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2014/12/11 Thu *兆しは無くても / Sam Cooke

20141211aintthatgoodnewa


その。
兆しは。
無くとも。
でも。
まだ。

その。
風は。
吹いていなくとも。
でも。
まだ。

何が。
起きるか。
わからない。
何かが。
起きれば。

きっと。
そう。
僅かでも。
何かが。
変わり始める。

兆しは無くても。
まだ。わかりはしない。

『Ain't That Good News』'64年リリース。
サム・クックの生前最後に制作された最後のオリジナル・アルバム。
あの悲劇を予感していたわけでは無いでしょうが。
サムの魅力が万遍なく発揮され、全開となっている素晴らしいアルバムです。
意識したのかどうかわかりませんが。A面が力強いソウル・ナンバー。
B面がスウィートなバラードが並ぶ構成となっていて。そして。
その間に配置されているのが、あの珠玉の名曲「A Change Is Gonna Come」なのです・・・
アルバム全編に渡ってストリングスを始めとしてサウンドは結構甘いと言うか。
古い時代の匂いを感じさせるものも多いのですが。サムの歌声が入ると表情が変わる。
一変して。まるで新しい時代の扉を開けんとするが如くの明るさ、力強さが曲に漲る。
この一点をもってしても。サムが如何に傑出したシンガーだったかがわかろうと言うものです。
そして。やはり。「A Change Is Gonna Come」の存在。一説にはボブ・ディランに影響を書かれたと。
決して声高に斜j会を真正面から批判するのではなく。隠喩などを多用してメッセージを伝えていく。
それが故に。聴く者それぞれがイメージを抱きやすいのか。今でも自由を希求する象徴の曲となっています。
しかし。いくら。直接的でないとは言え。あの時代に。この曲を作り、歌ったこと。
それが謎の多いサムの死に繋がっているのではとも思えてしまいます。それ程訴える力の多大な曲なのです。
そして。いま一つ。未だに。「A Change Is Gonna Come」が歌い継がれ、必要とされていること。
それは。未だに世界が変わっていないことの象徴でもあり。そこに無力感を覚えなくも無いのですが。
サムのどこまでも前向きで、力強く明るい歌声を耳にすると。諦めちゃいけないよなとの思いを強くするのです。

その。
兆しは。
微かでも。
でも。
まだ。

その。
風は。
微風だとしても。
でも。
まだ。

何も。
起きないとは。
限らない。
何かが。
起きれば。

きっと。
そう。
ゆっくりとでも。
何かが。
変わり始める。

兆しは無くても。
まだ。わかりはしない。

だから。
耳を塞ぎたい様な。
目を背けたい様な。
心が軋む様な。
そんな世界でも。

できるだけ。
塞がず。
背けず。
軋みに耐えてでも。
歩んでいくしかない。

いつか。
何かが。
変わり始める。
それが。
大きなうねりとなり。

世界を。
徐々に。
覆いつくし。
新しい世界へと。
変わる・・・そんな可能性を僅かでも信じられるなら。

兆しは無くても。

諦めてはいけないんだ。



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