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2015年8月

2015/08/27 Thu *急くな、焦がれるなと思っても / The Kinks

20150827kinks


日一日。
一瞬一瞬。
状況が。
変わるのは。
そう感じられるのは。

当たり前と言えば。
当たり前。
その度に。
一喜一憂してたら。
限がない。

そいつは。
百も承知だが。
気になるものは。
気になるし。
気になりだしたら止まらない。

どっちなんだ。
ハッキリしてくれ。
やるのか。
やらないのか。
今すぐ決めてくれ。

一人で。
急いたところで。
焦がれたところで。
どうにもならない。
なのに。

一人で。
あーでもない。
こーでもない。
どうにもならないと。
とにかく生き急いでいる。

『The Kinks』'64年リリース。
キンキー・サウンドの誕生を世に告げたキンクスの英国での1stアルバム。
1stシングル、2ndシングルが共に不発に終わったキンクス。
レコード会社から3rdシングルも売れなかったら契約打ち切りと宣告され。
その特徴である性急で危ないサウンドをどう表現したらいいのかと考えて。
レイ・デイヴィスがキングスメンの「Louie Louie」から思いついた独特のリフ。
それを、より荒れた感じのサウンドにする為に。デイヴ・デイヴィスが考えたのが。
わざとギター・アンプのスピーカーを傷つけて(最初から破損していたとも)みたと。
そうして生まれたのが、かの「You Really Got Me」で。全英1位の大ヒット。
めでたく契約は続行され、このアルバムが制作されることになったと。
確かに。「You Really Got Me」に代表されるキンキー・サウンド。こいつはね。
人を苛つかせると言うか。逆に言うと自分の苛立ちを見事に代弁してくれると言うか。
兎に角。急いて。焦って。性急に生き急いでいる。そんな若者の胸の内を。
ものの見事にサウンドで表現しているので。それは。もう興奮するなよと。
未だにそのイントロを聴くだけで興奮する。自分は何なんだろうなと思いもしますが(笑)。
突然のヒット、ツアーの合間の録音。状況的にはかなり厳しかったらしく。
全14曲の半分がカヴァーで。如何にも粗製濫造的な粗い仕上がり。
しかし。それがこのアルバムに関しては怒れる短気なキンキー・サウンドを増幅して。
キンクスと言うバンドを印象付けるのに効果的だったかなと。そして。
このアルバムの成功で発言権と資金を得たレイが次作から独自の色を出し始めるのです。

日一日。
一瞬一瞬。
戦況が。
動くのは。
そう感じられるのは。

当たり前と言えば。
当たり前。
その度に。
右往左往してたら。
限がない。

そいつは。
重々承知だが。
気になるものは。
気になる。
気になりだしたら止まらない。

どっちなんだ。
ハッキリしてくれ。
攻め続けるのか。
様子を見るのか。
さっさと判断してくれと。

自分一人。
急いてみても。
焦がれてみても。
どうしようもない。
なのに。

一人で。
あー、逃がしたくない。
もー、追っていきたい。
どうにも止まらないと。
とにかく生き急いでいる。

特に。
今は。
自分一人では。
どうしようもない。
状況なのだと。

未だ。
暫くは。
自分一人では。
動かせない。
戦況なのだと。

だから。
誰も。
急かさないし。
求めないし。
聞いていてくれると。

わかる。
承知している。
だから。
余計に。
嫌なのだ。

ハッキリさせたくて。
急いて。
焦がれて。
性急に。
生き急いでいる。

本当に。
求められているのか。
だとしたら。
それは何なのだと。
見えない答えを探している。

治らないなぁ(笑)。



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2015/08/26 Wed *便りが無いのは / Free

