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2015/02/26 Thu *振り払え、突き抜けろ、その先に / Tear Gas

20150226teargas


誰が。
撒いたか。
知らないが。
白い煙が。
辺りに立ち込め。

一寸先も。
見えやしない。
その煙を吸って。
多くの人が涙を流してる。
心の底で泣いている。

見えない筈の。
一寸先の。
その先の。
光景が心に浮かんで。
血の涙を流してる。

誰かが。
ほら。
今日も。
あそこで。
撃っている。撒いている。

迷うな。
負けるな。
振り払え。
突き抜けろ。
その先に。

『Tear Gas』'71年リリース。
グラスゴー出身のハード・ロック・バンド、ティア・ガスの2ndアルバム。
印象的ながらも。一目見ただけでは何が写ってるのかわからないジャケット。
こういう仕業をするのはヒプノシスで。生卵を握りつぶした、その一瞬なんだとか。
ヒプノシスがこのアルバムのサウンドを聴いてから制作したのか、否かは定かではありませんが。
もし。耳にしていたのだとしたら。流石はヒプノシス。見事にそのサウンドを表現しています。
強力なリズム隊が叩き出す強靭なビート。その上を自由自在にドライヴするギター。
更には個性的で印象の強いリフを連発していて。この時代のハード・ロック・バンドとしては驚異的だなと。
なかなか。ここまで個性的で、聴かせて、カッコ良いバンドもないぞと。唸らされます。
なのに。当時は商業的には成功には程遠かったと言うのですから。う~ん、よくわからんなと。
メドレーで収められている「Jailhouse Rock」と「All Shook Up」なんてね。
ジェフ・ベック・グループをも凌駕してると思うんだけどな。ヴォーカルを除けばね。そうヴォーカルが弱いんだな。
で、このアルバムを最後に解散。ヴォーカルを除くメンバーは新たなヴォーカリストを迎えて再出発・・・
と言うか。同郷の稀代のトリック・スター、アレックス・ハーヴェィに見初められて。
そう。あのザ・センセーショナル・アレックス・ハーヴェィ・バンド(SAHB)に生まれ変わるんですよね。
クリス・グレンとエディ(テッド)・マッケンナのリズム隊、稀代のリフ・メーカーであるギタリスト、ザル・クレミンソン。
この3人が揃っていたわけですから。後はそこに足りないものを加えれば化学変化を起こして。
爆発して。シーンのトップに躍り出るのも当たり前だったとも言えるんですよね。
まぁ、SAHBではアレックスの個性が強すぎて(クレミンソンはピエロのメイクで対抗?してましたが)。
外連味が強くなり過ぎてしまったきらいもあって。だからかな。なおさらストレートなこのアルバムが愛しいと。
でも。あの時代に。他の有象無象を振り払って、突き抜けるには必然の出会いではあったのかな。

誰が。
拡散したか。
知らないが。
白い煙が。
辺りを覆いつくし。

足元も。
見えやしない。
その煙に巻かれて。
多くの人が涙を流してる。
心の底から泣いている。

見えない筈の。
足元の。
その崩れ落ちる。
光景が心に浮かんで。
血の涙を流してる。

誰かが。
ほら。
今日も。
あそこで。
撃っている。迫ってくる。

迷うな。
負けるな。
振り払え。
突き抜けろ。
その先に。

その先にこそ。
もう。
我々の。
生きられる。
世界は無い。

この煙の様な。
異様な空気に。
巻かれ。覆われ。
取り込まれ。
何も感じなくなる前に。

泣ける。
涙が流せる。
今の内に。
さぁ。
立ち上がれ。

迷うな。
負けるな。
振り払え。
突き抜けろ。
その先に。

希望を。
抱かせる。
出会いがあれば。
変化が起きれば。
未だ。望みはあるはずだ。

だから。
そう。
振り払え。
突き抜けろ。
その先に。



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