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2015年4月

2015/04/26 Sun *雑踏の中にこそ / Robert Nighthawk

20150426liveonmaxwellstreet


ごみごみしてて。
煩くて。
薄汚くて。
怪しくて。
そんな雑踏の中。

そんな雑踏の中にこそ。
本物がある。
そいつを。
一見して見抜けるか。
雑音の中から聞き分けられるか。

自分の嗅覚を。
信じて。
その匂いを嗅ぎつけて。
辿り着いて。
迷わずにその扉を開けられるか。

どうだい。
自信はあるかい。
表面だけ。
小奇麗な通り。
そこしか歩いたことがないんじゃ。

あんたは。
人生の半分以上を。
本物を知らずに。
過ごしてることになるんだぜ。
そいつは勿体ないと思わないかい。

薄汚い。
煩い。
怪しい。
そんな雑踏の中に。
足を踏み入れる勇気があるかい。

『Live On Maxwell Street 1964』'79年リリース。
戦前からリー・マッコイ等の名前で活動を始めて。
チェス在籍時代には「Sweet Black Angel」「Anna Lee」等のヒットを放った。
そんなロバート・ナイトホーク。暫く表舞台から消えていたナイトホーク。
そんなナイトホークをシカゴの路上で発見し、そのリアルなライヴを録音したアルバム。
何故、発表までに10数年かかったのか。倉庫の片隅にでも忘れられていたのか。
とにかく。だとしたら。あまりにも勿体ないと思わされる実に生々しいライヴが捉えられています。
雑踏の中、掛け声や、それこそざわめきも録音されていて。あたかもその場に居合わせているかの様な。
そんな錯覚を起こすほど生々しい音で。ナイトホークの時に鋭く、時に口説く様なスライドを。
その切れ味鋭く、スライドの息遣いまで聴こえそうなライヴを体験できるんだから。
もう、これ以上のブツは無いのではないかと。運よくレコード会社との契約に在りつけて。
録音出来て、ツアーに出れれば御の字で。名のあるブルースマン達も日常は。
こうして雑踏の中や、更にゲットーの奥深くで演奏して日銭を稼いで糊口を凌いでいたんだと。
そんな厳しい現実を改めて思い起こさせられもしますが。故にそのブルースがリアルに迫ってくるのです。
路上での録音故、音質は粗かったりするのですが。そんなものをモノともしない。
荒涼とした空気と怪しい甘さが混ざり合ったスロー・ブルースなんてね。堪ったもんじゃありません。
本物の、日常のブルースがここにはあるのです。バックにはジョニー・ヤングとキャリー・ベルが参加してと。
どうも。それだけでなく。飛び入りしてるブルースマンもいそうな感じで。それがまたいいんだなぁ。

ごちゃごちゃしてて。
五月蠅くもあって。
薄暗くて。
危なくて。
そんな雑踏の中。

そんな雑踏の中にこそ。
真実がある。
そいつを。
その一筋の灯りを見つけられるか。
騒音の中から聞き分けられるか。

自分の嗅覚を。
信じて。
その微かな匂いを頼りに。
辿り着いた。
その扉の向こうを信じられるか。

どうだい。
自信はあるかい。
目につくところだけ。
異様に磨かれな通り。
そこしか歩いたことがないんじゃ。

あんたは。
人生の半分以上を。
真実を知らずに。
過ごしてることになるんだぜ。
そいつは損だなと思わないかい。

薄暗い。
五月蠅くて。
危ない。
そんな雑踏の中に。
足を踏み入れる勇気があるかい。

そんな雑踏の中。
そんな雑踏の奥。
一際怪しい。
扉を開けられるかい。
扉の向こうを信じられるかい。

そこに。
ある。
怪しくて。危なくて。
でも。優しく震える。
波動を感じられるかい。

あんたの人生。
あんたの歩き方。
俺には関係のないこった。
どこを歩こうが。
どこまで足を踏み入れようが。

それは。
あんたの自由。
でも。
知っておいても。
損は無いと思うけどね。

雑踏の中にこそ。
その奥にこそ。
本物が。
真実が。
あるってこともあるんだってね。



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2015/04/25 Sat *手にしたものは / Koko Taylor

20150425igotwhatittakes


手にしたものは。

やっと。
ここまで。
転がり続けて。
どうやら。
こうやら。

自分の。
望みに近い。
空気や。
匂い。
漂う世界。

そんなものが。
あそこに。
ここに。
あるんだと。
気付いたからには。

ちょっとや。
そっとで。
忘れはしない。
手放しはしない。
そんなことできるかい。

ここまで。
どれだけ。
転がってきたと。
思ってるんだよ。
並大抵じゃないんだからな。

手にしたものは。
もう手放したりはしないのさ。

『I Got What It Takes』'75年リリース。
シカゴ・ブルース・クイーン、ココ・テイラー。
チェス倒産後、アリゲーターへ移籍して初のアルバム。
チェスでシングル盤としてヒットさせた「I Got What It Takes」をセルフ・カヴァー。
更にはアルバム・タイトルに冠してることからもアリゲーターの狙いはハッキリしてたと。
ココも。チェスを含んで3枚のアルバムを制作していたものの。
その内容には納得していなかったらしく。通算4枚目にして念願の本格的ブルース・アルバムとなって。
その力の入れ様が、その歌声にも宿っています。もう、逃がしはしないはよってとこかな。
実際に、亡くなるまで30年以上アリゲーターに在籍して力強いブルース・アルバムを制作し続けました。
ココってのは名何とも可愛らしい芸名ですが。何でも子供の頃からのニック・ネームだったらしく。
本名はコラと言うらしいのですが。チョコレートが大好きでしょっちゅう食べていたのでココになったと。
その可愛らしい芸名とは似ても似つかぬ(失礼)迫力そして情熱に溢れた歌声。
それこそがココの最大の魅力なののですが。ジャンプする様な軽やかさも纏っていて。
ここらはココを発掘して育てたウィリー・ディクソンから学んだものかも知れませんね。
尤も。そのディクソンが同じ様なナンバーばかり歌わせるのでココはうんざりしてたって話もありますけど。
まぁ、チェスで世に出たココですが。その絶頂期はココ自身も我が意を得たりのアリゲーター時代。
それも。サミー・ローホーンら手練れ達がバックアップしてる最初の何枚かってところでしょうか。
因みに晩年のココのツアー・バンドには日本人ギタリスト菊田俊介が参加してました。

手にしたものは。

なんとか。
ここまで。
足掻き続けて。
どうやら。
こうやら。

自分の。
求めていた。
空気や。
響き。
広がる世界。

そんなものを。
あそこでも。
ここでも。
共有できるんだと。
気付いたからには。

ちょっとや。
そっとで。
捨てはしない。
手放しはしない。
そんなことできるものか。

ここまで。
どれだけ。
悪足掻きしてきたと。
思ってるんだよ。
傷だらけなんてものじゃないんだからな。

手にしたものは。
もう手放したりはできないのさ。

この。
ちっぽけな様で。
広い世界。
だけど。
実体はちっぽけで。

どこへ。
行っても。
転がっても。
同じで。
つまらなくて。

どこへ。
行って。
足掻いても。
通じなくて。
打ちのめされて。

それでも。
何度も。
諦めようと。
捨てようと。
思いながら。

もう。
馬鹿に徹して。
転がって。
悪足掻きしてたら。
あったんだ。

ちっぽけだけど。
深くて。
温かい。
望んでた。求めてた。
そんなものがね。

手にしたものは。
もう逃しはしないのさ。
もう逃げたりはしないのさ。
もう二度と・・・
手放しはしないのさ。



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2015/04/24 Fri *勝負師 / Keef Hartley

20150424lancashirehustler


勝負師たる者。
その。
勝負勘こそが。
総て。
だったりする。

時の流れや。
運命とか。
偶然とか。
儘ならぬものも。
勝負勘の呼んだ結果。

それくらいの。
心意気が。
無くちゃ。
勝負師なんて。
務まらない。

時には。
頑固一徹。
ひたすらに。
信じた手に張り続け。
微塵も揺るがず。

時には。
柔軟に。
大胆に。
勝負手を変えて。
大博打を売ってみる。

それぞ勝負師。

『Lancashire Hustler』'73年リリース。
'60年代にはアートウッズのメンバーとしてモッズ・シーンで活動し。
ジョン・メイオール学校の卒業生でもあるキーフ・ハートリー初のソロ・アルバム。
そうは言ってもメイオールと袂を別ってから自らキーフ・ハートリー・バンドを結成して。
ミラー・アンダーソン等と共に6枚のアルバムを制作しているハートリー。
基本的にはその延長線にあると考えられるアルバムなのでバンドとしての7thアルバムとも。
アンダーソンと言うブリティシュ・ロック史上(無名ながらも)稀代のヴォーカリスト組んで。
ブルース、R&Bを根っ子にしたロックを展開してきたハートリー。
キーフ・ハートリー・バンドのアルバムはそんなハートリーとミラーの勝負の軌跡でもあって。
ブルースをベースにしながらも。ジャズの匂いも漂わせ。ホーン・セクションも導入してと。
更にはファンクへの大胆な接近も試みて。ブルース&ジャズ&ファンクの融合と言う。
当時としては先端を行っていたキーフ・ハートリー・バンド。商業的な成功は得られずとも。
その先進性、革新性に勝負師ハートリーは手応えを感じていたのではと思われて。
その自信に溢れたサウンドが素晴らしかったのですが。アンダーソンがファンク路線に反発して脱退。
ならばと。ピンチをチャンスにと勝負手を変えて。もっとホワイト・ソウル、ファンクに挑戦してやろうと。
ソロ名義のアルバムに。ジェス・ローデン、ロバート・パーマー、エルキー・ブルックス、フィル・チェンと。
そうそうたる面子を集めて。やりたい様に勝負してやろうと。これが実にカッコいいサウンドを生み出したと。
特にジェス・ローデンの鮮やかなまでにスタイリッシュなホワイト・ソウルな歌声。
これが、ファンキーなサウンドにピッタリで。うん、これが本物のホワイト・ファンクじゃないかなと。
まぁ、ハートリーからすると軒先貸して母屋取られるみたいな感じがあるのが皮肉ではありますけどね。
でも大団円となるスライのカヴァー「Dance To The Music」にはアンダーソンをも呼び寄せて。
全員を巧みに纏めて乗せるハートリー。やはり勝負師です。結局これも売れなかったんですけどね・・・

