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2015/06/10 Wed *聞き耳なんか / Paul Butterfield

20150610putitinyourears


聞き耳を。
立ててると。
意外な情報が。
飛び込んできて。
チャンスを掴むこともある。

聞き耳を。
立ててないと。
機密な事実に。
気づけなくて。
ピンチに陥ることもある。

だけど。
聞き耳ばかり。
立ててると。
余計な情報に。
振り回されたり。

ありもしない機密や。
ありえない事実に。
困惑させられて。
注意散漫になって。
大怪我をする。

だから。
特に。
今は。
聞き耳なんか。
立てずに。

余計な。
情報は。
遮断して。
自分の心の声だけを。
聞いて。歩む。それでい。

『Put It In Your Ear』'75年リリース。
何だか自虐的とも言える奇妙なジャケットが印象に残る。
そんなポール・バターフィールド、初めてのソロ・アルバム。
シカゴ生まれの生粋のブルース・マニアだったバターフィールド。
大学でエルヴィン・ビショップと出会って学業そっちのけでバンド活動に精を出し。
やがて腕利きの面子が揃って。最後のピースとしてマイク・ブルームフィールドがはまって。
シカゴ周辺のクラブを荒らしまくり。その演奏がレコード会社の目に留まり。
ポール・バターフィールド・ブルースバンドとしてデビュー。
特に最初の2枚のアルバムはブルース・ロック、ホワイト・ブルースの傑作として。
今もロック史に名を留めています。やがてブルームフィールドが脱退、ビショップも脱退。
バターフィールドはソウルやジャズ、ファンク等に接近しつつ活動を続けるも解散を余儀無くされ。
ウッドストックに活動拠点を移して。よりソウルに通じたグルーヴィなサウンドを目指して。
ポール・バターフィールズ・ベターデイズを結成。ジェフ・マルダー、ロニー・バロン等と共に。
より温かみのあるサウンドに溢れたアルバムを制作し再びシーンの前線に返り咲きます。
白人屈指のブルース・ハーピストとして名を知らしめたバターフィールド。
しかし。恐らくはそんな周囲の目や、期待にこの頃から嫌気がさしてきていたのか。
アルバム毎にブルースと距離を置く様になり。ブルース・ハープの占める比重も減り・・・
ベターデイズも解散させたこのアルバムでは明らかにシンガーとしての比重が高くて。
サウンドも完全にソウルやファンクへと傾倒して新たな顔を見せています。
残念ながら当時はこの試みは評論家にもファンにも受け入れられずに酷評されたそうですが。
意外とバターフィールドは気にして無かったんじゃないかなと。
バンドに必ず自身の名前を冠してきたバターフィールド。自己主張、自我も強かったと思われ。
遂に誰の意見にも耳を貸さず。世間の時流にも聞き耳を立てず。思う様にアルバムを制作したと。
そんな気がしてならないんですよね。確かにあのブルース・ハープを期待して聴くと・・・
なのですが。ソウルフルなヴォーカルに込められた歌心。その素直さが何だかね。いいんですよ。
これはこれでありだったと思うし。これもまたバターフィールズのブルースかなと。

聞き耳を。
立ててないと。
新しい刺激が。
与えられなくて。
何も変わらないこともある。

聞き耳を。
立ててれば。
意外な出会いが。
訪れて。
何かが変わることもある。

だけど。
聞き耳から。
入ってくる。
ものばかりに集中してると。
振り回されたあげく。

何もかも受け止めて。
何もかも受け入れて。
収拾がつかなくなって。
立ち位置を見失って。
大火傷をする。

だから。
特に。
今は。
聞き耳なんか。
忘れて。

余計な。
刺激も。
出会いも。
存在だけを意識しておいて。
自分の歩調で歩くのがいい。

偶には。
一人でいい。
独りよがりでいい。
それでも。
何かを求めているのだから。

一人で。
思い。
感じ。
独りで。
作業に没頭して。

想像して。
設計して。
造形して。
創造する。
聞き耳などいらない。

その。
結果を。
どう思われようが。
どう感じられようが。
どう評価されようが。関係ない。

否、そもそも。
感想も。評価も。
必要としない。
ただ今の自分が。
表れているか。

拙くても。
独善的でも。
自分の心の声が。
反映できているか。
それを自分が判断できればいい。

聞き耳はいらない。
そんな時もある。



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