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2015/01/31 Sat *漂うものの中に / Marianne Faithfull

20150131loveinamist


この。
社会に。
世界に。
漂う。
嫌な感じ。

漠然とした。
不安。
危険。
嫌悪。
不寛容。

そんな。
ものが。
じっとりと。
身に心に。
沁みていく様で。

なんとも。
遣り切れなく。
なんとも。
不快で。
ついつい不機嫌になってしまう。

こんな時だから。

『Love In A Mist』'67年リリース。
マリアンヌ・フェイスフルの4枚目のアルバム。
デッカにに遺した、そして'60年代に遺した最後のアルバムでもあります。
各曲が録音された年代には幅がある様ですが。統一感は失われておらず。
デッカが明確なコンセプトを持ってマリアンヌを売り出していることがわかります。
それは結局、お嬢様であり、お姫様であり。可憐で穏やかなマリアンヌの歌唱が楽しめます。
尤も。マリアンヌがそれを良しとしていたか、満足していたかは不明ですが。
少なくとも'60年代のマリアンヌは良くも悪くも、可愛い女の娘とのイメージが似合っていたかなと。
「Yesterday」から、『シェルブールの雨傘』の主題歌「Ne Me Quitte Pas」まで。
マリアンヌならではの舌っ足らずで可愛らしい歌声がいい感じかなと。
「Ne Me Quitte Pas」では気品すら漂う辺りは。流石は貴族の血を引く女性だなと感じさせます。
まぁ、今となっては。この“表の顔”の裏側で行われていたことが。
決して周りがマリアンヌを堕落させただけでないことは、周知の事実なんですけどね。
う~ん。だから女性は怖いよななどと思わず。その完璧な演技に騙されて。
可愛らしい歌声を楽しむのが得策かなと。その儚げでもある歌声で。
マリアンヌの周囲にはそれこそ漂う霧の中に愛情と優しさがさり気無く見え隠れしている様で。
濡れるのも構わずに。その霧の中を歩いていたいなと思わせるものがあるので。
それにしても。'70年代後半の復活後とのギャップは。その激しさは。それはそれで魅力的ですね。

この。
社会を。
世界を。
覆う。
嫌な感じ。

影を落とす。
不安。
危険。
嫌悪。
不寛容。

そんな。
ものが。
じっとりと。
身に心に。
纏わりつ様で。

なんとも。
遣り切れなく。
なんとも。
心細く。
ついつい俯き加減になってしまう。

こんな時だから。

漂うものの中に。
微かでも。
愛情が。
その気配が。
感じられないものかと。

覆いつくすものの下に。
僅かでも。
愛情が。
その匂いが。
感じられないものかと。

僅かでいい。
微かでいい。
愛情が。
見え隠れはしないかと。
そんなことを思いながら。

漂うものの中に。
消えない灯りを。
一筋の光を。
探し求めている。
自分がいる。



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