20150826freelive


便りが無いのは。
良い知らせ。
なんて言うけれど。
時と場合。
否、相手によるのさ。

忙しい時もあるだろうし。
気づいてない時もあるだろうし。
返事に悩む時もあるだろうし。
諸事情があるであろうと。
そうは思うのだが。

三日。
五日。
一週間。
十日。
おいおいと。

何かあったのだろうか。
体調が悪いのか。
怪我でもしたのか。
それも。まさか。
重病じゃ、重症じゃないだろうなと。

こうなると。
もういけない。
頭の片隅から消えやしない。
しかも。
どんどん悪い想像が膨らんでいく。

このまま。
ずっと。
二度と。
音信不通?
飛んで行って確かめたくもなってくる。

『Free Live !』’71年リリース。
史上、最もブリティッシュ・ロック・バンドらしいバンドとも言われるフリー。
そんなフリーの5thアルバムにして初めてのライヴ・アルバム。
英国オリジナル盤はご覧の様に。ジャケットを封筒に見立てて。
メンバー個々の写真が切手として貼られていると言う手の込んだものでした。
あのフリーが、最も脂の乗っていた時期のライヴだけに悪い筈もない名盤。
されど。どこか煮え切らなさが残るのは。既に内部崩壊していて。
解散が表明され(だったと思ったな)、契約枚数消化の為に制作されたからか。
勿論、個々のナンバーの演奏は流石と言うほか無いのですが。
これがまだまだ活動を継続する意欲に溢れている時期に制作されていたらと。
それこそ。ロック史上に残る傑物になっていたに違いないと思われてならないかな。
何か。最後の1曲のみがスタジオ録音なのが。このアルバムの宿命を象徴してもいて。
フリーの魅力と言えば、他に類を見ない独特の“間”と重心の低さにあるとして。
それはこのアルバムでも堪能できて。メンバー4人が一体となった時の。
その生み出されるサウンド、グルーヴの快感は、それこそ病み付きになるのですが。
それを下支えしているサイモン・カークとアンディ・フレイザーのリズム隊。
特にカークの一叩き。その余韻でもって全体を支える力強さ。
キース・ムーンやジョン・ボーナムとは対極の手数の少なさ故の凄味を感じます。
フレイザーの独特の間を聴かせるベースも凄いのですが。多分に成長するにつれて。
それでは我慢できなくて時に弾けすぎてしまうと。未だ18歳だったんですもんね。
それはそれで致し方ないかと。それはポール・コゾフも同様で。
十分にギターが鳴いているのに。もっともっとと。もう飛び立ちたくてしょうがなくて。
そんな爆発寸前のところを抑えているからこその。味もあるのだと。
2人が理解できていれば。もう少し長続きはしたのかもしれませんが。限界だったのかな。
ポール・ロジャースの黒っぽい節回しと天才的なフェイクは言うまでもなく。
英国人、そして日本人の情感に訴える歌心はこの頃から既に完成されていたかなと。
故に。やっぱり。どうしても。もっと多くの便りを届けて欲しかったと思わされるのです。

便りが無いのは。
良い知らせ。
なんて言うけれど。
それは嘘だよなと。
自分の事は棚に上げても。

日々、色々と追われてもいるだろうし。
うっかりと。忘れてしまう時もあるだろうし。
返事に困る時もあるだろうし。
人には人それぞれの事情があるのだと。
それは理解しているのだが。

三日。
五日。
一週間。
十日。
あれあれと。

何かあったのだろうか。
体調を崩したのか。
怪我でも負ったのか。
それとも。まさか。まさか。
何かが逆鱗に触れたのではなかろうかと。

こうなると。
もういけない。
片時も頭から離れやしない。
しかも。
どんどん想像は悪い方へと傾いていく。

このまま。
ずっと。
まさか。
絶縁状態?
飛んで行って誤りたくもなる。

否。
確かに。
気に障る様な。
怒らせる様な。
事を書いた覚えはない。

ないけれど。
こればっかりは。
相手の気持ちばかりは。
わからない。
何が起きても不思議はない。

謝って。
それで。
元に戻るのなら。
土下座でも。
なんでもするってもので。

そして。
なによりも。
本当に。
重篤な状況にあるのなら。
直ぐにでも飛んで行かなきゃと。

気もそぞろ。
落ち着かない。
心配でならない。
こんな刺激は。
いらないぞと。

そんな時。
便りが届く。
おそるおそる目を通す・・・
ふぅ。そうか。そうだったのか。
ひとまずは。安心しても良さそうだ。

便りが無いのは良い知らせ。
だけど。相手にもよるのだから。宜しくと(笑)。

あぁ、兎に角。良かった。安心した。



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2015/08/25 Tue *刺激がほしいなら / Ian Dury & The Blockheads

