ・パンクって耳で聴くと。大人しく聴こえるかな。
そう言えば。後にはデヴィッド・ボウイのプロデュースで牙を削がれたとか何とか。
イギーってのは、プロデュースする側からすると凄く魅力的な素材に見えるんだけど。
ところがどっこい。大人しく言うこと聞くほど軟じゃないって厄介な存在んだろうな。
さて。'60年代末ですからね。サイケでドラッギーな香りとも無縁では無いんだけど。
それが楽天的だったり厭世的だったりと言った方向に向かわずに。
外に向けても内に向けても攻撃的であるところがイギー、ストゥージーズの特徴で。
その激しさと同居する脆さ、危うさの混沌とした世界に強く惹きつけられるのですが。
このアルバムでは。そこに時代背景故なのか、1stアルバム故なのか。
退廃感が通奏低音として流れていて。その混沌とした世界に耽溺したくなるのです。
綺麗で、平和で、健康的で、真直ぐで、整理されてて。いいことではあるだろうけど。
世の中がそれだけだったら息苦しい。そもそも。そんな世の中などある筈が無い。
そんな事実を、人々が目を背けがちな事実を突きつけるイギーとストゥジーズ。
その描く世の中にこそ真実があると。そしてその退廃も混沌も呑み込んで人は生きていくのだと。

気がつけば。
この街も。
この社会も。
随分と。
無機質になっている。

否。
無機質にさせられている。
逆らうもの。剥き出しのもの。
排除し。隠蔽し。
均一にに見せかけている。

だから。息苦しい。
だから。暴発する。
均一すぎるものなど。
不気味以外のなにものでもない。
そうじゃやないか。

退廃も。
混沌も。
何処へ消えた。
何処へ追いやられた。
ところがどっこい。生きている。

小奇麗な社会に。
無機質な世界に。
密かに背を向けて。
下でも出して。
それがどうしたと。

しぶとく。
したたかに。
生きている。
退廃に身を置いて。
混沌の中で踊りながら。

時に。
叩かれ。
潰され。
膝を折ったとしても。
また。這い上がる。立ち上がる。

気づかないか。
退廃も混沌も。
人間の本質なんだよ。
それを少しも感じられない。
そんな社会、世の中のが不気味だろう。

退廃の中。
混沌の中。
何よりも自己に牙を剥き。
生き延びて。
やがて透明にとなっていく。

退廃も混沌も。
決して無くなりはしない。
決して無くさせはしない。
それも。
ロックンロールのロックンロールたる由縁なんだよ。



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2014/11/21 Fri *その色に / Derek & The Dominos

20141121laylaukorg


描かれた。
その画の。
使われた。
その色に。
心模様が浮かび上がる。

何を。
どの様に見つめ。
何を。
どの様に感じとり。
何を思いながら。

キャンバスに向かい。
絵筆をとり。
パレットから。
どの色を選ぶのか。
どの様に重ねていくのか。

そこに。
意図しない何かが。
表れもすれば。
隠し切れない。
思いが浮かび上がることもある。

その色に。
何を語らせたかったのか。

『Layla And Other Assorted Love Songs』'70年リリース。
デレク&ザ・ドミノスの唯一のスタジオ・アルバムとなった2枚組アルバム。
エリック・クラプトンがデラニー&ボニーとの交流やソロ・アルバムの制作を経て知り合った。
ボビー・ホイットロック、ジム・ゴードン、カール・レイドルに声をかけて結成したデレク&ドミノス。
クラプトン自身もデレクと言う芸名(?)を貫こうとしたものの。レコード会社からは当然反発を受けて。
デレク・イズ・エリックなんてプロモーション用のバッジを制作してしまうと。まぁ、仕方ないかな。
そして。あまり知れらていない事実ですが当初のメンバーにはデイヴ・メイソンも加わっていたと。
まぁ、トラフィックでも何度も脱退と加入を繰り返す気まぐれなメイソンですからね。
しかしメイソンが抜けてことで。急遽レコーディングに呼ばれたギタリストが奇跡を呼ぶんですよね。
そう。デュアン・オールマン。デュアンの熱いギターと天に昇るスライドを得て。
それがクラプトンのギタリスト魂を刺激され、激しく競り合い絡み合う。素晴らしいバトルが展開されたと。
これぞまさしく一期一会の奇跡的な邂逅だったんでしょうね。魔法の時間が流れています。
それともう1人。ホィットロック。米国南部魂に溢れた熱い男。元々は仕事にあぶれたホィットロックが。
クラプトンの家に転がり込んで。共同生活をする中で共作された数々の名曲がこのアルバムの基になってると。
恐らくは神経質でシャイな面も強かったであろうクラプトン。それをデュアンとホイットロックが刺激した。
それによって。クラプトンは自らの胸の内に眠る思いを思い切ってキャンバスに描くことができた。
思うがままに塗られた、重ねられた色。その色が語った物語。それは・・・そうパティ・ボイドへの恋物語。
親友ジョージ・ハリスンの妻であるパティへの抑えきれぬ思い。そこから派生した幾つものの愛の物語。
クラプトンが、ここまで素直に自らの心情を曝け出したのはこのアルバムが最初で・・・最後かな。
あまりにも有名になり過ぎて、あまりにも安易に使われている「Layla」を始めとして奏でられる数々の名曲。
どうしても。この後のクラプトンに物足りなさを感じるのは。やはり。刺激を与えてくれるメンバーの不在と。
そして。パティとの恋、パティへの愛以上に。クラプトンには描きたいと思わせるものが無かったのかなともね。

描かれた。
その画の。
使われた。
その色に。
思いの丈が浮かび上がる。

誰を。
どの様に見つめ。
誰に。
どの様に思いを寄せ。
何を感じながら。

キャンバスに向かい。
絵筆を走らせ。
パレットに。
何の色を絞り出し。
どの様に混ぜていったのか。

そこに。
意図した以上の何かが。
表れもすれば。
隠しておけない。
思いを代弁させることもある。

その色に。
何を委ねているのか。

その色に。
画家の。
何を観るのか。
何を感じるのか。
どんな思いを嗅ぎ取るのか。

その色に。
その筆致に。
その構図に。
秘められたものを。
どう救い上げていくのか。

そして。

自分なら。
その色に。
その筆に。
どんな思いを。
乗せて描くのか。

その色に。
込める。
もの。
思い。
定まっている様で。

その色に。
表せない。
描けない。
そのもどかしさに。
思い、沈んでいる。



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2014/11/20 Thu *専念できれば / Steve Marriott

20141120marriot


どっち。
どっちなんだ。
どうするんだ。
行くのか。
退くのか。

行くなら。
行くで。
どう。
進めるんだ。
形をつけるんだ。

そもそも。
今の状態は。
今の関係は。
望んだものなのか。
そうじゃないにしても。

その過程にあるのか。
その先はあるのか。
微かでも光はあるのか。
望むのなら。
選ぶしかないんだよな。

『Marriott』'76年リリース。
スティーヴ・マリオットの初のソロ・アルバム。
確かハンブル・パイとしての契約が残ってて制作したのかな。
当初はマリオットの意向が尊重されて。
望んだメンバーで、本国である英国で録音されたんだけど。
その結果にレコード会社が首を縦に振らなくて。
米国に呼び寄せて、レコード会社が集めたメンバーと再録音。
マリオットとレコード会社の折り合いは最後までつかなくて。
結局ジャケットにも表れてる様に。A面が英国録音、B面が米国録音と。
実に何と言うか。複雑な運命を背負わされたアルバムになってしまったと。
マリオットが思ってるほどにはレコード会社には信用されて無かったってことなのかな。
「Lookin' For A Love」のカヴァーや「Wam Bam Thank You Ma' am」のセルフ・カヴァーを含むA面は。
まんま。ハンブル・パイの延長線で。マリオットのシャウトとバンドの息もぴったりで。
昂揚させられるのですが。B面は、ちょっとコーラス隊とか、シンセとかなんとか装飾過剰で。
どちらが市場が望む音かと言われれば微妙なんですけど。マリオットが輝いてるのはA面なんだよなぁ。
尤もマリオットのシャウト、歌声は魅力に溢れてるので。完全にプロダクションの問題。
ここら辺の立ち回りの悪さ。自己プロデュース能力の欠如。それがマリオットのアキレス健。
例えば自分の要望を全面的に押して、他の会社と交渉する道もあったろうに。
A面とB面のサウンドの格差。そして左右されないマリオットの歌声を聴いてるとね・・・
仕方ないか。マリオットは歌うことが大好きで。それに専念できればそれで良かったんだもんな、きっと。

どっち。
どっちなんだ。
どうするんだ。
進むのか。
立ち止るのか。

進むなら。
進むで。
どう。
歩いていくんだ。
落とし前をつけるんだ。

そもそも。
今の状態でも。
今の関係でも。
ある程度は。
望んだものになってるんじゃないのか。

それを捨てまで。
その先を望んでも。
総てを失う覚悟はあるのか。
望むのなら。
腹を括るしかないんだよな。

恐らく。
心の中では。
答えは出てる。
そうしたいと思ってる。
そうなんだ。

その思いに。
その望むままに。
選んだままに。
進むことに。
専念できれば。

そうすれば。
結果はともかくとして。
自分で望んだ。
自分で選んだと。
納得できるんだけど。

選んでしまえば。
専念してしまえば。
いい。
ただ。
それだけのことなんだけど。

専念できれば・・・

意気地が足りないんだな。お前はな。



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2014/11/19 Wed *ハートが / Herman's Hermits

Introducinghermanshermits


この。
胸が。
心臓が。
ハートが。
震えているのは。

いくら。
抑えようとしても。
抑えきれない。
未だ。
早いのに。時間はあるのに。

ワクワク。
ドキドキ。
ソワソワ。
毎度のことながら。
呆れるほどに。

仕方ないよな。
いつものこととは言え。
嬉しくて。
楽しくて。
待ちきれなくて。

この。
胸が。
心臓が。
ハートが。
震えている。

『Introducing Herman's Hermits』'65年リリース。
ブリティッシュ・インベンションの一角を担ったハーマンズ・ハーミッツ。
米国での1stアルバムにタイトルとジャケットは同一ながら。
日本独自の選曲で14曲を収録した日本での1stアルバム。
'64年の秋に英国でデビューを果たすとビートルズの後を追う様に米国へ上陸。
ヴォーカルのピーター・ヌーンのアイドル的人気もあって。
デイヴ・クラーク・ファイヴと並んで米国でのビートルズのライバルとなりました。
ストーンズやアニマルズ、フー等が米国で売れたのは少し遅れてからだったんですよね)
「Mrs. Brown You've Got A Lovely Daughter」や「I'm Henry The Eighth , I Am」
「I'm Into Something Good」そして「Can't You Hear My Heartbeat (ハートがドキドキ)」と。
続けざまにポップでキャッチーなヒット曲を連発して。ビートルズに迫る勢いだったとか。
確かに。いま針を落としてもワクワクする様な楽しいナンバーが多いんですよね。
サム・クックのカヴァー、「Wonderful World」もポップなナンバーに見事に変身しています。
まぁ、結局そのポップだけが売りで。新しい展開を見出せなかった為か。
その後、急速に人気を失ってしまうことになるんですけどね。またその儚さが。
妙にこう、胸を締め付ける結果となって。時々無性に聴きたくなるんですけどね。
日本のGSもカヴァーしていて。特にザ・タイガーズによるカヴァーが印象的なんですが。
アイドル路線を狙わせたプロダクションの方針だったのか。それともメンバーが好きだったのかな。

