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2015年6月

2015/06/28 Sun *叫べ。叫べ。叫べ。 / Grand Funk Railroad

20150628grandfunk


叫べ。叫べ。叫べ。

事を荒立てず。
波風立てず。
何事にも動じず。
いつも静かに。
微笑んで穏やかに。

そういう人に・・・
なりたくなんか。
ないんだよ。
なれるわけも。
ないんだよ。

ささくれ立って。
刺々しく。
不気味な。
そんな空気が。
充満してる世界だぜ。

時には。
怒れるだろう。
腹も立つだろう。
動揺して。
何かに当たりもするだろう。

無理に。
合わせなくていい。
我慢しなくていい。
口を閉ざさなくていい。
感情を殺さなくていい。

怒れよ。
立てよ。
泣けよ。
口に出せよ。
おかしいだろうと。

叫べ。叫べ。叫べ。

『Grand Funk』'69年リリース。
そのジャケットからレッド・アルバムとも呼ばれるグランド・ファンク・レイルロード(GFR)の2ndアルバム。
当時のGFRの燃え盛るが如くの勢いを見事に表したジャケットで。これだけでも傑作かなと。
レッド・ツェッペリンの前座を務めて。その怒涛の迫力の演奏で圧倒したとかで。ツェッペリンをブッ飛ばしたとか。
日本ではそんな煽り文句が独り歩きしてた感もありますが。確かにな圧倒したかどうかは別として。
とてつもないライヴをやってたんだろうなってのは。このアルバムに針を落としてもわかります。
次作にあたる2枚組のライヴ・アルバムがよりその様子を伝えてくれるのは当然として。
多くのバンドがライヴの熱気をスタジオに持ちこめずに苦労していた時代に。
ライヴと同じハイ・テンションのド迫力で圧倒するオリジナル・アルバムを創ってしまった。
そこに。その問答無用の勢い、暴れ方こそGFRの真骨頂であり、最大の魅力なのです。
当時から口がさない連中からは、煩いだけ。下手くそ。技術も何もあったもんじゃないと散々言われたとか。
それが。どうしたと。本能のままに。大音量で徹底的に圧倒してなんぼ。それがロックだぜとばかりに。
叫ぶマーク・ファーナー、ぶっ叩きまくるドン・ブリューワー、ブンブン言わせるメル・サッチャー。
ロックの根源とは何だ。それは熱く燃え盛る情熱と、魂から絞り出される叫びだ。それだけなんだと。
そんなGFRの主張を象徴するのが「Inside Looking Out(孤独の叫び)」で。アニマルズで知られるこの曲を。
なんと9分を超えるヘヴィーなナンバーへと変化させて。ありったけの叫びを聴かせるマーク渾身の1曲。
シングル盤としては異例の33回転でリリースされ。GFR最初のヒット曲となったのでした。
テクニックも大切だけど。その巧拙をも問題にしない魂が、叫びがロックには必要な時もあるのです。

叫べ。叫べ。叫べ。

事を荒立てず。
波風立てず。
何事にも動じず。
いつも静かに。
微笑んで穏やかに。

そういう人に・・・
なってどうする。
なったら。
それで。そこで。
おしまいなんだよ。

余裕を失って。
寛容さも。
許容も消え去り。
そんな空気が。
蔓延してる世界だぜ。

時には。
怒らなかったら。
腹も立たなかったら。
動揺しなかったら。
何にもあたらなかったら。

無理に。
合わせてばかりいたら。
我慢してばかりいたら。
口を閉ざしていたら。
感情を殺していたら。

どうにかまっちまう。
怒ろう。
立とう。
泣こう。
口に出そう。

叫べ。叫べ。叫べ。

人目など。
気にする必要もない。
カッコなど。
気にする必要もない。
どうでもいい。

巧く。
表現できなくてもいい。
巧みに。
表現する必要などない。
どでもいい。

ただ。
心の底から。
思いのたけを。
全身全霊で。
叫んでみる。

それで。
何かが変わる。
何かをブッ飛ばせる。
それで。
自分を守ることも必要なのだから。

叫べ、叫べ、叫べ。



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2015/06/27 Sat *伝説とは / Lynrd Skynyrd

20150627lynyrdskynyrdtributetour


伝説。
そう呼ばれる。
そう称される。
からには。
当然のことながら。

それなりの。
それだけの。
モノがあったと。
モノを認められたと。
そんな時代があったと。

それは。
簡単なことではなく。
生易しいものでなく。
やはり。
血と涙の。

そんな。
日々の上に。
成立していて。
故に。
親しまれ。

共感を呼び。
賞賛に変わり。
誰もが。
認める。
存在になるのだと。

そして。
ある日。
表舞台から消える。
そのことによって。
伝説がより強固なものになる。

『Southern By The Grace Of God』'88年リリース。
'77年の飛行機事故によるメンバーの死、そして解散。
それから10年を経て一時的に再結成して全米ツアーを行ったレーナード・スキナード。
ロニー・ヴァン・ザントの代わりに弟のジョニー・ヴァン・ザントをヴォーカリストに擁して。
当時、存命だった旧メンバーを中心に再結集して。変わらぬ絆の強さをアピール。
全米各地で熱狂的な歓迎を受けたと言う。そんな熱くも切ないツアー。
ロニーと比較するとやや線の細い声質ながらも熱唱するジョニーの姿。
それを全盛時と変わらぬサウンドで一体となってバックアップするメンバー達。
そこに観衆は伝説の続きを目にし、耳にし。そしてそれが決して感傷だけでは終わるものでは無かった。
そのことは観衆の熱狂ぶり。そして本当に熱いジョニーの歌声と、バンドの熱いサウンド。
そこに如実に表れているかなと。決してお涙頂戴でも無ければ、お遊びでも無い。
名目が何であれ。正面から真摯にロックに立ち向かう姿に。伝説の重み、そしてその継承。
それを感じた観衆も多かったんだろうなと。更には何よりもこのツアーで得た手応え。
それを自信として。この数年後に本格的に再結成を果たしたメンバー達自身が感じていたんだろうなと。
一度は終わった筈の。もう二度と聴くことも、観ることも叶わない筈だった伝説が復活して。
その続きを再びこの世界に蘇らせる。そんな劇的な物語の序章を捉えたアルバムとも言えるのです。
残念ながらその本格的な再結成以降数年は伝説の継承を感じさせてものの。
相次ぐオリジナル・メンバーの死などもあって。今は単なる南部のメタル・バンドに落ち着いてしまった感も・・・
それでも。伝説に。その重み、その凄みに。真正面から立ち向かった姿、心意気がここにはあるのです。
ロニーに敬意を表して。インストで演奏された「Free Bird」を観衆が大合唱する。伝説への最大の賛辞です。

伝説。
そう呼ばれていた。
そう称さされていた。
のであれば。
当然のことながら。

それなりの。
それだけの。
モノを創り上げたと。
モノを持っていたと。
そんな時代があったと。

それは。
容易いことではなく。
半端なものでなく。
やはり。
汗と苦悩の。

そんな。
日々の延長に。
誕生していて。
故に。
親しまれ。

共鳴を起こし。
驚愕に変わり。
誰もが。
愛する。
存在になるのだと。

そして。
ある日。
表舞台から去って。
そのことによって。
伝説が新たな伝説を生む。

血と涙。
汗と苦悩。
その代償として。
獲得した。
伝説と言う賞賛。

それを。
その意味を。
その重さを。
賞賛を寄せる人々の。
想いを。大切だと思うなら。

伝説は。
伝説であり続ける。
その責務がいる。
その覚悟がいる。
それが無いのであれば。

過去の栄光としての。
伝説にしか過ぎないと。
それに縋っているのだと。
自覚があるならば。
封印したままでいい。出てきてはいけない。

伝説とは。
それだけの重みと。
それだけの凄さと。
それだの想いも。
受け止めなければならないのだ。

それを覚悟して。
それでも笑顔をみせながら。
更に先へと。もっと先へと。
伝説を伝える、渡すために。
変わらぬ重みと凄さを示すことができる。

そんなものだけが。
生きる伝説として。
人々の前に現れる。
資格を有するのだと。
そう思う。そう信じる。



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2015/06/25 Thu *どんな時代も / 沢田研二

20150625juliefiverecital


その時代。
どの時代。
あの時代。
過ぎ去り。
忘れ去り。

その時。
どの時。
あの時。
過ごした事を。
忘れようと封じ込め。

もう二度と。
戻らない。
戻りたくない。
戻れない。
そうなのだけど。

その時代も。
あの時代も。
どの時代も。
否応なしに。
今へと続いていて。

その時の。
あの時の。
どの時のも。
出来事や。
思い。

どんなに。
否定したところで。
今の自分の。
一部になっている。
そのことは。

今の自分の姿が証明している。

『Julie Ⅴ 沢田研二 日生リサイタル』’72年リリース。
タイトル通りに沢田研二、ジュリーの5枚目のアルバムとなる2枚組ライヴ・アルバム。
恒例となっていた日生劇場でのリサイタルの模様を収録したアルバムで。
バックには井上堯之バンドも参加していて。ベースは勿論、岸部一徳(当時は修三)です。
ジュリーにとっては2枚目となるライヴ・アルバム。
特徴的なのはロックンロールメドレーも含めて洋楽のカヴァーの多いこと。
今でもライヴでカヴァーをやることもありますが。ここまで多いのはこの時代ならではで。
時代と言えば安井かずみ、ZUZUによる訳詩が。またあの時代ならではの雰囲気でね・・・
この選曲には裕也さんも絡んでたのかな。まぁ、まだヒット曲もそれ程多くはないし。
それ以外のオリジナルもちちょっと暗い青春を思わせるものがおおかったりするので。
シングル・ナンバーで収録されているのが「あなただけでいい」「死んでもいい」ですから。
何か。自分は夢を見ない人間で。周りの言うままにやってきただけだなんて。
そんなことを数年前のジュリー祭りで言ってましたが。このリサイタルは・・・
アルバムを聴く限り楽しそうだなと。タイガースでは歌わせて貰えなかったであろうカヴァーもあるし。
「湯屋さん」なる裕也さんをからかった曲なんて実に楽しそうに歌ってます。本当に。
まぁ、その後の華やかで華麗な時代に比べれば人呼んでジュリーの暗黒時代(?)。
それでも歌う楽しさ、そして音楽に対する真摯な気持ちがジュリー自らが訳詩を手がけている2曲。
「I Believe In Music」と「Without You」このオープニングとラストの2曲に表れてるかな。
「Without You」は。バッドフィンガー、ピート・ハムの描いた心象風景とは若干ニュアンスが異なる気もしますが。

その時代。
どの時代。
あの時代。
過ぎ去りされど。
消え去りはしなくて。

その時を。
どの時も。
あの時も。
やってきた事も。
封じ込めても。ふと蘇る。

もう二度と。
戻らない。
戻れない。
戻りたくない。
そうなのかなと。

その時代も。
あの時代も。
どの時代も。
有形無形に。
今、この時へと続いていて。

その時の。
あの時の。
どの時のも。
出会いや。
行動。

どんなに。
隠したところで。
今の自分の。
根底に流れている。
そのことは。

今の自分の心象が証明している。

その時。
どの時。
あの時。
そうしていれば。
異なっていたかも。

その時。
どの時。
あの時。
何故。
そうしなかった。そうできなかった。

そんな。
思い。
反省。
空想。
美化も含めて。

どの時も。
どの時代も。
あったからこそ。
過ごしてきたからこそ。
今の自分がここにある。

その事実と。
向き合いながら。
前向きに受け止めながら。
日々を過ごしながら。
偶にはどこかの時へと。何処かの時代へと。

思いを馳せて。
思いに耽って。
異なる自分を想像してみる。
そんな夜も。
偶にはあってもいい。あっていい。



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2015/06/24 Wed *呟く言葉は / 木之内みどり

20150624jutaime


呟く言葉は。

ふと。
頭を過る。
瞼に浮かぶ。
忘れてたわけじゃない。
ただ。

日に何度か。
瞬間的に。
鮮烈に。
思い浮かんで。
目眩がする程に。

堪らなく。
耐え難く。
叫びだしそうになるのを。
辛うじて抑えて。
目眩の中で。

小声で。
呟いてみる。
それだけで。
幸福で。
しかし切なくて。

あぁ。
やはり。
そうなのだと。
偽りでは無いのだと。
思い知らされ。

幸せと。
切なさ。
その狭間で。
立ち尽くし。
口にするのだ。

『ジュ・テーム』'77年リリース。
木之内みどりの6枚目となるアルバム。
なんか、もう。このジャケットの横顔だけで。
はい。もう。いいですと。針を落とさなくてもいいと。
否、決してその歌唱力を揶揄してるのではなく。
この麗しき横顔を見詰めていられる。それだけで。
幸せなんだよなと。そう好きだったのです。
なかなかヒット曲を出せなくて。実のところ。
『夜のヒットスタジオ』にも『ザ・ベストテン』にも。
一回も出演して無いんですよね。どうでもいいけど。
でもその美しさは当時のアイドルとしては。
小林麻美、そしてキャンディーズのミキちゃん。
この3人が飛び抜けてたかなと。はい。文句は受けつけません。
えっと。全然アルバムの内容に触れてませんが。
夏のリリースだったこともあって。夏の海辺の。
雰囲気をかもしだすサウンドを背景にして。
まぁ、アンニュイな歌声を聴かせてくれます。
特にタイトル曲の「ジュ・テーム」はセクシーでもあって。
そのシングル盤のジャケットの表情がまたねぇ…
また話が。その「ジュ・テーム」以外はカヴァーで。企画ものだったんですね。
メンバーに後藤某がいるのが今でも腹立たしいな(笑)。