20150825sexanddrugandrocknroll


毎日が。
退屈じゃないか。
充足しているか。
刺激的であるか。
ふと考えてみる。

まぁ。
退屈はしてないか。
同じ様でいて。
微妙に異なるし。
何かは楽しんでいるし。

そうね。
勿論、100%じゃないけど。
充足も、してるか。
兎にも角にも。
昨日の今日も。生きているし。

さてと。
刺激ねぇ。そいつはね。
刺さるもの。響くもの。
あるにはあるけど。
動かされるまではいかないかな。

そいつが。
物足りないと言えば。
物足りない。
突き動かされれるくらいに。
刺さるもの。響くもの。

そんなものに。
出会えたらと。
そんなものに。
遭遇できたらと。
毎日、期待して。待ち構えてはいるのだが。

『Sex & Drugs & Rock & Roll』'87年リリース。
イアン・デューリー&ザ・ブロックヘッズのベスト・アルバム。
当時リリースされたアルバムから万遍なく選曲されていて。
デューリーとブロックヘッズの軌跡を気軽に振り替えられるアルバムかな。
確か、この頃。デューリーは一時的に活動休止状態だったのかな。
それもあって。編集されたのかな。選曲的には疑問が残る部分もありますが。
デューリーの特異で刺激的な個性は十分に伝わってくるし。
ブロックヘッズによる。これまたファンキーで刺激的なサウンドも楽しめます。
幼い頃の小児麻痺の影響で身体が不自由だったデューリー。
しかしそれを逆手に取ったかの様なシニカルでアイロニカルな歌詞と。
ファンキーなサウンドに乗って足を引きずりながらも精力的に動き回るパフォーマンス。
それによって。パンクの時代に一気にシーンに踊りだして。強烈な個性を振りまいて。
時代を刺激して。騒がせて。掻きまわして。駆け抜けていったデューリー。
特にブロックヘッズのメンバーと真に一体となった時のファンキーさ。
強烈に匂い立つその咽かえる様な歌声とサウンドが。こちらにも突き刺さり。
そしてその棘が、傷口が、流れる血が。それがこちらをも突き動かすのです。
ノーマン・ワット・ロイとチャーリー・チャールズの叩き出す強力なリズム。
ジョン・タンブルとミッキー・ギャラガーのギターとキーボードが煽り立て。
それに乗った、デューリーが不自由な身体で自在に歌い踊ってみせる。
刺激なんてものは。自分で生み出すものだぜと教えられる思いもするのです。

