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2015/03/14 Sat *総ての人が / Van Morison

20150314avalonsunset


夕陽。
沈みゆく。
その姿を。
目にしながら。
不意に。

また。
明日も。
夕陽を。
目に出来るのだろうかと。
否、そもそも。

明日。
朝陽が。
昇りゆく。
その姿を。
目に出来るのだろうかと。

そんな。
思いに囚われる。
そんな。
瞬間が夕陽と共に。
訪れることがある。

誰にも。
そんな瞬間が。
訪れるのだろうか。
そして。
その思いの重さは・・・

『Avalon Sunset』'89年リリース。
ヴァン・モリソンの'80年代最後のアルバム。
先ずはヴァンらしくない穏やかで優しげなジャケットに困惑しますが。
気難しくとっつき難い面が強調されがちなヴァン。
その歌声にも。時にあまりに崇高過ぎてついていけないかなと感じたり。
でも。'80年代以降のヴァンのアルバって。優しく穏やかだったりするんですよね。
決して角が取れたとか、丸くなったって意味では無くて。孤高の存在ではあるんですけど。
何だろうな。その声の表現、出てくるものに温かみが増したのかな。
う~ん、丸くはなって無くても。肩の力は抜けたのかな。それが歌声に自然に反映されたと。
どのみち。このアルバムも'70年代の数多い傑作と共に時代の垣根など軽く飛び越えてしまいます。
多少、定型的になって。甘ったるく感じられる歌もあるにはあるのですが。
そこはヴァンの歌唱力、存在感で大した問題にも成らずに済んでるってところですかね。
ヴァンのソウルだろうがブルースだろうが見事に自分のものに咀嚼してみせる力。
そこから生み出される歌には、ゴスペルと同様の昂揚感と清らかさが伝わってくるんですよね。
以前にも書いたかもしれませんが。ヴァンのアルバムってのはどんなに売れなくても廃盤にならないと。
そんな話が業界で囁かれるくらいに。やはり特別な歌の力を持った、特別な存在なんですよね。
もしね。初めて訪れるロック・バーがあって。扉を開けたらヴァンが流れてたら。それだけでいい店かなとかね。
とにかく。総ての人に一度は聴いてもらいたい歌声、それがヴァンの歌声なんですよね。

夕陽。
沈みゆく。
その姿を。
目にしながら。
漠然と。

また。
明日も。
夕陽を。
見送ることが出来るのだろうかと。
否、そもそも。

明日。
朝陽が。
昇りゆく。
その姿を。
迎えることが出来るのだろうかと。

そんな。
不安に襲われる。
そんな。
瞬間が夕陽と共に。
胸を過ぎることがある。

誰にも。
そんな瞬間が。
訪れるのだろうか。
そして。
その思いの重さは・・・

人にもより。
社会にもより。
国や地域にもより。
どれだけ。
切実に思うか。

それは。
様々に。
異なるのだろう。
そして。
その結果も。

それは。
様々に。
異なるのだろう。
本来なら。
平等であって然るべきなのに。

総ての人が。
明日の夕陽を。
その前に。
明日の朝陽を。
目に出来る様にと。

総ての人が。
その夕陽に。
その朝陽に。
己が理想の社会を。
夢みれる様にと。

柄にも無く。夕陽に願ってみたりする。



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