勝負師たる者。
その。
勝負勘こそに。
総てを。
賭ける。

時の流れや。
運命とか。
偶然とか。
儘ならぬものも。
勝負勘で読んでしまう。

それくらいの。
度胸が。
無くちゃ。
勝負師なんて。
つまらない。

時には。
頑固一徹。
ひたすらに。
五感で得たものを信じて。
微塵も揺るがず。

時には。
柔軟に。
大胆に。
第六感を信じて。
大勝負に出てみる。

これぞ勝負師。

人生。
それこそが。
博奕。
そのものなら。
面白いじゃないか。

人生。
いつでも。
勝負。
それならそれで。
楽しもうじゃないか。

何が。
博奕で。
何が。
勝負か。
それはそれぞれ。

何が。
勝ちで。
何が。
負けか。
それもそれぞれ。

ただ。
五感に。
第六感。
自分の勘が総て。
それでこそ勝負師なのだ。



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2015/04/23 Thu *丘の上にて / John Mayall

20150423thrutheyears


丘の上にて。
昇ってきた道を。
振り返って。
物思いに耽る。
これで良かったのかなと。

誰もが。
自分の人生の。
主人公なんて。
言うけれど。
そいつは本当かなと。

ここまで。
随分。
歩いて。
昇って。
丘の上まで来たけれど。

その道程の。
殆どが。
スポットライトの当たらない。
脇役だったんじゃないかと。
自分では主役のつもりでも。
いつの間にかスポットから外れてと。

せいぜい。
狂言回しを。
必死に装って。
誰かを持ち上げて。
その影で場を盛り上げて。

それで。
自分を。
無理やりに。
納得させてきたんじゃないかと。
丘の上にて振り返る。

『Thru The Years』'71年リリース。
ジョン・メイオールのブルースぶレイカーズ時代の編集アルバム。
'64年~'68年の録音から恐らくは総てが未発表だった14曲が収められています。
メイオールって人は。ブリティッシュ・ブルースの父とか呼ばれて。
ブルース・ロック好きなら名前は知ってて。それなりに尊敬されていると。
(尤も。ミュージシャン仲間から尊敬されてた理由は他にもあるんですけどね・・・)
その割には話題になるのは、いつもブルースブレイカーズに在籍していたメンバーで。
特にエリック・クラプトン、ピーター・グリーン、ミック・テイラーの3人のギタリストを輩出したと。
どうにもその点ばかりが強調されていて。メイオール自身について語られることは滅多に無いと。
これって。考えてみると酷い話なんですけどね。少しはメイオール自身についても触れよと。
ただ。確かに。メイオール自身は。正直言ってその歌声もオルガンも。特筆すべきものは無くて。
ミュージシャンとしての技能よりもそのリーダー・シップとかアイデアで評価されるタイプなのかな。
まぁ、そのリーダー・シップについてもギャラの支払いが悪かったとか言われてますが・・・
ただ例えば先見の明、スキッフルの次の時代の音楽としてブルースを選択したところとか。
人を見る目。先の3人以外にもジャック・ブルースとかキーフ・ハートレイとかアンディ・フレイザーとかね。
若き才能を発掘してチャンスを与える度量なんてのは大したものだったのかなと思うんですけどね。
でもそうして抜擢したメンバーばかりがスポットを浴びて、しかも次々に脱退していくと。
これはね。忸怩たる思いがあったと思うんですよね。おいおい俺の功績も忘れてくれるなと。
で、実はクラプトンが入る前からこんなに凄いこと演ってましたと、加入以前のナンバーをお蔵出し。
更にはグリーンやテイラーともこんなことも演ってたんですよと。クオリティの高いナンバーをお蔵出しと。
どうだと。俺だって捨てたもんじゃないだろうと。その割には特にグリーンを大きくフュチャーしていて。
グリーン・ファン必須のアルバムになっててね。クラプトン在籍時代のナンバーが無いのがせめてもの意地かな。

丘の上にて。
下っていく道を。
見下ろして。
物思いに耽る。
このままで良いのかなと。

誰もが。
自分の人生の。
主人公なんて。
そんな耳触りのいい言葉は。
もう。信じないぞと。

ここまで。
結構。
必死に。
昇って。
丘の上まで来たけれど。

その道程の。
殆どで。
スポットライトなぞ当らなかったぞと。
こうなったら残りの半分くらいは。
自分が主役になれる瞬間を増やして。
いつの間にかスポットを奪ってやれと。

これまで通り。
狂言回しを。
装いながら。
誰かを持ち上げといて。
その場が盛り上ったら。

すかさず。
しゃしゃり出て。
スポットライトを。
浴びてやろうじゃないかと。
丘の上にて見下ろして。

いつのまにか。
自分でも。
無意識に。
納得してきてしまったんだと。
丘の上にて振り返る。

音楽も。
芝居も。
自分の才能に。
さっさと見切りをつけて。
降りたつもりでいたけれど。

誰かが歌うのを。
誰かが演じるのを。
観れば。
胸の奥で血が滾る。
舞台に飛び出したい気持ちを抑えてる。

そうだな。
他の方法で。
俺は俺のやり方で。
一瞬でもスポットを独り占めする。
そんな手立てを練ってやろうか。

丘の上にて。
下っていく道を。
見下ろして。
物思いに耽る。
このままじゃ終わらないよと。

そうだな。
いつか旅だつ時に。
思い出してくれる奴等を。
10人から100人くらいには。
増やしてみせたいねぇ。

丘の上にて・・・



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2015/04/22 Wed *人類野生化計画 / The Animals

20150422animalization


そうだ。
この際。
人類を。
野生化してしまえば。
野生に戻してしまえば。

いいのじゃないか。
そうすれば。
余計な殺生をせずに。
食物連鎖を崩すことも無い。
そもそも同族を殺しはしない。

必要以上に。
求めないし。
作らないし。
捨てないし。
自然の法則に逆らいもしない。

他の生き物を。
気分次第で可愛がったり、捨てたりしない。
明るくなったら起きて。暗くなったら眠って。
寒くなったら身を寄せ合って。
熱かったら木陰に佇んで。

親子愛とか。
兄弟愛だけで。
余計な煩悩とか。
不純な欲望とか。
そんなものは有しない。

必要な時に。
必要なだけ。
必要な時に。
働く勘と知識だけ。
それだけで。生きて。死んでいく。

それでいいんじゃないか。

『Animalization』'66年リリース。
アニマルズの米国独自の編集アルバム。
アラン・プライスの脱退後に、英国盤の『Animalisms』からの7曲に。
米国独自の5曲を加えて編集されたもので。何曲かではプライスと前後して脱退したドラマーが参加しています。
アニマルズに限らず。この時代は英米で異なったアルバムが発売されるのは当たり前で。
米国盤の特徴は組合の規定か何かで1枚のアルバムの収録曲が12曲までに限定。
更には英国盤と異なってヒット曲も惜しげも無くアルバムに入れてしまうと言う。
まぁ、米国らしいちゃ米国らしい商売だなと。まぁ、英国にはEP盤と言う文化もあったので。
その辺りの違いもあったのかな。まぁ、ブリティッシュ・ビートのバンドは英国盤で聴くのが正統かなと。
でも。ヒット曲も入ってるし。ジャケットにも米国なりのセンスが感じられると米国盤も悪くはないかと。
このアルバムだと「Inside Looking Out」「See See Rider」なんてヒット曲が聴けるのがね嬉しいかなと。
やっぱり嬉しいかなと。とにかくエリック・バードンの真っ黒な歌声、その迫力。
ライヴでのあまりの暴れっぷりからつけられたと言うアニマルズと言うバンド名。
そのラフでタフなサウンドはそのままに。より深みを増したアニマルズの世界がいいなと。感慨に浸ったりもして。
この第2期アニマルズって。実は実質的には半年ほどしか活動せずに解散して。
バードンはそのまま米国、サンフランシスコに移住しちゃうんですよね。
どうもバードンって人は野生の勘と言うか、自分の興味を惹くものがあると、どうにも我慢できない質の様で。
直ぐに実行に移さないと我慢できないと。で、ニュー・アニマルズを組んだり。ウォーと組んだり。
ソロとしてエリック・バードン・バンドを結成したかと思えば、オリジナル・アニマルズを再結成、そしてまた解散と。
どうにも。本能のままと言うか我侭なんですけど。憎めないんですよね。その時々でいつも本気だから。
「Sweet Little Sixteen」「I Put A Spell On You」のカヴァーにおけるその歌声はまさに野生の叫びだし。

そうだ。
この際。
人類を。
野生化してしまえば。
野生に戻してしまえば。

いいのじゃないか。
そうすれば。
余計な殺生をせずに。
食物連鎖を崩すことも無い。
そもそも同族を殺しはしない。

必要以上に。
求めないし。
作らないし。
捨てないし。
自然の法則に逆らいもしない。

他の生き物を。
気分次第で可愛がったり、捨てたりしない。
明るくなったら起きて。暗くなったら眠って。
寒くなったら身を寄せ合って。
熱かったら木陰に佇んで。

親子愛とか。
兄弟愛だけで。
余計な煩悩とか。
不純な欲望とか。
そんなものは有しない。

必要な時に。
必要なだけ。
必要な時に。
働く勘と知識だけ。
それだけで。生きて。死んでいく。

それでいいんじゃないか。

そうだ。そうなんだ。
そうすれば。
戦争も無くなるし。
原発もいらないし。
森林も伐採しなくていいし。

そうだ。そうじゃないか。
そうすれば。
殺人も無くなるし。
資源の心配もないし。
何もかもが自然淘汰されてバランスを保てるし。

うん。
そうだよ。
人類。
野生化計画。
それがいいんじゃないか。

野生とか。
野獣って。
勘違いされるけど。
襲いかかるのは。やるのは。
本当に必要な時に、必要なものだけだからね。

ほら。
俺だって。
レコ屋の。
餌箱の前でしか。
野生には戻らないもの(笑)。

人類野生化計画。どうでしょう。やりません?