この。
胸の。
心臓の。
ハートの。
昂っているのは。

いくら。
隠そうとしても。
隠しきれない。
未だ。
その時じゃないのに。時間じゃないのに。

ワクワク。
ドキドキ。
ソワソワ。
いつものことながら。
馬鹿みたいに。

仕方ないよな。
いつものことだろうとも。
嬉しくて。
楽しくて。
待ち遠しくて。

この。
胸が。
心臓が。
ハートが。
昂っている。

ハートがドキドキ。
ハートがワクワク。
ハートがソワソワ。
抑えきれない。
隠しきれない。

早く。
一分、一秒でも。
早く。
その時が来いと。
願いながら。

ハートがドキドキ。
ハートがワクワク。
ハートがソワソワ。
抑えきれない。
隠しきれない。

これじゃ。
その時まで。
胸が。
心臓が。
ハートが持たない。

でも。
この。
ハートのドキドキ。
している間。
その時を待っている時間。

それも。
また。
それで。
楽しくは。
あったりもして。

ハートが・・・



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2014/11/18 Tue *トラブルなど / Muddy Waters

20141118troublenomore


トラブル。
もう。
これ以上。
いいだろうと。
御免だぜと。

トラブル。
もう。
この辺りで。
勘弁してくれよと。
願っても。

なんだかんだで。
転がり続けてりゃ。
なんやかんやと。
トラブル続き。
堪らんなと。

まぁ。
それでも。
へこまないで。
いられる。
特別な方法は知ってるけどさ。

『Trouble No More』'89年リリース。
副題に、Singles (1955-1959)とある様にアルバム未収録だったシングル・ナンバー。
それを10曲集めたマディ・ウォーターズのアルバム。何故この時期にってのと。
えっ、「Rock Me」も「Got My Mojo Working」もアルバム化されてなかったのと驚きますが。
元来'50年代以前のブルースってのはシングル中心で。アルバムを制作できたのはごく僅か。
なので。まぁ、マディの様な超大物でも。こんな事が起きるんだなってところでしょうか。
それにしても'89年ってのは幾らなんでも寝かせ過ぎじゃないのかねと思いますけどね。
さて。それはとのかく。'55年~'59年のマディのブルースですからね。中味は保証付き。
ウィリー・ディクソン、リトル・ウォルター、ジミー・リード、オーティス・スパン等の錚々たる面子を従えて。
脂の乗り切ったシカゴ・ブルースを聴かせてくれます。マディの声も出てるし。バンドとの息もぴったりだし。
やっぱり。これこそが。シカゴ・ブルースの黄金時代なんだよなと。改めて感じさせてくれます。
どちらが。良い悪いでは無くて。例えばハウリン・ウルフには無い洗練されたセンス。
それこそがマディや、ウォルターをスターにした、チェスの、シカゴのブルースだなと思わされるのです。
スタジオ録音でこの熱気ですからね。これをクラブでライヴで演られた日にゃ、老若男女。
特に若き女性なんかは踊り狂ったんだろうなと。で、釣られて若い野郎どもも踊りだすと。
その狂騒と欲望を煽って煽って。坩堝に叩き込む。そんな魔法がね。マディのブルースにはあったんだなと。
今だってね。針を落として。マディが歌えば。煽られて、踊りだしたくなりますもんね。流石だなぁ。

トラブル。
もう。
これ以上。
起きないでくれよと。
御免だぜと。

トラブル。
もう。
そろそろ。
勘弁してくれよと。
願っても。

なんとかかんとか。
歩いて。転がってりゃ。
なんやかんやと。
トラブルが寄ってくる。
堪らんなと。

まぁ。
それでも。
生き残って。
いられる。
特別な方法は知ってるけどさ。

さっさと。
その一瞬だけでも。
トラブルなど。
胸の内に秘めて。
出掛けるのさ。

美味い酒と。
御機嫌な仲間と。
最高のロックンロール。
それさえあれば。
トラブルなど恐くもない。

美味い酒と。
御機嫌な仲間と。
最高のロックンロール。
そいつが。
何処にあるかさえ。

それさえ。
忘れなきゃ。
それでいい。
それさえ。
あればそれでいい。

ブルースから。
ロックンロールへと。
受け継がれた、
魔法が。
いまも俺には効いてるのさ。

トラブルなど。
何度起ころうが。
いつ起ころうが。
その魔法がある限り。
俺は転がり続けられるのさ。



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2014/11/17 Mon *何処かで / Howlin' Wolf

20141117thebestofhowlinwolf


何処かで。

そう。
何処かで。
鳴いている。
呻いている。
吠えている。

見えない。
けれども。
確かに。
何処かから。
聴こえてくる。

その。
鳴き声が。
呻きが。
遠吠えが。
急き立てる。

このままで。
いまのままで。
いいのかと。
そこに坐したままで。
いいのかと。

『The Best Of Howlin' Wolf』'74年リリース。
'50年代を中心とした録音を日本独自編集したハウリン・ウルフのベスト・アルバム。
先ずは。このイラストが。その迫力が。ウルフのブルースの本質を伝えていて秀逸かなと。
(当時はこのアルバムで初めてアルバム化されたナンバーが2曲あって。それが目玉だったのかな)
選曲者の意図もあって。比較的初期の録音を中心とし、代表曲でも外されているものもあって。
一聴すると地味なのですが。そこがまさしく狙いで。地味ながら迫力に溢れる。
未だ南部の匂いが濃厚な荒々しいウルフのブルースがギュッと濃縮されているところです。
歌声を喉の奥から絞り出し、唸る。まさに狼の如きウルフのブルースの凄味。
完成度よりも、その凄みに、その唸りに総てをかけてみせるウルフです。それがウルフのブルースです。
恐らく好き嫌いも別れるし、その迫力や、その暴走具合についていけないって人もいるんだろうなと。
それって。恐らくウルフ自身も同じで。チェスに入社してマディ・ウォーターズをライバル視して。
でも。どうやったってマディみたいに歌えない、マディのバンドみたいには演れない。そこにジレンマはあって。
だったら。俺は俺のやり方を貫いてやる。意のままに呻き、吠えてやると覚悟を決めたのかな。
その覚悟故の、遠吠えが。その迫力が。聴く者の胸倉を掴んで話さず、胸の内を抉る。
それがウルフのブルース、ウルフの魅力、自分が囚われて離されないものなんだなと思い知るのです。
総てのナンバーではありませんが、勿論ヒューバート・サムリンの鋭い攻撃的なギターも聴けて。
吠えるウルフ、突っ込むサムリン。この子弟コンビの相性が最高だったことも改めて感じられます。

何処かで。

そう。
何処かで。
鳴いていやがる。
呻いていやがる。
吠えていやがる。

耳を塞いでも。
それでも。
確かに。
何処かから。
聴こえてきやがる。

その。
鳴き声が。
呻きが。
遠吠えが。
問い詰める。

そのままで。
いまのままで。
いいのかと。
そこで見てるだけで。
いいのかと。

何処かで。
吠えてる。
狼の。
その呻きが。
その遠吠えが。

どこまでも。
追ってくる。
聴こえてくる。
どこまでも。
いつまでも。

胸倉を掴み。
離さない。
胸の内を。
抉りやがる。
囚われて逃げられない。

そうさ。
今日も。
昨日も。
明日も。
何処かで。吠えている。

咬みつけ。
咬み破れ。
喰らいつけ。
目を逸らすな。
逃げるんじゃないと。

何処かで。



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2014/11/16 Sun *塩梅が / The Sweet Inspirations

20141116sweetsweetsoul


まぁ。
何事も。
そうだけど。
特に。
料理はね。

その。
仕上げとか。
出汁とか。
タレとかは。
塩梅がね。

いい具合に。
決まらないと。
それまでの。
総てが。
無駄になってしまうこともあるので。

そこはね。
慎重にと思いつつ。
意外と。
大胆に。
振り切ったら上手くいったりもして。

『Sweet Sweet Soul』'70年リリース。
アトランティックで数々のシンガーのバックを務め。
グループとしてもヒット曲を放っていたスウィート・インスピレーションズ。
そのスウィート・インスピレーションズの5枚目のアルバムは。
何と。フィラデルフィア・ソウルの総本山であるシグマ・スタジオに乗り込んで。
シグマ・スタジオのプロデューサーやミュージシャンをバックにしたものになってます。
アトランティック・ソウルとフィラデルフィア・ソウル。対極にある気もするんですが。
恐らく何らかの目論見、勝算はあったんでしょうね。どうなのかな。
結論から言うと。スウィート・インスピレーションズのアルバムの中でも異色な1枚となっています。
何たって。バックがフィリー・サウンドですからね。甘いわけですよ。砂糖菓子みたいに。
その甘いサウンドを背景にシシー・ヒューストンを始めとしたメンバーのゴスペルで鍛えられた。
黒い声が響くと。まぁ、その意外性が狙いだったのかな。確かに面白いし。
シシーらの歌声の素晴らしさは揺るぎもないんですけどね。いま一つ溶け合ってないかなと。
お互いがプロだから故か。越えられないものが残ってしまって。相乗効果までには至ってないなと。
惜しいんですけどね。いい落としどころが見つからなかったのかな。
悪くは無いんですけどね。ちょっと勿体ないかな。どちらかが主体となって引っ張れば異なってたかも。
結局、これがアトランティックでの最後のアルバムとなって。シシーは脱退してと・・・勿体なかったかな。

まぁ。
何事も。
同じだけど。
特に。
料理はね。

その。
仕上げとか。
出汁とか。
タレとかは。
塩梅がね。

いい具合に。
決まらないと。
それまでの。
努力が。
報われないこともあるので。

そこはね。
計算してと思いつつ。
意外と。
勘で。
目分量でいってら上手くいったりもして。

塩梅が。
難しい。
そうでは。
あるけれど。
あるのだけれど。

意外に。
ほどほどってのは。
ほどほどにしかならなくて。
思いきりが。思いきりこそが。
大切なんじゃないかと。

そう。
悟ったつもりでも。
初めての場合は。
ちょっと躊躇ったりもして。
どっちつかずになったりもして。

そうなると。
調整するのが。
もう。余計に大変で。
にっちも。さっちも。
いかなくて。

塩梅が。
難しい。
いっそ。
思い切ったら。
上手くいく。

料理には限らないかな・・・



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2014/11/15 Sat *家族だもの / The Staples