囁く言葉は。

ふと。
心を過る。
胸に浮かぶ。
忘れることなどない。
ただ。

日に何度も。
瞬間的に。
鮮烈に。
思い蘇り。
目眩を覚えて。

堪らなく。
耐え難く。
呼びかけそうになるのを。
必死に抑えて。
目眩を覚えたまま。

小声で。
囁いてみる。
それだけで。
温かく。
しかし虚しくて。

あぁ。
やはり。
間違い無いのだと。
まやかし等では無いのだと。
思い知らされ。

温かさと。
虚しさ。
その狭間で。
立ち尽くし。
口にするのだ。

共に。
ある時間の。
幸福。
その短さ。
その切なさ。

共に。
ある時間の。
温かさ。
その希少さ。
その虚しさ。

共に。
ある時間の。
楽しさ。
安心感。
その残り香。

その中で。
それを思いながら。
時に口にだし。
時に心の中で。
呟く言葉は。

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2015/06/23 Tue *脱け出せ 繰り出せ / Thin Lizzy

20150623dedication


同じ時間。
同じ一日。
同じ毎日。
それがあること。
それは幸せ。

それは承知。
なれども。
正直に言うならば。
飽きもするし。
退屈もする。

自業自得。
配慮か。リスク回避か。
致し方無し。
なんだよな。
わかっちゃいるが。

見ざる。
聞かざる。
言わざる。
決め込んでも。
完全に遮断は出来ず。

気になることも。
覚えのあることも。
口を挟みたくなることも。
しかし。
今は。その時ではない。

なれば。
拘束が解かれれば。
そうさ。
さっさと抜け出せ。
さっさと繰り出せ。

『Dedication~The Very Best Of Thin Lizzy』'91年リリース。
シン・リジィの軌跡をレーベルの枠を超えて変種したベスト・アルバム。
なんだかんだで。20年近く活動していたのに。アルバム1枚、全14曲は乱暴かな。
しかしアイリッシュの香り漂う初のヒット曲「Whisky In The Jar」から始まって。
へヴィ・メタルな時代まで一気に聴き通せるのは便利と言えば便利かな。
実際にDJをやってると。この手のベスト・アルバムには助けられたりもするし。
シン・リジィのどの時期が最盛期で、どの時期が好きか、思い入れがあるか。
それは聴く人によってそれぞれなんでしょうが。やっぱりツイン・リードが開花した。
ヴァーティゴ在籍時代の中期、’70年代中頃~後期までが自分は一番好きだし。
一般的にもシン・リジィと言えばその時機を思い浮かべる人が多いのでは思うのですが。
そのブレイクのきっかけになったのがアルバム、『Jailbreak』で。
このアルバムにも「Jailbreak」「The Boys Are Back In Town」の2曲が収められています。
この2曲に溢れる。解放感、駆け出していく感じ。それが世間に受け入れられたのだと。
実際に聴くとね。間違いなく一緒に駆け出したくなりますからね。カッコいいし。
ジャケットが象徴する様にシン・リジィは究極、フィル・リノットのバンドであって。
フィルは自らの出自に関する葛藤があって。終生、それに拘り格闘して。
で、例えばスコット・ゴーハムには唯一の米国人であるが故の葛藤もあったろうし。
短期間の加入と脱退を繰り返したゲイリー・ムーアには・・・
そうだなぁ、ルーツとしてのブルースと速弾きギタリストとしての己との葛藤かな。
メンバー全員が様々なものを抱えつつ。何処かへと向かい続けた。目指し続けた。
その為に自身も含めて縛り付けるものからの解放を目指した。それ故に。心、揺さぶられたのかな。


平坦な時間。
平坦な一日。
平坦な毎日。
それが繰り返されること。
それは感謝すべきこと。

それは納得。
なれども。
心も体も正直。
飽きれば。
退屈すれば。疼きだす。

自分が蒔いた種。
保護か。隔離か。
ある意味、自由でもある。
それは管理された自由。
わかってるだけに。

見ないように。
聞かないように。
口に出さないように。
そう、決めてはいるが。
簡単ではない。

何故、そうなる。
何故、そうする。
何故、そうしない。
しかし。
今は時期尚早。

なれば。
拘束の間だけ。
我慢して。
さっさと抜け出せ。
さっさと繰り出せ。

そこに。
その先に。
蠢きを。
疼きを。
受け止めてくれる。

場所がある。
完全に。
解放されなくても。
満たされなくても。

刺激に満ちている。
刺激を与えられる。
刺激を求められる。
少なくとも。
そこには。

飽きもない。
退屈もない。
同じ時間はない。
平坦な時間はない。
つまりは。

配慮も。
保護も。
ない。
リスクに満ちている。
だが、それがいい。

まぁ、暫くは。
リスク回避も、隔離も。
いいように利用させてもらって。
その余力で。
抜け出せ!繰り出せ!



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2015/06/22 Mon *スペードのエースが出てこない / Moterhead

20150622aceofspades


スペードのエースが。
出てこない。
この月曜日を乗り越えられる。
そんなカードが。
出てこないんだよな。

どうしたってさ。
月曜日ってのは苦手でさ。
こいつばかりは。
何年、何十年。
付き合ったところで。

変わらないんだよね。
月曜日が好きだなんて。
そんな輩は。
俺からすると。
奇人、変人だね。

まぁ、柄にもなく。
宮仕えなんかに。
着いちまったのが。
間違いなんで。
誰にも文句も言えねぇが。

それにしてもさ。
月曜日ってのは最悪で。
一日乗りきるには。
なんかね。
切り札が必要なんだけど。

そいつが。
なかなか手に入らない。
スペードのエースが。
出てこない。
出てこないんだよな。

『Ace Of Spades』'80年リリース。
モーターヘッドの5枚目となるアルバム。
いつもの如く、いつも以上に爆音で暴走するモーターヘッド。
針を落として。ボリュームを上げればそれで総て良し。
万が一。こいつが気に入らなければ、好きになれなければ。
まぁ、ロックなんて聴くのは止めなさい。少なくともロック好きとは名乗るなよと。
そう言い切ってしまいたくなるバンドってのがこの世には存在して。
ストーンズとか、AC/DCとかと並んで。モーターヘッドもそんな存在かなと。
やれ、ハード・ロックだ、メタルだ、パンクだと。そんなカテゴライズに意味は無く。
この疾走感、痛快さ。聴いてるだけで血沸き肉躍る。それこそがロックンロールだと。
それで。それだけで。いいじゃないかと言わしめる切り札的バンドの切り札的なアルバム。
はい、以上。ってことで。否、だってね、本当に切り札のカッコ良さでしょ。こいつはね。
まぁ、確かにAC/DC同様に。怒涛の金太郎飴状態で。どの曲も一緒に聴こえちゃう・・・
それはあるんだけど。それがどうしたと。その金太郎飴が美味しければ問題ないだろうと。
また、このアルバムでは意外に(あくまでモーターヘッドにしてはですが)キャッチーなメロディーもあって。
ホークウィンド時代からの歴戦の勇士、レミーが唯の暴れ者じゃないことを証明もしてて。
特にタイトル・ナンバーの「Ace Of Spade」のカッコ良さ、気持ち良さ。これぞ切り札中の切り札かなと。
歌詞はレミーの死生観みたいなふしもあって。我が生涯に一点の悔いなし、みたいなね。
そこまで吹っ切らないと。切り札、スペードのエースは手に入らないんだろうなぁ。

スペードのエースが。
出てこない。
そう月曜日を乗り越えられる。
そのカードが。
出てこないんだよな。どうしても。

どうにもさ。
月曜日ってのは嫌いでさ。
こればかりは。
何年、何十年。
変わりやしない。

変えようがないんだよね。
月曜日を好きになれる。
そんな方々は。
俺からすると。
偉人、賢人だね。

まぁ、いつまでも。
宮仕えなんかを。
続けてるのが。
間違いなのは百も承知。
誰のせいでもありゃしないと。

それにしてもさ。
月曜日ってのはどうにもならなくて。
一日乗りきり、乗り越えるには。
なんとしてもね。
切り札が必要なんだけど。

そいつが。
なんとも手に入らない。
スペードのエースが。
出てこない。
出てこないんだよな。

スペードでも。
ハートでも。
エースが。
切り札が。
出てくれば。出てくれれば。

そいつを片手に。
そいつを握りしめて。
何とかして。
何がなんでも。
乗りきる。乗り越える。

スビードに乗って。
そのまま全開で。
突っ走って。
一気に一日を終えて。
その勢いで一週間も。

乗りきる。
乗り越える。
そうしたい。
そうありたい。
そう思ってはいるけれど。

スペードのエースが。
出てこない。
出てきてくれない。
そこんとこ。
なんとかならんかね。



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2015/06./21 Sun*両輪 / Cream

20150621wheelsoffireukorgmono


静と動。
乱と整。
激と冷。
荒と穏。
両面があってこそ。

動き回れば。
静かに過ごすこともある。
乱れれば。
佇まいを整えることもある。
双方が揃ってこそ。

時と。
場合で。
どちらかに。
傾いたり。
重きをおいたり。

あるにしても。
両方。双方。
あってこそ成立する。
あってこそ面白い。
分かつことなど考えられない。

両輪が競い合って。
両輪がバランスをとって。
両輪が揃って駆動して。
初めて前へ進める。
初めて楽しめる。

片面だけなんて。
片方だけの生活なんて。
想像もつかない。
想像したこともない。
それはそうだろう。

『Wheels Of Fire』’68年リリース。
クリームの3rdアルバムにして初の2枚組アルバム。
1枚目、A面とB面がスタジオ録音で。2枚目、C面とD面がライヴ録音と言う構成。
スタジオ録音は英国と米国でツアーの合間を縫ってスタジオに入って収録され。
ライヴはフィルモアでとクレジットされてますがウィンターランドとかでも収録されたと。
クリームに限ったことでは無いですが。この時代のミュージシャンは本当によく働いた・・・
働かされたのかな。超人的なスケジュールの合間の超人的なレコーディングとライヴ。
ロックが大きな転換点を迎えようとしていた時期だったことも関係あるのでしょうが。
(だからこそ。動けないブライアンを抱えたストーンズ、ミックは焦ったんだろうな・・・)
クリームの特徴はその二面性。極端な両面を備えていたことで。
スタジオ録音ではサイケでポップでキャッチーなナンバーを残し、ヒット曲も生み出して。
ライヴではエリック・クラプトン、ジャック・ブルース、ジンジャー・ベイカー。
この凄腕で個性も強い3人がひたすら本能の赴くままにぶつかりあって闘いを繰り広げる。
この両面、両輪で売り出すってのは第4のメンバーとも言うべきフェリックス・パッパラルディの戦略もあったかな。
兎に角。思惑通りにヒット・チャートを席巻し。その名前を世間に知らしめ。
そしてその地に乗り込んでのライヴで、集まったファンの度肝を抜いてと。見事に両輪が駆動していたと。
その絶頂期に制作されたアルバムですからね。クリームの魅力の何たるかが見事に捉えられていると。
3人の技量がどれ程飛び抜けたものだったかはC面、D面のライヴを聴けば直ぐにわかるし。
その技量をスタジオにも持ち込むことで唯のヒット狙いのナンバーにしなかったことも。
例えばA面頭の「White Room」においてすらアドリブのやり取りが聴こえると・・・
言ってみればモンスター・バンドなんですよね。で、モンスター過ぎちゃったと。
元々ブルースとベイカーは犬猿の仲で。それでもクラプトンと組みたくて我慢してたと。
しかし、そんな妥協が長く続くはずも無く。クラプトンンも呆れて。ライヴでは3人が勝手に演奏してと。
そうして僅か2年半あまりで崩壊するのですが。スタジオとライヴ。その両輪が共に最高の駆動をみせた。
このアルバムは永遠に語り続けられる価値のあるものだと思います。本当に度肝を抜かれます。
スタジオとライヴ。ばら売りされた時代もあった様ですが。全く愚かなことだと思います。

動と静。
乱と整。
激と冷。
荒と穏。
両面があってこそ。

激しく昂れば。
昂ぶりを冷ますこともある。
荒ぶれば。
気持ちを穏かに過ごすこともある。
双方が揃ってこそ。

時と。
場合で。
どちらかが。
働き過ぎたり。
過剰に陥ったり。

あったとしても。
両面。双方。
あってこそ成立している。
あるからこそ楽しめる。
分かたれることなど考えられない。

両輪が競い合いながらも。
両輪のバランスが自然ととれて。
両輪が揃って回転して。
常に前へ進める。
常に楽しめる。

片面だけなんて。
片方だけの日常なんて。
想像もつかない。
想像もしたくない。
それはそうだろう。

動と静。
乱と整。
激と冷。
荒と穏。
両面があってこそ。

相反する。
局面に出会ったり。
相反する。
要素を求められたり。
それによって。

崩れそうな均衡を。
保っていられる。
両極端の行動。
両極端の心持ち。
両極端の・・・

その。
バランス。
五対五なのか。
九対一なのか。
それはともかく。

炎の様に。
激しく燃え上がり、激しく攻める時もあれば。
水の様に。
涼やかに、穏やかに流れゆく時もある。
それが自然の理。それでいい。



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2015/06/20 Sat *女王は夜来りぬ / Maggie Bell