毎日が。
退屈じゃないのか。
充足しているのか。
刺激的であるのか。
はたと陥ってしまう。

何とか。
退屈はしない様に。
同じ日々の繰り返しにならない様に。
微妙に異なる様に仕組んで。
何らか楽しんではいるよな。

そうだな。
到底、100%には届かないけど。
腹八分目程度には思える様に。
兎にも角にも。
今日も明日も。糊口を凌げる程度には細工はしてあるかな。

されど。
刺激はなぁ。そいつだけは。
物足りないと。
断言得来てしまえる。
動かされるほどのものは皆無だな。

そいつが。
物足りない。
焦げつくくらいに圧倒的に。
突き動かされるほどのものは皆無だな。

そいつが。
物足りない。
焦げつくくらいに圧倒的に。
突き動かされるものが。
刺さるものが。響くものが。物足りない。

そんなものに。
出会いたいものだと。
そんなものに。
遭遇したいのだと。
毎日、鵜の目鷹の目で。探してはいるのだが。

本当は。
わかってる。
刺激なんて。
刺さり、響き。
突き動かすものなんて。

待っても。
探しても。
それじゃ。
手には入らないと。
何も起こりはしないのだと。

本当は。
感じてる。
刺激を起こすのは。
刺すのは。響かせるのは。
突き動かすのは。

自分でしかないと。
動いて。
仕掛けて。
追って。
自分で自分を突き動かすしかないのだと。

しかも。
どう動けば。
どう仕掛ければ。
どう迫れば。
突き動かされるか知っているのだから。

刺激が。
足りないのは。
物足りなく。
忸怩たる思いなのは。
自分が躊躇しているのだからと。

欲しいもの。
求めるもの。
そいつを目の前に。
そのもたらす快楽と刺激を前に。
伴う不安と恐怖に竦んでいる。

その限りは。
本当の刺激など。
得られないのだ。
捨てられるか。
踏み出せるか。

こんなところで。
躊躇い。迷い。
それじゃ。
刺激を求める。
資格もありゃしない。

さて。どうする。



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2015/08/24 Mon *That's Entertainment ! / Gang Of Four

20150824entertainment


意味合いが。
やや薄められ。
意義が。
理解はされたものの。
優先順位は下げられた。

いつの間にか。
根治療法でなく。
対処療法から始めると。
何だか。
嵌められたなと思いつつ。

その。
対処療法を。
どうやら。
任された。
好きにしていいとの事なので。

ここは。
まぁ。
仕方ねぇなと。
愚痴りつつも。
取敢えず第一歩と。

その一歩を。
その先を。
楽しめるか。
面白くできるか。
そいつは。

こっちの。
心、一つ。
腕、一つ。
そんなのも。
偶には悪くはないかも。

『Entertainment !』'79年リリース。
ポスト・パンクの代表格と言われたギャング・オブ・フォー。
尤も。当時の日本のガキにはパンクも。ポスト・パンクも一緒だったかな。
バンド名は一説には中国の文化大革命時の四人組から思いついたとも言われて。
この鮮烈なジャケットと。反社会的な歌詞の内容などから。
社会派な存在のバンドとも見なされていて。アルバム・タイトルは皮肉が効いてるなと。
その辺りの云々は時代の流れと共に色褪せてしまった部分もありますが。
褪せていないのは。アンディ・ギルの硬質でソリッドなギターと。ファンキーなサウンド。
あのウィルコ・ジョンソンのギターを更に金属的にして響かせながら。
ソリッドに空気を切り裂き、振動させながら穴を開けて突き抜けていく。
その様が実に。新鮮で衝撃的だったのは。三十年以上経った今も鮮明に覚えています。
後のブリット・ポップ時代に。同じ様なサウンドとアプローチをしたバンドがいて。
ギャング・オブ・フォーと比較されていましたが。とてもじゃないけど。及ばなかったな。
そう。ただ硬質、ただ金属的なだけでなく。強靭なファンクネスも兼ね備えていて。
それが凄みにも繋がり。攻撃的で先鋭でありながらもダンサンブルでもあると言う。
唯一無比のサウンドとなって。それはまさにエンターテイメントでもあったんだなと。
硬質で金属的になればなるほど。あればあるほど。聴く者に快楽を与えると言う。
恐らく。これは狙ったものではなく。ギルが思うが儘にギターを弾いた結果であって。
その場限り。一度だけ有効な処方だったのではないかと。それが証拠に。
次作からは考え過ぎたのか。メンバー自身も楽しんでない感が強くなっちゃうんですよね。

意味合いが。
薄められ。
意義は。
意義としておいといて。
取り急ぎの対応をと。

いつの間にか。
検証や検討は後回し。
兎に角。始めてしまおうと。
何だか。
いつかと同じだなと感じつつ。

その。
地雷除去を。
どうやら。
任された。
好きにやっていいとの事なので。

ここは。
まぁ。
何だかなと。
愚痴りつつも。
取敢えず突っ込むかと。

突っ込んで。
その先を。
楽しめるか。
巻き込めるか。
そいつは。

こっちの。
心、一つ。
腕、一つ。
そんなのも。
偶には悪くはないか。

ある意味。
かなり。
出たとこ勝負。
量も。
質も不明だが。

要は。
思い切り。
思うが儘に。
踏み込んで。
ブッ飛ばしてしまえばいい。

冷静な。
顔をして。
片っ端から。
攻撃的に。
踊りながら踏み潰す。

混沌の地に。
有無をも言わせない。
爆音と爆風を。
何気ない顔をして。
巻き起こす。

冷静に。
気づかれず。
でも。
結果はこれ以上ないくらい派手に。
ザッツ・エンターテイメント!



