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2015/06/02 Tue *部屋に籠って / サンハウス

20150602houserecorded


独り。
部屋に籠って。
自分とやらと。
向き合ってみる。
誰なんだろうな。

独り。
レコードに針を落として。
食事も採らずに。
音の洪水に埋もれてみる。
何なんだろうな。

独り。
足元を見つめて。
取り留めもない思いが。
流れていくのを見送っている。
何をしてるんだろうな。

独り。
殻の中に閉じ籠って。
外部からの声は。
適当に受け流して。
自分だけが呼吸している。

独り。
部屋に籠って。
憂鬱でも。不安でもなく。
虚無の中に漂っている。
何者なんだろうな。

『ハウス・レコーデッド』'87年リリース。
突如、世に出たサンハウスの未発表音源アルバム。
ブートレッグぽいジャケットは『Live At Leeds』か『In Through The Out Door』か。
決して音質のいいとは言えない。それこそブートレッグを思わせる12曲を収録。
初期サンハウスのプライベート音源集ってのが当然ながら売りだったものの。
スタジオ録音もあればライヴ録音もあり。音質も一定していないと。
本当に結成直後に録音したカセット・テープをそのままマスターにしてるんじゃないかと。
確か数年前にCD化された筈ですが。その時も正確な録音データはわからなかったのかな。
ライヴ・ハウスでのセッションや放送局でのスタジオ・ライヴも含まれているらしいですが。
音質のせいだけでは無く。未だ自分達のサウンドを模索している感じがあって。
後の毒々しい怪しさも、痛快さも無く。それこそ籠ってひたすら自分達を見詰めてる感じかな。
特徴的なのは。やはりブルースからの影響の濃さで。もろブルースな曲も。そうでない曲も。
菊や誠ちゃんがやろうとしていた音楽。その根源、それはブルースだったんだなと。
菊のヴォーカルは黒く粘っこいし。誠ちゃんのギターも、スライドも含めてもろブルース。
そしてそれがまたカッコいいんだな。ロックンロール・ギターを弾く誠ちゃんもいいけど。
ここでの。自分のブルースと向き合ってる様なブルース・ギターもカッコいいのです。
未だ世に出ず。何者かもわからず。明日もわからず。ひたすら自分達を見詰めている。
そんな、ブルースズ尽くしのサンハウス。解放される前の籠ったサンハウス。その核の剥き出しさがいいなと。

独り。
部屋に籠って。
自分とやらと。
向き合ってやがる。
何様なんだろうな。

独り。
レコードに針を落として。
食事も忘れて。
音の洪水に埋もれてやがる。
何してんだかな。

独り。
足元を見つめて。
取り留めもない思とやらを。
流れていくのを見送っているって。
何をしてやがるんだかな。

独り。
殻とやらに閉じ籠って。
外部からの声は。
適当に受け流しやがって。
自分とやらだけが呼吸していやがる。

独り。
部屋に籠って。
憂鬱でも。不安でもなく。
虚無の中に漂っているってか。
何様なんだろうな。

肩の後ろ。
空中3メートルほど。
もう一人の自分が。
見下ろしている。
呟いている。

気付けば。
いつも。
見下ろして。
呟いて。
薄ら笑いを浮かべてる。

独りと。
独り。
部屋に籠って。
ブルースとやらと。
向き合っている。



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