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2015/06./21 Sun*両輪 / Cream

20150621wheelsoffireukorgmono


静と動。
乱と整。
激と冷。
荒と穏。
両面があってこそ。

動き回れば。
静かに過ごすこともある。
乱れれば。
佇まいを整えることもある。
双方が揃ってこそ。

時と。
場合で。
どちらかに。
傾いたり。
重きをおいたり。

あるにしても。
両方。双方。
あってこそ成立する。
あってこそ面白い。
分かつことなど考えられない。

両輪が競い合って。
両輪がバランスをとって。
両輪が揃って駆動して。
初めて前へ進める。
初めて楽しめる。

片面だけなんて。
片方だけの生活なんて。
想像もつかない。
想像したこともない。
それはそうだろう。

『Wheels Of Fire』’68年リリース。
クリームの3rdアルバムにして初の2枚組アルバム。
1枚目、A面とB面がスタジオ録音で。2枚目、C面とD面がライヴ録音と言う構成。
スタジオ録音は英国と米国でツアーの合間を縫ってスタジオに入って収録され。
ライヴはフィルモアでとクレジットされてますがウィンターランドとかでも収録されたと。
クリームに限ったことでは無いですが。この時代のミュージシャンは本当によく働いた・・・
働かされたのかな。超人的なスケジュールの合間の超人的なレコーディングとライヴ。
ロックが大きな転換点を迎えようとしていた時期だったことも関係あるのでしょうが。
(だからこそ。動けないブライアンを抱えたストーンズ、ミックは焦ったんだろうな・・・)
クリームの特徴はその二面性。極端な両面を備えていたことで。
スタジオ録音ではサイケでポップでキャッチーなナンバーを残し、ヒット曲も生み出して。
ライヴではエリック・クラプトン、ジャック・ブルース、ジンジャー・ベイカー。
この凄腕で個性も強い3人がひたすら本能の赴くままにぶつかりあって闘いを繰り広げる。
この両面、両輪で売り出すってのは第4のメンバーとも言うべきフェリックス・パッパラルディの戦略もあったかな。
兎に角。思惑通りにヒット・チャートを席巻し。その名前を世間に知らしめ。
そしてその地に乗り込んでのライヴで、集まったファンの度肝を抜いてと。見事に両輪が駆動していたと。
その絶頂期に制作されたアルバムですからね。クリームの魅力の何たるかが見事に捉えられていると。
3人の技量がどれ程飛び抜けたものだったかはC面、D面のライヴを聴けば直ぐにわかるし。
その技量をスタジオにも持ち込むことで唯のヒット狙いのナンバーにしなかったことも。
例えばA面頭の「White Room」においてすらアドリブのやり取りが聴こえると・・・
言ってみればモンスター・バンドなんですよね。で、モンスター過ぎちゃったと。
元々ブルースとベイカーは犬猿の仲で。それでもクラプトンと組みたくて我慢してたと。
しかし、そんな妥協が長く続くはずも無く。クラプトンンも呆れて。ライヴでは3人が勝手に演奏してと。
そうして僅か2年半あまりで崩壊するのですが。スタジオとライヴ。その両輪が共に最高の駆動をみせた。
このアルバムは永遠に語り続けられる価値のあるものだと思います。本当に度肝を抜かれます。
スタジオとライヴ。ばら売りされた時代もあった様ですが。全く愚かなことだと思います。

動と静。
乱と整。
激と冷。
荒と穏。
両面があってこそ。

激しく昂れば。
昂ぶりを冷ますこともある。
荒ぶれば。
気持ちを穏かに過ごすこともある。
双方が揃ってこそ。

時と。
場合で。
どちらかが。
働き過ぎたり。
過剰に陥ったり。

あったとしても。
両面。双方。
あってこそ成立している。
あるからこそ楽しめる。
分かたれることなど考えられない。

両輪が競い合いながらも。
両輪のバランスが自然ととれて。
両輪が揃って回転して。
常に前へ進める。
常に楽しめる。

片面だけなんて。
片方だけの日常なんて。
想像もつかない。
想像もしたくない。
それはそうだろう。

動と静。
乱と整。
激と冷。
荒と穏。
両面があってこそ。

相反する。
局面に出会ったり。
相反する。
要素を求められたり。
それによって。

崩れそうな均衡を。
保っていられる。
両極端の行動。
両極端の心持ち。
両極端の・・・

その。
バランス。
五対五なのか。
九対一なのか。
それはともかく。

炎の様に。
激しく燃え上がり、激しく攻める時もあれば。
水の様に。
涼やかに、穏やかに流れゆく時もある。
それが自然の理。それでいい。



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