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2015/03/16 Mon *摩擦、軋轢、そして・・・ / The Soul Children

20150316friction


摩擦。
生じなきゃ。
楽なんだろうな。
でも。
滑りっぱなしになるか。

その。
係数が。
いつでも。
いい按配で。
あればいいんだろうけど。

十人十色。
わかっちゃいるが。
わかった気ではいるが。
どこまでだか。
そいつは何とも言えなくて。

どうしても。
違和感が生じて。
遺物に変わって。
胸の奥底に。
澱んでいって。

黒くなり始めると。
総ての。
摩擦を消してしまいたくなって。
狂気が目覚めて。
凶器を手にしたくなる。

『Friction』'74年リリース。
後期スタックスを支えた男女混成の4人組ソウル・チルドレン。
その最高傑作との呼び声も高い4thアルバム。
アルバム・タイトル、そしてヒットした「I'll Be Other Woman」に象徴される様に。
摩擦、男女間の心情のもつれをテーマとして制作されたアルバムです。
しかし、本当に。ソウルってのはその手のテーマを歌ったものが多いなぁ・・・
全体にスローなバラードが中心を占めていて。語りから始まるナンバーもあって。
いずれも導入部から徐々に惹き込まれ、一気に深みへと嵌ってしまう。
あるいは一気に高みへと昇らされてしまう。その歌声に宿る力と熱さが堪りません。
スタックスならではの重厚なサウンドを従えて。有無をも言わさず聴かせてしまう。
後にエピックに移籍してからも活躍したソウル・チルドレンですが。
やはりドナルド・ダック・ダンやアル・ジャクソン、そしてメンフィス・ホーンズのサウンドが似合います。
(1曲だけマッスル・ショールズ・リズム・セクションをバックにした録音が含まれています)
男としてはやはりシュレブラ・バネットとアニタ・ルイスの2人の女性ヴォーカルが気になるところですが。
深く味わい深いバネットと若く弾けるアニタ。そのバランスの良さも魅力を高めている要因かな。
この後に。内輪もめだかなんだかで。3人組になってしまうんですけどね。勿体なかったかなと。
その意味ではこのアルバムを制作した時期がソウル・チルドレンとしてはグループ内の関係。
摩擦とか軋轢が変に弱くも強くも無く。いい具合に刺激し合いながら調和を保っていた絶頂期だったのかな。

軋轢。
生じなきゃ。
楽なんだろうな。
でも。
前に進まなくなるか。

その。
度合が。
いつでも。
いい具合で。
あればいいんだろうけど。

百家百論。
わかっちゃいるが。
わかった気ではいるが。
どこまでだか。
そいつは何とも答えられなくて。

どうしても。
違和感を生じて。
遺物を受け容れられずに。
胸の柔かいところが。
硬くなっていって。

黒く塗られてしまうと。
総ての。
軋轢を消してしまいたくなって。
狂気が目覚めて。
凶器を手にしたくなる。

そう。
いつも。
いつでも。
いまでも。
眠ってるだけなんだ。

摩擦。
軋轢。
いつ。
どこかで。
ラインを越えたら。

目覚めた。
狂気は。
抑えようがなくなる。
振り上げた。
凶器は止まらなくなる。

その。
結果が。
何を呼ぶか。
何を引き起こすか。
知っている。

だから。
恐い。
怖ろしい。
狂気に歯止めが無いことを。
凶器など何処にでもあることを。

知っている。
知ってしまっている。
だから。
摩擦も。軋轢も。
上手くやり過ごして。

そして。
調和の中で。
確実に。
前へと進めればと。
思いはするのだが。

狂気が。
凶器が。
調和を許さない。
そんな時がまた来るんじゃないか。
そいつが。俺を追い詰める・・・



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