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2015/08/02 Sun *日常へ、生活へ / Little Feat

20150802downonthefarmukorg


帰る。
日常へ。
生活へ。
帰らなければ。
ならない。

まぁ。
別に。
特別なことでも。
悩むことでも。
無いのだけれど。

非日常と日常。
その間にある差異。
その高さ。
その深さ。
どうやら人一倍らしく。

一気に。
帰ること。
適わず。
徐々に。
変化して。融合させながら。

慌てずに。
焦らずに。
思いを残しながら。
思いを馳せながら。
そうして。

その痕跡を。
その残り香を。
もう一度感じてから。
帰る。
それしか出来ないんだな。

『Down On The Farm』'79年リリース。
例によってネオン・バークの奇妙なイラストが印象的な。
リトル・フィートにとっての実質的なラスト・アルバム・・・だよなぁ。
リーダーであったローウェル・ジョージが'ソロ・アルバムの録音を完了。
リトル・フィートとしては最後のアルバムにする覚悟で録音を開始。
しかしながら。ビル・ペイン等、他のメンバーとの溝は深く。
録音途中でローウェルは脱退。ソロ・アルバムを引っ提げてツアーに出て。
このアルバムの録音は中止に。ところがローウェルはツアー中に急死してしまい。
その事によってビル等は録音を中止したことを悔やみ。改めて取り組んだと。
よってローウェルが全く関与していないナンバーもあるのですが。
それが却って。ローウェルの個性を、そして他のメンバーの個性を際立たせ。
上手い塩梅に融合されて。リトル・フィートと言うバンドの懐の深さ、幅の広さが感じられるかなと。
ローウェルのあくまで泥臭いスライドとヴォーカル。土の匂いが漂うサウンド。
ビルやポール・バレルが目指した洗練されたファンキーなサウンド。
そのどちらもがリトル・フィートなんだなと。ただやはりその中心となるべきは。
ローウェルの灰汁の強い、強すぎるギターとヴォーカルだったことも確かで。
故にか。アルバム・タイトルにも。そしてアルバム全体のサウンドにも。
ローウェルの原点、日常であったであろう土の匂い、泥臭さを感じさせるものがあるのかな。
もう一度。ローウェルを含めて原点に帰れたら、戻れたらとの思いがあったんだろうな。
しかし失われたものは二度とは戻らないのは当たり前で。後に再結成もされていますが。
ローウェルが最後に関与したこのアルバムで。リトル・フィートの歴史には幕が下りた・・・と感じるのです。

戻る。
日常へ。
生活へ。
戻らなければ。
いけない。

まぁ。
普通は。
特段何事も無く。
気にかけることでも。
無いのだろうけれど。

非日常と日常。
その間にある空間。
その広さ。
その奥行き。
どうにも人一倍らしく。

一気に。
戻ること。
能わず。
徐々に。
溶解して。適応させながら。

慌てることなく。
焦ることなく。
思いは残るのだと。
思いは馳せるのだと。
言い聞かせて。

その残像を。
その残響を。
もう一度抱きしめてから。
戻る。
それしか出来ないんだな。

何かを。
得れば。
得るほど。
帰り難い。
戻り難い。

何かが。
素晴らしければ。
素晴らしいほど。
障壁は高くなり。
境界線は遠くなる。

得たものは。
手放したくない。
得たものは。
抱きしめていたい。
素晴らしければ。素晴らしいほど。

また。
非日常へと。
帰れる。
戻れる。
それを知っていてもなお。

いま暫くは。
手放さず。
抱きしめて。
残像と共に。
残響と共に。

残り香を。
身に纏ったまま。
非日常と日常の間の。
その水辺に。
佇んでいたい。

そう思う。
日曜日の夜。



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