« 2015/05/31 Sun *新宿の片隅 / Sion | トップページ | 2015/06/02 Tue *部屋に籠って / サンハウス »

2015/06/01 Mon *六月の / カルメン・マキ & OZ

20150601oz


六月。
衣替えの。
季節では無くなり。
梅雨の。
気配も感じらず。

この国からは。
春も秋も。
初夏も消えてしまったのかと。
そう思わせる。
そんな気候ではあるけれど。

六月。
一年の。
折り返しが。
一日一日。
迫る。
この月には。

やはり。
特別な。
何かが宿っているのかと。
今年も。また。
節目となりそうな月を迎えて。

六月の。
匂いを。
空気を。
気配を。
そして風を感じている。

その中に。
語りかけてくる。
六月の。
詩に。
耳を澄ませている。

『カルメン・マキ& OZ』'75年リリース。
日本のロック史に残る、カルメン・マキ&OZの1stアルバム。
未だに女性ロック・ヴォーカリストの頂点を極めたとされ。
数多の後継シンガーへ影響を与え、尊敬の対象となっているカルメン・マキ。
寺山修司の天井桟敷に感銘を受け、師事を仰ぎ。
「時には母のない子のように」で衝撃のデビューを果たしたカルメン・マキ。
(何と。あの紅白歌合戦にも出場してるんですね。イメージできませんが・・・)
しかし。アングラ・ブームの衰退と歩を揃える様に表舞台から消えてしまったと。
当時は誰もがそう思っていたらしいのですが。実際のところはと言うと。
「時には母のない子のように」のヒットへのご褒美としてプレーヤーと数枚のアルバムを手に入れて。
その中に含まれていた一人の女性歌手に夢中になっていたんですね。そう、ジャニス・ジョプリンに。
そうして。ロックにのめり込んだカルメン・マキ。竹田和夫のブルース・クリエーションとの共演を経て。
自らのバンド結成に乗り出したと。パートナーとなったのは春日博文、ハチであったと。
実際のところ全曲を歌っているカルメン・マキと殆どの曲を書き、ギターを弾いているハチ。
この2人以外のメンバーは流動的で。故にジャケットにも2人の顔しかハッキリ写っていないのだとか。
その後もメンバー交代を繰り返したOZ。バンドと言うよりはカルメン・マキとハチのユニットだったのかも。
さて。何と言っても「私は風」が著名で。そのメロディー、サウンド、カルメン・マキの歌声、構成力。
どれもが完璧で。「私は風」こそが日本初の完璧なハード・ロック・チューンだったかなと思いますが。
それ以外にも同じ様に長尺の「六月の詩」のリリカルでスリリングなドラマティックな展開とか。
「きのう酒場で見た女」の様に軽快で軽妙な小唄を思わせるブルースなど。聴きどころ満載となっています。
今年でリリースから40年か。これからも聴き継がれていくべきアルバムだと思います。

六月。
衣替えの。
季節は五月に奪われ。
梅雨の前に夏を迎え。
かっての面影を失い。

この国からは。
季節も。
風物詩も消えてしまったのかと。
そう思わせる。
そんなこの頃ではあるけれど。

六月。
一年の。
半分の終りが
一日一日。
迫る。
この月には。

やはり。
特別な。
意味が宿っているのかと。
今年も。また。
潮目が変わりそうな月を迎えて。

六月の。
匂いの。
空気の。
気配の。
そして風の中に身をおいてみる。

立ち尽くして。
語りかけてくる。
六月の。
詩に。
耳を澄ませてみる。

去年と。
同じ様で。
微妙に。
異なる。
詩。

その詩。
込められた。
匂いを。
空気を。気配を。
吸いこんだら。

風に吹かれて。
否、自らが風になって。
流れていこう。
新たな。
世界を目指して吹いていこう。



web拍手 by FC2

|

« 2015/05/31 Sun *新宿の片隅 / Sion | トップページ | 2015/06/02 Tue *部屋に籠って / サンハウス »

005 Japanese」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 2015/06/01 Mon *六月の / カルメン・マキ & OZ:

« 2015/05/31 Sun *新宿の片隅 / Sion | トップページ | 2015/06/02 Tue *部屋に籠って / サンハウス »