20150620aqueenofthenightukorg


夜。
夕闇。
帳が下りて。
何だか。
心騒ぐ時間。

黒い影。
ふわりと。
通り過ぎて。
何だか。
温かい予感。

その。
歌声。
仕草で。
夜を着こなして。
微笑んでみせる。

皆の視線が。
その一挙手一投足に。
吸い寄せられた。
その瞬間。
歌声が空気を震わせる。

吸い寄せられて。
魅せられて。
包まれて。
時間や空間から。
切り離される。

夜。
夕闇。
帳が下りれば。
総ては。
彼女に委ねられる。

『Queen Of The Night』'74年リリース。
ストーン・ザ・クロウズのヴォーカリストとして活躍して。
英国のジャニス・ジョプリンとの異名をとったマギー・ベル。
ストーン・ザ・クロウズ解散後に制作した初めてのソロ・アルバム。
マギーの熱く泥臭い歌声を生かして。ブリティッシュ・ブルース、ブリティッシュ・スワンプ。
そんな世界を目指したんだろうなと。そんな狙いとコーネル・デュプリー、スティヴ・ガットらの起用。
なんかそこら辺りは未整理な気がしないのでも無いのですが。兎に角、腕達者な連中を従えて。
生き生きと熱唱するマギーの歌声。その熱さには、女王と称されるだけの貫禄があります。
そして。グラスゴー出身のマギー、どんなにブルージーに、スワンプに、更にはゴスペルを思わせても。
何処かに英国の少し湿った哀愁が漂うところが、やはりジャニスとは異なるマギーならではの個性かな。
その魅力に本人もレコード会社もより意識的になるのは次作を待たねばならないのですが。
それでも。ここでのマギーはバンドの看板としての重荷を下ろした為でもあるのか。
実に伸び伸びとマギーならではの歌を、歌いたかった歌を歌ってる。そんな解放感を湛えていて。
余裕、そして貫録さえも感じさせる。うん。やっぱり女王だなと。
「A Woman Left Lonely」を取り上げているので、ジャニスの歌と比べてみるのも面白いかも。
当然ながら、マギーにはマギーの、ジャニスにはジャニスの良さがあり。どちらが優れてるかなんてのはね。
しかし、○○のジャニスって称された女性歌手って星の数もいるんだろうなぁ。しかたないんだろうけど。
比較されるご本人にとっては迷惑な話かも。そこの貴方、反省しなさいよ。俺もだけどさ(笑)。

夜。
真夜中。
静寂が訪れ。
しかし。
心騒いだまま。

ふわりと。
現れた。
黒い影。
予感は。
確かなものとなり。

その。
歌声。
仕草。
夜を従えて。
余裕で笑ってみせる。

皆の感情が。
その一挙手一投足に。
その歌声に。
瞬間にして惹きつけられる。
空気が共鳴し震える。

時間からも。
空間からも。
解放されて。
包まれて。魅せられて。
ただそこにある。

夜。
真夜中。
元素にまで。
立ち返った記憶。
彼女に支配されている。

夜の。
夕闇の。
真夜中の。
女王。
その魔力が。

示したもの。
見せたもの。
感じさせたもの。
それを。
思う。

空気が。
震え。
包まれ。
引き寄せられ。
魅せられし時。

ただ。
そこにあり。
感じ。
共鳴する。
なにものでも無い元素として。

その。
なにものでもないものが。
集いし時。
何かが動き。
何かが生まれる。

夜。
夕闇。
真夜中。
女王は微笑んで。
去っていく。



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2015/06/19 Fri *生は正直 / Mott The Hoople

20150619motttheliveukoriginal


生は正直。
嘘はつけない。
つかせてもらえない。
生だからね。
生きてるからね。

仮面を被っていようが。
恰好をつけていようが。
所詮は生身。
そいつで勝負するしかないから。
誤魔化しなんか、そうは効かない。

生で顔会わせて。
生で語れば。
だいたいは。
感じられる。わかってしまう。
どの程度のものかなど。

一瞬の時もあるし。
暫く時を経てからってのもあるし。
でも。どのみち正直。
仮面も恰好も。
生の現場ではそれほど役には立たない。

だからこそ。
生で。
会って。語って。
信じられる者は。
本物かなと思ったりする。

装飾も。
何もかも。
脱ぎ捨てて。
生で勝負に臨む。
その瞬間が堪らない。

『Live』'74年リリース。
モット・ザ・フープルの初めてのライヴ・アルバム。
確か『華麗なる扇動者』って邦題がついてたのか。カッコいいなと。
A面がハリウッドでのライヴ、B面がハマースミスでのライヴとなっています。
(今はCDでそれぞれのフル・ステージが聴ける完全版があるみたいです)
さて。デヴィッド・ボウイの力を借りてブレイクする前からそのライヴには定評があって。
特に、時に暴動を誘発する様な激しいライヴが売り物だったらしいのですが。
確かに華麗でカッコいいんだけど。そこまで激しいかと言われると。どうかなと。
いや、このカッコよさだけで。十分に魅力的だし。盛り上がっちゃうんですけどね。
扇動とか、暴動とか。きっとそいつは生で観ないと、感じないとわからないんだろうな。
まぁ、十分に生々しくカッコいいアルバムなんで。満足してるんですけど。
先日のイアン・ハンターの来日公演を体験してね。あぁ、そうなんだと。これかと。
ハンターって華があるし。それだけじゃなくて、その役者振りがね。流石だなと。
舞台で大向こうを見据えて大見得切るのが似合いそうな、そんな存在感が凄いなと。
今でも、あれだけの者だとすると。このアルバムの頃はもう大看板の花形役者だよなと。
黄金のモット・ザ・フープル一座を従えて。客席を煽るだけ煽って。爆発させて。
一方でドラマッチクなバラードで観客の琴線に触れて、震わせて、泣かせて。
じゃぁなと。舞台を去っていくと。そんな姿が想像されて。ますますこのアルバムが好きになって。
一方で、この時代のモット・ザ・フープルを生で観たかったなとの詮無い思いがね・・・

生は正直。
嘘はつけない。
つかせてもらえない。
生だからね。
生きてるからね。

仮面を被っていようが。
恰好をつけていようが。
所詮は生身。
そいつで勝負するしかないから。
誤魔化しなんか、そうは効かない。

生で顔会わせて。
生で語れば。
だいたいは。
感じられる。わかってしまう。
どの程度のものかなど。

一瞬の時もあるし。
暫く時を経てからってのもあるし。
でも。どのみち正直。
仮面も恰好も。
生の現場ではそれほど役には立たない。

だからこそ。
生で。
会って。語って。
信じられる者は。
本物かなと思ったりする。

装飾も。
何もかも。
脱ぎ捨てて。
生で勝負に臨む。
その瞬間が堪らない。

そして。
だからこそ。
生で。
仮面を被り通し。
恰好をつけ遠し。

生の。
舞台で。
虚構を貫き。
見破られずに。
演じ切る。

生って。
人生の舞台で。
一芝居打って。
大向こうを見据えて。
大見得を切ってみせる。

そこまでは。
いかなくても。
生の真剣勝負の場でも。
演じることを楽しめる。
演じて相手の生を誘い出す。

そいつが。
出来た時の。
手応え。
そいつも。また。
生は正直。故なんだな。



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2015/06/18 Thu *疲れ果てて / T-Bone Walker

20150618igetsoweary


きっとな。
原因は。
色々と。
あるんだろう。
思い当りもするし。

それにしても。
何だって。
こんなに。
ボロ雑巾の様に。
疲れ果てているんだろう。

ここまでくると。
何だか。
可笑しくて。
笑ってしまう。
そんな場合じゃないんだが。

でもな。
無理して。
力技で。
などとは思わない。
思っちゃいけない。

疲れ果てた。
それが。
唯一の。
事実。
だったら。のんびりするしかない。

のんびりして。
付き合ってやるしかない。
そのうち。
軽くなるまで。
どこかに消えてくれるまで。

『I Get So Weary』'74年リリース。
ブルース名盤シリーズの一枚としてリリースされたT-ボーン・ウォーカーのアルバム。
インペリアル時代のT-ボーンをその録音年代順にまとめて聴いてもらいましょうと。
3枚に分けて日本独自に編集されたのですが。ジャケットはインペリアルのオリジナルのままと。
やや、誤解を生むことになってしまったのはご愛嬌なのか、単なるレコード会社の手抜きか。
それは兎も角。キャピトル時代よりよりジャズに、R&Bに接近したT-ボーンの。
その親しみやすくも洗練されたギターが堪能できる、名編集アルバムかな。
アルバム・タイトル通りに疲れ果てた夜とかに聴くと。心落ち着き、癒されるんですよね。
(そのタイトル・ナンバーが収録されてないのは如何なものかとは思いますが)
洗練されてクールとも言える、そのギター。なんだけど優しく包み込まれる様で。
そのフレーズが悉く胸に沁みいるのですが。これはなんなんでしょうかね。
何と言っても“モダン・ブルースの父”ですからね。その鋭い嗅覚で。時代や社会の変化を。
南部の農園から北部の都市へと移住して生活様式も変わっていく同胞達の心の変化を捉えたか。
今日の仕事は辛かったかから、今日も、明日も、明後日も。今週の仕事は辛かったへと。
そんな都会の労働者をいちはやく捉えて。ギターで奏でてみせた。そこが凄いんだろうな。
だからこその。“モダン・ブルースの父”なんだろうな。そして、そのギターは。そのブルースは。
今日、尚。毎日働かされている、働かざるを得ない我々の心を捉えて放さないと。
そんなところが時代を超えて愛される由縁なんだろうな。堪らんもんな。
何故か。このインペリアル時代はヒットとは無縁だったそうで。それは不思議なんですけどね。

まぁ。
原因は。
色々と。
あったとしても。
そうだとしても。

それにしても。
ここまで。
泥の様になるまで。
疲れ果てるからには。
飽きているんだろう。

それは承知の上だったよなと。
堪え切れなくて。
思わず。
笑ってしまう。
そんな場合じゃないんだろうけど。

でもな。
無理して。
飽きたものを。
もう一度。
好きになっちゃいけない。

ほとほと飽きた。
それが。
最大の。
原因。
だったら。騙してみるしかない。

騙し、騙し。
付き合っていくしかない。
そのうち。
好きにはなれなくても。
気にならなくなるまで。

未だ未だ。
まともじゃないねぇ。
普通にはならないね。
ひょっとしたら。
もう。戻れないかもね。

そもそも。
まともじゃなかったのかもな。
普通じゃなかったのかもな。
ひょっとしなくても。
とうの昔に飽きてたんだろうな。

だよなぁ。
そうでなきゃ。
ここまで。
ボロ雑巾の様には。
泥の様には。

なりたくても。
なれないもんな。
やれることはやれる。
向いてもいるんだろう。
でも。飽きてしまって。

隠せなくて。
疲れ果てて。
転がっている。
それでも。明日がやってくる。
月曜日も火曜日も水曜日も木曜日も、そして金曜日も。

結局。
毎日。
退屈と向き合って。
暇つぶしに必死になって。
飽きながらも取り組んで。

今夜もブルースが聴こえるね。



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2015/06/17 Wed *かったるい / Slim Harpo

20150617thebestofslimharpo


毒気に中てられたか。
魔力に惑わされたか。
ただの飲み過ぎか。
要は。
今日は。どうにも。かったるい。

力を入れても。
入れた端から。
抜けていく。
どうにも。こうにも。
踏んばりなんかききやしない。

まぁ、そんな日もあるさと。
ちょうど。そう。
諸事用により。
疲れも出てくるころだしさ。
窓の外が雨ならば。我が心にも雨ぞ降る。

諦めて。
逆らのは止めて。
緩やかな。
流れに身も心も任せて。
漂っていようかなと。

腹を決めたら。
もう。弾き返さずに。
心の中から聴こえてくる。
リズムに合わせて。
緩やかに漂泊の一日を決め込む。

だるく。
脱力して。
任せて。
漂って。
ブギウギと。

『The Best Of Slim Harpo』'68年リリース。
緩く、かったるく、流れゆくままに。そんなルイジアナ・ブルース。
そのルイジアナ・ブルースの代名詞とも言われたエクセロ・レコード。
そのエクセロ四天王の中でもやはり筆頭はこの人、スリム・ハーポかなと。
ハーポって言うのはハープのルイジアナ訛りらしいのですが。
そのハープ、そのギター、その鼻に掛った様な歌声。総てがレイジーなのです。
これが。この緩さ、レイジーなとこがね。癖になっちゃうんですよねぇ。
ストーンズの連中もきっと同じだったんだろうなぁ。丁度いいかったるさなので。
最初は「Rainin’ In My Heart」なんてバラードで人気を博したハーポ。
やがてどくどくのビートに乗ったブギをその武器としてヒットを連発します。
「Baby, Scratch My Back」とか「Shake Your Hips」とか「I’m A King Bee」とか。
くどくど説明するまでもなく。歌詞の内容は想像がおつきかと思いますが。
そんな歌を、3連ビートの真ん中を抜く荒業の成果であるズッコ、ズッコと言う。
独特のブギに乗せて責めたててくる訳ですからね。そりゃぁ、堪りませんぜと。
ズッコ、ズッコというブギが連発される様は、まさに“アレ”そのものですから。
そりゃ、皆、喜んで聴いて、そして踊ったんだろうなと容易に想像できるってもので。
だけど。全体には。やはり。どこまでも緩く、レイジーに。かったるくって。
その緩やかな様がまた。辛い日々を忘れさせるブルースとしては効き目があったのかな。
シカゴ・ブルースと比較すると陽の当たりにくいルイジアナ・ブルースですが。好きなのです。

毒気に中てられたんでも。
魔力に惑わされたんでも。
ただの飲み過ぎでも。
何でもいいけど。
今日は。どうしても。かったるい。

力の入れ方を。
忘れたらしい。
抜き方だけは。
何があっても。忘れないけど。
踏んばりなんかする気も出ない。

まぁ、そんな日も偶にはあるさと。
前にもあったかな。まぁ、いいさ。
諸事用が重なって。
疲れが出てきたのは事実だし。
窓の外は雨だしさ。我が心にも雨を降らせよう。

諦めた。
逆らのは止めた。
緩やかな。
流れに身も心も任せたから。
後は漂っていよう。

腹が決まれば。
もう。弾き返さずない。
心の中から響いてくる。
リズムに合わせて。
緩やかに漂泊の一日を過ごす。

だるく。
脱力して。
任せて。
漂って。
ブギウギと。

週の半ば。
月の半ば。
ただでさえ。
かったるくなる。
無理がきかなくなる。

ましてや。
毒気と。
魔力と。
二日酔い。
これじゃ力も入らない。

無理せず。
焦らず。
明日の為に。
今日は。
かったるいなと。

だるく。
脱力して。
任せて。
漂って。
ブギウギと。



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2015/06/16 Tue *魔女になりたい / Bessie Smith