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2015/04/21 Tue *決めるのは、決めさせるのは / The Rolling Stones

20150421therollingstonesukorg


そうだな。
そうなんだよな。
決めるのは。
自分。
それしかあり得ないよな。

確かに。
助言してもらったり。
助っ人してもらったり。
支えてもらったり。
それは。
とても有難いけど。

そこまで。
それ以上は。
誰も手を出せない。
否。
出させちゃいけないんだよな。

この先も。
進むのであれば。
転がるのであれば。
何処へ。
どうやって。
自分の心次第。

道が幾つかあるならば。
選ばなきゃいけないし。
方法も幾つかあるならば。
考えなきゃならないし。
こいつだけは。

誰の。
力も借りずに。
自分で。
選んで。考えて。
決めるんだよな。

『The Rolling Stones』'64年リリース。
ローリング・ストーンズの英国での1stアルバム。
ビートルズの『With The Beatles』をチャートの首位から引きずり降ろして。
その後、10週以上に渡って首位の座をキープしたアルバム(12週だったかな)。
ジャケットにはデッカのロゴのみで。アルバム・タイトルもバンド名も無いと。
そこが如何にも当時のストーンズの尖がった雰囲気を巧みに表現してるなと。
ここれはアンドリュー・ルーグ・オールダムの手腕を褒めてもいいところかもしれないな。
昔の日本盤では「Tell Me」がA面1曲目に持ってこられてて。
随分と長い間、その日本独自の曲順に親しんでたので。「Carol」と「Route 66」が続かないことに。
暫くの間戸惑ったものでしたが。今ではこの英国オリジナル盤以外に針を落とすことは滅多に無いので。
やっぱり「Route 66」から始まって「Walking The Dog」で終わらない締んないよなと思ってます。
一般的に言えば、特に日本では「Tell Me」がGSの影響もあって一番有名なナンバーだと思われますが。
その「Tell Me」を含んでオリジナル・ナンバーは(共作も含めて)全14曲中3曲しか無くて。
後はブルース、R&B、ロックンロールのカヴァーだってところが。もうストーンズ以外の何者でも無いなと。
キースも、ブライアンも、そして恐らくはミックも。本当に自分達の好きな音楽を演奏できればいい。
それを聴いてもらって。少しでも世の中にブルース等の素晴らしさが伝わればいい。そう思ってたんでしょうね。
まぁ、実際には直ぐにその枠では収まらないバンドへと成長していった訳ですけどね。
それにしても。凄いのはある意味、派手さに欠けるとも言えるこのアルバムが当時大ヒットしたことですが。
例えばカヴァーするにしても「I Just Want To Make Love To You」のテンポを思いきり上げていたり。
恐らく英国ではジャズとして知られていた「Route 66」をチャック・ベリー譲りのロックンロールで演ったりと。
伝承することだけを目的としながらも。そこに自分達なりの意志を明確に織り込んでみせたその決意。
その思いきりの良さと心意気が既存の音楽に飽き足らなかった若者達の心を捉えたんだろうなと。

そうだな。
そうなんだよな。
決めさせるのは。
自分。
そうでなきゃ駄目なんだよな。

確かに。
助言が必要な時も。
助っ人が欲しい時も。
支えてもらいたい時も。
あるし。
とても助かるけど。

そこまで。
それ以上は。
誰にも決められない。
否。
決めさせちゃいけないんだよな。

この先も。
進まなきゃならないし。
転がっていくんだし。
何処へ。
どうやって向かうかは。
自分の思い次第。

道が幾つかあるならば。
行きたい道を選ばなきゃならないし。
方法も幾つかあるならば。
やりたい事を考えなきゃならないし。
こいつだけは。

誰の。
力も借りずに。
自分で。
選んで。考えて。
決めるんだよな。

それを。
誰にも。
口を出させない様に。
計画して。仕組んで。
決めさせるんだよな。

意志はある。
希望もある。
進みたい道だって。
やりたい事だって。
あるからな。

だから。
道を選んで。
やり方を考えて。
誰でもなく。
自分で決めて。

そして。
計画を練って。
仕掛けを仕組んで。
誰にも文句を言わせず。
自分の思い通りに決めさせる。

さて。
その線で再度。
転がる準備を始めますかね。
焦らずに。
でも。譲らずにね。



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2015/04/20 Mon *愛を求めて駆け巡る / The Spencer Davis Group

20150420thebestodspencerdavisgroup


今日も。
今日とて。
街中を。
全力で。
駆け抜ける。

この街から。
あの街へと。
全力で。
脇目も振らず。
駆け抜ける。

瞬く間に。
街から街へと。
駆け巡る。
急がないと。
時間が無いんだ。

求めている。
そのものを。
唯一のものを。
この手にする。
その為に。

全速力で。
駆け抜ける。
暇も惜しまず。
駆け巡る。
息が切れても止まらない。

愛を求めて。
駆け巡る。
それだけ。
それだけを。
原動力にして。

『The Best Of Spencer Davis Group』'67年リリース。
スペンサー・デイヴィス・グループの初めてのベスト・アルバム。
スティーヴ・ウィンウッドとマフ・ウィンウッドの兄弟が脱退して。
グループの活動に一区切りがついたところで編集されたってのは表向きで。
看板だったスティーヴがいなくなったら。売り上げが落ちるのは目に見えていたので。
大慌てでスティーヴ在籍時代の代表的なナンバーを集めて売っちゃっえと。
まぁ、レコード会社の目論見はそんなところだったと思うのですが。
今でも。スペンサー・デイヴィス・グループのベスト・アルバムを代表する1枚となってるので。
正解だったってことですかね。「Keep On Running」「Gimme Some Lovin'」「I'm A Man」総て入ってます。
何故か1曲だけスペンサーが歌うナンバーが収められていますが。気を遣ったんだろうな・・・
確かデヴューした頃は17歳でこの当時でも20歳前だったスティーヴ。
その歌声の黒さ、素晴らしさは天才少年として轟いていて。スペンサーとの差は歴然としています。
どうだろう。エリック・バードンやスティーヴ・マリオットと比しても劣らない黒さがあったかなと。
その上、程よい甘さなんかもあったりしますからね。やはり天から授けられた歌声としか思えないかな。
そんな早熟の天才スティーヴがいつまでもブリティッシュ・ビートの枠に収まっていらっれる訳もなく。
実質的には約2年と少しでスペンサー・デイヴィス・グループに別れを告げて。
次の道へ、次の段階へと駆け抜けていったのは当然のことだったんでしょうね。音楽的な幅も広がって。
このアルバムのA面1曲目に配置された「I'm A Man」はスティーヴ在籍時最後のシングル・ナンバーですが。
デイヴ・メイソンやクリス・ウッドも参加していて。もう殆どトラフィックとかしていますからね。
もう、このスティーヴを突き動かす衝動を誰も止められなかったんでしょうね。当然だけど。

今日も。
今日とて。
週の初めから。
全力で。
駆け抜ける。

この街から。
あの街へと。
全力で。
止まることなく。
駆け抜ける。

瞬く間に。
街から街へと。
駆け巡る。
早くしないと。
時間が迫ってるんだ。

欲しい。
そのものを。
唯一のものを。
抱きしめる。
その為に。

全速力で。
駆け抜ける。
何も考えずに。
駆け巡る。
息が切れても構ってられない。

愛が欲しくて。
駆け巡る。
それだけ。
それだけを。
原動力にして。

息が切れようと。
足がもつれようと。
それでも。
ただ。
駆け抜ける。

酸素が足りなくて。
頭が回らなくなって。
それでも。
まだ。
駆け巡る。

ここで。
こんなところで。
止まってなんて。
立ち止ってなんて。
いられない。

愛を求めて。
愛を欲して。
只ひたすら。
駆け抜ける。
駆け巡る。

何故かって。
決まってるだろう。
俺だって。
男の。
端くれなんだぜ(笑)。



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2015/04/19 Sun *世界の片隅で / Lulu

20150419fromluluwithlove


この街の。
片隅で。
叫ぶ声がする。
聴こえてくる。
何を叫んでいるのか。

それは。
叫ぶ者により。
聴く者により。
異なる様でいて。
実は同じなんだろう。

この。
疲弊して。
閉塞した。
街でも。
未だ。

叫ばれるものがある。
聴かれるものがある。
その震えに。
その響きに。
気付くことができるのならば。

まだ。
希望はある。
まだ。
未来はある。
そう信じよう。

この街の。
片隅で。
ほら。今夜も。
誰かが叫んでる。
誰かが聴いている。

『From Lulu With Love』'67年リリース。
ブリティッシュ・ガール・ポップの爆弾娘、ルル。
そのハスキーな歌声が響き渡る米国における1stアルバム。
グラスゴー出身のルル。4歳の時にはエリザベス女王の戴冠式で歌ったんだとか。
幼いころからその才能が注目されていたってことですかね。
因みに後にルルは大英帝国勲章を叙勲しています。何かと王室と縁があるんだなと。
さて。ルルと言えば何と言ってもアイズレー・ブラザーズのカヴァー「Shout」での。
その寝た子も起こすド迫力の絶唱、文字通りのシャウトで知られるわけですが。
このアルバムにも収録されている「Shout」が英国でヒットしたのは'64年のことで。
なのに。米国でのアルバム・デビューは'67年なのかと疑問に思うのですが。
どうやら米国では映画『いつも心に太陽を』への出演とその主題歌により人気が出たらしく。
それが'67年のことだったと。どうやらそんな事情も働いている様です。
しかし。それにしても。ルルのハスキーなシャウトの迫力。これはとても痛快で。
「Here Comes Night」も歌ってますが。その黒さなんかも女性版ヴァン・モリソン・・・
ってのは褒めすぎにしても。やはりブルースやR&Bへの憧憬が感じられて。
そこに持って生まれた歌声を最大限に活かしたってことになるのかなぁ。
それと迫力の押し一辺倒では無くて。どこかとても親しみやすい庶民性みたいな感じもあって。
どの街にでもいそうな、隣の女の娘が歌ったら凄かったと。それでいて気性は昔のままみたいな。
そんな愛情がね、そのシャウト、その歌声から滲み出てくるところがいいんですよねぇ。