20141115familytree


共にいて。
一緒にいて。
自然で。
落ち着く。
安らぐ。

何の。
不思議も。
違和感も。
そこには。
ある筈もない。

偶に。
五月蠅かったり。
ぶつかったり。
でも。
お茶でも淹れれば。

また。
笑顔で。
他愛もない話を。
しながら。
のんびり時を過ごしてる。

家族だもの。

『Family Tree』'77年リリース。
ステイプル・シンガーズがスタックスの倒産に伴いカートゥムに移籍。
更にはワーナーへ移籍してステイプルズへとグループ名を改めて心機一転。
そのワーナーでの2枚めに当るアルバムです。パパ・ステイプルズを中心にして。
メイヴィスを始めとする3人の娘達の歌声が、コーラスが世界を彩っていく。
その様子は、構成は。ステイプル・シンガーズ時代と何ら変わるものではありません。
この家族、家系。ゴスペルの世界で長く活躍していたこともあって。
その歌声、コーラスの素晴らしさは折り紙つきで。いつ針を落としても抱かれて、癒されます。
特にメイヴィスに関しては以前も何度も書いていますが。アレサ・フランクリンに匹敵するかなと。
時代を反映してか。ステイプルズ、ディスコに挑戦みたいなナンバーもあるのですが。
そんなナンバーでも決して浮つかず、ステイプルズならではの乗りと温かさがある。
やっぱり。それが最大の魅力かな。別に支持されなくても、意識しなくても。
息を合わせることができる。それこそ。茶飲み話をしていても。さぁ、録音となれば。
さっと立ち上がって。マイクの前に集まって。抜群のコーラスをさり気なくこなしてしまう。
そんなスタジオの情景も浮かんできそうです。全盛期、黄金時代がスタックスであった。
それは間違いないのですが。どの時代でもステイプルズに魅力を感じる、惹かれるのは。
そんな家族ならではの絆の強さ、当然の思いやり、その温かさ。それが自然に伝わってくるからかな。

共に歩いて。
一緒に過ごして。
自然で。
落ち着いて。
安らいでいられる。

少しの。
不思議も。
違和感も。
そこには。
入り込める筈もない。

偶に。
伝わらなかったり。
言い合いになったり。
でも。
お菓子でもつまめば。

また。
お互いの。
他愛もない話を。
聞きながら。
ゆったり時を過ごしてる。

なんか。
そんなのも。
そんな時も。
あっていいかもなと。
だってね。

別に。
無理もしてないし。
嫌でも何でもなく。
自然に。
寄り添っていられるんだから。

文句言い合っても。
結局は。
互いのこと。
気にしてるんだし。
気にかかるんだしね。

まぁ、家族だもの。



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2014/11/14 Fri *木々が色づき / James Gang

20141114miami


木々が色づき。
空は低く垂れこめ。
吐く息も白く。
冷たい朝。
寒い一日。

冬生まれのせいか。
冷たいのも。
寒いのも。
嫌いじゃないし。
苦にはならないけど。

低い空。
灰色の雲。
そぼ降る雨。
流石に。
少し気が滅入るかな。

何処か。
遠くの。
青い空の。
下へでも。
行ってみたくもなるかな。

『Miami』'74年リリース。
ジェームス・ギャングのラスト・アルバム。
前作から参加したトミー・ボーリンにとっては2枚目のアルバム。
一説によればこの頃には既にバンド内部はガタガタで。
ベーシスト不在で。ボーリンがベースを弾いているらしいって話も。
まぁ、なんにしろバンドとしては末期状態だったんでしょうが。
そんなことにはお構いなしにボーリンは八面六臂の大活躍で。
全9曲、総てのソング・ライティングに関わってるし。
当然のことながら自由自在にギターを弾きまくっています。
結構曲調はバラエティに富んでいるのですが。どのナンバーでも。
そのカラーを決めているのはボーリンの流麗で多彩なフレーズだったりします。
ボーリンのギターってのは。その人柄もあるのか。陽性なんですよね。
だからか。バラードとかでも。何だろう、ホッとさせてくれる温かさがあって。
その音色は暖色の万華鏡みたいな感じかな。聴いてると解放されるんですよね。
マイアミの青い空と青い海の色ってところかな(行ったこと無いけど)。
そんなボーリンに触発されてかヴォーカリストも頑張ってるんで。なかなかの良盤です。
しかし。ジェームス・ギャングは解散。ボーリンは傑作ソロ・アルバム『Teaser』を作成し。
何とディープ・パープルに加入。ファンキーなフレーズを聴かせるも。パープルも解散。
そして僅か25歳で薬物の過剰摂取で夭折してしまうと・・・勿体ないなぁ。
本当にね。このアルバムでも自由気儘で伸びやかで。そして繊細なギターがね、輝いているんだよなぁ。

木々が色づき。
空は低く垂れこめ。
吐く息も白く。
冷たい風の中。
寒い街角。

冬生まれのせいか。
冷たいのも。
寒いのも。
嫌いじゃないし。
冬の気配は好きではあるけど。

重い空。
灰色の街。
俯き加減の人々。
流石に。
少し心が凍えるかな。

何処か。
遠くの。
青い空の。
下へでも。
行ってみたくもなるよな。

常夏の。
青い空。
青い海。
その下で。
その側で。

寝そべりながら。
あぁ。
そう言えば。
何処かの国は。
冬なんだっけ。

なんて。
微睡みながら。
思いだして。
直ぐに忘れて。
陽の光に目を細めて。

青い空の下で。
奏でられる。
暖色のギターを。
聴きながら。
何処までも解放される。

木々が色づき。
空が低く垂れこめる。
そんな日には。
そんな白日夢に。
暫く身を委ねてみたくもなるのです。



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2014/11/12 Wed *ワイルドで / Steppenwolf

20141112theverybesyodsteppenwolf


ワイルドで。

行こうと思っても。
思うに任せない時もある。
状況が許さなかったり。
準備が整わなかったり。
気持ちがついてこなかったり。

ここは。
一発。ガツンと。
行かないと。
決めとかないと。
そうなんだけど。

認められないよなとか。
追いつかないよなとか。
なんか。盛り上がってないよなとか。
そんなこんなが。
頭を過ぎって。

躊躇して。
最初の一歩が。
最初の一声が。
最初の一発が。
繰り出せない。

ワイルドで・・・行きたいのだが。

『The Very Best Of』'79年リリース。
販売権の移行に伴い編集されてステッペンウルフの日本独自のベスト・アルバム。
'68年~'72年のステッペンウルフのキャリアの中でも全盛期から。
ヒット曲、代表曲を万遍なく14曲が収録されています。詰め込み過ぎで音圧が弱いのがいまいちだけど。
特に日本では「Born To Be Wild (ワイルドで行こう)」だけの一発屋のイメージが強いのですが。
そんなに。単純で軟な狼ではありません。サイケでドラッギーな香りを撒き散らしながら。
全速力で、メーター振り切って駆け抜ける。時には空にも舞い上がる。そんなサウンドが実に魅力的で。
実際に全米ではそれなりにチャートを賑わせたりもして。決して一発屋では無かったんですよね。
まぁ、でもA面1曲目が「Born To Be Wild」なのは致し方無いところかな。
先ずはこいつで一発ぶっ飛ばさないと始まらない、収まらないのは事実ですからね。
問答無用にカッコいいナンバー、昂揚させられるナンバーですからね。ロック史上に残る傑作だもんなぁ。
リーダーのジョン・ケイって確かドイツからの移民の子供でカナダ出身で。文学青年でもあって。
故に。当時のアメリカって国の状況、特に負の面も冷静に見てた様な感じがあって。
結構、辛辣で意味深な歌詞を書いていたりもして。なんかそれが当局に睨まれたって話もあったかな。
そう考えると。意外にカラフルなステッペンウルフの世界、一筋縄では行かないんですけど。
「Born To Be Wild」がアメリカン・ニュー・シネマの代表作たる『Easy Rider』で使われたこと。
そしてそのイメージを決定づけるナンバーになったのは必然だったのかも知れないですね・・・
なんだよ結局「Born To Be Wild」かよって話ですが。それに代表される反骨の狼の遠吠えは実に魅力的です。

ワイルドで。

行ったら駄目だとと思っても。
思うに任せない時もある。
状況が許せなかったり。
準備があまりにもお粗末だったり。
気持ちが抑えれらなくなる。

ここは。
一発。ガツンと。
行きたいけど。
堪えなきゃ駄目だと。
そうなんだけど。

認めたら駄目だよなとか。
許したらいかんだろうとか。
ここで黙ってしまったら。終りだよと。
そんなこんなが。
頭を過ぎって。

考える前に。
最初の一歩を。
最初の一声を。
最初の一発を。
繰り出してしまっている。

ワイルドで・・・行ったら駄目なんだが。

どうにも。
状況とか。
準備とか。
周囲と。
自分の気持ちが。

行き違う。
逆になってしまう。
結果。
一人、冷めてたり。
一人、熱くなってたり。

何かが。
視点とか。
心持ちとか。
そんなものが。
周囲と異なるんだろうな。

ワイルドで。

いつでも。
行けたらな。
行けちゃったらな。
行っちゃえればな。
周囲なんか関係なく。

それが。
一番。
単純で。
簡単で。
いいんだけどなぁ・・・

Born To Be Wild~♪



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2014/11/11 Tue *この歳 / The J. Geils Band

