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2014/12/30 Tue *伊達でいこうぜ / Little Walter

20141230thebestoflittlewaltervoltwo


いよいよ。
押し詰りも。
ドン詰まり。
早いもんで。
終っちまうなぁ。

今年も。
また。
色々と。
ゴタゴタと。
あったりして。

追われたり。
弱ったり。
困ったり。
攻められたり。
まったくな。

でもな。
そんな時でも。
膝の震えも。
顔色が変わるのも。
隠してきたよな。

何でも無い。
そんな振りして。
肩で向う風切って。
唇の端に微笑浮かべて。
やってきたよな。

『The Best Of Little Walter Vol. 2』'85年リリース。
かの傑作、『The Best Of Little Walter』の続編として日本独自に編集されたリトル・ウォルターのアルバム。
2枚組、全26曲。勿論『The Best Of Little Walter』とのダブりは無く。未発表曲も6曲と。
ブルース・ハープの天才、ウォルターの魅力の何たるかを世に広く知らしめた素晴らしいアルバムなのです。
確か、'90年代に入ってから本家本元のチェスからも4枚組のCDボックス等がリリースされて。
今では各種の編集盤でその魅力に触れることができるのですが。その先鞭をつけたのがこのアルバムだったと。
このブログでも何度か触れていますが。P-VINEの仕事は世界に誇れるものなのです。
さて。額の向う傷も伊達じゃない、伊達男のウォルター。そのハープの魅力、その凄さ。
アンプリファイドハープの創始者か、否かは議論もあるところの様ですが。とにかく自由自在。
魔法使いか、魔術師の如きにハープを操り、その多彩なサウンドで聴く者をあっという間に魅了してしまうと。
スロー・ブルースも、アップテンポのダンス・ナンバーも。何でも乗りこなしてみせ。
いち早く、ブルースのR&Bへの接近にも対応したと。それでいながらシカゴ・ブルースの香りがプンプンでと。
その香りこそが、伊達男で洒落者のウォルターのコロンだったんじゃないかってくらいに。
酔わされて。恍惚となってしまうのです。まさに魔術師だよな。ウォルターってのは。堪りません。
勿論、そのウォルターを支えた手練れ達。ジ・エイシズやロバート・ロックウッド・ジュニアの好演もあって。
それ故に。シカゴ・ブルースとしての完成度と言うか、カッコ良さが抜群なのも魅力を高めているかな。
ところが。ご存じの様に。どうにも破滅的で刹那的だったウォルター。バックの入れ替わりも激しかった様で。
段々と。荒んでいく様がサウンドにも表れてきてと。それでも。そのハープは光り輝いてるんですけどね。
映画、『キャデラック・ブルース』での描かれ方は極端に過ぎるんでしょうが。
酒と薬と博奕と女に目が無くて。気分屋で。喧嘩早かったと。喧嘩の傷がもとで亡くなったのは有名ですが。
このアルバムでも。D面に収められたセッションなんか。もうやる気の無さがもろに出てて。
テイク35って。一体何なんだよって(苦笑)。ところが。それがまた妙に迫力があるんだよなぁ。
きっとね。怖かったんだろうなと。本当は繊細で小心者で。でも舐められたら終わりだからね。
必要以上に。肩を怒らせて、啖呵切って。震えを押し殺しながら、無謀なことにどんどん首を突っ込んで・・・
馬鹿かも知れない。否、馬鹿なんだな。でも。男には少なからずそんなところがあるからね。
最後の最後まで。それこそ零落れても伊達男を気取ってたであろうウォルター、大好きなんですよねぇ。

いよいよ。
押し詰りも。
ドン詰まり。
あっという間に。
終っちまうんだなぁ。

今年は。
また。
よくぞ。ここまでって。
くらいに。なんだかんだと。
あったりして。

追われたよな。
弱ったよな。
困ったしな。
責められもしたしな。
なんなんだよな。

でもな。
そんな時でも。
歯の震えも。
顔色が醒めるのも。
見せずにきたよな。

何かあったかって。
そんな顔して。
肩で向う風切って。
顔で笑って。心で・・・
やってきたよな。

まぁ。
いいさ。
毎度のことだ。
毎年あることだ。
今更、何でもありゃしない。

ありゃしない。
じゃ済まないところも。
微笑浮かべて。
肩で向う風切って。
伊達を貫いてきたよな。

それでいい。
男だからな。
伊達でいこうぜ。
ハッタリでも。
見栄でもいいからよ。

伊達でいこうぜ。
いけるところまで。
背中見せるくらいなら。
真正面から。
肩ぶつけて。かましてさ。

角を曲がったら。
息ついて。
走りだしゃいいんだから。
伊達でいこうぜ。
男だぜ・・・

でもな。
間違いなく。
ウォルターなんかは。
それで。
命、縮めたんだよなぁ。

不味いな。
長生きするってさ。
二人ほどと。
約束しちまったんだよなぁ・・・
まぁ、なんとかなるか。

伊達でいこうぜ!



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