この街の。
片隅で。
叫ぶ声がする。
聴こえてくる。
何が叫ばれているのか。

それは。
叫ぶ者により。
聴く者により。
違う様でいて。
実は大差ないんだろう。

この。
麻痺して。
圧迫された。
街でも。
未だ。

叫べれるものがある。
聴けるものがある。
それが微かな。
呟きだとしても。
気付く者がいる限り。

まだ。
可能性はある。
まだ。
道は続く。
そう信じよう。

この街の。
片隅で。
ほら。今夜も。
誰かが叫んでる。
誰かが聴いている。

この街の。
片隅で。
誰かが。
叫んでいるのならば。
聴いているのならば。

何処かの街の。
片隅でも。
誰かが。
叫んでいるだろう。
聴いているだろう。

そうさ。どこの街の。
片隅でも。
誰かが。
叫んでいるだろう。
聴いているだろう。

今は静かな街でも。
いつかは。
誰かが。
叫び始めるだろう。
聴き始めるだろう。

それが広がれば。

世界の片隅で。
今夜も。
誰かが。
叫べば。
聴けば。

世界の片隅で。
世界中の片隅で。
叫ばれたことが。
聴かれたことが。
世界中を覆いつくすかもしれない。

だから。
世界の片隅で。
その日まで。
叫び続けよう。
聴きつづけよう。

愛を。



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2015/04/18 Sat *週末は / Dave Clark Five

20150418weekendinlondon


色々と。
ごたごたして。
東京と故郷を。
何回か。
往復したんだけど。

まぁ。
なんとか。
落ち着いたので。
週末は。
東京でと。

故郷は。
故郷で。
否定はしていても。
和む空気や。
懐かしい人達。

いることは。
否定はしないけど。
でもね。
やっぱり。
週末は。

週末の夜は。
この街で。
東京で。
御機嫌なひと時を。
過ごさないと。

落ち着かない。
収まらない。
もう。そうなってるんだな。
だから。そうさ。
週末は。

『Weekend In London』'65年リリース。
デイヴ・クラーク・ファイヴの米国での5thアルバム。
本国である、英国よりも米国で人気のあったデイヴ・クラーク・ファイヴ。
アルバムの枚数も米国盤が圧倒的に多く。ツアーも良く行ってたのかな。
中にはあからさまに米国向けのサウンドになってるアルバムもありますが。
このアルバムはアルバム・タイトルと関係があるのか。
週末くらいはロンドンに帰りたいと言うメンバーの気持ちを汲んだのか。
英国の香り漂う、ロンドンの喧騒が聴こえてきそうな本来のサウンドとなっています。
トッテナム・サウンドと呼ばれたリズムとビートを強調したラウドなサウンド。
ヴォーカルのマイク・ネスミスの存外に黒い歌声も聴きものです。
その一方で。なんとも英国的な琴線に触れる美しいバラードもまた売りで。
「Come Home」なんてのはかの名曲「Because」に相当するかなとも思います。
その「Because」があまりにも大ヒットした為に。特に日本では軟派なバンドに思われがちですが。
前述したラウドなトッテナム・サウンドにサックスが絡んで。マイクの黒い歌声が響く。
本来のデイヴ・クラーク・ファイヴの魅力はそこにあったんじゃないかと思ったりもします。
(まぁ、そう言いながらも「Because」なんて死ぬほど好きだったりするんですけどね)
なかなか再発が進まないせいもあってか。再評価のきっかけを掴めずにいる感がありますが。
例えば。このアルバムなんかに針を落として貰えれば。その魅力の虜になると思うんですけどね。

色々と。
致し方なく。
東京と故郷を。
何回か。
往復してたんだけど。

まぁ。
なんとか。
落ちつかせたので。
週末は。
東京ねと。

故郷は。
故郷で。
忘れてはいても。
慣れ親しんだ空気や。
気の置けない人達。

いることは。
間違いないけど。
でもね。
やっぱり。
週末は。

週末の夜は。
この街で。
東京で。
楽しいなひと夜を。
過ごさないと。

どうにもならない。
腑に落ちない。
もう。そうなってるんだよ。
もう。随分と前から。
週末は。

週末は。
東京で。
その。
喧騒の中に。
身を置いて。

忙しく。
あれをして。
これもして。
あれを観て。
これも食べて。

それだけじゃなく。
東京の。
空気と匂い。
そいつに包まれないと。
どうにも。

週末は。



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2015/04/10 Fri *執念と諦念 / J.J. Cale

20150410specialedition


名脇役として知られる。
さる役者の言葉がある。
誰も最初から脇役を目指しはしない。
続けるからには最後まで主役を目指すと。
そうだろうな。だが。難しくもあるなと。

同じ。
ラインから。
同じ。
道を歩み始め。
同じ場所を目指す。

しかし。
技量によるものなのか。
運命によるものなのか。
その他の何かによるものなのか。
当然のことながら誰もが主役にはなれない。

ましてや。
スターになれる人間など。
ほんの一握りに限られてしまう。
それは。どんな世界でも同じなのだろう。
どこで道が分かれるのか。どこで差がつくのか。

それは。
判りはしないが。分かれた時。差がついた時。
そこで。そうするのか。
脇役に徹するのか。
それこそ。裏方に回ったり。辞めたり。
それとも。それでも。主役を目指し続けるのか。

脇役として。評価されたら。
そこで。その道を究め安定を得るのか。
それとも。虎視眈々と機会を狙いながら。
ある時、安定を捨てて賭けに出るのか。
そこにも。また分かれ道がある。

執念と諦念。

『Special Edition』'84年リリース。
スワンプ・ロック界の吟遊詩人、J.J.ケイルの初のベスト・アルバム。
アルバム・タイトルに反してあまりにも素っ気無いジャケットがケイルらしいかなと。
一説によると。当初は新曲を収録すると言う話もあったみたいなのですが。
結局は。それまでにリリースされたアルバムから特にひねりもなく14曲が選ばれたと。
しかも数少ない全米100位以内にランク・インしたナンバーを1曲外していると。
それがスペシャル、それがひねり・・・何ともケイルらしいと言えばケイルらしい気もしますが。
A面頭が「Cocaine」でA面ラストが「After The Midnight」、B面2曲目に「Call Me The Breeze」と。
「Cocaine」と「After The Midnight」はエリック・クラプトンのナンバーとして知られており。
「Call Me The Breeze」もレーナード・スキナードのレパートリーとして有名になったと。
オクラホマで生まれ、タルサで育ち。ロスに出るも。なかなか芽がです。
その殆どを録音スタジオの技術者として過ごすことを余儀なくされたケイル。
一時は音楽業界から身を引いて。タルサに戻ってしまったらしいのですが。
件のクラプトンによる「After The Midnight」が話題になったことからロス時代の仲間レオン・ラッセルに呼ばれて。
レオンのシェルターから念願のデビューを果たしたと。とは言っても。決して派手な活動はせずに。
その独特な簡素とも言えるギター、朴訥としたヴォーカルと言ったスタイルを変えることなく。
マイ・ペースに活動を続けたと。面白いのはそんなギターとヴォーカルが持ち味でありながら。
ブルースやカントリー、更にはジャズの要素まで取り入れたかの様な土の香りと都会の喧騒が溶け合った様な。
ケイルの世界としか言いようの無いサウンドを生み出しているところで。まぁ、魔法のようにも思えると。
故に、ミュージシャンズ・ミュージシャンとしてクラプトン等に愛されたのかな。
一昨年に亡くなるまで常にマイ・ペースで一般には地味な存在だっったケイルです。
クラプトンやレーナードのお蔭で印税が入るのでマイ・ペースで活動できるなどとも言われていましたが。
心の内ではどうだったのか。A面頭に「Cocaine」を持ってきている。そこにさり気無い自己主張を感じるかなと。
こいつは俺の曲なんだぜと。「After The Midnight」も「Call Me The Breeze」もなと。
そんなケイルの控えめながらも強固な主張。本当の主役は俺なんだよってね。穿ち過ぎかな・・・

脇役がいなきゃ。
主役だけじゃ芝居は成り立たない。
それはそうで。適材適所ってのもあるけれど。
続けるからにはいつかはスポットライトを浴びたいと。
そうだよな。だが。難しくもあるんだな。

同じ様に。
芝居に憑りつかれ。
同じ様に。
稽古を重ね。
誰もが中央を目指す。

しかし。
技量によるものなのか。
運命によるものなのか。
その他の何かによるものなのか。
当然のことながら誰もが中央には立てない。

ましてや。
スポットライトを浴びる人間など。
ほんの一握りでしかない。
それは。どんな世界でも同じなのだけど。
どこかで道は分かれて。どこかで差がついて。

それが。
判った時。分かれた時。差がついた時。
そこで。そうするのか。
端に立ったり。後方に立ったり。
それこそ。裏方に回ったり。辞めたり。
それとも。それでも。中央を目指し続けるのか。

与えられた場所で。評価されたら。
そこで。その場所に身を埋めて安定を得るのか。
それとも。虎視眈々と機会を狙いながら。
ある時、その場所を離れて勝負に出るのか。
そこにも。また分かれ道がある。

執念と諦念。

どこまでも。
主役を。
中央を。
目指すのも。
一つの生き方。

どこかで。
主役を。
中央を。
諦めるのも。
ひとつの生き方。

どちらかが。
正しくて。
どちらかが。
間違ってる。
そんなことはありはしない。

しかし。
それでも。
いつかはと。
どこかでと。
しぶとく。

意地も。
矜持も。
表には出さずとも。
持ち続ける。
それだけは必要なのかもしれないな。

執念と諦念。



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2015/04/09 Thu *喪失と再生 / Emmylou Harris

