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2015/02/01 Sun *肝っ玉 / Big Mama Thorton

20150201shiesback


まったく。
何と言うか。
恐れ入るしか。
ない時が。
あるんだよな。

経験してきた。
潜ってきた。
事柄の多さ。
その重さ。
そいつがね。

確かに。
こちらとは。
比較にならない。
ものがあるんだろう。
それにしてもだ。

よくぞ。
そこまで。
色々と。
諸事。
心得ていられるなと。

肝っ玉の据わり方が違うんだなぁ。

『She's Back』'70年リリース。
その体格、そして歌声からビッグ・ママと呼ばれたウィリー・メイー・ソートン。
「Hound Dog」そして「Ball And Chain」のオリジネーターとしても知られるビッグ・ママ。
このアルバムはジャニス・ジョプリンが「Ball And Chain」をカヴァーしたことで。
再び脚光を浴びることとなった為に編集されたと思われるアルバムで。
ビッグ・ママの全盛期とも言い得る'50年代のピーコック音源から選曲されています。
'60年代~'70年代にかけてはマディ・ウォーターズのバンドをバックに従えていて。
シカゴ・ブルースのイメージも強いビッグ・ママですが。元々は西海岸で活躍していて。
ジョニー・オーティス楽団などで歌っていたと。そして'53年に「Hound Dog」が大ヒットして。
一躍スターの座へと躍り出たのでした。未だ歌声に若さはあるものの。
堂々とした歌い振り、シャウトでバックをも圧倒する。その原始的とも言える迫力。
もう、何と言うか。堂々としたなんてものではなくて。肝っ玉の据わり方が違う感じです。
こいつはねぇ、群がる猟犬、言い寄ってくる男ども(= Hound Dog)もねぇ敵わないだろうなと。
甘く見るんじゃないよ。私はそんなに柔じゃないよ。出直しておいでってとこだな。
そのビッグ・ママの脂の乗った歌声を、淡々と支えるバックのサウンドとの対比も見事で。
ここらはピーコックと言うレーベルの自社のアーティストに対する真摯な姿勢が窺えるかなと。
このジャケットも実に見事にビッグ・ママの“歌声”を捉えていて。
このアルバムを制作したバック・ビートも愛情に溢れたいい仕事をしてるなと思います。

まったく。
何と言うか。
参りましたとしか。
言えない時が。
あるんだよな。

経験してきた。
生き抜いてきた。
年月の長さ。
その重さ。
そいつがね。

確かに。
こちらとは。
端っから違う。
そうなんだろう。
それにしてもだ。

よくぞ。
そこまで。
淡々と。
諸事。
覚悟していられるなと。

肝っ玉の据わり方が違うんだなぁ。

何が起きても。
何が起ころうとも。
どうにかなると。
信じて。
微塵も疑わない。

何が起きようが。
何がやってこようが。
どうにでもなると。
信じて。
揺るぎもしない。

あんなことも。
こんなことも。
やってきたんだから。
乗り越えてきたんだから。
この先、何が来たって。

どうってことないよと。
なんとかなるでしょと。
その微笑が語ってる。
敵わないね。まったくもって。
乗り越えられないなぁ。

身体の。
大小とは関わりなく。
その。
肝っ玉の大きさ、太さ。
伊達に長生きしてるんじゃないなと。

そんな。
戦争も。
復興も。
色んなものを。
乗り越えてきた肝っ玉に、安らぎを覚えたりするんだな。



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