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2015/02/10 Tue *腰を振れ、腰を振れ / Elmore James

20150210elmorejames


笑いたければ。
楽しみたければ。
さぁ。
思いっきり。
ステップを踏もう。

弾みたければ。
弾けたければ。
さぁ。
思いっきり。
ジャンプしよう。

喜びたければ。
喜ばせたければ。
さぁ。
思いっきり。
腰を振ろう。

嫌なこと。苦いこと。
沈むこと。悩ましいこと。
さぁ。
思いっきり。
今だけは振り切ってやろう。

『Elmore James』'75年リリース。
英国ベル・レコードが編集したエルモア・ジェイムズのアルバム。
それが入手困難になった際に改めて日本で編集、制作されたのがこのアルバムでした。
当時のCBSソニーがブルースに力を入れていた為と思われますが。
何故かレーベルはアリスタ(当時は東芝EMIが権利を持ってたのかな?)になってます。
まぁ、ブルースの場合。その辺りの権利関係が複雑と言うか、いい加減だったりしましたからね。
さて全12曲が収録されたこのアルバム。'59年~'62年にファイア・レーベルに録音されたもので。
'63年に心臓発作で急逝したエルモアの後期の姿を捉えたものとなります。
エルモアと言えば。そえはもうロバート・ジョンソン譲りのスライドが何と言ってもその魅力で。
ジョンソンのそれをアンプリファイドして豪快にギュワワワワーンってのが定番な訳で。
このアルバムにも「The Sky Is Crying」「Dust My Broom」と言った代表的なナンバーが収録されています。
初期と異なるのは。南部出身のエルモアがこのアルバムの前にはシカゴでの録音を経験したせいか。
所謂エルモアのイメージからすると、随分と洗練されたギターと歌声を聴かせてるところかな。
スライドは単弦中心になり、歌声にも技巧を凝らしていたりと。以前には無かった面を見せています。
でもエルモアですからね。時代に迎合して軟弱になった様なことは無く。
要は力任せでなくても。熱いブルースを奏で、歌うことが出来る様になったと。そういうことで。
その暑苦しさ、猥雑さ。些かも衰えることなく。エルモアのブルースであり続けているのです。
これも十八番の「Shake Your Money Maker」の乗りの良さ。こいつで腰が動かなきゃ、腰を振れなきゃ。
男も、女も。お互いに悦ばせられないし。その手の稼業のお姐さんは稼げないだろうと。
まぁ、そんな歌が実に真に迫りつつ、ユーモラスでもある。ブルースの神髄を爆発させるエルモアです。

笑っちゃおう。
楽しんじゃおう。
さぁ。
思いっきり。
ステップを踏んで。

弾んじゃおう。
弾じけちゃおう。
さぁ。
思いっきり。
ジャンプして。

喜んじゃおう。
喜ばせちゃおう。
さぁ。
思いっきり。
腰を振って。

嫌なこと。苦いこと。
沈むこと。悩ましいこと。
さぁ。
思いっきり。
今だけは振り切ってちゃおう。

腰を振れ、腰を振れ。

俺達には。
どんな時も。
いつだって。
ロックンロールが。
ブルースがついている。

嫌なことばかり。
目に入る。耳に入る。
苦しいことばかり。
背負わされる。
沈まずにいられない。悩まずにいられない。

だから。
ステップ踏んで。
ジャンプして。
腰を振って。
振り切って。

ロックンロールの。
ブルースの。
女神を、神様を振り向かせるんだ。
悦ばせるんだ。
悦ばせてもらうんだ。

腰を振れ、腰を振れ。



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