20150616aportraitofbessiesmith


魔女になりたい。
賑やかで。
猥雑で。
逞しくて。
繊細で。

魔女になる過程の。
その。道程の。
喜びも。悲しみも。
凄惨な体験も。
壮絶な経験も。

乗り越えて。
踏み越えて。
越えられはしないものが。
あっても。
今宵だけはと笑いながら。

自由に。
歌い。
飛び。
涙を流し。
世界を相手にしてみせる。

そんな。
したたかで。
愛らしい。
魔女に魅せられたら。
なりたいとも思うよな。

まぁ。
俺なんかじゃ。
とても太刀打ちできない。
世界に棲んでるからな。
夢見るだけにしておこう。

『A Portrait Of Bessie Smith』'79年リリース。
ジャズのシリーズの一枚として日本独自に編集されたベッシー・スミスのアルバム。
一般にブルースの魔女、じゃなかった女王と称されるベッシーですが。
このアルバムのライナーではブルースの皇后として紹介されています。
まぁ、とにかく。ベッシーがいなかったら。ブルースに限らず。あらゆるジャンルで。
後を継ぐ女性シンガー達の台頭は無かったろうし。そもそもここまで女性が進出できたか。
とまぁ、それだけの人なんだけど。何せ戦前の録音なんで。とっつき辛くもあったりして。
CBSと言うかコロンビアには約100曲以上録音を残していて。
なんかCD2枚組で5巻セットなんてのも一時期出回ってましたが。流石にそこまではと。
で、全16曲収録のこのアルバムに針を落としてじっくり繰り返し味わうのがいいかなと。
ただ惜しむらくは副題にもある様に’25年~’33年の音源で。デビューした’23年の音源。
それが収められてないのがちょいと玉に疵かな。贅沢を言わせてもらえればですけどね。
白人におもねることを良しとせず。あくまでも黒人の生活に密着した歌を歌い続けたベッシー。
ルイ・アームストロングも、マヘリア・ジャクソンも、ビリー・ホリディも、ニーナ・シモンも。
皆、ベッシーの歌声とその姿勢に感銘を受けて音楽の世界に飛び込んでいったんですよね。
時にじっくりと、時に力強く歌うベッシー。同じ様な歌い方をする人は他にもいるけれど。
“何かが”違うんですよね。そう、ロバート・ジョンソンと同じかな。
だから頻繁に針を落とすわけじゃないけど。偶に無性に聴きたくなって。そして魅せられていくんですよね。
やっぱり。ロバジョンが悪魔だったとしたら。ベッシーは魔女だったのかもしれないな。
ロックとの絡みで言えば。ジャニス・ジョプリンがビリー・ホリディ、オデッタと共に。
敬愛してた事でも知られますが。亡くなり方に何処か似たものがあるのが因縁めいてますね。

魔女になれたらな。
賑やかで。楽しくて。
猥雑で。楽しんで。
逞しくて。笑い飛ばして。
繊細で。他人の痛みに気づけて。

魔女になる過程での。
その。どんな道程での。
喜びも。悲しみも。無駄にせず。
凄惨な体験からも。目を逸らさず。
壮絶な経験にも。対峙して。

乗り越えて。来たんだよと。
踏み越えて。行くんだよと。
越えられはしないものが。
あっても。なんとかなるさと。
今宵だけは笑い飛ばそうぜと。

自由でいのだと。
歌っていいのだと。
飛び立っていいのだと。
どれだけ涙を流してもいいのだと。
世界に教えてくれる。

そんな。
つわもので。
可愛らしい。
魔女に恋をしたなら。
なってみたいとも思うよな。

まぁ。
俺なんかじゃ。
とても手の届かない。
世界に棲んでるからな。
傍から見てるだけにしておこう。

向き合って。
逃げたいのを。
堪えて。
涙を隠して。
闘って。

闘った数だけ。
傷ついた数だけ。
倒れた数だけ。
そして。
這い上がった数だけ。

魔力が強くなって。
魔女としてのランクが上がって。
時には謂れのない、目に見えない。
そんな差別を受けながらも。
流れる血は隠して撃退して。

何でもないよと嘯いて。
傷ついた誰かの心を。
言葉もなく感じて。抱きしめて。
ありったけの魔力と愛情で。
包んでしまう魔女達を愛さずにいられよか。

魔女にはなれないけど。
時にその酒宴の片隅にお邪魔して。
包まれて。笑顔になって。
さて。明日も。
闘おうと思う夜。

魔女狩りだけはさせないぜ(笑)。



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2015/06/15 Mon *我が家のブルース / John Lee Hooker

20150615houseoftheblues


我が家のブルース。

そうさ。
そうだろうよ。
お前はいつも正しいよ。
仰る通りだ。
理屈はな。

そうさ。
そうなんだよ。
反論なんかできないよ。
指摘の通りだ。
理屈はな。

でもよ。
この世の中。
理屈通りに。
総てが動く訳もなし。
偶にはままならぬこともあるんだよ。

そうさ。
そうだな。
言われたことをやってない。
決められたことができてない。
間違ってはいないよな。

でもよ。
こっちには。
こっちで。
やれなかった、できなかった。
事情ってやつもあるんだぜ。

あぁ。
そうだよ。
悪いのは全部おれだよな。
仰る通り。
それで構いはしないけど。

『House Of Blues』'60年リリース。
ジョン・リー・フッカーのチェスでの初めてのアルバム。
収録されている音源は’51年~’52年に録音されたものとなっています。
‘50年代のジョン・リーと言えばモダンと契約していて。その後はヴィー・ジェイと契約。
しかしながら人気者だったジョン・リーには様々なレーベルから誘いがあった様で。
それをまたホイホイと気軽に受けてしまったと言うのがジョン・リーらしくはあるものの。
流石に気を遣った面もあったらしく。しばしば変名を名乗って録音して小銭を稼いでたと。
まぁ、その変名がジョン・リー・ブッカーだったりすると。もう笑うしかないんですけどね。
この音源、録音時には何と名乗っていたのか。そもそも何故チェスから本名でリリースと。
まぁ、契約の空白があったのか。もう既にバレバレで。規制も有名無実になってたとか・・・
中身はいつものジョン・リーで、と言うかジョン・リー自体が一つのスタイルですからね。
ジャケットからもうブンブンブンブンと響いてくるジョン・リーのブルース。
あぁ、この家もブルースって悪魔に憑りつかれて、やがて廃墟になってしまうんだろうなと。
針を落とす前から想像することができる。チェスならではのセンスが発揮されてるなと。
夏には聴けないと言われるジョン・リーですが。このアルバムの背筋も凍る感じ。
これなら多少は涼しくなって聴けるかな、なんてね。どのみちジョン・リーでしかないけど。
なんか変わった趣向を凝らしたかったのか。テープの回転数を弄ってたり。
ギターが二重録音されてたり、ドタバタなバックがつけられてたりと。落ち着かないなと。
それでも平然と歌うジョン・リー。きっとプレイ・バックなんか聴いてないんだろうな。
俺はいつもの俺のブルースを弾いて、歌うだけよとか嘯いて、さっさと次の録音へと・・・
やっつけ仕事。でも「It’s My Own Fault」とか聴くと。凄いなぁとしか言い様がないかな。

我が家のブルース。

そうさ。
そうだろうよ。
あんたはいつも正しいよ。
仰る通りだ。
ルール・ブックだもんな。

そうさ。
そうなんだよ。
反証なんかできないよ。
指摘の通りだ。
ルール上はな。

でもよ。
この世の中。
ルールが。
総てを網羅できる訳もなし。
偶には融通を利かさなきゃならないこともあるんだよ。

そうさ。
そうだな。
ルールに反してるよな。
ルールを都合よく解釈しすぎかもな。
間違ってはいないよな。

でもよ。
こっちには。
こっちで。
反してでも、解釈を拡大しても。
ならない時もあるんだぜ。

あぁ。
そうだよ。
原因は全部おれだよな。
仰る通り。
それで構いはしないけど。

そうさ。
我が家のブルースは。
総て。
俺が。
原因さ。

俺の。
至らなさ。
欠点。
ついでに。
故障がち。

これじゃぁ。
ブルースに。
憑りつかれて。
廃墟に近づくのも。
無理はない。

ないんだけどね。
少しは。
事情を汲んでおくれでないかい。
少しは。
配慮をしておくれでないかい。

なんだかんだで。
他に行くところも。
他に夜露をしのげるところも。
ありはしないんだから。
知ってるだろう。

なんだかんだで。
他に話し相手も。
他に心許せる相手も。
いやしないんだから。
知ってるだろう。

誰のせいでもありゃしない。
みんな、おいらが悪いのさ。
てなことで構わないから。
少しはお互いに。
許しあう範囲を広げてみないかな。

我が家のブルース。

まぁ、今のところは。
こんなところで落ち着くかな。
ブルースと暮らすのも。
悪くはないし。
今、暫くはこのままで。

この道の先には十字路があるかも知れないけどね・・・



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2015/06/14 Sun *ひと皮剥けば / Wilko Johnson

20150614pullthecover


ひと皮剥けば。
そんなもん。
すぐに。
ばれちまうのよ。
結構簡単にね。

どれだけのものか。
どれだけ愛情を持って。
どれだけ真摯に向き合ってるか。
ちょっと見れば。
ちょっと聴けば。

わかっちゃう。
不思議と感じちゃうんだな。
特に。
自分がそれなりに入れ込んでるものなら。
どんなに皮を被ったところでね。

本物か。
紛い物か。
真剣か。
茶化してるだけか。
伝わってきちゃうんだなぁ。

ひと皮剥けば。
皆、同じ骸骨。
でも。やってることに。
熱意があるか。
誠意があるか。

心、込めてるか。
魂、焦がしてるか。
そのひと皮通して。
匂いで感じられるんだ。

恐いねぇ。

『Pull The Cover』'84年リリース。
フランス原盤のウィルコ・ジョンソンのアルバム。
タイトル通りに全曲がウィルコが愛して止まないナンバーのカヴァー。
後に’85年辺りのライヴに、このアルバムから何曲か足した英国盤も出てたな。
いつものウィルコ、いつものギター、いつものサウンド。いつもより楽しそうな匂い。
かっての盟友リー・ブリローは御機嫌なロッキン&ブルースのアルバムが創れればそれで満足と。
そんなことを生前に嘯いてたらしいですが。袂を別ったウィルコも同じ様な気持ちでやってるんだろうなと。
以前に来日した時のインタビューで敬愛して止まないボブ・ディランが表紙の雑誌を抱きしめて。
一度でいいからディランと共演できたら、もうそれでいいと少年の様な笑顔を見せたそうなので。
当然このアルバムでもディランのカヴァー「I Wanna Be Your Loner」をやっていて。
他の曲よりもテンションが高く聴こえるのは・・・気のせいかな(笑)。可愛いなウィルコ。
「Messin’ With The Kid」でも「Think」でもあのギター、あのビートが楽しげで。
こんな楽しく、明るいマシンガンにならいくら連射されても構わないなとか思ったりしてね。
兎に角。ウィルコがいかにその楽曲に、オリジネイターに、カヴァーしてきた先達に。
如何に愛情と敬意を持って接してカヴァーに取り組んできたかが直ぐに感じられるのです。
単に話題性だけを狙ったんじゃないんだぜと。そんな心意気と矜持。それもロックンロールの必須条件かな。
ぶっ飛んでて、強面のイメージが強かったウィルコの。真の人柄さえも窺われてね。
そうなると。もう。カヴァーもオリジナルも無くて。愛と真心があればいいのだと感じるのです。

ひと皮剥けば。
そんなもん。
すぐに。
われちまうのよ。
結構あっさりとね。

どんなつもりで。
どれだけの愛情を注いで。
どれだけ真摯に向き合ってきたか。
ちょいと見れば。
ちょいと聴けば。

われちまう。
不思議と伝わっちゃうんだな。
特に。
自分もそれなりに慣れ親しんできたものなら。
どんな皮を被ったところでね。

本気か。
気紛れか。
真剣か。
竹光か。
見抜けちゃうんだなぁ。

ひと皮剥けば。
皆、同じしゃれこうべ。
でも。やってる時に。
愛情があるか。
誠意があるか。

心が込めてるか。
魂を焦がしてるか。
そのひと皮通して。
空気で感じられるんだ。

恐いねぇ。

あぁ、恐い。
紛い物が。
溢れてる世の中でも。
紛れ込めないものも。
紛い物にしちゃいけないものも。

あるんだよね。
そんなものに。
手を出しちゃいけないねぇ。
否、貫き通す。
覚悟があればいいんだよ。

根性決めて。
逃げないで。
やりきれば。
紛い物も。
それなりの価値は出るってもんだ。

だけどね。
ばれたら。
われたら。
簡単に止めちまう。
簡単にケツまくっちまう。

そんな。
ちんけな紛い物は。
頂けないなぁ。
ひと皮剥けば。
みな同じ骸骨。

だからこそ。
何をやるにしても。
腹を決めて。
やらないとさ。
意外と早くボロがでるんだなぁ。

ドロップ・キックも。
ボディー・プレスも。
誰がオリジナルかなんてもう誰も気にしない。
でもそこまでには。
汗と涙と血の結晶がリングに浸み込んでいるんだぜ。

そいつを忘れちゃいけねぇやな。



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2015/06/13 Sat *リズムとビートで / Elvis Costello And The Attractions