20141111thejgeilsband


なるほど。
今のままでは。
刺激が足りないと。
確かに。
惰性になってるかな。

行動範囲を。
広げる。
行き先を。
変えてみる。
それで。そこで。

どう感じるか。
どう動くか。
刺激を感じるのか。
何も感じないのか。
それとも・・・

そいつを。
ここらで。
試す必要が。
あると。
そういうことですね。

この歳で。
宿題を与えられるとは。
思ってもみなかったけど。
何だか。
面白そうではあるかな。

『The J. Geils Band』'70年リリース。
ボストンが生んだ最高のロックンロールバンド。
J.ガイルズ・バンドの記念すべき1stアルバム。
もう。このジャケットに写るメンバーの面構え。それだけで。
内容の良さは保証されたも同然かなと。いいバンドは面構えもいいのです。
J.ガイルズ・バンドって。勿論、ブルースやR&Bが大好きでベースにあるのですが。
泥臭く無くて。どこか都会的と言うか“しょっていて”。しかも少し外してると。
その微妙な外し方が絶妙な塩梅で魅力になってるなと思うんですけどね。
このジャケだって。面構えはいいけど。見方に寄っちゃむさ苦しいだけだとか。
リーダーでもないのに安直にギタリストの名前をバンド名にしちゃってるとか。
どこまで本気で。どこまで洒落なのか。その微妙なところで“すかしてる”感じが好きなんだなぁ。
それでいて。カヴァーのセンスは最高で。ジョン・リー・フッカー、コントアーズ、アルバート・コリンズ・・・
そして必殺のオーティス・ラッシュの「Home Work」とね。只者じゃない、マニア振り。憎いよなぁ。
やっぱり。絶対に狙ってるよな。自分達はそんんじょそこらの奴等とは違うんだぜと。
その矜持を崩さなかったが為に。商業的に成功するには時間を要してしまうんですけど。
そこがまたらしいし。その成功しなかった期間、矜持を保っていた期間こそJ.ガイルズ・バンドなんんですよね。
'80年代に入ってセス・ジャストマンが主導権握って馬鹿みたいに売れましたけど。
ピーター・ウルフはその路線を受け入れ難くなって脱退。やがて解散へと・・・勿体ないなぁ。
何でも。デビュー前からウルフはジャストマンの加入には反対だったとか。そこも貫きゃ良かったのにね。

なるほど。
確かに。
刺激はあっても。
同じ様なものばかりで。
惰性になってるかも。

行動範囲を。
広げたら。
行き先を。
変えてみたら。
それで。そこで。

何か感じるかも。
何かが動きだすかも。
新しい刺激を感じるかも。
何も感じなかったら。
そいつは・・・

そうだな。
ここらで。
試しとく必要が。
あると。
そんなとこですかな。

この歳になっても。
宿題って響きは苦手で。
後回しにしがちではあるけど。
何だか。
楽しめそうではあるかな。

まったく。
この歳で。
宿題だされてるって。
その状況が。
問題なのかもしれないが。

そこは。
それ。
すかした顔して。
何でもないぜと。
やってやろう。

それくらいはな。
しれっとして。
こなすくらいの。
矜持はあるからな。
それがどうなんだってのもあるけれど。

まぁ。
いいか。
この歳になっても。
新しい。
楽しみがあると思えばいいのさ!



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2014/11/10 Mon *混沌の中から / Creedence Clearwater Revival

20141110bornonthebayou


ただいま。
混沌の真っ只中。
右も左も。
上も下も。
わからない。

進もうにも。
退こうにも。
泥沼に足をとられて。
にっちも。さっちも。
進退窮まれり。

そう。
ぼやいたところで。
生まれた時から。
沼の中。
もがいて。引き摺って。

何とか。
ここまで。
来たんだから。
まぁ。
今更ってとこで。

混沌だろうが。
泥沼だろうが。
ズブズブと分け入って。
力ずくで前進する。
それしかない。

混沌の中から。

『Bayou Country』'69年リリース。
クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル(CCR)の2ndアルバム。
デビュー作から僅か三ヶ月のインターバルで世に問われたこのアルバムから。
いよいよCCRの快進撃が始まります。とにかく御機嫌なロックンロール。
それも重心の低い、グッと腰の落ちた本格的なサウンドで攻めまくるCCR。
フラワー・ムーブメントだ、サイケデリックだと浮かれて。訳のわからなくなってたロック界に。
突然変異の如く。原点回帰したロックンロール・バンドが現れたと。それは受けるわなと。
それも長尺のナンバーも聴かせる実力を備えた本物だったんですからね。
演ってることはシンプルながら。当時のシーンに与えた衝撃は相当なものがあったんだろうなと。
時代的にもベトナム戦争が泥沼化して。ヒッピー文化も敗北して。そこへ彗星の如く表れたと。
このアルバムからも2曲がシングルとしてヒットしてますが。その熱狂的な受け止められ方も当然かなと。
泥沼に足をとられて。混沌としている時に。とにかく馬力で前進していくその姿はカッコ良かっただろうな。
面白いのは。南部臭プンプンのサウンドなのに。ジョン・フォガティを始めとして。
メンバー全員西海岸出身なんですよね。南部出身者は一人もいないと。でも。だからこそなのかな。
思い描いた、理想の南部。実在はしないからこそ縛られず、囚われずに鳴り響かせられたんでしょうね。
そう考えると。ジョンってのは。実のところ。ただのロックンロール野郎じゃなくて。戦略家でもあると。
実際に徴兵されたり苦労して。下積みも経験してるので。勝負を賭けるには色々と考えたのかな。
それにしても「Born On The Bayou」「Proud Mary」の力強い推進力。それが魅力なんだよなぁ。

ただいま。
混沌の真っ只中。
右も左も。
上も下も。
ぐっちゃぐっちゃ。

進むにしても。
弾くにしても。
泥沼に足をとられて。
どうにも。こうにも。
進退如何なものかと。

でも。
ぼやいたところで。
生まれた時からして。
沼の中。
足掻いて。引っこ抜いて。

どうにか。
ここに。
立ってるんだから。
まぁ。
慣れっこてとこで。

混沌だろうが。
泥沼だろうが。
ズブズブとかき分けて。
力ずくで脱出する。
それしかない。

混沌の中から。

脱出したければ。
とにかく。
カッコ悪かろうが。
なんだろうが。
進むしかない。

立ち尽くしていたら。
そのまま。
引き込まれて。
沈んでしまう。
それが嫌なら。

とにかく。
もがいて。引き摺って。
足掻いて。引っこ抜いて。
ズブズブと。
分け入って。かき分けて。

脱出するしかない。
その為の。
推進力が。馬力が。
ちょっと足りないんだな。
力ずくでも生み出さないとな。

混沌の中から。

脱出するんだ。
這い出るんだ。
でもな。
少しだけ。
このままでもいいかな・・・なんてね・・・



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2014/11/09 Sun *されど / Jimmy Reed

20141109taintnobigthingbutheis


大したことじゃない。
別に。
俺だけじゃなく。
誰にでもあること。
そんなとこ。

上がり目もあれば。
下がり目になることもある。
浮くこともあれば。
沈むこともある。
そんなとこ。

勝ちもすれば。
負けもする。
当りもすれば。
外れちまうこともある。
そんなとこ。

いいんだよ。
そんなことは。
気にする必要もないよな。
ただ。
大事な事が一つある。

『T'aint No Big Thing But He Is...』'63年リリース。
ジミー・リードの6枚目だか7枚目だかのオリジナル・アルバム。
A面頭にあの「Shame Shame」が収録されていて。
ストーンズはこのアルバムを聴いて「Little By Little」を作ったのかなとか。
まぁ、そんな想像を勝手にするのもこの時代のブルースを聴く楽しみの一つかな。
さて。その(一般的には「Shame Shame Shame」なんですけど。アルバム表記による)「Shame Shame」の。
そのどこか垢抜けないんだけどポップな感じ。弾むんだけどどこか緩い感じ。
アルバム全編に渡って。徹頭徹尾その色で染め上げられています。スロー・ブルースもあるにはありますが。
このレイジーなんだけどポップなところ。それがこのアルバムに限らないリードの個性で。
殆どどのアルバム聴いても同じ味わいなんですよね。確かになぁ、妙に心地良いんですよねぇ。
ギタリストであるリードですけど。ブルース・ハープも吹いていて。リードは殆どブルース・ハープ。
そんなリードを支え続けたのがサイド・ギターのエディ・テイラーで。ブルース界屈指の名コンビですね。
リードのとぼけた歌声と味わい深いブルース・ハープ。テイラーの着実なバッキング。相性抜群なんだよな。
リードはデビューしてから'60年代半ばまでに20曲近くをビルボードのR&Bチャートに送り込んでいて。
中にはポップ・チャートに入ったナンバーもあるヒット・メイカーでもあって。
そのスタイルが如何に愛されていたか。どこか垢抜けない、どこか緩い。その感じが。
多くの人達を踊らせていたんだろうなと。このビートはリードならではのもので。永遠に愛されるだろうなと。
大酒のみで。歌詞を忘れてスタジオでは奥さんが耳元で囁いたり(それがそのまま録音されてたり)。
果てはステージでも歌詞を忘れて観客が大合唱して助けられたりと。そんなリードだからいいんだろうな。

大したことじゃない。
別に。
俺だけじゃなく。
誰でもやってること。
そんなとこ。

ガンガンやりもすれば。
なんか全然乗らなかったり。
次から次へと浮かぶこともあれば。
なんいも出てこなかったり。
そんなとこ。

想像以上に受け入れられることもあれば。
まるっきり拒絶されたり。
ビシッと当てて決められれば。
詰めが甘いのかひっくり返されたり。
そんなとこ。

いいんだよ。
そんなことは。
気にしてもしかたない。
ただ。
大事な事が一つある。

どんな時も。
やってるのは。
誰かってこと。
それは。
他の誰でもないだろう。

どんなことも。
やってるのは。
誰かってこと。
それも。
他の誰でもないだろう。

舞台がどこであれ。
相手が誰であれ。
時がいつであれ。
そんなことは。
大したことじゃない。

されど。
忘れちゃならない。
外しちゃならない。
ただひとつ。
自分でなきゃ駄目だってこと。

されど。
そいつが大切なんだよな。



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2014/11/08 Sat *故郷って / Various Artists

20141108sweethomechicagoblues


故郷って。
何処なんだろうね。
生まれたとこ。
育ったとこ。
それとも長く暮らしてるとこ。

まぁ。
人それぞれなのかな。
因みに法律的な出身地ってのは。
十五歳までになるまでに。
一番長く住んでたとこらしいけど。

よくわかんないな。
生まれたとこの記憶は無いし。
育ったとこは色々だし。
法律的な出身地も・・・違うな。
故郷って。あるのかな。

あるとしたら、
そうだな。
懐かしい。
匂いのする。
この街なんだろうな。

『Sweet Home Chicago』'69年リリース。
マジック・サムの伯父として知られるシェイキー・ジェイク。
そのジェイクがプロデュースしたオムニバス・アルバム。
当然サムも4曲収録されています。やはり目玉はその4曲かな。
後は初録音となるリーサー・アリソンの2曲も貴重かな。
どのみち。当時のシカゴ・ブルースの現場感覚に溢れたアルバムです。
若大将格としてめきめき頭角を現していたサムに、バリバリの若手のアリソン。
更には'50年代にはリトル・ウォルターを支えて。当時はエイシズとして活躍していた。
脂の乗り切っていてルイス・マイヤーズも2曲収録されていて。
初めはウォルターに無理やり吹かされたと言うブルース・ハープを完全に自分のものとして。
実にいい味を出しています。この辺りは緊張感溢れるアリソンとは好対照で面白いかな。
他にも2人のブルース・マンがフュチャーされてますが。これはそこそこって感じで。
でも。そんなナンバーも収録されてるのが生々しい臨場感を出す一助になってるのかな。
で、何と言っても。マジック・サム。一説によると当時サムは半ばブルースで食べていくのを諦めかけていて。
そんな時にこのセッションが企画されて。もう一度そのブルース魂に火がついたのだとか。
後に「Out Of Bad Luck」となる「Bad Luck Blues」におけるサムならではの激しくも繊細さを感じさせるギター。
うん。この1曲の為に手に入れても損はないかな。そう思わせるものが迸っています。
それにしても。シカゴってのは。やっぱり。ブルースにとっては特別な街、故郷なんでしょうかね。
誰もこのアルバムでは演ってないんですけどね。「Sweet Home Chicago」が聴こえる気がするんですよね。