20150409elitehotel


ある日。
突然。
目の前から。
誰かが。
消える。

なんの。
予告も無しに。
日常から。
誰かが。
去っていってしまう。

死は。誰にでも。
起こりうる。
事だと。
何れは誰もが。
避けられない事だと。

頭では。
理解しているつもりでも。
目の前に。
日常で。
その事を突き付けられると。

心が。
パニックを起こし。
心の一部分が壊死して。
二度とは。
元に戻らない。

喪失。

『Elite Hotel』'75年リリース。
エミルー・ハリスの再起後、2枚目となるアルバム。
アラバマ出身のエミルー。元々はフォーク・シンガーを目指していて。
ニューヨークへ出て。レコーディングも経験するものの成功には至らず。
失意のまま活動拠点をワシントンDCに移したところ。
偶々ツアーでやってきたフライング・ブリトー・ブラザーズのクリス・ヒルマンと出会って。
意気投合。そして。ヒルマンの紹介で。運命の相手と出会うこととなります。
それこそがフライング・ブリトー・ブラザーズを脱退してソロになったばかりのグラム・パーソンズで。
エミルーの凛として透き通った歌声を聴いたグラムはデュエット・パートナーとして即座に指名。
こうしてエミルーはグラムのソロ・アルバムに参加。ツアーにも同行して。
新たにカントリー・ロックの旗手であったグラムのパートナーとして成功への一歩を踏み出します。
ところが。'73年にグラムが薬物の過剰摂取で急死。エミルーのショックは並々ならぬもので。
一時は完全に引退を決意したんだとか。しかし交友のあったリンダ・ロンシュタット等の励ましもあって。
グラムの遺志を継ぐべく。復帰の道を選んで『Pieces of the Sky』を制作してシーンに返り咲き。
そしてこのアルバムが。グラム亡き後の、再起、再生した2枚目のアルバムとなったわけです。
ジャケットの凛とした姿、眼差しが物語る様に。恐らく、様々な葛藤を経て何かを覚悟して復帰したのでしょう。
(ヒルマンとの共作も含めて)グラムのナンバーを3曲も取り上げて。凛とした歌語で聴かせてくれます。
このただ透き通る様な美しさだけでなく、凛とした力強さも備えた歌声を得たことで。
この後、カントリー・ロックの歌姫として数々の成功を収めることになるエミルー、その再生の軌跡が。
捉えられているアルバムなのです(尤もエミルー自身は自分はカントリー・シンガーだと語っていますが)。

ある日。
突然。
目の前から。
消えてしまった。
誰か。

なんの。
予告も無しに。
日常から。
去っていってしまった。
誰か。

遺される。誰にでも。
起こりうる。
事だと。
その時は。
受け止めねばならないと。

頭では。
理解していたつもりでも。
目の前に。
日常で。
その時が訪れると。

心が。
パニックを起こし。
心の一部分が欠落して。
二度とは。
元に戻らない。

喪失。

誰もが。
誰かの。
心に。
夫々の。
痕跡を刻みつつ生きている。

当然。
夫々の。
痕跡は異なる。
故に。
壊死し欠落したら。

元に戻ることなど。
同じ欠片が当てはまることなど。
決して。
あり得はしないのだ・・・

しかし。
それでも。
生きている限り。
新たな出会いもあり。
新たな誰かが現れる。

それは。
かっての。
誰かでは。
無いけれど。
また新たな大切な誰かではある。

壊死し欠落したものが。
元には戻らない。
でも別の新たな何かが。
生まれて増殖していく。
そんなこともあるのだと。

そんなことに。
励まされ。勇気づけられ。
壊死を。欠落を抱えながらも。
誕生に。増殖に助けられながら。
誰かの遺志を継いだり、それを自分の意志に変えて。

そうして。
誰かを忘れず。
誰かと出会って。
今日も。
生きていくことも出来るのだ。

再生。

喪失と再生。
それを繰り返しながら。
その狭間にありながら。
這い蹲ってでも。
凛として生きていくことも必要なのだ。



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2015/04/08 Wed *その日暮らし / Don Nix

20150408livingbythedays


三年先。
五年先。
十年先。
そんな先のことは。
知る由も無い。

一年先。
半年先。
一ヶ月先。
どうしてるかなんて。
判るはずも無い。

一週間先。
三日先。
それどころか。
明日のことだって。
考えてもどうにもならない。

計画や。
目標が。
無いと。
不安なんだろう。
でも。俺には無関係。

明日のことも。
考えず。
昨日のことは。
振り返らず。
今日、その一日。

その日を。
どうやって。
生き抜くのか。
やり過ごすのか。
それだけ。その繰り返し。

『Living By The Days』'71年リリース。
スワンプ・ロック界の慰撫し銀、ドン・ニックスの2ndアルバム。
メンフィス出身で、スティーヴ・クロッパーやドナルド・ダック・ダンとはハイ・スクールの同級生で。
一緒にバンドを組んでいたものの。卒業後にドンは兵役を課せられてバンドは解散。
除隊後はスティーヴとダック・ダンと共にマーキーズを結成。サックスを担当。
その後、マーキーズがMGズとメンフィス・ホーンズに再編成されるとほぼ同時に脱退。
これまた旧知のレオン・ラッセルと共に主に裏方仕事をこなし。そして再びメンフィスへ。
スタックスのプロデユーサー兼ソングライターとして活躍するも。やはり自らの歌を世に問いたいと。
シェルターを起こしていたレオンの下へ向かい。そこで1stアルバムを制作するも商業的には成功せず。
レオンとのトラブルもあったらしく。シェルターを離れてエレクトラへ移籍してこのアルバムを制作したと。
どうも。スワンプ系のミュージシャンには流離う人が多いと言うか、放浪することを厭わない人が多いみたいで。
自らの納得する音楽を創作できる環境が整うまで、納得のいく音楽が完成するまで妥協しない傾向があるのか。
その中でも。ドンは特に自らの音楽に対する矜持、拘りを特に大切にしていた様で。
ブルース、ゴスペル、R&Bと言った自らのルーツ。その香りがプンプンと漂う熱いナンバーの昂揚感。
そのグイグイと聴く者を引っ張っていく力強さは、いかにも米国南部のロックらしい男らしさに溢れていて。
一方で郷愁と言うか哀感漂うナンバーでは、何とも言葉に従い憂いを湛えていて。これまた溢れるんですよね。
マッスル・ショールズの手練れ達や、後に夫人となる褐色のシャウター、クラウディニア・レニアに支えられて。
自らの信じる音楽を思う存分に歌い、奏でているドン。いやぁ、凄くいいアルバムなんだよなぁ。
しかし。残念ながらこのアルバムも売れることは無く。再び移籍を余儀なくされて。
その後はアルバム毎にレコード会社が変わって。やがて表舞台から遠ざかってしまったのが惜しまれます。
因みに。フレディ・キングや第二期ジェフ・ベック・グループ等のレパートリーとして著名な名曲。
あの「Going Down」はドンの手によるナンバーだったりします。それだけのつわものだったんですよね。

三年後。
五年後。
十年後。
そんな先のこと等。
知ったところでそうなる。

一年後。
半年後。
一ヶ月後。
どうしてるか判ったところで。
それでそうする。

一週間後。
三日後。
それどころか。
明日のことだって。
考えてる余裕など無い。

筋道や。
目印が。
無いと。
不安なんだろう。
でも。俺には不必要。

明日のことも。
思わず。
昨日のことは。
思い出さず。
今日、その一日。

その日を。
どうやって。
生き延びるか。
闘い抜くか。
それだけ。その繰り返し。

その日暮らし。
明日も。
明後日も。
漠然と。
やって来るとは感じながら。

その日。
その一日。
その瞬間。
その時。その時。
それだけが総て。

明日の風向きを。
心配するよりも。
今日の風に吹かれながら。
乗るのか、乗らないのか。
決めたら。後は風任せ。

明日のことは。
風が運んでくれてから。
考える。
乗ったら落ちない様に。
乗らないなら飛ばされない様に。

その日暮らし。
そいつが。
そいつしか。
俺には。
出来ないんだよ。



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2015/04/07 Tue *続く・・・か / Tony Joe White

20150407tonyjoewhite


結局。
止みそうもない。
今夜は。
雨が。
降り続くか。

春雨じゃ。
濡れてまいろう。
なんて。
いいもんでも。
無いよな。

天気と。
勝負したって。
無意味だけど。
腹は立つよな。
雨は好きじゃないんだ。

愚痴っても。
仕方ないから。
雨の中でも。
歩くけど。
進むけど。

この。
心、沈ませる。
状況は。
どうやら。まだまだ。
続く・・・か。

『...Continued』'69年リリース。
スワンプ・ロック界の伊達男、トニー・ジョー・ホワイト。
そのトニー・ジョーがデキシー・フライヤーズをバックに制作した2ndアルバム。
とにかく。このトニー・ジョー。その歌声のラフでタフなこと。
その上、男の色気も漂わせて。さぞかし多くの女性を泣かせたんだろうなと。
なんかね。いつもシャツのボタンを多めに外してる、そんな気障な雰囲気があるんですが。
それでいて。歌声は野性的で男性的と。いや、まぁ、憎たらしいと言うか。男の敵だな(笑)。
でも。それがいい味出してるって以上に。カッコいいんだから。まぁ、仕方がないかなと。
ワウワウを効かせたギターも決して派手では無いんですけど。心の襞に染み入る感じで。
此奴は余程の人生経験を積んだか、一流の詐欺師かのどっちかだよなと思ったり。
で、またソング・ライターとしても一流で「Rainy Night In Georgia」なんて数多のカヴァーを生んで。
いまやスタンダード化してますからね。カッコいいけど、ここまでくるとやっぱり憎たらしいかな・・・
元々はライトニン・ホプキンス等のブルースに影響を受けて音楽の道に入った様ですが。
ゴスペルやら、カントリーも吸収して独自のファンキーなスワンプ・ロックを確立したとか。
この辺の吸収力、雑食性ってのはスワンプ・ロッカー全般に共通する特徴でもありますが。
中でもトニー・ジョーはそれに長けていると言うか、何が何でも喰らいついてでも。
自分の目指す音楽をやるんだって根性が強い感じで。でもそれが嫌味にならないと言う。
これもその歌声とギターと。そしてソングライターとしての嗅覚の鋭さ故なのかな。
いちばんいい頃合いを見計らって、いい按配で聴く者を魅了して。しぶとく生き残っていくと。
'80年代にはやや道を踏む外した感もありましたが。未だに現役で歌い続けているトニー・ジョー。
なによりも魅力的なのはその続けることに耐えうる力、しぶとさなのかも知れません。