20150613gethappy


手に入れたいなら。
包まれたいなら。
感じたいなら。
もう。それは。
探して。走って。

頭使って。
体も使って。
勘も働かせて。
とにかく。
辿り着くしか無い。

楽しく。
面白い。
大好きな。
そんな時間を。
過ごしたくて。

街へ繰り出したなら。
迷うことはない。
グズグズしてる暇はない。
何が何でも。
手に入れなきゃならない。

さぁ。
探そう。
走ろう。
とにかく。
辿り着くんだ。
その場所へ。

リズムに乗って。
ビートを刻んで。
感じるままに。
走れば。
手に入るはずなんだから。

『Get Happy !!』'80年リリース。
エルヴィス・コステロの通算4枚目、アトラクションズと組んで3枚目のアルバム。
コステロってのもアルバムの多いアーティストで。しかも結構出来不出来の差が激しい・・・
まぁ、それはコステロの創るサウンドの変化が激しいので。
聴いてるこちら側がなかなか追いついていけない。こちらの嗜好の範囲を超えてしまう。
それが本当のところかな。ある一時期は本当にカメレオンみたいだったもんなぁ。
そう考えると。デビュー以来の性急なビートは変わらないものの。初めて別の顔を見せた。
それがこのアルバムだったのかなと。何しろこのアルバムのサウンドは完全にソウルですからね。
何でも。コステロがレイ・チャールズに対して差別的発言をしたとして騒ぎになって。
それはあくまでも会話の中での流れで出たもので本意では無いと、このアルバムで回答したと。
(レイ自身は、特に気にも留めて無かったと自伝で語っていたそうですが・・・)
そんな事情を知らずに初めて針を落とした時は。結構吃驚、でもカッコいいなと。
このオルガンをフュチャーしたビートの弾けた音楽がソウルなんだと。そのオマージュなんだと。
それは後になって判るんですけどね。全編、スタックスかモータウンかって感じで。
そうだな、アトラクションズがブッカー・T&Mジズや、ファンク・ブラザーズになって。
それを従えてコステロがソウル・シンガーとして歌ってるってところなのかな。
「I Can’t Stand Up Falling Down」はサム&デイヴのカヴァーなんですけど。
オリジナルはバラードなのを見事にビート・ナンバーに換骨奪胎してるところや。
全20曲収録って辺りに。パンクなコステロとアトラクションズが残ってるかな。
そう。コステロは考え過ぎると面白くないので。勢い一発な部分が無いと駄目なんだよな。

手に入れたい。
包まれたい。
感じたい。
もう。何処までも。
探すのだ。走るのだ。

頭をフル回転。
足もフル駆動。
後は己が勘を信じて。
とにかく。
辿り着くのだ。

楽しく。
面白く。
御機嫌な。
そんな週末を。
過ごしたい。

街へ繰り出したのだ。
迷いなどはない。
グズグズなどしてられない。
兎にも角にも。
手に入れてしまうのだ。

ほら。
探したら。
走ったら。
なんとか。
辿り着けたんだ。
その場所へ。

後は。
リズムに乗って。
ビートを刻んで。
感じるままに。
過ごせばいい。

何の為の一日。
何の為の一夜。
何の為の週末。
探して。
走って。

駄どり着いたら。
後は。
楽しむだけ。
面白がるだけ。
大好きで御機嫌な時間。

そいつを。
手に入れるだけ。
どんなに疲れ様が。
どんなに汗をかこうが。
それでいい。

幸福な時間。
その一瞬。
そいつを手に出来るなら。
大抵のことは。
リズムとビートで乗り切れるのさ!



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2015/06/12 Fri *仁義と覚悟 / Pretenders

20150612pretendersthesingles


好きにすればいい。
好きにやればいい。
思うままに。
好き勝手に。
何をやろうが構わない。

野放図で。
破天荒で。
反抗的で。
独善的で。
我が道を行けばいい。

ただ。
野ではあっても。
卑ではならない。
どんな時も。
見失ってはいけないものがある。

それは。
どの世界でも。
どんな世界でも。
同じ。
人であるならば。

守らなければいけない。
礼儀がある。
仁義がある。
何よりも。
人の心に思いを馳せなければ。

仲間や。
先達や。
遠慮などいらないが。
配慮はいる。
それを失ったらいられやしない。

『The Singles』'87年リリース。
プリテンダーズのおそらくは初めてのベスト・アルバム。
その登場時のイメージがあまりに新鮮だったので。
どうも。未だについつい若手のバンドって印象を抱いたりしてしまうんだけど。
いつのまにか30年以上のキャリアを持つバンドになってるんだなぁ。
時の流れって早いなと。アルバムに収められた16曲にも及ぶ初期プリテンダーズを聴きながら。
とにかく。御機嫌で、ポップで、カッコいいロックンロール・バンドなんだよなと改めて。
クリッシー・ハインドのカッコ良さには男だけでなく女も惚れると思うんだけど。
クリッシーってあまり知られて無いけど実は米国人で。大学卒業後に渡英して。
NMEの記者をやってたんだけど。自分でロックンロールしたくなってプリテンダーズを結成したと。
で、いきなり「Kid」とか「Brass In Pocket」そして「Stop Your Sobbing」とヒットを放ったんですよね。
特に「Stop Your Sobbing」が好きだったんですけど。この曲キンクスのカヴァーで。
改めてキンクスに興味もつきっかけになったんですけど。後の「I Go To Sleep」もレイ・ディヴィスの作品で。
既成のロックを否定するパンク(実は違うんだけど)の一派とみなされていたプリテンダーズ。
だけどクッリシーはキンクス、レイが好きで。敬意を払ってカヴァーしたんですよね。そこも好きだなと。
生意気だけど。聴けばそこに愛情とか敬意があるかどうかは感じられるもんね。
(余談ですが。それが伝わり過ぎちゃってレイと同棲、一児までもうけたったのかな・・・)
そして。紆余曲折ありながらも。今でもロックンロールし続けてるクリッシー。そこも好きだな。
メンバーが亡くなったりとかもあったし。一時期は何だか迷いも感じられたし。
それでも。続ける根性。やっぱり惚れ惚れしてしまう姉御なのです。

好きにしてきたんだろ。
好きにやってきたんだろ。
思うままに。
好き勝手に。
何を言われても耳を貸さずに。

野放図と言われようが。
破天荒だと言われようが。
反抗的と責められても。
独善的だと後ろ指を指されても。
我が道を来たんだろう。

だったら。
何があっても。
何を引き起こしても。
どうでも。
見失ってはいけないものがある。

それは。
どの世界でも。
どんな世界でも。
同じ。
好きであるならば。

続けなければいけない。
矜持があるんだろ。
覚悟があるんだろ。
何よりも。
好きだからやってるんだろ。

愛情や。
敬意や。
配慮はいるが。
遠慮はいらない。
そうでなきゃやらなきゃいい。

好き勝手に。
何をやろうが構わない。
好き勝手に。
何を言われても耳を貸さずに。
それでいい。

それでいいけど。
礼儀や。
仁義や。
最低のことは。
守った上で。

その上で。
野放図に。
破天荒に。
反抗的に。
独善的に。

やればいい。
そして。
やり始めたなら。
何があっても。
続けなければいけない。

そうならば。
何を言われようと。
矜持が本物なら。
覚悟が本物なら。
簡単に止めてはいけない。

そんなところかな。



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2015/06/11 Thu *変わらないで。でも・・・ / Brinsley Schwarz

20150611pleasedonteverchange


変わらないな。
この感じ。
この思い。
この空気が。
堪らなく好きなんだな。

長いブランクがあって。
再び。
運命か。宿命か。
再会を果たして。
それから。

今日で。
今夜で。
もう何十回目。
最初から。
違和感なんて無かったけど。

会う度に。
話す度に。
思い出したり。
新たな発見があったり。
心地の良い時間を過ごして。

いつの間にか。
否、たぶん最初から。
とても大切な。
かかせない。
時間になって。

このままでと。
変わらずに。
永遠に。
この時間が。
続いてくれることを願ってる。

『Please Don’t Ever Change』'73年リリース。
ブリンズリー・シュワルツの5枚目となるアルバム。
ブリンズリー、ニック・ロウ、イアン・ゴム等を擁したブリンズリー・シュワルツ。
一言でパブ・ロックと言っても。様々な音楽性のバンドがいたのだけれど。
米国の音楽に憧れて。その雑多な要素を吸収したサウンド。そして。
それでいながら。どうにも英国の香りが隅々まで行き渡っている。
そんなブリンズリー・シュワルツのサウンドこそがパブ・ロックを象徴するものだったのかと。
色々な人々が。色々な思いを抱えながら。酒を飲んで。その夜、そのひと時だけは楽しい時間を過ごす。
そんな英国の街角のパブにはやはり、ブリンズリー・シュワルツが似合うんじゃないかとね。
このアルバムではレゲエも取り入れたりして。ますます雑多なサウンド展開になってますが。
心温まる、皮肉を感じさせながらも優しい。その雰囲気は変わってないんですよねぇ。
オリジナルにしろ、カヴァーにしろ。優しさと懐かしさで包んでくれる。それこそが真骨頂で。
このアルバムではオリジナルならニックの「I Won’t Make It Without You」が象徴的で。
カヴァーではゴフィン=キングの「Don’t Ever Change」がねぇ、もう堪らないんだよなぁ。
クリケッツなるグループのヴァージョンがオリジナルで英国では’63年にチャートの首位にたったとか。
ブリンズリー・シュワルツのヴァージョンもね。なんとも楽しいんだけど切なくて。その切なさが堪らないなと。
ニックのセンスなのかな。本当に。うん。いいバンドで。大好きなんですよねぇ。
バンドとしては最後まで商業的な成功とは無縁だったんですけど。
解散後の。ニックを始めとするメンバーの活躍で面目躍如したんだよなぁ。どんなもんだい!ですね。

変わらないで。
この感じ。
この思い。
この匂いが。
堪らなく好きなんだから。

もう二度と。
ブランクなんかあるものか。
運命でも。宿命でも。偶然でも。
何でもいい。
再び出会えたのだから。

今日の様に。
今夜の様に。
これから先。
どちらかが。
旅立ってしまうその時まで。

会い続けよう。
話し続けよう。
酔っ払って。
素直な思いをぶつけあって。
幸せな時間を過ごし続けよう。

気づいたら。
否、たぶん最初から知っていた。
とても大切な。
かかせない。
時間になるんだってことは。

いつまでも。
このままで。
永遠に。
この時間が。
続いてくれることを祈ってる。

今日の様な。
今夜の様な。
時間が。その一瞬、一瞬が。
とても。
大切なんだ。大事なんだ。

この空気。
この匂い。
この感じ。
この思い。
大好きなんだ。

色々と話してる様で。
時々、言葉を失うくらいに。
言葉にできないくらい。
思いが溢れてきて。
幸せに浸っているんだ。

永遠に。
変わらないで。
このままで。
そんな関係が。
いつまでも続くと信じてる。

でも。
本当はね。
少し変わっても。
少し進んでも。
いいかな、なんて。

そんなことを。
感じてもいる。思ってもいる。
それは叶わぬ夢であったとしても。
変わらずにいたい。そして。
少しだけ前に進んでもみたいんだ。



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2015/06/10 Wed *聞き耳なんか / Paul Butterfield

20150610putitinyourears


聞き耳を。
立ててると。
意外な情報が。
飛び込んできて。
チャンスを掴むこともある。

聞き耳を。
立ててないと。
機密な事実に。
気づけなくて。
ピンチに陥ることもある。

だけど。
聞き耳ばかり。
立ててると。
余計な情報に。
振り回されたり。

ありもしない機密や。
ありえない事実に。
困惑させられて。
注意散漫になって。
大怪我をする。

だから。
特に。
今は。
聞き耳なんか。
立てずに。

余計な。
情報は。
遮断して。
自分の心の声だけを。
聞いて。歩む。それでい。

『Put It In Your Ear』'75年リリース。
何だか自虐的とも言える奇妙なジャケットが印象に残る。
そんなポール・バターフィールド、初めてのソロ・アルバム。
シカゴ生まれの生粋のブルース・マニアだったバターフィールド。
大学でエルヴィン・ビショップと出会って学業そっちのけでバンド活動に精を出し。
やがて腕利きの面子が揃って。最後のピースとしてマイク・ブルームフィールドがはまって。
シカゴ周辺のクラブを荒らしまくり。その演奏がレコード会社の目に留まり。
ポール・バターフィールド・ブルースバンドとしてデビュー。
特に最初の2枚のアルバムはブルース・ロック、ホワイト・ブルースの傑作として。
今もロック史に名を留めています。やがてブルームフィールドが脱退、ビショップも脱退。
バターフィールドはソウルやジャズ、ファンク等に接近しつつ活動を続けるも解散を余儀無くされ。
ウッドストックに活動拠点を移して。よりソウルに通じたグルーヴィなサウンドを目指して。
ポール・バターフィールズ・ベターデイズを結成。ジェフ・マルダー、ロニー・バロン等と共に。
より温かみのあるサウンドに溢れたアルバムを制作し再びシーンの前線に返り咲きます。
白人屈指のブルース・ハーピストとして名を知らしめたバターフィールド。
しかし。恐らくはそんな周囲の目や、期待にこの頃から嫌気がさしてきていたのか。
アルバム毎にブルースと距離を置く様になり。ブルース・ハープの占める比重も減り・・・
ベターデイズも解散させたこのアルバムでは明らかにシンガーとしての比重が高くて。
サウンドも完全にソウルやファンクへと傾倒して新たな顔を見せています。
残念ながら当時はこの試みは評論家にもファンにも受け入れられずに酷評されたそうですが。
意外とバターフィールドは気にして無かったんじゃないかなと。
バンドに必ず自身の名前を冠してきたバターフィールド。自己主張、自我も強かったと思われ。
遂に誰の意見にも耳を貸さず。世間の時流にも聞き耳を立てず。思う様にアルバムを制作したと。
そんな気がしてならないんですよね。確かにあのブルース・ハープを期待して聴くと・・・
なのですが。ソウルフルなヴォーカルに込められた歌心。その素直さが何だかね。いいんですよ。
これはこれでありだったと思うし。これもまたバターフィールズのブルースかなと。

