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2015/07/18 Sat *飛んで行こう / Steve Miller Band

20150718flylikeaneagle


飛べ。
飛んで行け。
青空を。
白い雲を。
背景に。

何処までも。
高く。
あくまでも。
速く。
眼光も鋭く。

そこに。
その高さに。
その速さに。
安住することなく。
満足することなく。

より。
高く。
より。
速く。
飛んでいけ。

その意思を。
その意志を。
失った時。
総てが。
光を失ってしまうのだから。

後を追ってでもいい。
模倣から始めてもいい。
とにかく。
飛ぶことを。
忘れぬ様に銘じよう。

『Fly Like An Eagle』'76年リリース。
'60年代から活動を続けているスティーヴ・ミラー・バンド。
その10枚目くらいにあたるアルバム。
スティーヴ・ミラー・バンドって米国では大人気らしいんですが。
日本では殆ど知られてないかな。MTV時代には一時期盛り上がってたけど。
フラワー・ムーブメントの真っ只中にデビューして。
サイケなサウンドを奏でてたかと思えば。ボズ・スキャッグス在籍時には。
ボズのルーツでもある泥臭いブルース・ロックに傾倒したりと。
凄く柔軟性のあるバンドなんですけどね。そこが日本では受けなかった理由かな。
日本では。これ一筋、これ一本みたいなサウンドが受ける傾向があるからな。
で、結構メンバー・チェンジも激しくて。ボズも抜けた後に。
ファンキーな感覚が御機嫌な「The Joker」が全米1位に輝いて。同名のアルバムも傑作で。
何か少しは日本でも注目されたらしいんですけど。その後、3年近く活動休止状態。
で、再び忘れられた頃に世に出てきたのがこのアルバムだったと。
このアルバムではトリオ編成となっていて。ベン・シドランやジェームス・コットンがゲスト参加。
ここでも。ファンクもあればブルースもあればカントリーもあると。百花繚乱。
相変わらずの多才ぶり。しかし、少々分裂気味でもあるかな。その中で輝くのは。
やはりタイトなリズムをバックにしたファンキーなナンバーやブルージーなナンバーで。
特にA面冒頭の序曲的なインスト「Space Intro」に続いて始まる「Fly Like An Eagle」の。
そのファンキーなカッコ良さは格別かな。ファンキーでスペイシーで。
何かね。本当に鷲の様に空へ、大空へと飛んで行けそうな気持ちになるんですよね。
他のナンバーでも。そうだな。リズムが独特なファンキーな味を出す時。このバンドは飛ぶんだよなぁ・・・

飛べ。
飛んで行け。
黒雲を。
激しい雨を。
切り裂いて。

何処までも。
遠く。
あくまでも。
強く。
嘴も、爪も鋭く。

いまに。
いまの遠さに。
いまの強さに。
安定を求めずに。
充足を求めずに。

より。
遠く。
より。
強く。
飛んでいけ。

その意思が。
その意志も。
失われた時。
総てが。
止まってしまうのだから。

先にいかれてもいい。
真似事から始めてもいい。
とにかく。
飛び続けることを。
忘れぬ様に銘じよう。

あの。
空へ。
その先の。
世界へ。
未来へ。

飛べるか。
飛んで行けるか。
飛び続けられるか。
それは。
やってみなきゃわからない。

やってみなきゃ始まらない。
そして。
それだけが。
止まっている時計を。
再び動かす手段。

飛んでみなきゃ始まらない。
そして。
それだけが。
空回りし続けた時間を。
再び前に進める手段。

そして。
それが出来るのは。
それを決められるのは。
己の意思。
己の意志。

それだけを。
信じて。
それだけを。
武器に。
翼を広げて。

飛んで行こう。



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