故郷って。
何なんだろうね。
親が住んでるからなのか。
育って遊んだからなのか。
それとも一杯思い出があるからなのか。

まぁ。
人それぞれなんだろうな。
因みに自分にとっては。
それぞれ別の場所になるし。
どこもなぁ。所謂故郷って感じじゃないんだよな。

よくわかんないな。
実家は実家であるけど。
そこで過ごした時間は短いし。
ガキの頃を過ごした街も・・・違うな。
故郷って。あるのかな。

あるとしたら、
そうだな。
懐かしい。
空気の残る。
この街なんだろうな。

縁があって。
ガキの頃から知ってて。
ブランクもあったけど。
まぁ、つかず離れずで。
住んだことは無いけれど。

それなりに。
ガキの頃も。
わかった頃も。
おやじになった今も。
色々な思い出があって。

何よりも。
なんだかんだで。
懐かしい家があって。
懐かしく、大切な人が住んでいて。
足を向けたくなる。

その匂いに。
包まれて。
その空気を。
感じながら。
落ち着いていられる。

聞いていたい。
声がする。
聞かせてほしい。
話がある。
安らいでいられる。

色々な。
馴染んだ。
もの達が。
染みついている。
残っている。

この家のある。
この街が。
少なくとも。
今の自分にとっては。
故郷なんだろうな。

まぁ。
流れ者の。
勝手な。
言い訳と。
郷愁に過ぎないかも知れないけれど。

故郷って。



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2014/11/07 Fri *偶には / Roosevelt Sykes

20141107feellikeblowingmyhorn


まぁ。
偶には。
そうだな。少しは。
自分のいいとこでも。
探してみるか。

なんだろな。
何か。
あったっかな。
基本的に。
ダメ人間だからなぁ。

そうだな。
努力するのは苦手だし。
我慢するのも嫌いだし。
集団には馴染めないし。
団体行動なんてもってのほかだし。

あれ。
酒も好きだし。
女性も好きだし。
金銭感覚もいい加減だし。
調子者だし。

おいおい。
いいとこ。
褒められるとこ。
全然。
無いじゃない。

どうにも。まいったねぇ。

『Feel Like Blowing My Horn』'73年リリース。
'20年代から活躍するブルース・ピアニスト、ルーズベルト・サイクス。
その生涯にわたってレコーディング契約が切れることが無かったと言うサイクス。
あの大恐慌時代にも録音を行っているブルース・マンはサイクスぐらいなんだとか。
このアルバムはデルマークでの3枚目にあたるアルバムで。
当時既に60代後半だったと思われるのですが。その指さばきは衰え知らずってところで。
デイヴ・マイヤーズとフレッド・ビロウのシカゴ・ブルースを知り尽くしたリズム隊。
そして、あのロバート・ジョウニア・ロックウッドがギターと。最高のバンドを従えていて。
'40年代頃にもやっていたと言う、バンド・スタイルのブルースの再現が狙いだったとか。
で、結果として。熱気と迫力に溢れた御機嫌なシカゴ・ブルースを聴くことができるのです。
アルバム・タイトルは自画自賛したいね、くらいの意味らしいのですが。気持ちはわかるかな。
尤も。一説ではミキシングがいまいちで。実際のセッションの熱気を伝えきれて無いとも。
いやいや。これでも。十分に伝わってくるんですけどと。その場にいたら凄かったんだろうなぁ・・・
実は個人的にはブルース・ピアニストで個人的に一番好きなのはオーティス・スパンなのですが。
そのスパンを始めとして。メンフィス・スリムやパイントップ・パーキンスなど。
名だたるピアニスト達に多大なる影響を与えてるんだなってのは。このアルバム1枚で十分に感じられます。
ブルースと言うと。どうしてもギター中心に聴きがちなんですが。ピアノもね。味わいがあっていいのです。
そんな、普段忘れがちな当たり前のことを教えてくれるアルバムでもあります。

まぁ。
偶には。
少しは。そうだよなと。
自画自賛できるとこでも。
探してみたけど。

なんだかな。
何も。
無いんだよな。
基本的に。
ダメ人間だからなぁ。

そうだな。
努力は出来ないし。
我慢なんてしたこと無いし。
どんな集団にも馴染めないし。
団体行動なんて端っから馬鹿にしてるし。

まぁ。
人並みに酒は飲めるし。
女性には優しいし。
気前も悪くは無いし。
場を盛り上げることも嫌いじゃないし。

おいおい。
それって。
格段。
褒められることでも。
無いじゃない。

どうにも。まいったねぇ。

何かないのかね。
どうにも。
困ったね。
気j本的に。
はみ出し者だからなぁ。

社会での。
通念とか。
常識とか。
共同意識とか。
興味もないしなぁ。

間違いなく。
社会の。
物差しで測られたら。
完全に。
落伍者だな。

そうか。
それを。
ものともせずに。
今も。
生きている。

そいつは。
いいとこ。
誇れるとこ。
自画自賛してもいいことかな。
地下生活者に憧れてるわりにはよくやってるじゃんと。

結局。
人並み以上の。
ロック馬鹿。
ブルース馬鹿。
それだけか。

まぁ。
本人としては。
それで。
十分なんだけど。
困ったもんだねぇ(苦笑)。



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2014/11/06 Thu *一人、独り / John Lee Hooker

20141106johnleehookeralone


一人。
どうしようもなく。
一人。
ひしひしと。
染み入る様に一人。

まぁ。
そんなことは。
当然で。
遥か昔に。
知ってはいたけど。

一人。
どこにいても。
一人。
どうしても。なにをしても。
一人。

それが。
何故。
今頃。
これほど。
感じられるのか。

『Alone』'70年リリース。
ジョン・リー・フッカーの'48年~'51年までの録音から編集されたアルバム。
2001年に亡くなるまで。精力的に活動を続け膨大な量の録音を遺したジョン・リーですが。
やはり全盛期、最も凄味があったのは'50年代前半、特に'51年までと言われているので。
その点ではまさにど真ん中。これ以上は無い時期のジョン・リーが聴けるアルバムかなと。
録音当時はお蔵入りとなっていた音源がこの時期に複数のレーベルに売却されて。
それぞれのレーベルでアルバムとして編集され、遺されたことは。今考えると本当に幸運だったなと。
さて。一人。ギターを弾き。足を踏み鳴らし。吠え、唸るジョン・リー。その迫力、その存在感。
これ本当に一人で演奏ってんのかよと。否、これだけの凄みがあったら一人でしか出来ないよなとか。
とにもかくにも。ジョン・リーもまた傑物であったことが針を落とした瞬間にわかるアルバムなのです。
録音状態の良さもあって。妙に生々しく迫ってきて。それだけでも震えがくる程なので。
デトロイトの道端、交差点で。生でこのジョン・リーに接した人達がどれ程ぶっ飛んだかなと想像すると・・・
因みに。来日した時に。渋谷のスクランブル交差点で一か所にこれだけの人間がいるのは初めて見たと。
そう呟いて絶句してたと言うエピソードもあるジョン・リーです。そこで演奏したら凄いことになったろうなぁ。
それにしても。くどいですけど。一人ですからね。一人だけど。間違いなく聴く者を踊らせてしまうだろうなと。
それ程に。ジョン・リーのギター&フットスタンピング、そして歌声が生み出すブギーは強烈で。
おそらくは。路上で一人で。独りで。聴衆と向き合ってきた。その経験から生み出されたものなんだろうなと。
このアルバムでも「Boogie Chilen #2」とか演ってますが。多勢を相手にした時こそ強味を発揮するんだなと。

独り。
どうしようもなく。
独り。
しんしんと。
降り積もる様に一人。

まぁ。
そんなことは。
普通で。
遥か昔から。
慣れ親しんでははいたけど。

独り。
どこにいようが。
独り。
なにをしても。なにもしなくても。
独り。

それが。
何故。
今更。
これほど。
つまされるのか。

一人で。
独り。
独りで。
一人。
一人、独り。

一人ゆえの。
自由。
独りゆえの。
強さ。
そんなものもあるのだが。

今は。
それが。
一人ゆえに。独りゆえの。
失われている。
出てこないでいる。

一人で。
独り。
独りで。
一人。
一人、独り。



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2014/11/04 Tue *今のところは / The Rumour

20141104max


うーん。
どうしようか。
行こうと思えば。
行けそうだけど。
どうにもな。

何かが引っ掛かる。
喉に小骨が刺さった。
そんな程度では。
あるのだけど。
引っ掛かるのは、引っ掛かる。

ここで。
力んで。
無理して。
行くまでのことは。
無いかな。

今のところは。
ここまでが。
今の自分の。
限界。最大値。
それを弁える必要も時にはあるか。

『Max』'77年リリース。
グラハム・パーカーをバックアップする為に結成されたルーモア。
元ブリンズリー・シュウオーツやダックス・デラックス。
その筋の強者達が集まった。ただのバック・バンドでは済まない連中です。
そんなルーモアがグラハムとの活動と並行して制作したバンドとしての1stアルバム。
これがまた。何とも小粋で。味わい深い。愛しいアルバムだったりするんですよね。
ブリンズリー・シュウオーツ時代の盟友であるニック・ロウのナンバーや。
スティーヴィー・ワンダーのカヴァーを小粋に決めながら。オリジナル・ナンバーも遜色なく。
流石は百戦錬磨。熟練して脂の乗ったメンバーながらのサウンドが堪りません。
ブリンズリー・シュウオーツがザ・バンドに憧れていたのは有名な話で。
どうも。英国のバンドにはザ・バンドに強く惹きつけられる傾向がある様ですが。
それが。単なるコピーに終わらずに。英国ならではの哀愁や粋な感じをブレンドして。
さり気無く。さらっと演ってみせる。このさらっとした感じが何とも憎いんですよね。
ハッキリ言ってしまえば。商業的には大成功なんか見込めないサウンドなんですけどね。
それは十分承知。自分達の限界を知りながら、その中で最高のものを。
好きな奴だけに届けばいいんじゃない?みたいな感じで。その実。ちょっと得意気で。
ヴォーカルはメンバーが持ち回りで。グラハムみたいな灰汁の強さは無いけど。それもいいかなと。
そうそう。有名な話で。このアルバム・タイトルが何故“マックス”なのかと言うと。
当時、フリートウッド・マックの“ルーモア”が馬鹿みたいに売れてたのをおちょくったんですよね。最高だな。