聞き耳を。
立ててないと。
新しい刺激が。
与えられなくて。
何も変わらないこともある。

聞き耳を。
立ててれば。
意外な出会いが。
訪れて。
何かが変わることもある。

だけど。
聞き耳から。
入ってくる。
ものばかりに集中してると。
振り回されたあげく。

何もかも受け止めて。
何もかも受け入れて。
収拾がつかなくなって。
立ち位置を見失って。
大火傷をする。

だから。
特に。
今は。
聞き耳なんか。
忘れて。

余計な。
刺激も。
出会いも。
存在だけを意識しておいて。
自分の歩調で歩くのがいい。

偶には。
一人でいい。
独りよがりでいい。
それでも。
何かを求めているのだから。

一人で。
思い。
感じ。
独りで。
作業に没頭して。

想像して。
設計して。
造形して。
創造する。
聞き耳などいらない。

その。
結果を。
どう思われようが。
どう感じられようが。
どう評価されようが。関係ない。

否、そもそも。
感想も。評価も。
必要としない。
ただ今の自分が。
表れているか。

拙くても。
独善的でも。
自分の心の声が。
反映できているか。
それを自分が判断できればいい。

聞き耳はいらない。
そんな時もある。



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2015/06/09 Tue *ブッ飛ばしたいけれど / Mitch Ryder & The Detroit Wheels

20150609mitchryder


アクセル。
アクセル。
ブレーキ、ブレーキ。
危ない。危ない。
ついついね。

未だ。
アクセル踏みこんじゃいけないと。
その段階じゃないと。
わかってるんだけど。
ついついね。

前のめりと言うか。
お調子者と言うか。
何かこう。どうしても。
一歩先へと。
一言多くなって。

気づくと。
ギアを上げて。
アクセル踏む足に力が。
好きだからなぁ。
ついついね。

でっ。
ハッと気づいて。
ブレーキ踏み込んで。
白煙上げながら。
止まってみせると。

突っ走りたいんだけど。
そう。
未だその段階じゃない。
それに。
一人では走り切れないんだしね。

『Greatest Hits』'72年リリース。
デトロイトの英雄、ミッチ・ライダー。
そのミッチが率いていたデトロイト・ホイールズのベスト・アルバム。
その最大の魅力は何と言ってもミッチの豪快で他を寄せ付けないシャウトで。
そのシャウトを活かす為に生み出されたのがロックンロールやR&Bのヒット曲を。
強引に繋げてメドレーにしてしまうと言うもので。
最大のヒット曲「Devil With A Blue Dress On~Good Golly Miss Molly」を聴けば。
そのド迫力と豪快な疾走感に体が熱くなること間違いなしってやつです。
最初のヒット曲となった「Jenny Take A Ride」も。その実態は・・・
「C.C. Rider」と「Jenny, Jenny」を繋げてしまったもので。強引だなぁと。
しかしながら評判となっていたライヴでの凄さをスタジオでは発揮できないバンドも多い中で。
この手法を思いついたプロデユーサーはその辺りを承知の上でやったんだろうし。
それに見事に応えてみせたミッチも流石だなと思うのです。
とにかく。アクセル踏みこんで、ホイール軋ませながらブッ飛ばしたくなりますからね。
MC5やイギー・ポップとはまた異なる。言わばデトロイトの陽性のヒーローなんですね。
ブルース・スプリングスティーンがミッチの大ファンでライヴでメドレーをやってるのは有名ですが。
なるほどなと。単純だけど。力技でとにかく観衆を楽しませる。それもまたロックンロールの魅力だと。
しかし。本当にアクセルしか踏まないんだよなミッチってのは。ブレーキの存在をしってたのかな(笑)。

ブレーキ。
ブレーキ。
ちょっと、アクセル。
少しだけ。少しだけね。
ついついじゃ済まないから。

未だ。
ブレーキから足を外しちゃいけないと。
そんな状態じゃないと。
言い聞かせないとね。
ついついじゃ済まないから。

前しか見てないと言うか。
先駆け大好きと言うか。
何かこう。どうしても。
一気に先へと。
言葉数も多くなって。

気づくと。
トップ・ギアで。
アクセル全開で。メーター振り切って。
忘れられないんだけど。
ついついじゃ済まないからね。

でっ。
グッと我慢して。
ブレーキに足を載せたまま。
法定速度以下で。
走っていると。

先頭切りたいんだけど。
そう。
未だその状態じゃない。
それに。
一人では辿り着けないんだしね。

我慢。
忍耐。
辛抱。
どいつも。
苦手なんだよなぁ。

しかも。
じっくりと。
ゆっくりと。
継続させるってのも。
不得手なんだよなぁ。

でも。
時期じゃない。
状態じゃない。
そもそも。
実は本気になれてない。

だから。
今は。
適当に。
こなしながら。
手を抜いたり、逃げたり。

そんな。
ことも覚えながら。
時期が来るのを。
状態が上がるのを。
待っていようかなと。

何よりも。
本気で火がつく。
そんな出会いの。
その瞬間を。
待っていようかなと。

そうしたら。
その時は。
逃げてたのが。
一気に反転して。
トップスピードでブッ飛ばして先駆けしてやるんだ。



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2015/06/08 Mon *受け容れる、受け容れられる / The Young Rascals

20150608theyoungrascals


必要なんだなと。
大したこともできないし。
ちっぽけな存在だけど。
それでも。
必要としてくれてるんだと。

そう思えるだけで。
そう感じられるだけで。
少しだけ。
気持ちが軽くなって。
空気が動いて。

あぁ。
ここにいていいんだと。
ここにも居場所があったんだと。
それだけで。
嬉しいし。

なんか。
やる気にもなって。
しかも。
頑張るってことが。
少しだけど楽しくなってと。

だから。
必要だよと。
いてほしいよと。
助かるんだよと。
無理はしなくてもいいからねと。

言葉じゃなくても。
いいけれど。
語りかけることって。
大切なんだろうなって。

『The Young Rascals』'66年リリース。
ニューヨーク出身のヤング・ラスカルズの1stアルバム。
リーダーのフェリックス・キャバリエはロックンロールやR&Bに影響を受けて。
高校時代からバンド活動を始めて。大学時代には自らのバンドを結成して。
卒業後に出会ったメンバー達と共感してヤング・ラスカルズを結成。活動を続けて。
遂に、アトランティック初の白人バンドとしてデビューにまで漕ぎ着けました。
黒人が差別を受けていた様に、白人が差別される状況だってあったのです。
何せ今から50年以上前の話です。所謂黒人音楽を愛好する白人青年ななんて珍しく。
ましてや自らバンドを結成してそのカヴァーを主にレパートリーにするなんてね。
このアルバムでは全10曲の半数5曲がR&Bやソウルのカヴァーですからね。
受け容れたアトランティック、受け容れられたヤング・ラスカルズ。至福の出会いです。
やがて。僕は必要かい?僕を必要としておくれと歌われる「Good Lovin’」が全米1位に。
そしてこのアルバムが制作されてと。受け容れる、受け容れられる。そして共鳴する。
それができる音楽の素晴らしさを全米に知らしめたアルバムと言えるのです。
因みに。その「Good Lovin’」はウィルソン・ピケットのカヴァーですが。
かの「Mustang Sally」は元々他のソウル・シンガーの持ち歌だったものを。
このアルバムを聴いたピケットがカヴァーしてヒットさせたんだとか。素晴らしいなぁ。
この後、ラスカルズとバンド名を変えて更に飛躍するのですが。原点の志を忘れなかったからかもですね。

必要としてくれてるんだと。
大したこともできないし。
ちっぽけな存在だけど。
それでも。
必要なんだと。

そう思わせてくれるだけで。
そう感じさせてくれるだけで。
少しだけ。
足取りが軽くなって。
空気が変わって。

あぁ。
ここにいていいんだと。
ここにも居場所を設けてくれたんだと。
それだけで。
楽になるし。

なんか。
やる気もでてきて。
しかも。
役立てるってことが。
少しだけど面白くなってと。

だから。
必要としてくれた。
いてほしいと言ってくれた。
助かるんだよと示してくれた。
無理せずに行こうよと雰囲気を作ってくれた。

言葉じゃなくても。
いいけれど。
感謝することって。
大切なんだろうなって。

一人。
一人。
歴史も。
背景も。
個性も。

志向も。
思考も。
嗜好も。
異なるけれど。
一つにはなれないけれど。

受け容れる。
受け容れられる。
そして。
共感して。共有して。
何かを生み出そうとして。

それぞれが。
それぞれの。
居場所を。
見つけれれる。
そんな風が吹き続けてくれるといいな。



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2015/06/07 Sun *今夜も興行が・・・ / The Band

20150607moondogmachine


今夜も。
その街角の。
その店で。
興行が。
ライヴが行われる。

それで。
それだけで。
なんだか。
心が浮き立って。
心が解れて。

ほんの。
ついさっきまで。
苛立ってたり。
悩んでたり。
そんなことは忘れてしまって。

喜々として。
その街へと。
出かけていく。
今夜も。
ライヴが。興行がある。

それが。
それだけのことが。
この夜を。
心安らかに。
ご機嫌にしてくれる。

そんな。
夜が。
日常にある。
そんなことに。
感謝したくなるのだ。

『Moondog Matinee』’73年リリース。
ザ・バンドの5枚目のオリジナル・アルバム。
全曲が古いR&B等のカヴァーであり、特殊ジャケットも懐かしい雰囲気で。
当時、米国で起こっていたリヴァイヴァル・ブームに便乗したかと言われましたが。
元々、ロジャー・ホーキンスのバックを務めてる頃からカヴァーをやっていたので。
逆に。何を今更。俺達はいつでも、やれるんだぜとの貫録を見せつけたんだとも。
尤も。その選曲にはホーキンスとのツアー時代のナンバーは含まれて無いらしく。
その辺はザ・バンドらしいと言うか。さり気なく矜持を示してるとも言えるのかな。
録音に着手したのは長いツアーから解放されたからだとも。
メンバー間に生じ始めていた軋轢を解消する為だったとも言われていますが。
後者かな。ご存知の様に。一枚岩の様に見えながら内部では揉め事も多々あったらしいので。
それでもスタジオに入れば一体となってこれだけの音楽を創造してしまえる。
しかも長いツアーの効能か。演奏に豊かさと艶が増している。本当にバンドだなと。
よく言われますが。バンドって生き物で。ふとした切っ掛け、契機で変化したり、成長したり。
それも。ホーキンスとのツアーからの長い下積み経験を。そしてディランとの共演とか。
あらゆる機会を。諦めずに、そして怯まずに。糧としてきたそんな道程を経てきたからで。
その、こと音楽に対しては揺るぎのない自信がこのアルバムからは感じられるのです。
ミック・ジャガーがザ・バンドのライヴはレコードのままだから面白くない等と憎まれ口をきいてましたが。
逆にライヴの素晴らしさをそのままスタジオに持ち込んだとも言えるわけで。
この地道なツアーで鍛えられた、ザ・バンド。その豊饒なライヴに何処かの街で出会いたかったかなと。

今夜も。
その街角の。
その店で。
興行が。
ライヴが行われている。

それを。
観ていられる。
感じていられる。
体が踊りだし。
心も踊りだし。

ほんの。
ついさっきまで。
刺々しくなってたり。
傷つけてしまったり。
そんなことも赦される様で。

嬉々として。
その音楽の。
熱気の中へと。
今夜も。
ライヴが。興行がおこなわれている。

それが。
それだけのことが。
この夜を。
熱く。
心地よくしてくれる。

そんな。
夜が。
日常にある。
そんなことが。
力になるのだ。

明日から。
また。
退屈な。
時間が。日々が。
待っている。

そんな。
日常が。
いつまでも。
続くようで。
無機質になりそうで。

でも。
また。
いつか。
何処かの街角の。
何処かの店で。

興行が。
ライヴが行われる。
そう思うだけで。
少しだけ。
頑張れる。

それがいい。



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2015/06/06 Sat *祭典 / The Doors

20150606anamericanprayer


彼は。
あの嫌悪すべき。
あの畏怖すべき。
呪術者は。
旅だったのか。

彼は。
あの神に妬まれ。
悪魔に愛された。
詩人は。
旅だったのか。

何処へ。

彼の。
無垢でいて。
汚らわしい。
救いを求め続けた。
魂は。

彼の。
あの魅惑的な。
あの魔性の様な。
体と。
決別できたのか。

本当に。

彼は。
そこに。
この世界に。
存在したのか。
君は耳にしたのか。君は目にしたのか。

あの。
唾棄すべき。
遺棄すべき。
そして。
誰よりも。愛すべき。

あの者を。

『An American Prayer』'78年リリース。
ジム・モリソン死後7年目にして。ドアーズ解散6年目にして制作されたアルバム。
そう。ジム亡き後も残された3人は活動を継続して2枚のアルバムを制作後に解散。
その後、詩人に成りたがっていたと言うジムの遺構や朗読のテープが発見されて。
3人がそのテープに合わせて演奏を新たに録音したのがこのアルバムとなります。
わざわざこんなアルバムを制作しなくてもジムは十分に詩人だったよとも思いますが。
レイ・マンザレク、ロビー・クリューガー、ジョン・デンズモアには思うところもあったろうし。
商業的に言えば映画『地獄の黙示録』に便乗しようとしたとも言えるのかな。
いきなりあのジムの声でウェイク・アップ!と叫ばれるだけで背筋を震わされて。
後はいつもの様に。ジムの呪術に魅せられ、堕ちていく。抗おうにも抗えない。
いつものジム。いつものドアーズ。大嫌いなんだけど魅せられてやまないドアーズです。
完全に。別々に録音している筈なのに。まったくもって違和感を感じさせない演奏。
ここらは3人が如何にジムと一体化し、ジムを崇拝し、愛していたのかを感じさせます。
レイは生前、ジムの考えてることは半分も理解できなかったよとか言ってましたが。
それでも稀代の呪術師の側にいた3人にしかわからない何か。その何かが。
3人を突き動かしている。その背景からはやはりジムの姿が浮かび上がってくるのです。
ジムの難解で奥深い詩の真意など。自分の様な凡人には一生かかってもわからないだろうと。
そして。そんな凡人をいつまでも惹きつけて解放しないジム。やはり憎むべき相手だなと。
尤。ジムが果たして人間だったどうか。妖の者だったのでは無いかとも思いますが。
部分的に'60年代の録音と思える「Roadhouse Blues」のライヴ音源が収録されていて。
これが。また嫌になるくらいカッコいいんだな。流石はドアーズと跪くしかないな。もう。