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2015/08/23 Sun *君はイマジンを聴いたことがあるかい? / John Lennon

20150823imagineukorg


この。
今でさえ。
十分に。
馬鹿らしいまでに。
クソッタレな世界。

その。
最低な世界でも。
俺等には。
大切な世界。
唯一の生きるべき世界。

そいつを。
それすらも。
失われる。
破壊される。
そんな瀬戸際にある。

袋小路に。
追い詰められて。
徳俵に。
踵がかかって。
振り返れば。

断崖絶壁。
2時間ドラマなら。
説得されて。
助けられもするのだろうが。
こいつは残念ながらドラマじゃない。

巧妙に隠された。
だが確実に。
目の前に突き付けられた。
現実なのだ。
目を逸らしても。身は逃れ様がない。

『Imagine』'71年リリース。
ジョン・レノンのソロ・アルバムの中で、いま一番、聴かれるべきアルバム。
勿論、聴いてるよ。知ってるよって人達が世の中には溢れているんだろうなと。
でもね。実は「Imagine」は聴いてるけど。他の曲はあまり知らないとか。
「Imagine」も。10月9日と12月8日だけ聴いてたりするんじゃないかと。
そいつはねぇ。聴いてるうち、知ってるうちに入らないんじゃないのと思うのです。
確かにね。「Imagine」は素晴らしい歌だけど。ジョンも愛と平和を願ってたけど。
それだけじゃないんだぜと。祀り上げて、商売のネタにして安売りするなよと。
ジョンは確かに天才だろう。でも唯の人間だったんだ。それもかなりの問題児。
直ぐ怒るし、直ぐ落ち込むし、直ぐ妬むし。それを直ぐ表に出しちゃうんだよね。
それは凄く人間臭くて好きなんだけど。世間からしたら、問題児、異端児だよね。
「Gimme Some Truth」「I Don’t Want To Be A Soldier」で怒りを露わにし。
「How Do You Sleep」でポールに対して敵意を剥き出しにして、嘲り。
でも「I’m So Tired」で弱音を吐いて。「Jealous Guy」は正直だけど言い訳がましくて。
「Oh, My Love」で愛の素晴らしさを語り。「Oh, Yoko」であられもなく甘えてはしゃぐ。
そんな。ごく普通の一人の男、ちょっといき過ぎちゃってるけれど普通の男。
そんなジョンが辿り着いた境地が忌憚なく歌われてるから「Imagine」は素晴らしいんだよ。
俺だって怒るし、嫉妬するし、弱音も吐くし、言い訳もするし、愛してくれないと淋しい。
なんで怒れるのか、嫉妬しちゃうのか。弱音も言い訳も言いたくないな。愛していたいな。
そうだ。宗教とか国境とか。そんな様々な境界とか差別とか。そんな細かいものなんて。
無くなっちゃえば。いいんだと。人間が作ったものなら。人間が壊せばいいんだと。
きっとね。ジョンは単純にそう感じたんだろうなと。そう感じられる。そして。
それを歌にしてしまえる。それがジョンの天才たる故で。凄みでもあるんだよ。
現に。もう我々に残された手段は「Imagine」に歌われてる様に思い、繋いでいくことだけ。
だからこそ。祀り上げて。感動してる場合じゃないんだよ。実践すべき時が来てるんだよ。
それが感じられないなら。もう。ジョンを聴くのは止めて。あんたの神様に祈ってなよ。

