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2015/06/28 Sun *叫べ。叫べ。叫べ。 / Grand Funk Railroad

20150628grandfunk


叫べ。叫べ。叫べ。

事を荒立てず。
波風立てず。
何事にも動じず。
いつも静かに。
微笑んで穏やかに。

そういう人に・・・
なりたくなんか。
ないんだよ。
なれるわけも。
ないんだよ。

ささくれ立って。
刺々しく。
不気味な。
そんな空気が。
充満してる世界だぜ。

時には。
怒れるだろう。
腹も立つだろう。
動揺して。
何かに当たりもするだろう。

無理に。
合わせなくていい。
我慢しなくていい。
口を閉ざさなくていい。
感情を殺さなくていい。

怒れよ。
立てよ。
泣けよ。
口に出せよ。
おかしいだろうと。

叫べ。叫べ。叫べ。

『Grand Funk』'69年リリース。
そのジャケットからレッド・アルバムとも呼ばれるグランド・ファンク・レイルロード(GFR)の2ndアルバム。
当時のGFRの燃え盛るが如くの勢いを見事に表したジャケットで。これだけでも傑作かなと。
レッド・ツェッペリンの前座を務めて。その怒涛の迫力の演奏で圧倒したとかで。ツェッペリンをブッ飛ばしたとか。
日本ではそんな煽り文句が独り歩きしてた感もありますが。確かにな圧倒したかどうかは別として。
とてつもないライヴをやってたんだろうなってのは。このアルバムに針を落としてもわかります。
次作にあたる2枚組のライヴ・アルバムがよりその様子を伝えてくれるのは当然として。
多くのバンドがライヴの熱気をスタジオに持ちこめずに苦労していた時代に。
ライヴと同じハイ・テンションのド迫力で圧倒するオリジナル・アルバムを創ってしまった。
そこに。その問答無用の勢い、暴れ方こそGFRの真骨頂であり、最大の魅力なのです。
当時から口がさない連中からは、煩いだけ。下手くそ。技術も何もあったもんじゃないと散々言われたとか。
それが。どうしたと。本能のままに。大音量で徹底的に圧倒してなんぼ。それがロックだぜとばかりに。
叫ぶマーク・ファーナー、ぶっ叩きまくるドン・ブリューワー、ブンブン言わせるメル・サッチャー。
ロックの根源とは何だ。それは熱く燃え盛る情熱と、魂から絞り出される叫びだ。それだけなんだと。
そんなGFRの主張を象徴するのが「Inside Looking Out(孤独の叫び)」で。アニマルズで知られるこの曲を。
なんと9分を超えるヘヴィーなナンバーへと変化させて。ありったけの叫びを聴かせるマーク渾身の1曲。
シングル盤としては異例の33回転でリリースされ。GFR最初のヒット曲となったのでした。
テクニックも大切だけど。その巧拙をも問題にしない魂が、叫びがロックには必要な時もあるのです。

叫べ。叫べ。叫べ。

事を荒立てず。
波風立てず。
何事にも動じず。
いつも静かに。
微笑んで穏やかに。

そういう人に・・・
なってどうする。
なったら。
それで。そこで。
おしまいなんだよ。

余裕を失って。
寛容さも。
許容も消え去り。
そんな空気が。
蔓延してる世界だぜ。

時には。
怒らなかったら。
腹も立たなかったら。
動揺しなかったら。
何にもあたらなかったら。

無理に。
合わせてばかりいたら。
我慢してばかりいたら。
口を閉ざしていたら。
感情を殺していたら。

どうにかまっちまう。
怒ろう。
立とう。
泣こう。
口に出そう。

叫べ。叫べ。叫べ。

人目など。
気にする必要もない。
カッコなど。
気にする必要もない。
どうでもいい。

巧く。
表現できなくてもいい。
巧みに。
表現する必要などない。
どでもいい。

ただ。
心の底から。
思いのたけを。
全身全霊で。
叫んでみる。

それで。
何かが変わる。
何かをブッ飛ばせる。
それで。
自分を守ることも必要なのだから。

叫べ、叫べ、叫べ。



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