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2014/12/19 Fri *ならず者になっても / The Rolling Stones

20141219exilonmainstukorg


あっちへ。
フラフラ。
こっちへ。
フラフラ。
相変わらずに。

幾つになっても。
何になっても。
何処へ行っても。
腰も落ち着かなけりゃ。
心も定まらない。

あれも。
いいし。
これも。
いいし。
どっちもなぁ。捨てがたいんだよな。

なんて。
やってるうちに。
中途半端なままに。
ここまで転がってきちまった。
苔むさないのは。
いいけれど。

『Exile On Main St.』'72年リリース。
ローリング・ストーンズがその頂点を極めたとも言われる2枚組アルバム。
2枚組故か。当初は散漫だとの批判も多かったんだとか。何だかね。
その雑多性、雑食性。それがストーンズのストーンズたる由縁で。
それを例えば、米国南部の匂いに染め上げて聴かせてしまうところが凄いんだと。
散漫だと言うならば。ビートルズの通称“ホワイト・アルバム”のがよほどだろうと思いますが。
あまりの税金の高さに英国を捨てて。フランスへと逃げ出したストーンズ。
キースが南フランスに借りた大邸宅の地下室で録音の殆どが行われたのは有名ですが。
'71年の春から録音を初めて。完成までに一年余り。当時としては長期間だったのは。
そりゃぁ、まぁ。隔離された地下室となりゃ。色々と他にも“やる事”があったんだろうなと。
その自由気ままな解放感に溢れながらも。要所要所ではビシッと決めてみせる辺りは。
やはり、ジミー・ミラーのプロデューサーとしての腕の見せどころでもあったんでしょうね。
カントリーに、スワンプにと。本格的に米国南部の音楽を自分達のものとして吸収していくストーンズ。
グラム・パーソンズの、特にキースに与えた影響を語られることも多いのですが。
もう一つ。最終的にミックスを行ったロスで加わった女性コーラスによるゴスペル風身による味わい。
後に、ブラック・ベリーズとしてハンブル・パイのバックも務めた彼女達の貢献も見過ごせないところです。
地下室に、その時に居合わせたメンバーで録音しちゃったナンバーもあったりして。
キースがベースを弾いてたり、果てはジミー・ミラーがドラムス叩いてたりと。その自由さ。
縛られない身軽さも。またストーンズの柔軟性、懐の深さが良い意味で出ているなと思わされます。
タックス・エグザイルとなった故の身軽さ。勿論、危機感もあったでしょうが。そこで吹っ切れたと。
その吹っ切れ方。それがもたらした軽さと、軽さ故の重厚さ。やっぱり凄いアルバムとしか言い様が無いかな。

あっちへ。
フラフラ。
こっちへ。
フラフラ。
相も変わらず。

幾つになろうが。
何にななろうが。
何処へ行こうが。
腰も据わらなきゃ。
心も落ち着かない。

あれも。
好きだし。
これも。
好きだし。
どっちかなんて。選べないんだよな。

なんて。
決めかねてるうちに。
中途半端なままに。
ここまで転がってきちまった。
苔むさないのは。
いいけれど。

要は。
ひとつに。
決められない。
ひとところに。
落ち着けない。

半端もの。
自由だと言えば。
聞えはいいが。
決めてしまえない。
臆病者。

何を。
究めるわけでも。
けりをつけるでも。
無い。
半端者。

捨てられない。
選べない。
いざとなったら。
人知れず。
トンずら決め込む。

ならず者になっても。
チンピラ止まりで。
あっちへ。こっちへ。
フラフラで。
苔のむしてる暇もない。

まぁ。
仕方ない。
そいつが。
どうやら。
俺には向いてるらしい。

ここまで。
きたら。
どこまでも。
ならず者になっても。
フラフラ。フラフラ・・・



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