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2015/03/06 Fri *繋がりが生まれる / Trapeze

20150306youarethemusicwearetheband


道を。
急ぎ。
慌てて。
扉を開けて。
飛び込む。

チケット代を。
払って。
一杯、飲んで。
辺りを見回して。
腰を下ろす。

ざわめき。
話し声。
チューニングの音。
やがて。
照明がおちる。

バンドの。
音が鳴り響く。
ギターが。
ベースが。
ドラムスが。

唸りを上げる。
叫びを上げる。
さぁ。
やろうぜと。
楽しもうぜと。

その瞬間に。
生まれるものがある。

『You Are The Music...We Are The Band』'73年リリース。
グレン・ヒューズがディープ・パープル加入前に在籍していたことで知られるトラピーズ。
まるでライヴ・アルバムの如くのジャケットのこのアルバムが3枚目のオリジナル・アルバムで。
そして。結果的にはグレン在籍時のラスト・アルバムともなりました。
トラピーズって。最初はムーディー・ブルースに見いだされて。1stではプログレ的なサウンドを出していて。
それが全然注目されずに。5人編成から3人編成になって。グレンが主導権を握って。
そこからハードでファンキーなバンドとして注目を浴びる様になったと。
このアルバムも。ジャケットと同様に。ライヴなのかなと思われるその弾むサウンド。
ギターと、ベースと、ドラムスが。実に見事に繋がって一つの世界を作り上げていく。
その過程で生じるダイナミズムが素晴らしくて。聴いてるこちらも惹き込まれていくところがいいかなと。
中でもグレンの唸って弾けるベースとハイ・トーンが特徴的なヴォーカルは既に一級品の域に達してるなと。
そんな変身したトラピーズ、グレンが注目を浴びないでいられる訳もなく。
確かこのアルバムに伴うツアーでディープ・パープルの前座をやってて。そこで声をかけられたと。
しかも一説によると。最初はイアン・ギランとロジャー・グローヴァー両方の後任って話だったらしく。
それは相当に美味しい話だったんじゃないかなと。ただトラピーズが軌道に乗り出していたので。
一度はグレンも断った。しかしツアー終了後に再度声を掛けられて。結局ベーシストとして参加したと。
グレン在籍時のパープルのマークⅢ、マークⅣ時代が好きな自分としては。良かったなと思うのですが。
一方でパープルでは当然制約もあった筈で。ここでのトラピーズの伸び伸びとしたサウンドの続きを。
そのサウンドがどんな共鳴を起こし、どう繋がっていったかにも興味があるんですけどね。

明るい。
ステージから。
放たれる。
眩いほどの。
輝きを受けながら。

グラスを。
傾け。
手の中で転がしながら。
輝きを放っているのは。
照明だけではないと。

ギターが。
ベースが。
ドラムスが。
そして。
歌声が輝いている。

バンドが。
全体で。
唸り。
叫び。
共鳴している。

その。
共鳴が。
客席を照らす。
客席を輝かせる。
さぁ、こいよと。

その瞬間に。
生まれるものがある。

ギターが。
ベースが。
ドラムスが。
歌声が。
共に響き合う。

その響きが。
一体となって。
向ってくる。
眩い輝きと。
強い揺れとなって。

さぁ。
一緒に。
輝いてみないか。
揺れてみないか。
伝わったなら。

繋がったなら。
共に。
響いてみないか。
鳴いてみないか。
楽しくなるぜと。

その瞬間に。
生まれるものがある。
ステージと。
客席に。
繋がりが生まれる。

唸る。
弾ける。
ダイナミズム。
共にあらんとする魂。
繋がりが生まれる。

そんな。
瞬間に。
出会えるのが。
ライヴの。ロックの。
醍醐味の一つなんだよな。



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