この。
今でさえ。
あちらでも。こちらでも。
崩壊の足音が。
日増しに近づいてくる世界。

そんな。
おぞましい世界でも。
俺等には。
大切な世界。
唯一の愛すべき世界。

そいつを。
そいつすらも。
奪われる。
破滅してしまう。
そんな終末的な危機にある。

坂道を。
暴走する。
ダンプカー。
ブレーキは壊され。
ガソリンは満タン。

絶体絶命。
刑事ドラマなら。派手なアクションの末に。
異常に丈夫なガードレールに。
助けられもするのだろうが。
こいつは生憎とドラマじゃない。

巧妙に仕組まれて。
そして確実に。
否でも突き落とされる。
現実なのだ。
目を閉じても。身は逃れる術もない。

誰が。
肌の色を分けた。
目の色を分けた。
言葉を分けた。
国家や宗教をでっち上げた。

誰が。
それを利用して。
差別を始めた。
騙し始めた。欺き始めた。
命にまで格差を設けた。

誰が。
敵をでっち上げた。
誰が。
脅威を煽り立てた。
血を流すことを。命を金に換えることを考えた。

その。
誰かは。
何処にいる。何処に隠れている。
何処で高笑いをしている。
その隠した手を見せてみろ。

デモも。
集会も。選挙ですらも。
この巧妙に仕組まれた罠の前では。
無力なのだろう。無意味かもしれない。
だがな。それは武力とやらも同じだぜ。

だから。
想像する。思い続ける。
祈り続ける。念じ続ける。
折れない心を創り上げる。
自分の心だけは。それだけは。

誰にも。
渡さない。操らせない。
騙されない。欺かせない。
世界が突き落とされるなら。
世界が崩壊するのなら。

自分は。新しい世界を創ってやるのだ。



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2015/08/22 Sat *結晶へと / The Rolling Stones

20150822stickyfingersspanish


その。
きっかけは。
新たに加わった。
ワン・ピースのなのか。
それとも。

それによって。
もたらされた。
刺激を受けた。
他のピースの。
覚醒なのか。

恐らくは。
それが。
相互に作用して。
共感を呼び。
共鳴を生み出し。

熟成されて。
どんどん。どんどん。
深化して。
その味も。その深みも。
増していく。

極限まで。
あと一歩。
あと半歩。
味と深みだけが。
蓄積されて。

高純度の。
輝きを放つ。
その瞬間が。
もう。
そこまできているのか。

『Sticky Fingers』'71年リリース。
ローリング・ストーンズ。自らのレーベル設立第一弾にして。
そしてロック史上に残る傑物。高純度のロックンロールが詰まったアルバム。
このスペイン・オリジナル盤は。あのジッパー・ジャケットが卑猥だと判断され。
スペインのみこの独自のジャケットでリリースされた訳ですが。
このジャケットのが問題が多いと言うか。危なく妖しくないかと。感覚の違いかな。
更には歌詞に問題がありとして、「Sister Morphine」が外されて。
「Let It Rock」を代わりに収録すると言う暴挙に出ています。
よくまぁ、ストーンズが許したなと。話題作りに丁度いいと思ったのかもですね。
(因みに最近再発された同じジャケットのアルバムは「Sister Morphine」入りです)
さてと。このブログにも何回も登場しているこの傑物。もう今更何も語らずとも。
黙って針を落として頂ければ。もう。それで。後は感じられるでしょうってとこですが。
ミック・テイラーが本格的に参加して制作された初めてのオリジナル・アルバムで。
その間に、ハイド・パークから始まって。何回ものライヴ、ツアーを行って。
テイラーのギターが水を得初めて、ストーンズにも馴染んでと。その時機に制作されたと。
それがより米国南部への接近と、ハード・ロック時代への対応を迫られていたストーンズ。
特にキースとミックを刺激することで。純度の高い傑物に仕上がったんじゃないかと。
‘60年代の録音も含みながら、新たな段階へと上がった’70年代のストーンズ。
その幕開けが。この高純度のアルバムであったことの意義は大きかったと思えるのです。
次作の『Exile On Main St.』も高純度の傑物ですが。そこには新たな変化の兆しが・・・
それもいずれ。気が向いたら。書き起こしてみますかね。

