« 2014/11/27 Thu *救えるのは / The Rolling Stones | トップページ | 2014/11/29 Sat *月が綺麗な夜だから / Margie Joseph »

2014/11/28 Fri *止まらない、辞められない / Van Morrison

20141128itstolatetostopnow


もう。
ここまできたら。
今更。
後戻りなど。
出来やしない。

戻るには。
引換すには。
もう。
遅すぎる。
越えてしまっている。

この。
熱さに。
この。
切なさに。
豊潤さに。

惹きつけられて。
魅せられて。
ここまで。
追ってきたんだ。
転がってきたんだ。

止まらない、辞められない。

『It's Too Late To Stop Now』'74年リリース。
'73年にロスアンゼルスとロンドンで収録されたヴァン・モリソンの2枚組ライヴ・アルバム。
(今回は恍惚と陶酔したヴァンの表情が印象的な裏ジャケットを載せてみました)
この時のツアーではホーン・セクションにストリングスまで加わった11人編成のバンドを率いていて。
そのカレドニア・ソウル・オーケストラと名付けられたバックバンドの奏でる豊潤なサウンドをバックにして。
息もぴったりの、乗りに乗ったヴァンの歌声が全編に渡って楽しめる実に素晴らしいアルバムなのです。
ライヴですから。スタジオでの求道者の様な完璧さを求めるヴァンでは無く、その分、完成度は低いものの。
その熱さ、思いを込めて。魂の限りに。歌い上げるヴァン。その歌声の生々しさに身震いがします。
ヴァンって人は、音楽的にもそして恐らくは人間的にも一切妥協を許さずに。
高みに登り詰めたと感じられても、更に上へ上へと登り詰めていく。いつも闘ってる人だと思うのですが。
故に。時にあまりに隙が無さすぎて聴く側にも緊張を強いるんですけど。
ここでのヴァンは、やはりライヴだからか。妥協を許さず。登り上へと闘いながらも。
そこに観客を巻き込んで共に熱くなろう、登り詰めていこうとの感じがあって。それが堪らないんですよね。
あのヴァンと共に、あの歌声と共に。熱くなれて、登れるんですからね。これはもう至福と言ってもいいかな。
選曲的にはヴァンが敬愛して止まないR&Bやブルースのカヴァーも多数含まれていて。
サム・クックの「Bring It On Home To Me」も見事にヴァンの歌となっていて。胸を打ちます。
ゼム時代の「Here Comes The Night」「Gloria」も含む自身の代表曲のライヴならではの熱唱も素晴らしく。
実は、アルバム・タイトルは全曲を歌い終えたヴァンが思わず発した言葉からつけられていて。
もうここまできたら、終われないぜ!くらいの意味なのかな。本当に。いつまでも聴いていたくなるアルバムです。

もう。
ここまできたんだぜ。
今更。
後戻りなど。
する気なんかない。

戻りたいとも。
引換したいとも。
もう。
微塵も。
感じられなくなってる。

この。
熱気の。
この。
情感の。
豊潤さに。

惹きつけられて。
魅せられて。
その時から。
追ってきたんだ。
転がってきたんだ。

止まらない、辞められない。

その。
歌声が。
その。
サウンドが。
込められた思いが。

胸を熱くする。
胸を締め付ける。
体中を駆け巡り。
豊潤な感情に。
満たされる。

その一声に。
その一節に。
感じられる。
熱さに焦がされ。
温かさに癒され。

いま。
ここにいる。
いまでも。
ここにいる。
これからも。

止まらない、辞められない。

もう、ここまで来たんだからな!



web拍手 by FC2

|

« 2014/11/27 Thu *救えるのは / The Rolling Stones | トップページ | 2014/11/29 Sat *月が綺麗な夜だから / Margie Joseph »

001 British Rock」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/188094/60744996

この記事へのトラックバック一覧です: 2014/11/28 Fri *止まらない、辞められない / Van Morrison:

« 2014/11/27 Thu *救えるのは / The Rolling Stones | トップページ | 2014/11/29 Sat *月が綺麗な夜だから / Margie Joseph »