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2014/12/21 Sun *骨の髄まで / The Kinks

20141221tothebone


骨の髄まで。
沁みて。
行き渡って。
浸って。
漬かって。

何処の骨を。
断ち切ろうが。
沁み込んだ。
そいつが。
溢れてくる。

そいつは。
酒でも。
お姉ちゃんでも。
ありゃしない。
そう。そいつの名は。

ロックンロール。
骨の髄まで。
そいつだけが。
唯一つ。
俺を支えてる。

『To The Bone』'94年リリース。
キンクスの今のところ最後のオリジナル・アルバム。
レイ・デイヴィス所有のコンク・スタジオに観客を入れたのライヴ。
その時の音源が中心になった、一応ライヴ・アルバムなのかな。
当時ブームだったアンプラグドものとも取れますが。
中には通常のバンド編成での演奏もあったりで。その辺りは謎な部分も。
「All Day All Of The Night」で始まって、「You Really Got Me」まで全13曲。
「Waterloo Sunset」や「Sunny Afternoon」とか。目の前で演奏するキンクス。
一緒に合唱する熱心なファン。先ずもってその空気感が堪らないなぁと。
後に2枚組の拡張版もリリースされましたが。そちらはその空気感が足りなくて。
どうにも薄味の印象を受けたのを今でもハッキリと覚えてるなぁ。
狭く、密閉された空間の中で。キンクスとファンが共に燃え上がって。
その熱さを、空気を共有してる。その感じが御機嫌なんですよね。
キンクスの演奏も気合入ってて。レイは煽るし、デイヴは弾き倒してるし。
かと思えばレイもアコギを手にして。飄々と楽しげに歌ってたりもして。
何にしろ。その生々しい臨場感がダイレクトに伝わってくるんだよなぁ。
いいなぁ。ホールやアリーナでの迫力が伝わるライヴ・アルバムも勿論、いいけどさ。
こんな身近に、その息遣いまで感じらそうなライヴ・アルバムも、キンクスには似合うかな。
何だか。熟成されたキンクスのロックンロールがじんわりと、ゆっくりと骨の髄まで沁みてきそうでね。

骨の髄まで。
沁みて。
行き渡って。
浸って。
漬かって。

何処の骨に。
噛り付こうが。
沁み込んだ。
そいつの。
味がする。

そいつは。
アルコールでも。
あの娘でも。
ありゃしない。
そう。そいつの名は。

ロックンロール。
骨の髄まで。
そいつだけが。
唯一人。
俺の友達だ。

骨の髄まで。
ロックンロールに。
浸って。
使って。
酔っ払って。

昨日も。
今日も。
明日も。
今夜も。
この瞬間も。

骨の髄まで。
痺れたまま。
酔っ払ったまま。
千鳥足。
縺れる足でフラフラと。

ははっ。
もう。
骨の髄まで。
喰い尽くされて。
まともに歩けやしねぇ。

それでいい。
それが。
俺が生き残る為の。
唯一の道だったんだから。
それでいい。

骨の髄まで。
ロックンロール。
それだけ。
それだけ。
それだけなのさ。



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