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2015/03/25 Wed *真夜中午前三時過ぎ / Clarence Gatemouth Brown

20150325okiedokiestomper


どんな日も。
晴れの日も。
雨の日も。
風が強い日も。
弱い日も。

滅多にないけど。
午前中から調子がいい日も。
殆ど毎日だけど。
夕方近くになって覚醒する日も。
どんな日も。

決まって。
眼が冴えて。
頭が回りだして。
意味も無く。
心踊る時間帯がある。

真夜中午前三時過ぎ。
そう。真夜中。
真夜中のひと時だけは。
何があっても。
血が騒ぎだす。

街も。
他人も。
殆どが寝静まった。
この時間こそ我が時間。

『Okie Dokie Stomper』'78年リリース。
テキサス・ブルースの怪人、クラレンス・ゲイトマウス・ブラウン。
その最初の全盛期であるピーコック時代'49年~'59年の録音から編集されたアルバム。
その軽快にして切れ味鋭いジャンプ・ブルースでスターとなったゲイトマウス。
なのに何故か当時アルバムが制作されることは無く。遂に業を煮やした(?)中村とうようが。
自信所有のSP盤からの針起こし等をしてこの世界初のゲイトマウスのアルバムを世にだしたんだか。
そもそも。ピーコックってレーベル自体がゲイトマウスの為に創業されたものだったんですけどね。
結局米国では’80年代半ばにゲイトマウスが再ブレイクしてから初めてピーコック音源がアルバムになったと。
つくづく。日本って国はブルースに理解のある、何よりもブルースを愛してる国なんだなと思います。
それにしても。ゲイトマウスのギターの切れ味の鋭さ。鈍く光る刃物の如きその迫力。
代表曲の一つ、「Midnight Hour」ではその闇夜を切り裂く様に突き進むゲイトマウスのギターと。
それに呼応して更に切り口を拡げていく様なバンドの迫力とが相乗効果を生んでいて。
その迫力に溢れたやりとりは暴力的とさえ言えて。背筋が凍りつくと同時に妙な昂揚感をもたらします。
因みに。この時代は未だブルースだけをやりつつも。ハープやバイオリンも演奏していますが。
元々広範囲に雑食に音楽を飲み込んで換骨奪胎するタイプの人だった様で。
後年はギターだけでなく、バイオリンなどを演奏する比率が高くなって。ブルース・マンと呼ばれるのが大嫌いで。
俺はブルースをやってるんじゃない、アメリカン・ミュージックをやってるんだと。事あるごとに吠えてたとか。
実際に初来日のステージでは殆どギターを手にせずに日本のブルース・マンの度肝を抜いたとか。
最後の来日はブルース・カーニヴァルで。ラストにDr.ジョンとのセッションが用意されていたのですが。
我関せずと自在に暴れてたもんなぁ。刃物の鋭さと昂揚感。ゲイトマウス自身もそれだけを求めていたのかな。

どんな日も。
ハレ日も。
ケの日も。
高揚する日も。
しない日も。

滅多にないけど。
興奮しながらも穏やかでいられる日も。
殆ど毎日だけど。
怒りのあまりに冷めてしまう日も。
どんな日も。

決まって。
眼が冴えて。
頭が回りだして。
意味も無く。
体が疼く時間帯がある。

真夜中午前三時過ぎ。
そう。真夜中。
真夜中のひと時だけは。
何があっても。
胸が騒ぎだす。

街も。
他人も。
殆どが休んでい鵜r。
この時間こそ我が時間。

真夜中午前三時過ぎ。

冴えた目を見開いて。
血の、胸の騒ぐままに。
頭を巡らせて。
心の踊るままに。
体の疼くままに。

時に。
忍び足。
時に。
飛ぶ様に。
闇を切り裂いて。

あらゆる。
束縛から逃れて。
自由に。
跳んで。
踊って。

胸の奥の。
鈍く光る刃物を。
思い。
高揚しながらも。
怜悧に徘徊してみせる。

真夜中午前三時過ぎ。
この時間こそ我が時間。



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