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2014/12/20 Sat *変わらない物語 / Free

20141220thefreestoryukorg


どうにも。
こうにも。
変えられない。
変わらない。
物語。

そんなものを。
未だに。
後生大事に。
胸に抱いてる。
そんなところが。

本当に。
単純で。
馬鹿で。
駄目なところだと。
自覚はあれど。

その。
乾いている様で。
どこか湿ってもいる。
哀感や情感から。
逃れられない。

結局。
その地平から。
離れられない。
それが。
限界なんだと知りながら。

『The Free Story』'74年リリース。
解散後に編集されたフリーの2枚組ベスト・アルバム。
ヒット曲や代表曲は、ほぼ網羅されていて曲順も年代順ながら考えられていて。
(何故か「Wishing Well」が選ばれていないのが不思議ではありますが)
「All Right Now」のシングル・ヴァージョンとかポール・ロジャースのピースのナンバーとか。
コゾフ・カーク・テツ・ラビットのナンバーとか。マニアックなところにも目配せしていると。
複数あるフリーのベスト・アルバムの中でも未だに一番価値があると思われるアルバム。
フリーってのは。ブルース・ロックとハード・ロックのまさに狭間に存在したバンドで。
ブルース・ロックにしてはキャッチーなんだけど。ハード・ロックほど大仰ではなくて。
それ故にか。英国や日本ではともかく。米国では殆ど受けなかったんですよね。
言っちゃなんですが。どうも。そこら辺りが米国のリスナーってのはなぁ・・・まぁ、いいか。
で、それがフリーの本質、特質をよく表してもいて。どこまでいっても英国的なんですよね。
例えば曲の構成やメロディ、リフとかは。例えばレーナード・スキナードとかと似てるんですけど。
(まぁ、レーナード・スキナードが多分にフリーを意識して、パクってる部分もありますが)
どうやっても。大陸的にならなくて。孤島なんですよね。周囲が断崖絶壁なサウンドなんですよ。
ロジャースのこぶしの効いた歌声と、ポール・コゾフの啼きのギターがね。特にそう感じさせるのかな。
どうしても哀感や情感が着いてまわるんですよね。どうしても滲み出てきちゃうんですよね。
それでいて。湿っぽくなり過ぎずに。どこか乾いた空気が漂ってる。これ英国の空気以外の何ものでもないなと。
だからこそロジャースは、バッド・カンパニーでは敢えて大陸的なサウンドに拘ったんでしょうけどね。
それでも英国の残り香が漏れてましたけど。だからフリーなんて英国の香りがプンプンする訳で。
トラッドとかから繋がる英国の終わらない、変わらない物語を感じて。そこが大好きなんですよね。
不思議なもので。そう思うと。フリーも英国盤の音質が一番しっくりとくるバンドだったりするのです。

どうにも。
こうにも。
終れない。
終らない。
物語。

そんなものを。
未だに。
未練がましく。
胸に秘めている。
そんなところが。

なんとも。
単純で。
馬鹿で。
駄目なところだと。
身に沁みてはいても。

その。
消え去った様で。
どこか残り香が漂っている。
哀感や情感から。
逃れられない。

結局。
その地平から。
飛び立てない。
それが。
限界なんだと知りながら。

その地平から。
離れられない。
飛び立てない。
その森の中を。
彷徨い歩く。

ある筈もない。
物語の。
続きを求めて。
独りで。
物語を語り続けて。

時は。
世は。
変わらぬ様で。
変わっていく。
それを知らぬではない。

ただ。
そんな。
時に。
世に。
逆らってでも。

変わらない。
終らない。
物語を追い求め。
哀感と情感の中に。
埋もれ去っていきたい。

そう。
その地平から。
離れずに。
朽ちてしまいたい。
天邪鬼・・・一人くらいいてもいいだろうと。



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