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2014/12/15 Mon *金縛り / The Street Sliders

20141215ganjigarame


金縛り。
がんじがらめに。
縛られたかの様に。
動けない。
動かせない。

やらなきゃ。
いかなきゃ。
なんとかしなきゃ。
なのに。
どうしても。

思う様に。
手が伸びない。
足も進まない。
何よりも。
心が固まっていく。

焦れば。
焦るほど。
泥沼に嵌る様に。
身動きが出来ない。
呼吸が出来ない。

蹴破りたいのに。
蹴破れない。
蹴りの一発も。
見舞えない。
どうすればいい。

『がんじがらめ』'83年リリース。
ストリート・スライダーズの2ndアルバム。
自分が初めてスライダーズと遭遇したアルバムで。
初めて生でスライダーズを観たのもこのアルバムのリリース直後だったかな。
故に。スライダーズのアルバムの中でも思い入れの強いアルバム。
既に。RCもシナロケ等も聴いてたけど。また御機嫌なロックンロール・バンドが。
この退屈な国にも生まれたんだと。狂喜したっけなぁ。しかも危険な匂いがプンプンして。
その上、ハリーと蘭丸の2本のギターの絡みがさ。もう抜群で。
それこそ。がんじがらめ。虜になって。一緒に観に行った奴と組んでたバンドで。
早速、カヴァーすることにしたんだよな。確か3曲、カヴァーしたのかな。
その頃、常連だったバーのマスターからもバンド組もうぜって誘われた時も。
何やんの?って聞いたらスライダーズだったんだよな。あぁ、そうだ。
何故かクリーニング屋のバイトの兄ちゃんに誘われた時もスライダーズの名前が上ったなぁ。
一部だったかも知れないけど。間違いなくロックンローラーを目指してた奴等に。
スライダーズは強烈な蹴りを入れて、日本のロック・シーンの殻を突き破ったんだよな。
何だかハリーはこのアルバムの音が、こもってるとか、巻き込み過ぎだとか言ってたらしいけど。
そんな。どこか影のある、湿った音もカッコ良くてさ。魅力的に感じたんだよなぁ。
「So Heavy」や「道化者のゆううつ」に代表される様に楽曲の魅力もパワー・アップしてて。
そして。次の『Jag Out』で最初の頂点を極めることになったと。そう思ってるんだけどね。
そうか。もう30年以上聴いてるのか。一度も飽きたことも、離れたことも無いアルバムだなぁ。

金縛り。
がんじがらめに。
縛られたかの様に。
どうにもならない。
どうにもできない。

やらなきゃ。いけない。
いかなきゃ。ならない。
なんとしてでも。
なのに。
どうやっても。

思いが。
手に伝わらない。
足にも伝わらない。
何よりも。
心が崩れていく。

焦りが。
諦めに変わる前に。
泥沼から這いだしたいのに。
身動きがとれない。
呼吸が止まりかける。

蹴破りたいのに。
蹴破れない。
蹴りの一発も。
見舞えずに終わるのか。
どうすればいい。

金縛り。
がんじがらめに。
縛られたかの様に。
動けない。
自分の前で。

勝手に。
物事が進んでいく。
片付けられていく。
決められていく。
終わっていく。

声を出そうにも。
声にならない。
総てが。
去っていく。
消えていく・・・

突然。
金縛りが解けて。
がんじがらめだった。
紐が解けた様に。
動きだす。

手も。
足も。
動いている。
何よりも。
心が蘇ってる。

未だ。
泥沼から。
這いだし。
立ち上がる。
だけど。

そこには。
もう。
廃墟しか。
抜け殻しか。
残っていない。

誰もいない。
その。
廃墟に。
呆然と。
立ち尽くし。

やがて。
手当たり次第に。
壊し始める。
蹴りを入れまくって。
蹴破って。

でも。
廃墟は。
抜け殻は。
何も。
応えてはくれない。

金縛りは。
がんじがらめは。
解けてはくれない。
心が。動かない。
心が。消えていく・・・

そんな夢から逃れられないでいる。夢じゃないのかもしれないな。



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