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2015/07/03 Fri *優越と絶望の狭間 / The Rolling Stones

20150703theirsatanicmajestiesreques


十人十色。
人それぞれ。
そんな当たり前の。
個性までも。
否定し、均一化しようとする世の中。

なれど。
故に。
誰の仕業かはしらないが。
否定しようとも。
均一化しようにも。

端から。
そんな次元とは。
かけ離れた。
世界に生を受け。
世界で生きている。

そうとしか思えない。
そんな者が。
いつの時代にも現れる。
人でありながら。
人の愚かさ、限界を知らしめるかの様に。

我々、凡人には。
彼に見えている世界は見えない。
彼に聴こえている音は聴こえない。
彼が話す言葉は理解できない。
逆もまた真なり。

彼には。
我々の生きている世界の秩序が理解できない。
我々の聴いている音の限界が感じられない。
我々の話す言葉に意味など見いだせない。
そこにあるのは。優越なのか。絶望なのか。

『Their Satanic Majesties Request』'67年リリース。
3Dジャケットを話題を呼んだローリング・ストーンズの問題作中の問題作。
(因みに使用された3Dカメラは日本製のものだったとか)
ビートルズの『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』の影響を受けたと言われ続け。
確かに。全く関連は無いとは言えないでしょうが。影響を受けたのはレコード会社とかで。
ストーンズとしては初めて全曲をオリジナルで固めた『Aftermath』や。
トラッドやボードヴィルにまで手を出した『Between The Buttons』に続くアルバムとして。
音楽性を拡げる過程の中で辿り着いたアルバムとも言えるのではないかなと。
まぁ、当時はビートルズが風邪をひけば、ストーンズに限らず英国のバンドはくしゃみをしてた筈で。
触発された。あるいは引金を弾くきっかけを与えられたのは確かでしょうけどね。
確かにストーンズのアルバムとしてはあまりに異色で。キースもかっては好きじゃないと公言してたとか。
しかし。それは。この後にストーンズがブルースやR&Bを下にしたロックンロール・バンドに回帰したからで。
もし。このアルバムが最後になっていたら。もしくはこの路線を突き詰めていたらどうなっていたかと。
そんな事を想像してみると。結構面白くて。ビートルズが前面には出せなかったドラッグの影響。
それを全面に出せるストーンズならではのサイケデリックでナイトメア的なサウンドとその展開。
こいつはストーンズならではのものだし。その続きをやれたのもストーンズだけだったろうなと。
(何たってこのアルバムの録音中にミック、キース、ブライアンがドラッグ絡みで逮捕されてるし・・・)
ビルの作品が1曲初めて収録されている以外は総てジャガー=リチャードの曲で構成されていますが。
その曲達にサイケデリックでドラッギーな彩色を施しているのは明らかにブライアンで。
メロトロン、ダルシマー、リコーダー、フルート、サックス、更にはストリングス・アレンジと。
こと楽器を奏でることに関しては天才と言われたブライアン、八面六臂の活躍、面目躍如なのです。
おそらく。自らは曲を書けなくても(書く気が無くても)、曲を聴いた瞬間にその世界が浮かんで描けてしまう。
そんな才能がブライアンにはあったんだろうなと。そしてそれはブライアン以外には見えなかったんだろうなと。
それを思うと。案外に。ストーンズを解雇された後のブライアンはブルースには戻らなかったかなと。
そんなことも想像してしまうのです。勿論、それがどんなものになったかは凡人である自分にはわかりませんが。

十人十色。
人それぞれ。
そんな自然の。
摂理までも。
否定し、均一化しようとする世の中。

なれど。
抗う様に。
誰が仕組んだかはしらないが。
否定しようとも。
均一化しようにも。

端から。
そんな仕組とは。
かけ離れた。
世界で生を受け。
世界の生を享受している。

そうとしか考えられない。
そんな者が。
いつの時代にも現れる。
人でありながら。
人の愛しさ、身の丈を知らしめるかの様に。

我々、凡人には。
彼に見えている世界は見えない。
彼に聴こえている音は聴こえない。
彼が話す言葉は理解できない。
逆もまた真なり。

彼には。
我々の生きている世界の秩序が理解できない。
我々の聴いている音の限界が感じられない。
我々の話す言葉に意味など見いだせない。
そこにあるのは。優越なのか。絶望なのか。

優越と絶望の狭間。

そこに。
生を受けた。
受けざるを得なかった。
選ばれてしまった者の。
心象風景は。

希望に。
輝いているのか。
絶望に。
覆われているのか。
そこに腰掛けて。

世界を。
人々を。
見下ろす時。
感じるのは。
優越なのか。絶望なのか。

わからない。
わかりようもない。
それが故に。
その存在に。
魅せられる。

通じない。
それは。
承知の上で。
その存在を。
常に感じていたい。



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