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2015/02/13 Fri *狂わずにはいられない / John Lee Hooker

20150213madmanblues


どうしても。
どうやっても。
抑えきれない。
抑えておけない。
そんなものが潜んでいる。

普段は。
顔にも出さず。
口にも出さず。
時には頭を離れている・・・
様に思えることもある。

だが。
決して。
離れてなどいかない。
ひと時も消えはしない。
もはや棲んでいるのだ。

どうしても。
どうやっても。
抑えきれない。
抑えておけない。
そんなものがある限り。

狂わずにはいられない。

『Mad Man Blues』'84年リリース。
チェスで編集された『The Real Folk Blues』をベースに。
日本独自に2曲を追加したジョン・リー・フッカーのブルース。
ジャケットは『The Real Folk Blues』でタイトルだけ『Mad Man Blues』にと。
このジャケットのデザインがピッタリとはまってて。いい仕事してるよなと。
さて『The Real Folk Blues』から選ばれた9曲は全曲'66年の録音で。
マディ・ウォーターズやハウリン・ウルフの同名のアルバムと同様に。
決して弾き語りでフォーク・ブルースをやってるわけではなくて。
バンド・スタイルでシカゴ・ブルースを聴かせてくれます(フォーク・ブルース・ブームの便乗商法)。
実はジョン・リーの場合、その奏法や小節数の数え方がかなり独自なので。
本人も俺は弾き語りの方が好きだと認めていたりするのですが。
ここではジョン・リーに自由にやらせて、バンドがそれについていくと言う。
かなり冒険的で。しかもバックが相当腕達者じゃないと出来ない手法をとってるのですが。
それが見事にはまって。ジョン・リーの生き生きとしてると。ここらは流石チェスって感じですかね。
そして追加で収録された「Mad Man Blues」と「Hey Boogie」は'51年の録音で。
これがジョン・リーのエレキの弾き語りとストンプ(足踏み)によるものなのですが。
その迫力、乗りはバンドがついた時を凌ぐんですよね。録音された年代差をものともしない生々しいド迫力。
やっぱり。ジョン・リーは弾き語りの人なのかなと。そう思わされます。凄まじいんですよね。
まぁ、「Mad Man Blues」なんて実らぬ恋、嫉妬に狂う男心なんてのは。そう一人が似合うわな(笑)。

どうしても。
どうやっても。
抑えなきゃいけない。
抑えておかなきゃいけない。
そんなものが潜んでいる。

絶対に。
顔にも出さず。
口にも出さず。
時には本当に消えてしまった・・・
様に思えることもある。

だが。
決して。
消えてなどいない。
ひと時も消えも、離れもしない。
もはや棲んでいるのだ。

どうしても。
どうやっても。
抑えなきゃいけない。
抑えておかなきゃいけない。
そんな思いがある限り。

狂わずにはいられない。

抑えきれないから。
抑えななきゃいけない。
抑えておけないから。
抑えておかなきゃいけない。
そいつが俺を悩ませる。

身勝手。
甘さ。
狡さ。
自業自得。
そいつは百も承知。

それでも。
棲んでるものが。
棲んでる思いが、
ある以上。
認めなきゃ嘘になる。

身勝手。
甘さ。
狡さ。
自業自得。
そいつは受け止めなきゃならない。

それでも。
棲んでるものが。
棲んでる思いが。
思わず溢れ出て。
呟いてしまう時もある。

狂わずにはいられない。



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