うーん。
どうしようか。
越えようと思えば。
越えれそうだけど。
どうにもな。

何かが圧し掛かる。
肩に子猫が乗っかった。
そんな程度では。
あるのだけど。
圧し掛かるのは、圧し掛かる。

ここで。
踏んばって。
意気込んでまで。
行くまでのことは。
無いかな。

今のところは。
ここまでが。
今の自分の。
限界。最大値。
それを弁える決断も時にはあるか。

今のところでも。
行けないことはない。
越えられらないことはない。
だけど。
見合わない代償が必要になる。

それが感じられる。
それが見える。
ならば。ここは。
弁えて。我慢して。
時を待つ。潮を待つ。

そうしながら。
輩とは異なる。
世界とは異なる。
やり方を模索してみる。
そうるすことも。

今のところは。
必要かもしれないな。
だって。
過去の自分もその輩で。その世界の住人で。
おちょくりたくなるほど。もう遠いことはわかっているのだから。



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2014/11/03 Mon *夫々の・・・ / Elvis Costello & The Attractions

20141103armedforces


人は夫々。
ならば。
思いも夫々。
表現方法も夫々。
それでいい。

そこは。
理解しないとね。
誰もがあなたと一緒ではないし。
あなたと異なる人もいるし。
一人、一人異なるのが当たり前。

そんな。
基本的なところが。
わからないと。
何をしても。
上手くいかない。伝わらない。

烏合の衆が。
いいように操られて。
気づかぬうちに。
一元主義の下。
愚民と化す。

群れるのもいいけど。
集まるのもいいけど。
大声を上げるのもいいけど。
夫々の。
思いは。意思は。あるのかな。

『Armed Forces』'79年リリース。
アトラクションズを率いたエルヴィス・コステロの3rdアルバム。
今回掲載してるのは米国盤で。英国盤とは若干選曲が異なるのかな。
プロデュースは1stアルバムから同じくニック・ロウが手掛けています。
そのせいか。一聴すると。パワー・ポップの如き爽やかなロックンロールなアルバム・・・
ですが。そこは。コステロとロウですから。一筋縄でいく訳もなく。
アルバム・タイトルが示すとおりに。戦争や軍隊がテーマ、槍玉に上げられていて。
かなり痛烈なメッセージがポップでキャッチーなメロディーに乗って歌われています。
批判しながらも。諦念も底には感じられて。でもあくまでもポップに聴かせてしまうと。
取り様によっては恐ろしく皮肉の効いたユーモアも隠し味として混入されていて。
ここら辺りは若き日のコステロやロウの一番、得意とするところだったんですよね。
思いはある。意思もある。でもその表し方は一つだけでは無いんだよと。
捻くれてると言えば。それまでなんですけどね。その捻くれ方、毒の忍ばせ方。
それによって。より伝わることもあるのだと。何も真正面からぶつかればいいってもんじゃないと。
そんな事を。このアルバムに教えてもらったかな。その割には相変わらず正面突破しかしてないけど・・・
で、そんなアルバムのラストに「(What's So Funny 'bout) Peace, Love Understanding」を歌ってる。
そこに。決して。屈しないし、暗くもならないぜとの強い意志を感じさせるところがまた憎いかな。
因みに初版にはライヴを3曲収録したEPが付いていて。これがまたいいので。入手する時は是非初版を。

人は夫々。
ならば。
考えも夫々。
表現手段も夫々。
それでいい。

そこは。
理解したうえで。
誰もが自分と一緒ではないし。
自分と異なる人もいるし。
一人、一人異なるのが当たり前なんだと。

そんな。
基本的なところを。
わかったうえでないと。
何をしても。
上手くはいかない。押しつけにしかならない。

烏合の衆になって。
いい気になって騒いでるけど。
気づいたら。
一元主義の下。
愚民にされている。

寄りあうのはいいけど。
連帯感を持つのもいいけど。
気勢を上げるのもいいけど。
夫々の。
思いを。意思を。失っていないかな。

それは。
本当に。
あなたの。
思いなのか。
意思なのか。

それが。
本当に。
あなたの。
伝えたかったことなのか。
やりたかったことなのか。

それが。
本当に。
あなたの。
伝え方なのか。
表現方法なのか。

夫々の・・・

時には。
少し群れから距離を置いて。
考えて。
見つめて。
そうすれば。

夫々の。
伝え方。
表現方法。
怒り方。
闘い方。
見えてくるんじゃない。
許せるんじゃない。
まぁ、先ずはそこからだな。



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2014/11/02 Sun *第一に / Dr. Feelgood

20141102primo


第一に。
大切な事は。
無きゃいけないものが。
遺さなきゃいけないものが。
あるか。遺るか。

それさえ。
あれば。
遺っていれば。
例え。
それが残り香だとしても。

無きゃいけないもの。
そこに在ってしかるべきもの。
それさえ崩れなければ。
後は。どうにでもなる。
そう。どうにでもできる。

だから。
然るべき場所に。
然るべきものを。
遺す事は。
本当に大切なんだよと。

『Primo』'91年リリース。
歴代5人目のギタリスト、スティーヴ・ウォルウィンを迎えたドクター・フィールグッド。
前作にあたるライヴ・アルバムから加入したスティーヴが遺憾なく実力を発揮して。
久々にフィールグッズに活気と言うか、生気を呼び戻したアルバムかなと。
まぁ、フィールグッズのギターと言えばウィルコ・ジョンソン。そしてジッピー・メイヨー。
それ以外は正直名前が直ぐには出てこないんですけどね。だけど皆、実力者。
そしてそれぞれに個性があって。スティーヴは歴代の中では一番ハードかな。
そのハードさが。加入前にだれ気味で妙に甘ったるくなりかけたフィールグッズに喝を入れたと。
なによりも。恐らくはリー・ブリローのハートに再び火をつけたってことになるのかな。
やっぱりね。フィールグッズの核はブリローの濁声と胡散臭さですからね。
それがあってこそR&Bやブルースへの愛情も表現できるわけで。ちょっと萎えかかってたブリローが。
スティーヴの加入によって。再び本気になって。本来の味を取り戻した。それに尽きるかな。
ニック・ロウやミッキー・ジャップと言った盟友のナンバーを取り上げて。
他のカヴァー・ナンバーも気合十分。フィールグッズならではの味わいで聴かせると。
こうなれば。もう。誰にも文句を言わせないフィールグッズの世界、ブリローの独壇場になると。
第一に考えなきゃいけないもの、本当に大切にしなきゃいけないものに気づいたんだよな。
そりゃ、ウィルコ時代の切れ味とか、ジッピー時代の弾む感じとか。失われたものもありますが。
御機嫌なギターとリズム隊をしたがえてブリローが歌い、ハープを吹けばフィールグッズなのです。

何よりも。
大切な事は。
無きゃいけないものが。
消しちゃいけないないものが。
あるか。遺せるか。

それさえ。
あれば。
遺せさえすれば。
例え。
それが思い込みだとしても。

無きゃいけないもの。
そこに在ってしかるべきもの。
それさえ消え去らなければ。
他は。どうにでもなる。
そう。どうにでもできる。

だから。
然るべき場所に。
然るべきものを。
遺そうとする思いは。
本当に大切なんだよと。

形は。
変わってもいい。
姿は。
変えてもいい。
必要なら仕方がない。

細かい。
仕切りとか。
つまらない。
拘りとか。
どうでもいい。

要らないものは。
捨てればいい。
余計なものは。
処分してもいい。
それは構わない。

でも。
残り香でも。
思い込みでも。
そこに在ってしかるべきもの。
核となっているもの。

それを。
第一に。
考えないと。
思わないと。
いけないんだ。

じゃないと。
気づいたら。
総てが崩れて。
大切なものを失って。
途方に暮れる事になるんじゃないかな・・・



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2014/11/01 Sat *伝統 / The Rolling Stones

20111101rollingstones


伝統とか。
歴史とか。
そんなもの。
意味がない。
下らない。

ずっと。
そう。
思ってた。
そう。
感じてた。

伝統の。
歴史の。
重みなんて。
糞喰らえっと。
唾を吐きかけてきた。

ただ。
古いから。
ただ。
長いから。
先に生まれたから。知ってるから。

それだけで。
デカい顔する輩が。
多かったから。
それこそ。
蹴り入れて生きてきたんだ。

『The Rolling Stones』'63年リリース。
ローリング・ストーンズの英国での1stアルバム。
何故か。今現在。世界的に廃盤ですが。このアルバムこそが正当な1stアルバムです。
ストーンズは英国が生んだバンドですからね。英国盤で聴いてこそ当時の。
若きストーンズの意志、思いが反映されているのです。それを感じなくてどうすると。
少なくとも『Aftermath』までは英国盤で聴いてみないと。ストーンズ・ファンじゃないだろうと。
そう強く思うんですけどね。まぁ、こっちが思うほど。ミックとかには思い入れは無いのかな。
A面に針を落として「Route 66」で転がり始めて。B面の「Walking The Dog」の咆哮で終わるまで。
R&Bやブルースのカヴァー。そしてオリジナルとも言えないオリジナル(笑)。
その黒さ、熱さ、そして性急さに。ストーンズが目指してたものが捉えられています。
そして。極論すれば。今でも。ストーンズは同じ意思、思いで同じところを目指しているんじゃないかと。
ワン・パターンと言えばワン・パターン。頑固と言えば頑固。それがストーンズの核なんですよね。
これ凄いことだなと。だって五十年も同じことやり続けてる、転がり続けてる訳なんだから。
ストーンズがここまでやり続けている、転がり続けているからこそ。ロックは今もこの世の中にあると。
だってね。きっと世界中で星の数ほどのガキどもがストーンズ聴いて、蹴り入れられて。
バンド始めて。ロックやって。途中でくたばったり、生き残ったりしながら。ロックを全世界に響かせたんだから。
やり続けて、繋いで、渡してと。そしてその伝統と歴史の重みが、ロックをロック足らしめてるんだなと。
初志貫徹。頑固一徹。時に柔軟に。でも核は決して見失わず。やり続ける。それが伝統なら。歴史なら。
悪くもないねと。ストーンズ聴きつづけて数十年、追いかけ続けて数十年。やっと思い至ったと、ね。