結局。
止められそうもない。
今夜も。
感情の。
揺れが続くか。

胸の。
ときめきが止まらない。
なんて。
いいもんでは。
無いよな。

感情とと。
勝負したって。
勝敗は決まってるけど。
晴間も見たいよな。
蜘蛛一面の空は好きじゃないんだ。

愚痴っても。
仕方ないから。
揺れながらでも。
思うけど。
進むけど。

この。
心、狂わせる。
状況は。
どうやら。まだまだ。
続く・・・か。

まぁ。
それでも。
夜露を凌ぐ場所も。
あるには。
あるし。

そう。
それでも。
感情の揺れを。
率直に語れる場所も。
あるには。
あるし。

何よりも。
一瞬でも。
総てを忘れさせてくれる場所も。
ここには。
あるし。

だから。
続けるとか。
耐えるとか。
苦手で。
しぶとさとは縁が無くても。

今夜も。
雨の中。
揺れ動く感情を抱いて。
それでも。
あるいていられるんだろうな。

続く・・・か。
いつまで。
どこまで。
わかりゃしないけど。
いま暫くは、歩き続けるかね。

それにしても。
続く・・・か・・・エンドマークを見たくもなるな・・・



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2015/04/06 Mon *ゴールの無いマラソン / Little Feat

20150406littlefeat


どこまで。
走るんだ。
歩くんだ。
続けるんだ。
未だやるのか。

随分と。
遠くまで。
来たんじゃないのか。
十分に。
続けてきたんじゃないのか。

気がついたら。
走ってたよな。
歩いてたよな。
そのまま。
ずっと続けてきたよな。

それでも。
足りないのか。
十分じゃないのか。
そもそも。
目標なんてあったのか。

確かに。
他に。
出来ることも。
やりたいことも。
無いけれど。

いったい。
どうすれば。
何処まで行けまで。
どこまでやれば。
終わるんだ。

『Little Feat』'71年リリース。
ローウェル・ジョージ率いるリトル・フィートの1stアルバム。
2nd以降のアルバムと比較するとその特異さが目立つアルバムでもあります。
先ずはリトル・フィートのアルバムの中でこのアルバムのジャケットだけが特異で。
そう、あのリトル・フィートと言えばのネオン・バークのイラストが使用されていないと。
このジャケットも奇妙と言えば奇妙ですが。アイデアは後のライ・クーダー夫人なんだとか。
そして。サウンドも。あのリトル・フィートのサウンドは完成を見ておらず。
どちらかと言えば。ローウェル・ジョージのソロ・アルバムの為に他のメンバーを集めたみたいな。
あくまでローウェルの世界を表現する為に。その指示のもとにサウンドを創っていると。
ここら辺りは2ndアルバム以降から聴いた、リトル・フィートを聴いた人にとっては違和感が大きいかなと。
自分もそんな1人ではあるのですが。フランク・ザッパのバンドにいたローウェル。
その個性を認めながらも自分とは相容れないと悟ったザッパから独立を進められたとのことなので。
急遽の話だった故なのかも知れませんね。ひょっとしたら当初はソロ・アルバムとして構想されたたとかね。
ニューオーリンズのセカンドラインからの影響など独自で多彩な音楽性で知られるローウェルですが。
このアルバムを聴いていると。根っ子にあるのは。やはりブルースなんだなと思わされます。
荒涼とした世界の中で孤立を余儀なくされた精神の拠り所としてのブルース。
それが。ローウェルのテーマだったかなと。後のバンド運営における立ち位置などを考えても。
恐らくは人づきあいとか、そう言ったものは好きでもなく、苦手だったと思われるローウェル。
それでも。それ故に。歌わざるを得なかった。歌い続けざるを得なかった。そんなローウェルのブルース。
それが端的に描かれてるのがかの名曲「Willin'」で。リトル・フィートの代名詞とも言える曲ですが。
ここではローウェルとゲストのライ・クーダー、2人のギターだけで淡々と奏でられていて。
それがこの曲の持つ荒涼とした世界での孤独、それでも生きていくしかない虚無感を。
怖ろしいほどの切迫感、そして漂泊感を持って訴えてきます。こいつは魅力的でもあり落とし穴でもあるかな。

どこまで。
走っても。
歩いても。
続けても。
未だやるしかないのか。

随分と。
遠くまで。
来たんじゃないかと思っても。
十分に。
続けてきたんじゃないのかと思っても。

気がついたら。
走ってる。
歩いてる。
そのまま。
ずっと続けいくしかないのか。

この先も。
足りないんだろうな。
十分になんかならないんだろうな。
そもそも。
目標なんてあって、無い様なもの。

確かに。
他に。
出来ることなど。
やりたいことなど。
無いからな。

どうしたって。
何れにしたって。
何処まで行ったところで。
どこまでやったところで。
終わらないんだろう。

そうさ。
生れ落ちた時から。
この荒涼とした世界で。
ただ独り。
そいつは変え様もありゃしない。

いつか。
思い、果てるまで。
命、尽きるまで。
ただ独り。
そいつが続くだけ。

だったら。
仕方ない。
まぁ。
いいか。
続けてやるか。

ただな。
走らせるんだったら。
歩かせるんだったら。
やらせるんだったら。
それなりにさ。

叶えさせてくれないかな。
手に入れさせてくれないかな。
遂げさせてくれないかな。
それだったら。
他に出来ることも、やることも無いんだし。

続けてやってもいいけどね。
ゴールの無いマラソンだろうがな。



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2015/04/05 Sun *根っ子は同じ / Johnny Winter And

20150405johnnywinterand


表に。
出て。
咲いてるのが。
何色の花でも。
根っ子は同じ。

表で。
伸びて。
繁ってる葉っぱの。
形が違っても。
根っ子は同じ。

表現してる。
言葉の。
使い方や種類が。
異なっても。
根っ子は同じ。

辿り着いた。
道筋は。
あっちから。こっちから。
別々でも。
根っ子は同じ。

何かと言うと。
違うの。
異なるのと。
騒いじゃいるが。
何のことは無い。

根っ子は同じ。

だから。
肩肘張らずに。
一緒に。
やれば。楽しめば。
それでいいんじゃないの。

『Johnny Winter And』'70年リリース。
ジョニー・ウィンター・アンドの1stアルバム。
ジョニーにマッコイズの残党が合流して結成されたジョニー・ウィンター・アンド。
100万ドルのギタリストと話題をさらったものの商業的にいま一つだったジョニー。
(実際の契約金はその10分の1程だったって話もありますが・・・)
「Hang On Sloopy」の大ヒットを放ったものの一発屋で終わったマッコイズ。
だったら纏めて売っちゃえよと。まぁ、レコード会社主導で結成されたと思うんですけどね。
実は。そいつが大正解だったと。まさかここまでのアルバムを創り上げるとは。
レコード会社も思って無かったんじゃないかと。マッコイズにはリック・デリンジャーがいた。
そしてジョニーとリックが出会った。そして世にも稀有な化学反応を起こしたと。
もう。その一言に尽きちゃうんですけど。ジョニーとリックもここまで相性が良いとは。
本人達も驚いたんじゃないのかなと。もう長いこと一緒に演って来たかの如く。
何の違和感も無く。ジョニーとリックならではの。ジョニー・ウィンター・アンドならではのサウンド。
そいつが最初から最後までアルバム全編に渡って鳴り響いています。カッコいいんだな、これが。
ジョニーと言えばブルース。リックと言えばロックン・ロール。それがイメージだったんでしょうが。
一緒にスタジオに入ってみたら。2人ともブルースだってロックンロールだって聴いて育ってるし。
ブルースだってロックンロールだって大好きで弾いてきた。根っ子は同じ。そう言うことだったと。
勿論、ジョニーには葛藤もあったんだろうけど。何だろうジョニーにとってはロックンロールもブルースだと。
少なからずそういう意識はあって。でなければここまで熱いギター弾けないし、歌えないし。
リックだって基本にはブルースがあるからこそジョニーに共感して共鳴するロックンロールを書けたと。
それが端的に表れたのがかの名曲「Rock And Roll, Hoochie Koo」だったんだろうな。
この後、ジョニーとリックのコンビが快進撃を続けたのは当然だったと。根っ子が同じなんだからね。

表に。
出ている色じゃなくて。
花が咲いている。
それが大切なんだよ。
根っ子は同じ。

表で。
伸びてる葉っぱの形じゃなくて。
葉っぱが繁っている。
それが大切なんだよ。
根っ子は同じ。

表現の。
使い方や種類じゃなくて。
自分の意見を表現できる。
それが大切なんだよ。
根っ子は同じ。

道筋の。
違いじゃなくて。
兎にも角にも辿り着いた。
それが大切なんだよ。
根っ子は同じ。

何かと言うと。
違うの。
異なるのと。
騒いじゃいるが。
些細な事じゃないか。

根っ子は同じ。

だから。
殊更頑なにならずに。
一緒に。
やれば。楽しめば。
それでいいんじゃないの。

男も女も。
老いも若きも。
肌の色も。
言葉の違いも。
些細な事なんじゃないか。

俺もお前も。
どいつもそいつも。
総てを知らなくても。
それこそ本名さえ怪しくても。
それでもいいんじゃないの。

同じ様に。
音楽が好きで。
人が好きで。
楽しいことが大好きなら。他は。
些細な事なんじゃないか。

根っ子は同じ。

そいつを。
感じさせてくれる。
ロックンロールやブルースが。
演ってくれる奴等が。集まってる奴等が。
好きなんだよな。

だから。
根っ子は同じ。それでいいんじゃないの。



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2015/04/04 Sat *真摯な悪戯 / The Steve Miller Band