その。
きっかけが。
新たに加わった。
ワン・ピースで。
そいつがはまって。

潤滑油も。
効いてきて。
滑らかに。
がっしりと。
一体となって。

恐らくは。
それが。
相互を結び付け。
刺激を生み。
自由をも生み出して。

蒸留されて。
どんどん。どんどん。
純化が進んで。
その味も。その香りも。
澄んでいく。

限界まで。
あと一歩。
あと半歩。
味と香りだけが。
発露されて。

高純度の。
輝きを放つ。
その瞬間が。
もう。
そこまできているのか。

その。
過程に。
その。
瞬間に。
立ち会っているのだと。

身勝手な。
思い込みも含めて。
密かに。
楽しみ。
興奮している。

それでいい。
それがいい。
身勝手な。
思い込み。
それさえも取り込んで。

純度の高い。
結晶へと。
昇華させてしまう。
そんな力が宿る。
瞬間が。時期が。あるのだ。

今が。
まさに。
その時だと。
期待と願望を綯交ぜにしながらも。
こっちも純粋に期待をしているのだ。

それでいい。



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2015/08/21 Fri *羽ばたくその時まで / Priscilla

20150821gypsyqueen


理由とか。
理屈とか。
語ろうと思えば。
おそらく。
幾らでも語れる。

説明とか。
説得とか。
しようと思えば。
おそらく。
幾らでも出来る。

しかし。
それに。
その事に。
何の意味がある。
何の価値がある。

耳が。
目が。
捉えた。
そのものが。
胸を震わせた。

その震えに。
何かを。
感じた。
惹かれた。
それだけでいいじゃないか。

胸の震え。
さざ波が立ち。
波紋が広がり。
大きな波となり。
魅了された。それだけ。それでいい。

『Gypsy Queen』'70年リリース。
リタ・クーリッジの姉であるプリシラ。
そのプリシラが当時結婚していた(のかな)ブッカー・Tの勧めもあって。
録音した1stアルバム。プロデュースは勿論ブッカー・Tです。
後にブッカー・Tとの夫婦付随のアルバムを何枚かリリースしていますが。
なるほどなと。プリシラの魅力。その何たるかをブッカー・Tは知ってたんだなと。
妹のリタがそのひた向きな歌唱で人気を集めて。デルタ・レディーと言われて。
大人気を博しましたが。その歌声にはやや生硬さがあって。娘らしさもあったのに対し。
プリシラの歌声は。同じ様にひた向きに熱唱しても。どこかに気怠さもあって。
それが時に謎めいた妖艶さを感じさせるのです。声はリタと似ている気がするんですが。
歌い方、自己表現の仕方が異なるんだなと。その魅力を引き出したのがブッカー・Tだと。
ジャケットはやや、アルバム・タイトルを意識し過ぎてる感もありますが。
確かにその歌声の妖艶さは、どこか謎めいた神秘なるものを聴く者に感じさせて。
知らず知らずの内に。強く惹きつけられてしまう。でも近づきすぎると。
優しく微笑んではくれるものの。胸の内はなかなか見せてくれなくて。焦らされそうな。
そうこうしている内に。すっかり虜になって逃れられない。そんなところかな。
サウンド的には典型的なスワンプ・ロックなんですけど。そんなプリシラの魅力もあって。
アルバム全体に。どこか。世俗から遠く。浮世離れした様な浮遊感も漂っていたりします。
レオン・ラッセルの「Hummingbird」のカヴァーでアルバムが締めくくられるのですが。
これが絶品で。そのままプリシラが羽ばたきしながら飛んで行きそうな余韻が堪りません。