伝統とか。
歴史とか。
そんなもの。
意味がない。
下らない。

ずっと。
そう。
思わされてきた。
そう。
感じさせられてきた。

やれ伝統だ。
やれ歴史だと。
その重みだと。
知ったことかと。
唾を吐きかけてきた。

ただ。
古いだけ。
ただ。
長いだけ。
年上だから。知ってるだけで。

それだけで。
デカい顔する輩が。
跋扈してたから。
それこそ。
顔を背けて生きてきたんだ。

なんだけど。
ただ。
古いだけ。
長いだけ。
そうじゃないものもあるんだと。

こっちも。
それなりに。
年くったせいもあるけど。
そんなもんに。
出会う機会も多くなって。

やり続けてる。
そして。
認められてる。
そして。
続いてる。残ってる。

そこには。
やっぱり。
ちゃんとした。
理由が。重みが。
あるんだなと。

そんな。
伝統なら。
歴史なら。
素直に。
受け入れられるなって、ね。

伝統。

その。
由来。
歴史。
拘り。
重み。

知るのが、楽しいものもあるのです。



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2014/10/31 Fri *素面のままで / Dr. John

20141031drjohnplaysmacrebennack


素面で。
いることなど。
殆ど無い。
素面でいられる。
時間なんて殆ど無い。

別に。
四六時中。
年がら年中。
飲んでるわけでも。
酔っ払ってもいないけど。

そもそも。
飲まなくても。
酔っ払わなくても。
それだから。
素面って訳でもない。

いつだって。
どこだって。
仮面を被ってる。
脱いだ芝居はしたとしても。
本当に脱いでる訳もない。

素面のままで。
いることなど。
時間など。
眠りに落ちている時以外。
殆どない。

『Dr. John Plays Mac Rebennack』'81年リリース。
ドクター・ジョンのピアノ・ソロ・アルバム。
マック・レベナックってのはドクター・ジョンの本名です。
(元々はドクター・ジョンって芸名はロニー・バロンが名乗る予定だったとも)
謂わば。ニューオーリンズのブードゥーの魔術師であるドクター・ジョンが。
その仮面もマントも脱いで。マック・レベナックなるただのピアニストに戻って。
何の呪縛も束縛も受けずに。ひたすら好きなピアノを好きな様に弾いたアルバムってとこかな。
それにしても。流石はドクター。仮面を脱いでも、魔力など使わなくても。
そのピアノの腕は一級品。どうしたら。こんなにファンキーに転がるピアノが弾けるのかと。
ほんとうに。ただひたすらピアノを弾いてるだけなんですが。これがもう。
聴いてると。楽しくて、楽しくて。こっちも弾んでしまうんですよね。流石としか言い様がありません。
一時期は来日する度に観に行っていたので。その実力、魅力は十二分に承知してるんですけど。
こうして針を落として聴いていると。改めてその凄さ、素晴らしさに脱帽してしまいます。
ここ十年くらいはかなりジャズに接近してる感もあるのですが。
この頃はもうニューオーリンズの匂いが濃厚で。やっぱりドクター・ジョンはこれだよなと。
仮面を脱いだせいか。よりその素顔、素面がハッキリして。骨の髄までニューオーリンズなんだなと。
唯一歌ものの「The Nearness Of You」も完全にニューオーリンズ・ファンクになってます。
ラフでよれたりもするのに。太くてファンキーで。生ピアノの鍵盤を叩く音のなんと力強いこと。
偶には何のハッタリもギミックもない。そんなドクター、マック・レベナックのピアノに触れるのもいいものです。

素面で。
いることなど。
考えられない。
素面でいられる。
時間なんて限られて構わない。

別に。
四六時中。
年がら年中。
飲んでるわけでも。
二日酔いでもないけれど。

そもそも。
飲まなくても。
酒が残って無くても。
それでも。
素面でいる訳でもない。

いつだって。
どこだって。
仮面を被ってる。
脱いだ様に見える芝居はしても。
二重にも三重にも被ってもいる。

素面のままで。
いることなど。
時間など。
眠りに落ちている時以外。
なくて構わない。

そもそも。
何が。
どうしたら。
自分は。
素面と言えるのか。

そいつさえも。
実のところ。
判然としていない。
素面の自分なんて。
いないのかもしれない。

少なくとも。
誰かがいる限り。
誰かといる限り。
素面になど。
なりはしない。

いつも。
どこかで。
意識してる。
演技してる。
酒やら、なんやら仮面を被ってる。

素面のままで。

誰もが寝静まった深夜。
一人で。
レコードに針を落として。
物思いに耽って。
ブログを書いて。
まぁ。そのほんの僅かなひと時だけは。
素面なのかも知れないけど・・・

そんな筈もない。
ブログの向こうには。
誰かがいる。意識しない筈がない。
時には特定の誰かを意識して。
書いている。

素面のままで。

そんな時間。
そんな関係。
それは。
恐らく。
妄想の中にしかありはしないのだ・・・



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2014/10/30 Thu *知る人ぞ知る / Chris Kenner

20141030landof1000dances


別に。
知れ渡らなくても。
知られなくても。
構わない。
それでいい。

知ってほしくないかと言えば。
嘘にはなる。
誰かには知っていてほしい。
でも。別に。
無理に知ってほしいとも思わない。

自己満足かもしれないが。
多少は自負もある。
褒めても貰いたい。
でも。無理に。必要以上に。
知られなくてもいい。

俺は俺。
他のことはできない。
俺のやり方でしか生きられない。
そこを曲げてまで。
誰かと知りあおうとも思わない。

『Land Of 1000 Dances』'66年リリース。
ニューオーリンズのシンガー、クリス・ケナーの唯一のアルバム。
アルバム・タイトルに違和感を抱く人も多いと思うのですが。
邦題「ダンス天国」でしられる「Land Of 1000 Dances」はケナーがオリジネイターで。
しかもケナー自身の手によるオリジナルなんですよね。
他にも「Something You Got」とか「I Like It That」とか。曲名は知らなくても。
聴けば、あぁ、あの曲ねと耳と体が覚えてるナンバーを幾つも書いてたりします。
実はこのアルバム。全12曲、総てがケナー自身のてによるものだったりするのです。
そんな才人ケナーですが。そのいかついルックスが災いしたのか(?)。
はたまたデビューが比較的遅かった為か。ファッツ・ドミノの様な人気を得るまでには至らず。
生前に制作されたアルバムもこの1枚に留まっています。まぁ、1枚でも残せただけ幸せって話もありますが。
実はファッツ・ドミノのヒット曲にもケナーが書いたものがあったりもするんですけどね。
デビューが遅くなった一因として永らく教会でゴスペルを歌っていたケナー。
そのゴスペル出身ならではの歌声と、ニューオーリンズの緩い感じが結びついた独特の世界。
そこにはアラン・トゥーサンとの出会いも大きかった様で。才人トゥーサン、ここでもいい仕事してます。
やっと世に出たと思ったらサザン・ソウルの波が押し寄せてきて。
「Land Of 1000 Dances」もウィルソン・ピケットの代表作となり。ツキも無かったのかな。
それでも。このホンワカとしたケナーの魅力。知る人ぞ知るものとして伝えられていけばいいかなと思うのです。

別に。
知れ渡らなくても。
知ってくれなくても。
構わない。
それでいい。

誰もしらなくてもいいのかと言えば。
無理がある。
誰かには知っていてほしい。
でも。別に。
感じられない人にに知ってほしいとも思わない。

自分勝手かもしれないが。
多少は自負もある。
認めても貰いたい。
でも。無理に。意味も分からずに。
知られなくてもいい。

俺は俺。
他のことはやれない。
俺のやり方でしか生きていけない。
そこを欺いてまで。
誰かと知りあいになろうとも思わない。

自分が。
正しいとも。
総てだとも。
そんなことは。
思わない。

ただ。
こんなやり方も。
こんな歩き方も。
こんな生き方も。
あるにはある。

それが。
何なのか。
どうしてなのか。
誰かが。少しでも。
感じてくれれば。

それでいい。
知らないところで。
誰かが共感、共鳴してくれれば。
それは嬉しい。
それでいい。

知る人ぞ知る。

でも。
少なくとも。
この空の下。
少しだけど。
反応してくれる誰かがいて。
楽しげに踊ってくれていれば。
それだけでいい。

知る人ぞ知る。



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2014/10/29 Wed *同じ阿呆なら / The Dirty Dozen Brass Band

20141029livemardigrasinmontrux


なんだな。
どっちみち。
大したもんでもないし。
自分で思うほど。
他人は気にも留めてない。

そうだな。
どう転んだって。
大したことにはならないし。
他人が思うほど。
自分でも考えてもいない。

だったら。
どっちにしたって。
吹けば飛ぶようなもんだし。
どうでもいいっちゃ。
誰にとっても。どうでもいいわけだ。

じゃぁさ。
どっちを選ぶかって。
楽しい方がいいに決まってる。
これだけは。どうでもよくない。
自分にとって大切な事。

同じ阿呆なら。

『Live Mardi Gras In Montreux』'86年リリース。
ニューオーリンズを代表するブラス・バンド、ダーティ・ダズン・ブラス・バンド。
'85年のモントルー・ジャズ・フェスティヴァルでのステージで収録されたライヴ・アルバム。
'70年代から活動し。地元のニューオーリンズでは人気を博していたダーティ・ダズン・ブラス・バンド。
このアルバムが契機となって一挙に世に出たと言う所謂出世作とも言えるアルバムです。
まぁ、とにかく。何が凄いかって。明るくて、陽気で、とにかく楽しいの一言に尽きるのです。
セカンド・ラインのリズムに乗って。ブラスが大音量で唸りを上げる、その迫力たるや凄いのですが。
決して他人を威圧する迫力じゃなくて。もうその場にいる人達を残らず音の渦に巻き込んで。
楽しませてしまう、笑顔にしてしまう、否応なく踊らせてしまう。そんな温かい迫力なのです。
一応、伝統的なニューオーリンズのジャズってことなんでしょうけど。なんだろうな。
そんな形式とか枠なんかどうでもよくて。もっとこう猥雑な感じがするのがいいところかなぁ。
来日公演を観たことがあるのですが。もう1曲目からフロア中の観客が笑顔で踊ってましたからね。
それ以上にメンバーがね、とにかく楽しそうに踊りながら演奏してたしなぁ。あれは良かったなぁ。
(終演後にステージ上からメンバーがCD差し出して即席で手売りしてたな、確か・・・)
技量は申し分なし。気さくで芸能としても見事で。そう、究極のお祭りブラス・バンドなんだよな。
なんかですね。阿波踊りとかね。そういう世界に近いんですよ。実際そんなもんなんだろうな。
となると。こんなアルバム聴かされて。ライヴ観せられて。どっち側に立つのって話で。
そりゃ、当然。境界線を飛び越えて。ハレの世界で踊らにゃ損損ってことになるんだな。同じ阿呆なんだから。