彼は。
あの嫌悪されるべき。
あの畏怖されるべき。
トリックスターは。
旅だったのか。

彼は。
あの神に愛されすぎて。
悪魔を焦がしすぎた。
役者は
旅だったのか。

何処へ。

彼の。
赤子の様な。
老人の様な。
救われるはずもない。
魂は。

彼の。
あの彫刻の様な。
仮の棲家の肉塊と。
体と。
決別できたのか。

本当に。

彼は。
ここに。
この世界に。
実在したのか。
君の耳に囁いたのか。君の目に映ったのか。

あの。
唾棄すべき。
遺棄すべき。
そして。
誰よりも。愛すべき。

あの者は。

あの者。
呪術者にして詩人。
トリック・スターにして役者。
そして。
蜥蜴の王は。

この世界で。
禍々しくも。
華やかな。
禁断の。
祭典を催してしまった。

その日から。
この世界は。
光り輝き。
そして。
呪われた。

その日から。
この世界は。
消えた光を求め続け。
解けない呪いに縛られて。
もがき続けてる。

泣き。
叫び。
踊り。
飛び跳ね。
祭典の続きを待っている。

本物の。
祭典を知ってしまった者達は。
偽りの祭典を捜索しながら。
未だ。あの男の帰還を信じている。

その。
願いが叶う日。
本物の。禁断の。
祭典が再び催される。
その時。
世界は終わりを迎えるかも知れない。

あの男の。
怜悧な眼差しと共に。
妖の身振りと共に。
終わるのなら。終われるのなら。
禁断の祭典も悪くはない。



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2015/06/05 Fri *うるると / Jesse Ed Davis

20150605ululuuk


なんで。
どうして。
わからん。
理解できない。
なんなんだ。

なにを。
どうしたら。
わからんが。
理解できないが。
こんなことになるんだ。

なにを。
やってたんだ。
なんで。
手を打たなかったんだ。
その結果がこれか。

頭を抱えたくなる。
築いてきたものが。
足元から崩れようとしている。
誰も気づかなかったのか。
そんな筈はないよな。

呆れて。
惚けて。
やがて。
腹の底から。
沸々と沸きあがるものが。

いかん。
いかん。
瞬間湯沸かし器を。
稼働させちゃならない。
まだ早い。

ここは。
ここのところは。
うるると。
さらっと。
涼しい顔で。

『Ululu』'72年リリース。
ネイティヴ・アメリカンのギタリスト、ジェシ・エド・ディヴィスの2ndアルバム。
ジェシはそのキャリアに比してソロ・アルバムを僅か3枚しか遺していませんが。
(セッション活動は多く。特にジョン・レノンのソロ・アルバム等が印象的です)
その3枚がどれも珠玉と言える出来で。いずれも傑作なのですが。
その中でも。やはり。このアルバムが一番完成度が高く、最高かな。
ここで言う完成度の高さとは、完璧とか隙が無いとかではなくて。
ジェシが、その心の赴くままに。やりたいことをやっている。その術を身につけて。
ギターも、ヴォーカルも。実に心地良く。伸び伸びと。楽しんでやっているのが感じられる。
力まず、焦らず、苛立たず。自然体でギターを奏で、歌を歌っている。
それが、なんとも御機嫌な感覚を聴く者にも自然と伝わって、共鳴する。そこが好きなんですよね。
ゴスペルや、サザン・ソウル辺りが根底にあって。そこにネイティヴ・アメリカンならではの感性。
またザ・バンドの大ファンだったって話もあって。それらがジェシの中で自然に融合して醸成されて。
独特の御機嫌なヴァイブレーションが発生してるんだな。いつ針を落としても落ち着くんですよね。
ジム・ケルトナー、ドナルド・“ダック”・ダン、ドクター・ジョン等のバックアップを受けて。
十八番の泥臭いスライド・ギターと。朴訥としたヘタウマなヴォーカルを。心ゆくまで聴かせてくれる。
このアルバムを聴いてると。自分の中の力みとか、焦りとか、苛立ちとか、怒りとか。
そんな諸々がつまらないものに感じられて。取敢えず、ふっと一息ついて。肩の力を抜いてと。
そして。いつのまにか微笑が浮かんで。鼻歌を口ずさんでいる。ほんと。素晴らしいアルバム、音楽です。

なんでさ。
どうしてさ。
わからんよ。
理解できんよ。
なんだかもう。

なにを。
どうしたら。
こうなるか。
理解できないこともないが。
こんなことにさせてどうするんだ。

なにも。
やってなかったんだな。
なんの。
手を打たなかったんだな。
結果は見えてただろうに。

膝を折りたくなる。
築いてきたものが。
一から崩れようとしている。
誰も予測できなかったのか。
そんな筈はないよな。

呆れて。
惚けて。
やがて。
腹の底から。
沸々と沸きあがるものが。

だめだ。
だめだ。
瞬間湯沸かし器に。
火をつけちゃいけない。
まだ早い。

ここは。
ここのところは。
うるると。
さらっと。
涼しい顔して。

やり過ごそう。
力みも。
焦りも。
苛立ちも。
怒りも。

今は。
未だ。
爆発させずに。
うるると。
さらっと。

流して。
やり過ごして。
ひと息ついて。
微笑浮かべて。
鼻歌でも口ずさんで。

うるると。
さらっと。
涼しくね。
今は。
それでいい。それがいい。



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2015/06/04 Thu *農園の片隅から / ファニー・カンパニー

20150604funnyfarm


一人、一人が。
黙々と。
与えられた役割を。
こなしながら。
何かを育てようと。

それなりに。
真剣に。
取り組んでいる。
育つものが。
何であれ。

その。
姿勢は。
雰囲気は。
悪くも無い。
否、いいもんだなと思うのだが。

そんな。
農園で。
俺は。
何をやってるんだろうなと。
迷うことはないのかなと。

あるんだろうな。
でも。
考えないようにして。
それぞれの役割に。
取り組んでいるんだろうな。

そんな。
農園の片隅で。
一人。
どうしても。
考えて。もがいて。そして・・・

『ファニー・ファーム』'73年リリース。
桑名正博率いるファニー・カンパニーの2ndアルバム。
東のキャロル、西のファニカンと称されたファニー・カンパニー。
残念ながら商業的な成功、知名度ではキャロルの域には及ばず。
それが原因だったのか。このアルバムを最後に解散してしまいます。
う~ん。カッコいいんだけどなぁ。特に桑名正博のヴォーカル。
ルックスもカッコいいんだけど。ヴォーカルも、何とも言えない男気と色気が同居してて。
直ぐにわかる、それだけ個性が際立ってるんですよね。
まぁ、バンドとしては桑名正博の個性が強すぎたのが仇になったんですかね。
キャロルにおけるジョニー大倉みたいな人がいれば。違う結果になってたかもしれないな。
サウンド的には1stよりもストレートにわかりやすく・・・基本は変わらずブルージィなんだけど。
メロディーが練れてきたと言うか。「一人ぼっち」「夜」「愛してるよ君のこと」とか。
後の桑名正博のソロ・アルバムを思わせる匂いが前面に出てき始めてるかな。
この路線の先にソロになった後の「サード・レディ」とか「月のあかり」があるのかもとも。
そうですね。だから。やっぱり。もうファニー・カンパニーと言うバンドとして成立させるには。
ギリギリのところまできちゃって。結局、限界を越えちゃったんだろうな。
そう考えると。桑名正博は、一人ぼっち、ソロ・シンガー向きだったってことになるんだろうな。
勿論、バンドとしても十分にカッコいいんで。ライヴを観たかったなと思わされるんですけどね。

一人、一人が。
粛々と。
与えられた担当を。
受け入れて。
何とか育てようと。

一応は。
真面目に。
向き合っている。
育つかどうかは。
別にして。

その。
姿勢は。
雰囲気は。
否定しない。
否、そんなもんだよと思うのだが。

そんな。
農園に。
俺は。
何でいるんだろうなと。
そもそも、おもったりしないのかなと。

あるんだろうな。
でも。
考えても仕方ないし。
それぞれの担当を。
全うしようとしてるんだろうな。

そんな。
農園の片隅で。
一人。
どうしても。
考えて。足掻いて。そして・・・

何をしてるんだろう。
何でここにいるんだろうと。
普段は。
表には出さないし。
忘れて集中してる時間もあるのだが。

ふと。
特に。
一人の夜に。
どうしようもなく。
迷宮に迷い込んで。

すると。
もう。
どうにも。こうにも。
頭から。心から。
離れなくなって。

農園の片隅で。
立ち尽くして。
もう。
他のことは考えられなくて。
ただただ思うんだ。そして。

農園の片隅から。
愛する誰かに。
馬鹿みたいな。
メッセージを。
発信するしか無くなってしまうんだ。

会いたいんだとね。



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2015/06/03 Wed *三歩進んで二歩下がる / The Mods

20150603beatodessey


一歩は。
進んだかな。
否、二歩、三歩。
進めたかな。
でもな。

実は。
下がってるって。
感じるとこもあって。
そっちも。
一歩、二歩、三歩。

まぁ。
そんなもんから。
始まるのも。
いいんだけど。
少しは進みたいかなと。

三歩進めれば。
上等。上等。
一歩下がっても。
二歩進んでるわけだし。
二歩下がっても。
一歩は進んでるわけだし。

なんて。
慎重に。
落ち着いて。
いられれば。
いいんのだけれど。

ついつい。
調子に乗って。
五歩も進んでしまって。
ところが。躓いて。
十歩ほども下がることになると。

膝でも抱えて。
蹲りたくなるわけだ。

『Beat Odyssey』'86年リリース。
モッズの初めてのベスト・アルバム。
苦節十数年にしてブレイクしたモッズの最初の記念碑とも言えるのかな。
「Knife & Pistol」「News Beat」と2曲の未発表曲を含んだ全12曲を収録。
(CDはどうやら14曲収録らしいのですが。そっちは未聴なので・・・)
これもねぇ。本当に一時期、本当に毎日のように針を落としていて。
あまりにも。色んな思いが染みついてしまって。一度は手放したんですよね。
それを昨年だったか、一昨年だったか。偶々レコ屋で再会してしまって。
当然、家に連れて却って。久し振りに針を落としたら。もう、ねぇ。そりゃ・・・
あっという間に当時に引き戻されてしまって。数日間に渡って聴きっぱなしで。
もう。当時の思いが。怒りや、愛情や。苛立ちや、焦燥や、屈折とかね。
怒涛の様に蘇って。それこそ当時と同じ様にジャケットと同じ格好で蹲ってしまったと。
いやぁ、本当に。当時は煮詰まってたし。先は見えないし。まぁ、いいかと。
表面上は開き直ってたんだけど。このアルバムを聴くと本音を隠せなかったんだよな。
まぁ、今ではもう開き直ってしまって。底の底まで下りていって色々と感じてきたので。
覚悟がある程度は決まってるものの。当時は未だ何者かにはなりたかったんだな・・・
それで壁にぶつかったり、叩き潰されるたびに。このアルバムに針を落として。
それでも。前に進まなきゃなと。何とか立ち上がってきたんだな。そうなんだよな。
なんか蒼臭い話で。あれだけど。だからね。今でも針を落とすと。心のどこかに火がつくんだよな・・・

一歩は。
進めるよな。
否、二歩、三歩。
進めるかもな。
でもな。

実は。
下がりたいなって。
思うとこもあって。
そっちも。
一歩、二歩、三歩。

まぁ。
そんなとこから。
始めないと。
ならないんだけど。
少しは進みたいよなと。

三歩は進めるよな。
楽勝。楽勝。
わざと一歩下がっても。
二歩は進めるわけだし。
手抜きして二歩下がっても。
一歩は進めてることになるし。

なんて。
らしくなく。
焦らずに。
いられれば。
いいんのだけれど。

ついつい。
追われる様に。
五歩も進んでしまって。
まんまと。転んで。
十歩ほども下がることになったりすると。

膝でも抱えて。
蹲りたくなるわけだ。

三歩。
進んで。
二歩。
下がる。
それくらいがちょうどいい。

今更。
慌てて。
一気に。
ぶっ飛ばしても。
焦げつくだけだし。

そこで。
更に踏み込めば。
それこそ。
焼き切れて。
一気に後退するだけだし。

そいつは。
重々承知。
だから。
敢えて。
三歩進んで二歩下がる。

それでも。
膝でも抱えて。
蹲りたくなったら。
そうだな。

また。
奴等に。
火でもつけてもらえばいい。
流石に。燃えないまでは。
枯れちゃいないからな。

そんなとこからだな。



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2015/06/02 Tue *部屋に籠って / サンハウス

