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2015/05/17 Sun *それでも生がいい / Wilson Pickett

20150517liveinjapanwilsonpickett


それでも。
どうでも。
どうにでも。
どうしても。
生がいい。

出来不出来も。
良し悪しも。
調子の波も。
乗りの違いも。
それはある。

いつでも。
どこでも。
最高って訳でも。
完璧って訳にも。
いかない。

そりゃ。
相手のあることなんで。
波長が合わなかったり。
波動がずれてしまったり。
うまく共鳴できなかったり。

それでも。
だからこそ。
予測がつかないからこそ。
楽しい。気持ちがいい。
そう。生がいい。

何も。
余計なものなど。
着けず。
通さずの。
生がいい。

『Live In Japan』'74年リリース。
ウィルソン・ピケットの'74年3月中野サンプラザで収録された2枚組ライヴ・アルバム。
ピケットと言えばその絶頂期は何と言ったって'60年代のアトランティック時代なわけで。
'74年頃にはメジャーのRCAに移籍はしたものの。どうもパッとしなくて。如何なものかと。
サザン・ソウルももう終わりかなとか言われてたとか。そんな時のピケットの来日公演。
どれ程の人が、どれ程の期待をして観に行ったのかはわからないのですが・・・
悪くないんだな。これが。まぁ、そりゃぁアトランティックでのオリジナル・アルバムの数々と比べれば。
ピケットの歌も、長年バックを務めてきたミッドナイトムーバーズのサウンドも粗いんですけどね。
その粗さが、ライヴならではの臨場感に繋がっていて。特にピケットの迫力には。
御免なさい、お見逸れしましたと。まぁ、そんな感じで。特に後半、C面以降の盛り上がりはきてるなと。
その実、ピケットがどう思ってたのかわからないんですが。このアルバム当然RCAからのリリースなんですが。
RCA時代のナンバーなんか殆ど歌ってなくて。黄金のアトランティック時代のナンバーのオン・パレードで。
「I'm In Love」「In The Midnight Hour」「I Found A Love」「Mustang Sally」「Land Of 1000 Dances」・・・
これ。観客は大喜び。ピケットも大いに乗ってますが。よくRCAがリリースを許したなと。
だってねぇ、ある意味ではRCAを否定してるんですからね。俺が好きなのはこっちのナンバーなんだよと。
ピケットもいい読経してると言うか。感情の起伏が激しくて。ライヴの出来も日によって差があったらしいので。
細かいことは考えて無くて。この日は機嫌も調子も良かったと。それだけなのかな。だからライヴは面白いと。
何でもこの時のツアーは総じて出来が良かったそうですが。RCAからのナンバーを歌わなかった日もあったと・・・
確かに。10年、否、5年来日が早く実現字ていたら、より凄いピケットの姿が記録されたんでしょうが。
このアルバムから十数年後に来日したピケットはもう声も衰えていて、アクションと見得だけで誤魔化していて。
淋しいものがありましたが。それもまたね目に焼き付けられて良かったかなと。最後まで歌ってたんだぞとね。

そうなんだ。
どうしても。
何としてでも。
どうにかしてでも。
生がいい。

上手くいく時も。
それなりの時も。
調子が外れたりも。
乗りが悪い時も。
それはある。

いつでも。
どこでも。
御機嫌って訳でも。
完全って訳にも。
いかない。

そりゃ。
相手もあることなんで。
波長が微妙にずれてたり。
波動がすり抜けてしまったり。
うまく共振できなかったり。

それでも。
だからこそ。
想定外もあるからこそ。
面白い。気持ちがいい。
そう。生がいい。

何も。
余計なものなど。
着けず。
通さずの。
生がいい。

それでも生がいい。

余計なものなど。
脱ぎ捨てて。
放り投げて。
裸になって。
解放されて。

あっち側と。
こっち側。
男と女。
ステージとフロア。
共鳴して。

最初は。
控えめに探りながら。
一度ツボを見つけたら。
スイッチが入ったら止まらない。
燃える様に御機嫌で。

あそこでも。
ここでも。
男も女も。
バンドと観客が。
共振して。

予想もしなかった。
心地良さに包まれる。
想定外の興奮で昇り詰める。
達したら。
逝ってしまう。

それでも生がいい。



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