なんだな。
どっちみち。
大した事でもないし。
自分で意識するほど。
他人は気にもしていない。

そうだな。
どう転んでいっても。
行きつく先は同じ様なもの。
他人が心配するほど。
自分は案じていなかったりもして。

だったら。
どれだけ考えたも。
砂漠の砂の一粒みたいなもの。
どうなろうと。
誰にも。自分にも。わかりはしない。

じゃぁさ。
どっちに転がるかって。
楽しい方にしか転がれない。
これだけは。どうでもよくない。
自分にとって譲れない事。

同じ阿呆なら。

取敢えず。
リズム感じて。
ビート感じて。
後は反応のままに。
踊るだけ。

踊り始めたら。
後は。
感情のまま。
動くままに。
踊るだけ。

リズムが。
ビートが。
導くままに。
楽しみながら。
踊り続けるだけ。

同じ阿呆なら。

踊り続けるだけ。
転がり続けるだけ。



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2014/10/28 Tue *火をつ・け・ろ / The Meters

20141028fireonthebayou


上らない?
上らないですね。
乗らない?
乗ってこないですね。
う~ん。

ちょっと困ったね。
困りましたね。
てことは何となく。
そうですね一日が終わってますね。
何となく。何もなく。

気がつくと。
一日が終わってると。
そうなんですよ。
色々やってるんだよね?
やってますけど。

当らない?
当りませんね。
そうか。じゃぁ。
何かあります?
ここは一つ。

火、つけちゃいましょうかね。

『Fair On The Bayou』'75年リリース。
ニューオーリンズ・ファンクの雄、ミーターズ。
新たにシリル・ネヴィルが加わった通算6枚目のアルバム。
相変わらずアーシーでファンキーなミーターズ。
不思議なものでこのファンキーなグルーヴはミーターズだけのもので。
殆ど後継であるネヴィル・ブラザーズとも異なるんですよね。
そのネヴィル・ブラザーズもレパートリーにしてる「Fire On The Bayou」なんてね。
奇跡の1曲と呼びたいくらいに腰の強い、腰にくるファンクで。
これで。火がつかなかったら。どうすんのってくらい最強のナンバーです。ほんと、カッコいいの一言。
アルバム全体としては、ちょっと手を拡げちゃって。狙いが甘くマイルドになってるかって。
そんな部分が無いでもないんですけどね。土台がしっかりしてるので。
アーシーでファンキーで。踊らざるを得ないミーターズのサウンドは健在ではあります。
しかし。なんだろうな。アーシーでファンキー。それを標榜するバンドは星の数ほど。
にも関わらずミーターズでなきゃ駄目だ。ミーターズでないと火がつかない、ミーターズでないと腰にこない。
セカンドラインの、ヴードゥーの魔法ってのが存在してるとしか思えないですね。
このアルバムでのレオ・ノンセテリのギターにはジャズの感覚もあって。
どんなフレーズでも乗りこなしてリズム隊に絡みついていく様がスリリングで。それもまたクールだけど熱いなと。

上げちゃおう。
上げちゃうんですね。
乗っちゃおう。
乗っちゃうんですね。
そう。

さて。どうやるかね。
どうしますかね。
ともかく。先ずは。
何となく。何もなく。
一日を終えるのを止めますか。

別の意味で。気がつくと。
一日が終わってると。
先ずは。それだよね。
実は。色々あるんじゃない?
ありますけど。

出しちゃおう。
出汁ちゃいますか。
少し狙って。
当てに行けと?
ここは一つね。

火、つけちゃいましょうかね。

上らない。
乗らない。
当らない。
なら。
待ってても仕方ない。

上げに。
乗せに。
当てに。
こっちから。
仕掛けていくしかない。

少しばかり。
湿って。
塗れて。
種火に。
不安はありはするけど。

先ずは。
とにかく。
導火線に。
その端に。
火をつ・け・ろ。



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2014/10/27 Mon *窓の外とは関係なく / T-Bone Walker

20141027tboneblues


窓の外。
今日の天気。
そんなものは。
一切。
関係なく。

月曜日。
胸の内が。
モヤモヤしてる。
胸の内の。
モヤモヤが収まらない。

火曜日だって。
他の日だって。
同じだろうって。
そう言えば。
そうかも知れないが。

やっぱり。
月曜日は。
その憂鬱は。
その乱れは。
特別なんだ。

月曜日。
その憂鬱。
こいつだけは。
一生。
克服できそうもない。

窓の外とは関係なく。

『T-Bone Blues』'59年リリース。
'55年~'57年の録音から編集されたTボーン・ウォーカーのアルバム。
何たって“モダン・ブルースの父”ですからね。もうひれ伏すしかないんですけど。
なんたってウォーカーがブルースにエレキ・ギターを持ち込まなかったら。
そしてエレキ・ギターをブルースの主役に押し上げなかったら・・・
その後のブルースって。いま、我々が聴いてるものとは随分違ったんだろうなと。
それに。何と言っても「Stormy Monday Blues (Call It Stormy Monday)」の作者ですからね。
これからも歌い継がれ、引き継がれていくであろう“ストマン”のオリジネイター。
それだけでも歴史に名を刻んでますからね。それこそ星の数ほどある“ストマン”のカヴァー。
名演数多く。オールマン・ブラザーズ・バンドのフィルモアも忘れ難い熱演ですが。
月曜日の憂鬱、心乱れる、嵐吹き荒れる心情はやはりウォーカーの歌とギターが一番よく表現してて。
このアルバムでも再演してますが。さらっとと演ってるようで。やはり心かき乱されます。
'55年がシカゴ録音、'56年~'57年はロサンゼルス録音で。
ロサンゼルス録音のナンバーがよりウォーカーのギターがよく鳴っていて。フレーズも多彩かな。
でも。シカゴ録音はジュニア・ウェルズなんかも参加した純正シカゴ・ブルースですからね。
まぁ、その組合せがベストかは別として興味深いものがあります。マディ・ウォーターズもスタジオにいたとか・・・
そしてジミー・ロジャースの「Walkin' By Myself」の基となったと思われるナンバーもあって。興味は尽きません。

窓の外。
今日の天気。
そんなものは。
もう。
どうでもよくて。

月曜日。
胸の内が。
グツグツしてる。
胸の内の。
グツグツが噴き出しそうだ。

火曜日だって。
他の日だって。
同じ様なものだろうって。
そんなことも。
口にしたかも知れないが。

やっぱり。
月曜日は。
その屈折は。
その荒れ方は。
特別なんだ。

月曜日。
その屈折。
こいつだけは。
一生。
克服できそうもない。

窓の外とは関係なく。

月曜日。
我が心にも。
雨が降る。
風が吹く。
嵐がやってくる。

月曜日。
誰の頃にも。
雨が降る。
風が吹く。
嵐がやってくる・・・のかは知らないけれど。

少なくとも。
俺にとっては。
月曜日の。
朝なんてのは。
最悪でしかたないんだ。

体調も。
精神状態も。
リズムも。
一生。
正常にはなりそうもない。

窓の外とは関係なく。



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2014/10/26 Sun *筆を選ばず / Fred McDowell

20141026mississippifredmcdowell


どこでも。
誰とでも。
何を使おうが。
何を使わされようが。
問題なしに。

求められるものを。
求められるままに。
それ以上に。
披露してみせる。
それがプロなんだろうな。

相手が。
ワルツを踊れば。
自分もワルツを。
タンゴを踊れば。
自分もタンゴを。

そんな。
変幻自在でありながら。
外しはしない。
その自負が伝わってくるから。
こっちも安心して熱くなれる。

筆を選ばず。

『Mississippi Delta Blues』'64年リリース。
'59年にブルース研究科アラン・ロマックスによって発見されるまで。
農夫を生業にしながら週末のパーティーなどでギターを弾いていたと言うフレッド・マクダウェル。
その時には既に50代半ばだったことになりますが。そのギター、特にスライドに魅了されたロマックス。
ライヴを企画したり、オムニバス盤の為の録音を行ったりと精力的に売り出しに努めて。
遂に、初のソロ・アルバムの録音に漕ぎ着けたと。アルバム・タイトルからもその心意気が窺えます。
録音はマクダウェルが長年暮らしたミシシッピーはコモで行われ。実に自然な熱気が全編を支配しています。
オープンDが中心で。時々オープンGもあり。ボトル・スライド・ネックの見事なことと言ったら。
なんでも最初は食べ終わった後の牛の骨を使っていて、それがナイフの背になり、最後にボトルになったとか。
それほど生活に密着して培われた奏法だったってことでしょうか。生々しさが違うんだよなぁ。
ボニー・レイットが弟子入りしたのも当然と言うか、ボニーの耳も確かだったってことになるのかな。
ミディアム以上のダンス・ナンバーが多いのも特徴で。その反復によって聴く者を高揚させていくという。
時には殆どワン・コードの反復で。それで盛り上げられて。まったくもって。とんでもないなと。
人を興奮させるには、踊らせるには。何も大音量や技巧に頼らなくていいんだぜと。
音楽に対する純粋な情熱と、それを伝えられる技量さえありゃ。誰だって踊らせてみせるぜと。
しかもね。それを特別なことでなく。日々の労働の終りに演ってただけさと。う~ん、カッコ良いなぁ。
このアルバムでは何故か。自らのギター、それにアンプをつけたり、そしてプロデューサーのギブソンと。
3種類のギターを使って録音したそうですが。どれも見事に弾きこなしてマクダウェルのブルースとなってます。

どこでも。
いつでも。
誰と組もうが。
誰を相手にしようが。
問題なしに。

望まれるものを。
望まれるままに。
それ以上に。
与えてみせる。
それがプロなんだろうな。

相手が。
カントリーを演れば。
自分もカントリーを。
ブルースを踊れば。
自分もブルースを。

そんな。
臨機応変でありながら。
曲げはしない。
その自信が伝わってくるから。
こっちも安心して熱くなれる。

筆を選ばず。

そうだよな。
それが。
プロだよな。
ごちゃごちゃ。
言い訳してもしかたない。

未知の場所であれ。
未知の相手であれ。
掌で。その上で。
踊らせるくらいの。
覚悟がなきゃ務まらないよな。

やるしかないな。
やってる奴等がいるんだし。
ごちゃごちゃ考えんと。
先ずは揃えられる範囲で。
ちゃっちゃと準備して。

やりますか。
やりましょう。
やらないと。
折れちまうしな。
ここで折れたら・・・

筆を選ばず。



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