20150404stevemillerbandlive


ジョーカー。
好きなんだな。
バットマンの敵役でも。
トランプの絵札でも。
一番好きだな。

何とも。
憎めなくて。
そりゃ。
敵役だったり。
面倒な札だったり。

それにしても。
どこか。
ユーモラスで。
悪事ってよりは悪戯で。
時には切り札にもなって。

たぶん。
実力は物凄いのに。
全開にしないで。
判る奴にだけ判ればいいと。
斜に構えてカッコつけて。

ぶっ飛ばされちゃったり。
最後まで残っちゃったり。
ピエロが真摯に悲哀を演じてるなら。
ジョーカーは真摯に悪戯をしてるのだ。
そんなジョーカーが好きなんだな。

『Live !』'83年リリース。
スティーヴ・ミラー・バンドのライヴ・アルバム。
どうにもこうにも。いかんせん日本では人気も無いし。知名度も低いし。
まぁ、一時期ペガサスを描いたジャケットのアルバムを連発してみたり。
MTVの初期に大ヒットを放ったりしたせいか。軽く見られがちなんだろうな。
ところがどっこい。なんたってあのモントレー・ポップ・フェスティヴァルにも出演したキャリアがあって。
確か初期のメンバーにはボズ・スキャッグスもいて。ブルース・ロックや、サイケなサウンドも聴かせたりして。
相当な実力のあるバンドだったんですよね。ところがボズも含めてスティーヴ以外が全員辞めたりして。
低迷しかかるも「The Joker」の大ヒットで一発逆転。一躍トップ・スターの座に踊り出たと。
この「The Joker」てのがサウンドも歌詞も癖のあるナンバーで。真面目だかふざけてるんだか。
如何にも悪戯好きのジョーカーが歌いそうでね。その力の抜け具合がツボに嵌ると堪らないと。
恐らくはスティーヴ自体にもジョーカーの様な素質があるんじゃないかと思うのですが。
皆、辞めちゃったからと。半ば自棄に、やる気がありそでなそな曲を書いたら思惑以上にヒットしちゃって。
それなら、こんなのはどうよと「Jet Air Liner」みたいなキャッチーなロックンロール書いたら大ヒットして。
そうか。皆はこういうのが好きなのねと。多少捻りを入れつつもキャッチーなヒット曲を連発しちゃったと。
ただ。ここがジョーカーなスティーヴらしいなと思うんですけど。どうにも売れはじめてからのアルバムって。
手抜きとまでは言わないまでも。やる気がいま一つ無くなったんじゃないかと。
多分に。悪戯が悪戯として受け入れられないと面白くない。なんで毒の薄いナンバーが受けるんだよと。
そんな気持ちが働いたんじゃないかな。それだけ悪戯、曲や歌詞の捻りに真摯に取り組んでたんだよな。
だから恐らくはMTV効果による「Abracadabra」の大ヒットに便乗したレコード会社主導のこのアルバムでも。
一番楽しそうなのは「The Joker」だし「Mercury Blues」なんてブルース調のナンバーなんですよね。面目躍如。
それにしても。レコード会社も便乗しといて。このジャケットは無いよなぁ。もう少し何とかならんかったのかね。

ジョーカー。
憧れなんだな。
バットマンの敵役でも。
トランプの絵札でも。
一番カッコいいしな。

何とも。
飄々としてて。
そりゃ。
敵役だったり。
面倒な札だったり。

それにしても。
どこか。
小粋で。
悪事ってよりは悪戯で。
時には切り札にもなって。

たぶん。
実力は物凄いのに。
どこか油断してて。
大向こうに見え切って。
思いきりカッコつけたら

ぶっ飛ばされちゃったり。
最後まで残されちゃったり。
ピエロが悲哀に真剣なら。
ジョーカーは悪戯に真剣なのだ。
そんなジョーカーに憧れるんだな。

何事も。
真摯に。
取り組まなきゃいけない。
取り組んだら続けなきゃならない。
でも譲れないものもがある。

それが。
悪戯なら悪戯で。
徹底的に。
それこそ真摯に。
貫かなければ面白くない。

悪戯が。
出来る様になるまで。
真摯に何かに取り組んで。
そんな姿や。完成形は見せないで。
余裕だよとカッコをつけてみせる。

真摯な悪戯。
ジョーカーが好きだ。ジョーカーに憧れる。
例え最後は。
ぶっ飛ばされようが、とり残されようが。
笑って舌を出すそんなジョーカーにね。



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2015/04/03 Fri *街があれば / Spencer Wiggins

20150403soulcityusa


街があれば。
人がいる。
人がいれば。
心が。魂が。
存在する。

人と人が。
出会えば。
触れあえば。
関係が出来る。
良くも。悪くも。

関係が出来れば。
愛情が生まれたり。
憎悪が生まれたり。
共感が生まれもすれば。
孤独も生まれ。
様々な思いが交錯する。

様々な思いは。
様々な人の。
心から。魂から。
生まれ。
育っていく。

そう。
街があれば。
何処にだって。
魂が存在する。
そういうものなのだ。

『Soul City U.S.A.』'77年リリース。
メンフィス生まれのソウル・シンガー、スペンサー・ウィギンス。
兄弟を中心にゴスペル・グループを結成し活躍していたところを。
ゴールド・ワックスに誘われて入社。ソロ・シンガーとしてデビューします。
ゴールド・ワックス。そう。あのO.V.ライトやジェイムス・カーで知れれるレコード会社です。
ウィギンスもカー等と競い合って数々の名曲を録音するも。
そこはあくまでもインディーだったゴールド・ワックス。アルバム制作までは至らずに。
ゴールド・ワックス自体が敢無く'69年には倒産してしまい。ウィギンスはフェイムに移籍しています。
それでもアルバムが制作されたO.V.やカーに比較してウィギンスは劣るのかと言うと。
決してそんなことは無くて。特にアップ・テンポなナンバーにおける力強く伸びる歌声は素晴らしくて。
そんなウィギンスを埋もれさせていいのかと。日本のヴィヴィッドが世界で初めて編集したのがこのアルバム。
'65年~'68年の録音から14曲が収録されていますが。内3曲は当時未発表だったと。
本当にね。日本のレコード会社っていい仕事してたんですよね。どんなもんだいだと。
ウィギンスが素晴らしいのはアップ・テンポで力強く迫る時も。スローで味わい深く聴かせる時も。
とても自然なところで。妙に力まないし、無駄にシャウトしないし、変なフェイクも入れないし。
あくまで自然に歌いかけていて。それがそのまま。こちらの胸を熱くするってところがね。非凡じゃ無いなと。
逆に言うと。あまりに自然すぎて。それがいま一つ人気の出なかった理由なのかな。
でも。いいんです。売れなかったとしても。その素晴らさは変わらないし。このアルバムに針を落とせば一発です。
アルバム・タイトルにもなっている「Soul City U.S.A.」のカッコ良さなんて。本当にぶっ飛びます。
結局、フェイムでも売れることは無く。今はゴスペルの世界に戻ってるとか。残念ですが。
本当に忘れられない、忘れちゃいけないシンガーだと思うんです。だって確かな魂がここにはあるんですから。

街があれば。
人が棲む。
人が棲めば。
心も。魂も。
棲んでいる。

人と人が。
棲んでいれば。
心も魂も棲んでいる。
関係無しでは済まない。
良くも。悪くも。

関係が出来れば。
愛情が生まる。憎悪も生まれる。
時に愛憎が入り混じったり。入れ替わったり。
共感が生まれても。共鳴しても。
孤独は生まれる。振れないものもある。
様々な思いが交錯して。誤解も生まれる。

そんな総ては。
様々な人の。
心から。魂から。
生まれ。
大きくなっていく。

そう。
街があれば。
何処にだって。
魂が存在し。
肥大していくものなのだ。

故に。
街があれば。
そこには。
いつでも。
魂が存在し。

その街の。
魂が。
時に激しく。
時に優しく。
歌っている。

その街に。
流れる。
溢れる。
歌を。魂を。
どう感じるか。

それは。
自分次第。
そして。
自分の魂も。
また歌っている。

街があれば。
街の数だけ。
人が棲めば。
人の数だけ。
歌がある。魂がある。



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2015/04/02 Thu *駆け引き / Otis Redding & Carla Thomas

20150402kingandqueen


手札は。
それなりに。
あった。
切り方も。
色々とあった。

最初は。
ほんの。
懐かしさ故の。
遊びで。
手探りで。

立ちはだかる。
時間の壁も。
さして気に留めず。
しばしばゲームが中断されても。
まぁ、いいかと。

続きはどこからなど。
それ程意識もせずに。
札を切ったり。
札を見せ合ったり。
それが続いている内に。

いつしか。
本気で。
熱中して。
夢中になって。
自分の札を隠して。相手の札が気になって。

駆け引き。

『King & Queen』'67年リリース。
オーティス・レディングとカーラ・トーマスのデュエット・アルバム。
サザン・ソウルの王様とメンフィス・ソウルの女王の夢の競演と言ったところか。
でも。少々、無理を感じるところもあって。この時、まさに絶頂を極めていたオーティス。
一方でカーラは確か歌い続けながらもワシントンの大学に通い始めていて。
何故、この2人が。このタイミングで。デュエット・アルバムを制作することになったのかと。
そもそも何故アレサ・フランクリンじゃ無いのかって声も上がりそうですが。
アレサはそもそもスタックスの所属では無いし。アトランティックにも移籍したばかりだったんですよね。
全11曲中9曲がカヴァーでその中に「It Takes Two」が含まれていて。
このナンバーはモータウンでマーヴィン・ゲイとキム・ウェストンでヒットしているので。
スタックスとしてはオーティスにもマーヴィンと同様に女性シンガーとのデュエットでもヒットをと。
そんな二匹目の泥鰌狙いがあったのは事実かな。だとしても。決してやっつけ仕事では無く。
オーティスも、そしてワシントンから飛んできたカーラも。それぞれの個性を生かした熱唱で。
剛のオーティスと、柔のカーラの組合せも見事に息が合っていて。二日だか三日で録音したとは思えなくて。
同じスタックスを代表するシンガーとしての矜持と互いに対数る尊敬の念が見事に表現されていると。
特にローウェル・フルソンの「Tramp」における二人の駆け引きは見事に男女の恋愛の機微を表していて。
からかうカーラに、虚勢を張りながら前に進もうとするオーティス、それをまたいなしてみせるカーラと。
基はブルースなので。もっとドロドロしてるのを軽快なサザン・ソウルに仕立て直してみせています。
この続編も聴きたかったところですが。オーティスは飛行機事故で亡くなり。これが生前最後のアルバムにと。
カーラもやがて学業に専念して。オーティスとカーラ。お互いにどんな札を未だ隠してたのかは、もうね・・・