20150602houserecorded


独り。
部屋に籠って。
自分とやらと。
向き合ってみる。
誰なんだろうな。

独り。
レコードに針を落として。
食事も採らずに。
音の洪水に埋もれてみる。
何なんだろうな。

独り。
足元を見つめて。
取り留めもない思いが。
流れていくのを見送っている。
何をしてるんだろうな。

独り。
殻の中に閉じ籠って。
外部からの声は。
適当に受け流して。
自分だけが呼吸している。

独り。
部屋に籠って。
憂鬱でも。不安でもなく。
虚無の中に漂っている。
何者なんだろうな。

『ハウス・レコーデッド』'87年リリース。
突如、世に出たサンハウスの未発表音源アルバム。
ブートレッグぽいジャケットは『Live At Leeds』か『In Through The Out Door』か。
決して音質のいいとは言えない。それこそブートレッグを思わせる12曲を収録。
初期サンハウスのプライベート音源集ってのが当然ながら売りだったものの。
スタジオ録音もあればライヴ録音もあり。音質も一定していないと。
本当に結成直後に録音したカセット・テープをそのままマスターにしてるんじゃないかと。
確か数年前にCD化された筈ですが。その時も正確な録音データはわからなかったのかな。
ライヴ・ハウスでのセッションや放送局でのスタジオ・ライヴも含まれているらしいですが。
音質のせいだけでは無く。未だ自分達のサウンドを模索している感じがあって。
後の毒々しい怪しさも、痛快さも無く。それこそ籠ってひたすら自分達を見詰めてる感じかな。
特徴的なのは。やはりブルースからの影響の濃さで。もろブルースな曲も。そうでない曲も。
菊や誠ちゃんがやろうとしていた音楽。その根源、それはブルースだったんだなと。
菊のヴォーカルは黒く粘っこいし。誠ちゃんのギターも、スライドも含めてもろブルース。
そしてそれがまたカッコいいんだな。ロックンロール・ギターを弾く誠ちゃんもいいけど。
ここでの。自分のブルースと向き合ってる様なブルース・ギターもカッコいいのです。
未だ世に出ず。何者かもわからず。明日もわからず。ひたすら自分達を見詰めている。
そんな、ブルースズ尽くしのサンハウス。解放される前の籠ったサンハウス。その核の剥き出しさがいいなと。

独り。
部屋に籠って。
自分とやらと。
向き合ってやがる。
何様なんだろうな。

独り。
レコードに針を落として。
食事も忘れて。
音の洪水に埋もれてやがる。
何してんだかな。

独り。
足元を見つめて。
取り留めもない思とやらを。
流れていくのを見送っているって。
何をしてやがるんだかな。

独り。
殻とやらに閉じ籠って。
外部からの声は。
適当に受け流しやがって。
自分とやらだけが呼吸していやがる。

独り。
部屋に籠って。
憂鬱でも。不安でもなく。
虚無の中に漂っているってか。
何様なんだろうな。

肩の後ろ。
空中3メートルほど。
もう一人の自分が。
見下ろしている。
呟いている。

気付けば。
いつも。
見下ろして。
呟いて。
薄ら笑いを浮かべてる。

独りと。
独り。
部屋に籠って。
ブルースとやらと。
向き合っている。



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2015/06/01 Mon *六月の / カルメン・マキ & OZ

20150601oz


六月。
衣替えの。
季節では無くなり。
梅雨の。
気配も感じらず。

この国からは。
春も秋も。
初夏も消えてしまったのかと。
そう思わせる。
そんな気候ではあるけれど。

六月。
一年の。
折り返しが。
一日一日。
迫る。
この月には。

やはり。
特別な。
何かが宿っているのかと。
今年も。また。
節目となりそうな月を迎えて。

六月の。
匂いを。
空気を。
気配を。
そして風を感じている。

その中に。
語りかけてくる。
六月の。
詩に。
耳を澄ませている。

『カルメン・マキ& OZ』'75年リリース。
日本のロック史に残る、カルメン・マキ&OZの1stアルバム。
未だに女性ロック・ヴォーカリストの頂点を極めたとされ。
数多の後継シンガーへ影響を与え、尊敬の対象となっているカルメン・マキ。
寺山修司の天井桟敷に感銘を受け、師事を仰ぎ。
「時には母のない子のように」で衝撃のデビューを果たしたカルメン・マキ。
(何と。あの紅白歌合戦にも出場してるんですね。イメージできませんが・・・)
しかし。アングラ・ブームの衰退と歩を揃える様に表舞台から消えてしまったと。
当時は誰もがそう思っていたらしいのですが。実際のところはと言うと。
「時には母のない子のように」のヒットへのご褒美としてプレーヤーと数枚のアルバムを手に入れて。
その中に含まれていた一人の女性歌手に夢中になっていたんですね。そう、ジャニス・ジョプリンに。
そうして。ロックにのめり込んだカルメン・マキ。竹田和夫のブルース・クリエーションとの共演を経て。
自らのバンド結成に乗り出したと。パートナーとなったのは春日博文、ハチであったと。
実際のところ全曲を歌っているカルメン・マキと殆どの曲を書き、ギターを弾いているハチ。
この2人以外のメンバーは流動的で。故にジャケットにも2人の顔しかハッキリ写っていないのだとか。
その後もメンバー交代を繰り返したOZ。バンドと言うよりはカルメン・マキとハチのユニットだったのかも。
さて。何と言っても「私は風」が著名で。そのメロディー、サウンド、カルメン・マキの歌声、構成力。
どれもが完璧で。「私は風」こそが日本初の完璧なハード・ロック・チューンだったかなと思いますが。
それ以外にも同じ様に長尺の「六月の詩」のリリカルでスリリングなドラマティックな展開とか。
「きのう酒場で見た女」の様に軽快で軽妙な小唄を思わせるブルースなど。聴きどころ満載となっています。
今年でリリースから40年か。これからも聴き継がれていくべきアルバムだと思います。

六月。
衣替えの。
季節は五月に奪われ。
梅雨の前に夏を迎え。
かっての面影を失い。

この国からは。
季節も。
風物詩も消えてしまったのかと。
そう思わせる。
そんなこの頃ではあるけれど。

六月。
一年の。
半分の終りが
一日一日。
迫る。
この月には。

やはり。
特別な。
意味が宿っているのかと。
今年も。また。
潮目が変わりそうな月を迎えて。

六月の。
匂いの。
空気の。
気配の。
そして風の中に身をおいてみる。

立ち尽くして。
語りかけてくる。
六月の。
詩に。
耳を澄ませてみる。

去年と。
同じ様で。
微妙に。
異なる。
詩。

その詩。
込められた。
匂いを。
空気を。気配を。
吸いこんだら。

風に吹かれて。
否、自らが風になって。
流れていこう。
新たな。
世界を目指して吹いていこう。



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2015/05/31 Sun *新宿の片隅 / Sion

20150531sion


この世界。
この社会。
そこから見れば。
ちっぽけな。
存在なんだろうな。

日本。
東京。
新宿。
歌舞伎町。

その。
片隅。
如何わしく。
胡散臭い。
ビルの半地下。

扉を開けるのも。
躊躇われる。
一際怪しい。
そんな。
ちっぽけな空間。

そこが。
一際熱く。
一際アナーキーで。
一際御機嫌な。
空間だなんて。

知らないだろう。
知らなくていい。
扉を開けるからには。
足を踏み入れるには。
それなりの覚悟がいるからさ。

でも。
そうさ。
真実なんてのは。
そんな片隅にこそ。
あるもんなんだぜ。

『Sion』'86年リリース。
Sionのメジャーでの1stアルバム。
当時はアナログからCDへの移行期で。
このアルバムも。アナログ盤、カセット、CDと三種類の形態でリリースされて。
このアナログ盤は8曲収録で。「俺の声」と「ハード・レイン」はシングル盤でのリリースだったな。
CDには全部収録されてたんだけど。どうもCDって好きじゃなかったんだよな。
本当にいいアルバムで。当時は結構聴き込んで。ライヴも観に行ってたな。
それが。何だかやたら泉谷しげるのフォロワー扱いされてりとか。
新宿でフーテンしてたってイメージばかりが独り歩きする様になって。
レコード会社とかプロモーターの煽りだったんだろうけど。イメージが固定されてしまった感があって。
まぁ、正直。初期の何枚かまでしか熱心に聴いてないんだよな・・・
でも。このアルバムは本当によく聴いたな。擦り切れずに今でも聴けはするけどさ。
その1曲、1曲の歌詞が。当時の自分の状況や心境に寄り添う様で。
まるで自分の代わりに歌っていてくれる様で。アパートで膝を抱えて聴いてたっけな。
まぁ、元々社会不適合者で。何者にもなりたくなかったんだけど。死ねなかったし、莫大な遺産も無かったし。
生きてはいかなきゃならなくて。で、徹底的に弾き返されて潰されて。こんなちっぽけな存在だったんだなと。
だから。とにかく歌詞が沁みたんだよなぁ。唯一の違いはSionはそれでも行き様としてたんだよな。
ちっぽけで、はみ出し者だろうと。片隅ででもいいからと。当時はそこまでは感じはしなかったけど。
そうだな。このアルバムも。俺を生かしてくれた1枚かもな。こっちは相変わらずチンピラのままだけど(苦笑)。

この世界。
この社会。
そこから見れば。
ちっぽけな。
存在なんだろうな。

日本。
東京。
新宿。
歌舞伎町。

その。
雑踏。
その中の。
豆粒より。米粒より。
ちっぽけな存在。

いなくなろうが。
誰も困らず。悲しまず。
どうなろうが。
誰も気に留めない。
ちっぽけな存在。

それでも。
熱くならずにいられない。
アナーキーにしか生きられない。
敵わいとわかってても。
突っ張らずにはいられない。

知らないだろう。
知らなくていい。
その扉を開けたからには。
足を踏み入れたからには。
あんたも仲間入り。後戻りはできないんだから。

でも。
そうさ。
居場所なんてのは。
そんな片隅にこそ。
あるもんなんだぜ。

この。
見た目だけは。
綺麗で。
便利な。
社会。

その。
裏でちゃくちゃくと。
支配が進む。
重苦しくて不気味な。
社会。

そこが。
居心地がいいなら。
そこを。
居心地良しとするなら。
此処へはこないことだ。

ちっぽけでも。
敵わなくても。
ただ妥協はしないと。
ただ押し潰されはしないと。
豆粒にも。米粒にも。意地はあるぜと。

ならば。

新宿の。
片隅。
如何わしく。
胡散臭い。
ビルの半地下。

扉を開けるのも。
躊躇われる。
一際怪しい。
そんな。
ちっぽけな空間。

その扉を開けて。
足を踏み入れて。
一矢報いてやろう。
その為の刃を磨こう。
そう。新宿の片隅・・・でな。



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2015/05/30 Sat *いつか笑える日まで / 瀬川洋

20150530pierrot


そうだよね。
いいことばかりじゃなくて。
なんだか。
このままでは。
押し潰されてしまいそうで。

泣けてくるし。
悔しいし。
苦しいし。
上手く表情を。
つくれもしないし。

そうだよね。
泣いてる自分。
悔しい自分。
苦しんでる自分。
そんな自分の。
表情は見たくないよね。

俺も。
同じなんだ。
泣けてくるし。悔しいし。
苦しいし。表情は貼りついてるし。
だから。力になりたくても。

隣に腰かけて。
話を聞いて。
少しでも。心を寄せて。
無理すんなよとか。頑張ろうぜとか。
そんな陳腐な台詞を口にするしかできなくて。

情けなくて。
泣けてくる。
悔しくて。
腹立たしくて。
ついつい。固まってしまうんだ。

『ピエロ』'72年リリース。
瀬川洋の唯一のソロ・アルバム。
ご存じの方には説明するまでも無いけれど。
ダイナマイツのリーダーとして山口冨士夫等を率いて。
米軍キャンプのクラヴ周りで徹底的に鍛えられたと言う。
その歌声とギターは。唯一無比の魅力に溢れていて。
洋楽だとか邦楽だとかの壁など軽く超えてしまうレベルにあります。
根底にはブルースやR&Bがあり。そしてカントリー・ロックやスワンプ・ロックにサザン・ロック。
そんな吹き抜ける風と立ち上る砂埃。そこで生きている人々。
その情景が匂いや空気と共に目の前に表れてくる。その“生きている”表現力に驚かされます。
発売された当時は商業的な成功には至らなかったとか。
そうだよな。女々しいフォーク・ソングが主流だった世の中に。
淡々と飄々としながらも骨太な歌詞とサウンド。多くの人が理解できなかったのも無理は無いかと。
でも。それでも。それだからこそ。ここに記憶された歌声とギター、そしてサウンドは。
一本筋が通っていて。今の活動へとも続いていると。その変わらない様、その姿勢は。
それこそがロックだと。時流などに左右されず、我関せず。信念の下にやり続けること。
それも声高に叫ぶのでなく、味わい深く語る様に大切なことを歌い続けること。
何故、俺達がロックに魅せられ、ロックをやり続けるのか、聴きつづけるのか。答えの一つがここにあります。

そうだよね。
不気味な空気が広がって。
このままじゃ。
間違いなく。
押し潰されてしまいそうで。

涙溢れてくるし。
震えるし。
辛いし。
自然に笑うことも。
忘れてしまいそうだし。

そうだよね。
涙溢れてる自分。
震えてる自分。
辛さに心折れそうな自分。
そんな自分じゃ。
笑顔も忘れちゃうよね。

俺も。
同じなんだ。
涙溢れるしし。震えるし。
辛いし。気付くと笑顔を忘れてる。
だから。助けになりたくても。

隣に腰かけて。
話を聞いて。
少しでも。心を寄せて。
腕に触れてみたり。背中に触れてみたり。
そんなささやかなことしかできなくて。

情けなくて。
涙溢れる。
辛くて。
震えたままで。
ついつい。笑顔を失ってしまうんだ。

でも。
それでも。
貴方のことは。
君のことは。
誰かのことは。

忘れたりしない。
陳腐な台詞。
ささやかなふれあい。
それでも。それだけでも。
忘れたくはない。

今は。
泣いて。
悔しくて。
苦しくて。
表情を失っても。

今は。
涙溢れて。
震えて。
辛くて。
笑顔を失っても。

押し潰されずに。
いつか笑える日まで。
その日まで。
俺で良ければ。
ピエロを続けてみる。

貴方の為。
君の為。
誰かの為。
そして。
自分の為。

ピエロを続けてみる。
貴方が。
君が。
誰かが。
自分が。

いつか笑える日までね。



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