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2015/03/03 Tue *それが運命 / Hadda Brooks

20150303fammefatale


もし。
それが。
運命ならば。
それを。
受け入れよう。

誰の。
せいでもなく。
誰が。
悪いのでもなく。
ただただ。

自分が。
自分の中の。
何かが。
初めて会った時から。
惹きつけられた。

それで。
総て。
それで。
決まり。
そういうこと。

どうなろうと。
どうにもならなくても。
それでも。
惹かれるままに。
そのままに。

『Famme Fatale』'57年リリース。
女性ブギ・ウギ・ピアニスト、そしてヴォーカリストとして一世を風靡したハダ・ブルックス。
その軽やかな指さばきと、その味わい深い歌声、その可憐なルックスで。
酒場やクラヴで数多くの男どもを虜にしたハダ。さぞ魅力的だったことと思われます。
『ハダ・ブルックス・ショー』なるTV番組も持っていたそうですから。当時としては破格の扱いかと。
そのハダの意外にも唯一のオリジナル・アルバム。SP盤や他のピアニストの共演盤はあるのですが。
その人気に比して、この扱い。当時の黒人ミュージシャン、女性の置かれていた状況が窺えます。
さて。ここでのハダは。ブギ・ウギを封印して。スローなナンバーをじっくりと聴かせてくれています。
殆どのナンバーがハダのヴォーカルとピアノ、それにギタリストの2人だけで演奏されているのですが。
この組合せ、アレンジが実に秀逸で。特にヴォーカリストとしてのハダの魅力を知るには。
これ以上のものは無いかなと。味わい深く渋く、時に語りかける様なその歌声。
身体の、胸の内の深いところから湧き上がってくる様なその歌声。なんとも言えず惹きつけられて。
便宜的にはブルースの範疇に収められるハダですが。ジャズやシャンソンを思わせるものもあって。
その歌声に。ツボを押さえたピアノが色を添え、繊細なギターが絶妙につかず離れずと。
同じ様なテンポのナンバーが続くのですが。少しも飽きることがありません。
むしろ。聴きすすむうちに。その世界にどんどん惹き込まれ、魅せられてしまう。そんなアルバムです。
もし。タイム・スリップして。何処かの酒場でハダと出会ったら、そのピアノと歌声に触れたら。
間違いなく。恋に落ちるでしょうね。それが叶わぬ思いだとわかっても。思い続けるだろうなぁ。
そう。アルバム・タイトルの如く。男の心に運命、宿命として残る。魔性の女性でもあるのです。
ハダも。自分がどう見られているか、どう感じられているかを意識していたのでしょう。それでも。魅入られるな。

もし。
それが。
運命でも。
それを。
受け入れはしない。

誰の。
せいにもしない。
誰が。
悪いとも思わない。
ただただ。

自分が。
自分の中の。
何かが。
再び会った時から。
惹きつけられた。

そこで。
総て。
そこで。
決めた。
そういうこと。

どうなろうと。
どうにもならなくても。
それでも。
魅せられるままに。
そのままに。

出逢ったのが。
惹きつけられたのが。
それが。
運命ならば。
受け入れよう。

何が。
あっても。
変わることなく。
思い続けよう。
それしかできなくても。

再び出逢った。
魅入られた。
それが。
運命ならば。
受け入れよう。

タイミングや。
様々なものが。
妨げになる。
それも。
運命ならば。

それは。
受け入れはしない。
例えそうであっても。
例え叶わぬことがあっても。
思い続けよう。

惹かれるままに。
魅せられるままに。
何かが、何もかが叶わない。
それが。
運命だとしても。

もはや。何も揺るぎはしない・・・



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