手札は。
それなりに。
あった筈で。
切り方も。
色々とあった筈で。

だけど。
切らないうちに。
晒さないうちに。
時は流れて。
距離も離れて。

今になって。
遡れない。
時間の壁が立ちはだかる。
そう。ゲームが再開されても。
どこかに。違和感があって。

その気があっても。
既に機を逃したのかと。
手の打ちを晒したり。
手の打ちが覗き見えたり。
それが続いている内に。

いつしか。
本気で。
熱中して。
夢中になって。
攻めては流され。一言に。無言に。悩まされ。

駆け引き。

ろくでなしと言われ。
こいつに関してはそんな事は無いさと。
思いきれない癖にと。
いつだって本気さと。
一応、聞くだけ聞いておこうかと。

タイミングなのか。
運命なのか。
それでも未だ裾は掴んでいると。
本気なのは知ってるだろうと。
最後の切り札を手に仕掛けてる。

駆け引き。

そいつが。
面倒だなと。
楽しめなくなったら。
本当に。
ゲーム終了。

それはそれで。
悪くはないかもしれないが。
勝負が見えていたとしても。
今しばらくは。
このゲームが続かんことを。

それも。また。
駆け引き。



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2015/04/01 Wed *変われるものなら / Solomon Burke

20150401rocknsoul


新入学。
進級。
新社会人。
新期。
出発の春。

今更な。
初々しさの。
欠片もないし。
最初から。
無かったって話もあるし。

さぁ。
春だから。
何か。
新しい気持ちで。
気分を変えてなど。

出来る訳じゃ無し。
その気も無いし。
ただただ。
我が道を。
行くのみ。進むのみ。

それだって。
毎日。
大変なんだからな。
簡単に。
新しくとか。新たにとかほざくんじゃねぇよ。

『Rock 'N Soul』'64年リリース。
キング・オヴ・ソロモン、ソロモン・バークのアトランティックでの2枚目のアルバム。
その圧倒的な歌声でロックだろうが、カントリーだろうが、なんであろうがソウルに。
それも極上のソウルへと昇華させてみせたソロモンの恐るべき実力。
その魂のこもった熱く深い歌声の前には。もうひれ伏すしか道は残されていないと。
そんな神格化したくなる様な威厳すら感じさせるソロモンです。本当に凄いなこの人は。
伊達に神童と呼ばれて。13歳(だったかな)で自らのゴスペルの番組を持ってた訳じゃ無いなと。
ソウル・シンガーは、特に'60年代~'70年代までのソウル・シンガーは殆どがゴスペルの経験者で。
ソウルに転向後も。ゴスペルの残り香を感じさせますが。ここまで強力に匂うのはソロモンぐらいかな。
それが大人気の理由でもあったんでしょうね。このアルバム。全12曲中実に4曲がR&Bチャートにおいて。
TOP10入りを果たしてるんですよね。更にはTOP100言えば6曲、半分を送り込んでいると。
この時代においてソロモンが実力、人気共にソウルのトップ・スター、王様だったのは間違いないかと。
そう、あの男。ビッグ・オー、オーティス・レディングが現れるまではね。そうなんだよなぁ。
あっという間にオーティスがソロモンも含む他のソウル・シンガーをゴボウ抜きにしちゃったんっですよね。
自分の座を脅かすかもと警戒してる内にあっという間に抜き去って行った驚くべき20代のオーティスを。
かっての10代の神童、ソロモンはどんな思いで見ていたんでしょう。何を感じていたのかな。
それでも。ソロモンは歌い方を変えなかったんですよね。否、変えられなかったのかな。
どうしても説教師ですからね。王様になっちゃうんですよね。そして王様だからこそのソロモンの魅力だから。
オーティス程には聴衆のところまでは降りられなかったんだろうなぁ。変われるものならと。
ソロモンが思っていたかどうかはわかりませんが。変わらなっかからこそ。
オーティス亡き後もソロモンはソロモンでいられたと。そう思うんですけどね。そして。それで良かったとね。

新入学。
進級。
新社会人。
新期。
始まりの春。

大体な。
月なんてものは。
毎月変わってるんだよ。
4月だからって。
特別って訳でももあるまいし。

さぁ。
4月だから。
何か。
新鮮な気持ちで。
気分も変えてなんて。

乗る気もないし。
まやかされもしない。
ただただ。
我が道を。
究めるのみ。貫くのみ。

それだって。
日々。
大事なんだからな。
簡単に。
心機一転とか。新鮮にとかほざくんじゃねぇよ。

変われるものなら。
変えられるものなら。
とっくにやってる。
その気になりゃ。
その方がいいのかもしれねぇ。

だから。
意地でも。
変わらねぇ。
変えやしねぇ。
こっちはこっちだ。

一度、信じたら。
そいつを。とことん。
行くのみ。進むのみ。
究めるのみ。貫くのみ。
それが正しいと。間違ってないと。思える限り。

合理的だろうが。
進歩的だろうが。
そこに正統性が。そこに義が。
感じられない限り。
変わりはしない。

変われるものなら。
変えられるものなら。
やってみせるんだな。
ちょいとやそいとじゃ。
動かない、動かしちゃいけないものもあるんだぜ。



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2015/03/31 Tue *解放すれば / Hi Rhythm

20150331ontheloose


そう。
わかってる。
解き放てば。
いいだけだ。
この柵を。

そうすれば。
苦悩も。
煩悩も。
その他諸々の。
有象無象も。

一瞬にして。
消えてなくなる。
真っ白か。
真っ黒か。
そいつはしれねぇが。

目の前に。
広がる。
その地平を。
何も考えずに。
突っ走ればいいだけ。

そうすれば。
この胸のどす黒いものも。
誰も。自分も。
傷つけずに。
消えてくれるかもしれねぇ。

じゃねぇと。
また。
暴れだす。
今度暴れだしたら。
止められそうにもありゃしない。

『On The Loose』'76年リリース。
ハイ・サウンドを支え続けたハイ・リズム。
ホッジス兄弟を中心とした、そのハイ・リズムの唯一のアルバム。
O.V.ライト、アル・グリーン、アン・ピブルズ、オーティス・クレイ・・・
ハイの黄金期を支えたシンガー達のバックで。黙々と黄金のハイ・サウンドを奏で続けた。
そんなハイ・りズムです。強靭にして弾力性に富んだグルーヴが聴けるのは勿論。
意外なのはインストじゃなくて。ファンキーなヴォーカルも聴けるところで。
俺達だって歌えるんだぜって自己主張なのか。それとも軽く遊んでみたのか。
真意はわかりませんが。まぁ、せっかく自分達名義のアルバムを録音させてくれるんだから。
その思いを開放して。制限など設けずに。やりたい様にやろうぜってことだったのかなと。
それ故のアルバム・タイトルだし。それ故のいつもより少し緩く感じられるサウンドなのかなと。
まぁ、ハイに限ったことじゃないけど。シンガーは皆、個性強そうだし。プロデューサーも五月蠅そうだし。
腕達者のハイ・リズム。プロとしての意地もあるだろうから。臨機応変に見事に応えてはいても。
そりゃ鬱憤が溜まることもあったのでは無いかと。そのガス抜きの為だけに録音したんじゃないでしょうが。
骨太にして強靭なのはもう当然として。弾力性、柔らかく受けとめて跳ね返す、その力加減。
その見事さが、いつも以上に感じられて。故にそのファンキーさが増してグルーヴに富んでいる。
ここらは自分達のアルバムならではって気がします。へへっ、いつもり弾んじゃうもんね~みたいなね。
例えばMGズとはまた異なった自己表現が達成されている色気のあるそのサウンド、嫌いじゃないんだなぁ。

そう。
わかってる。
解き放てば。
いいんだろう。
この柵を。

そうすれば。
理屈も。
理性も。
その他諸々の。
有象無象も。

一瞬にして。
消えてなくなる。
光り輝くのか。
真っ暗闇にまるか。
そいつはしれねぇが。

目の前に。
開いた。
その虚空へ。
何も考えずに。
突っ込めばいいだけ。

そうすれば。
この胸のどうしようもない渇きも。
誰も。自分も。
襲わずに。
満たされるかもしれねぇ。

じゃねぇと。
また。
暴れだす。
既に沸騰し始めてる。
いつ爆発するかしれたもんじゃねぇ。

解き放て。
そうさ。
解き放っちまえ。
柵なんて。
ぶっ壊しちまえ。

そもそも。
その柵を。
作ったのは。
他でもない。
自分なんだからな。

いい顔がしたくて。
いい人でいたくて。
人に優しくしたくて。
人に愛されたくて。
その為の仮面を被る為に。

自分で。
柵を作って。
その。
柵にのおかけで。
何とか社会に折り合いつけて。

そんなもの。
嘘だと。
そんなもの。
続きはしないと。
わかっていただろうに。

解き放て。
どす黒いものが。
渇きが。
何処へ向かうか。
何をしでかすか。

もう。
どうでもいいだろう。
喉を掻っ切って。
その血を啜りたいんだろう。
堪らないんだろう。

そうさ。
それが。
自分の。俺の。
本性だからな。
刃一振り。あればいい。

解放すれば。
それでいい。
それで救われる。
自分が、俺が。
救われるなら。それだけでいい。

解放すれば。
それでいい。



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