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2015/05/01 Fri *とりあえず、そして、いつか / カルメン・マキ & OZ

20150501ozthird


季節が。
変わっていく。
まるで。
駆けるが如く。
勢いよく。

新緑を。
横目で見ながら。
俺も。
とりあえず。
駆け出してみる。

何処まで。
何処へ。
どうして。
総ては。
わかりはしない。

ただ。
今までも。
駆け出して。
走り続けてきた。
だから。
とりあえず。

此処では無い。
何処かまで。
今じゃ無い。
先へ向かって。
そして。いつか。

彷徨いながらでも。
流離いながらでも。
今よりも。
高く。白く。
空の上へ。雲の彼方へ。

『Ⅲ』'77年リリース。
カルメン・マキ&OZの事実上のラスト・アルバム。
既に10月に解散しており。その2ヶ月後にリリースされたと。
更には'78年には2枚組のライヴ・アルバムもリリースされていますが。
針を落とすと。前の2枚のアルバムと比較してややポップになった印象も受けますが。
聴き進んでいくうちに。OZのサウンドは何も変わっていないことに。
それどころか。より抒情性を蓄えて広がっていっていることが感じられたりします。
ギタリストとして、全曲を作曲している春日博文(ハチ)の才能の凄さを改めて思わされます。
またライナーに使われている写真や、歌詞の内容からマキの自叙伝の様な趣きもあって。
全曲の作詞を担当している加治木剛の才能にも改めて敬服したくなりもします。
(因みに加治木剛ってのは後のダディ竹千代で、春日博文とは高校の同級生だったんだとか)
そして何と言ってもマキの歌声。その歌声は、どんな歌い方をしようと凛として一本筋が通っていて。
故に、パワフルにシャウトしようが、柔かく語りかける様であろうが、暗い影を感じさせ様が。
いつでもその歌声を通じて言霊が伝わってくるのです。まるで巫女であるかの様に。
その歌に込められた思いや、その言葉に込められた意志が生き生きと目の前で舞ってみせるのです。
あのセンセーショナルなデビューから、OZ等のハード・ロック時代、そして現在の活動まで。
表現方法に変化こそあれ。それを歌いこなす技量、そして根底にある凛とした一本の筋。
更には。未だに高みを目指して前へ前へと走り続ける姿勢。その総てがこのアルバムにもあるのです。

季節が。
進んでいく。
まるで。
駆けるが如く。
勢いよく。

青空を。
見上げながら。
俺も。
とりあえず。
駆け出してみる。

何処まで。
何処へ。
どうして。そこまで。
何一つ。
わかりはしない。

ただ。
今までも。
駆け出したら。
止まらずに走り続けた。
だから。
とりあえず。

此処では無い。
何処を見つけるまで。
今じゃ無い。
未来の尻尾が見えるまで。
そして。いつか。

どれだけ彷徨っても。
どこまで流離っても。
今よりも。
高く。青く。
空の上へ。雲の彼方へ。

飛んでみたい。
誰かが辿り着いたのなら。
俺にだって。
可能性はある筈。
だから。とりあえず。

跳んでみたい。
誰かが乗ってみせたのなら。
俺にだって。
やってやれない事はない、
そして。いつか。

青い空を。
白い雲に乗って。
漂いながら。
思いきり。
大きな声で歌ってみたい。

とりあえず。
そして。
いつか。
その日を目指して。
ロックンロールするのさ。



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