理由も。
理屈も。
語りたくはない。
おそらく。
語り終えることは無いから。

説明も。
説得も。
したくはない。
おそらく。
誰にもわからせたくも無いから。

そう。
それに。
その事に。
意味があるのだ。
価値があるのだ。

我が耳が。
我が目が。
捉えた。
そのものが。
我が胸を震わせた。

その震えに。
驚きながら。
感じた。
惹かれた。
自分にはそれだけでいい。

胸の震え。
さざ波が立ち。
波紋が広がり。
大きな波となり。
魅了された。それは。自分だけのもの。

様々な顔を見せ。
時に親しみやすく。
時に近寄り難く。
胸の内は見えてはこない。
それでも目を、耳を離せない。

時に情熱的で。
時にクールに。
時に妖艶で。
時に童女の様で。
実体を見せることなく。

だが。
その存在は。
今確かに。
波となって。
自分の胸を震わせている。

まだまだ。
総てが見えてこない。
その魅力に。
惹かれたからには。
惹きつけられたからには。

その羽ばたきを。
耳にしながら。
感じながら。
羽ばたくその時まで。
見届けていたくなるのだ。それでいい。



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2015/08/20 Thu *リスクとスリル / Various Artists

20150820liveatfillmore


テーマ。
それだけが。
決まっている。
後は。
何も決まっていない。

ここから先は。
探って。
聞きだして。
それを基に。
仮説を立てて。

現状分析。
課題予測。
方法論を決めて。
解決法を決めて。
それらを。

書き起こして。
図に描いて。
先ずは。
そんな調子で。
接触を繰り返しながら。

反応を見て。
手応えを探って。
それによって。
こっちも。
対応を。あの手。この手で。

リスクもあるが。
スリルもある。
何を好き込んでと思うのだが。
血が騒ぐのだから仕方がない。
踏み込んでみる。

『Live At Bill Graham’s Fillmore West』’69年リリース。
マイク(マイケル)・ブルームフィールドとニック・グレイヴナイツ。
盟友とも言えるこの2人を中心にしたバンドに。
タジ・マハールや、ジェシ・エド・ディヴィスもゲストで参加した。
そんなフィルモア・ウエストでのセッションを収めたライヴ・アルバム。
フィルモア・ウエストが’69年一杯で閉館してしまったこともあってか。
当時の邦題は『永遠のフィルモア・ウエスト』なるものでした。
さて、米国のブルース・ロック史上に於いて最高のギタリストは誰かと言えば。
それはもう、ジョニー・ウィンターか、ブルームフィールドだったわけですが。
ブルームフィールドはその繊細すぎる神経のせいか薬に溺れてしまい。
いま一つまともなソロ・アルバムを制作できぬままに第一線から退いてしまって。
‘81年に薬物中毒が原因とされる死を遂げて。故に忘れられた存在になりがちで。
なんとも歯痒い思いがするのですが。そのブルームフィールドの真骨頂。
そのアップでもスロウでも。蒼白く燃える様なギターが堪能出来るのがこのアルバムで。
ステージに立つ前にバンドでどこまで決め事をしていたかはわからないのですが。
A面の1曲目から、いきなりイントロを仕切り直したり(それをそのまま収録してるし)。
いつも以上にブルームフィールドのギターも伸び伸びとアドリブらしきフレーズを奏でて。
対するバンドやゲストの反応を楽しんでる気配もあって。割と自由なセッションかなと。
大観衆の前でそれをやるのはリスクも高く。以前はそれで倒れたこともあったのに。
ここでのブルームフィールドはそのリスクもスリルとして楽しんでいる感すらあります。
そこで大きい役割を果たしているのがグレイヴナイツで。盟友として安心感を与えながら。
その迫真のヴォーカルでブルームフィールドに立ち向かっているのです。
どちらかと言えばライターとして知られるグレイヴナイツですが。
白人でここまでブルースを歌える人もそうはいないと思われる実力の持ち主でもあって。
その真剣勝負。そこにタジやジェシも加わってと。楽しいながらも。
スリリングなホワイト・ブルース史上に残る傑作ライヴ・アルバムなのです。

ゴール。
それだけが。
決められている。
後は。
何も決めてはもらえない。

ここから先は。
当って。
引き出して。
それを基に。
仮説を検証して。

現状分析。
課題予測。
方法論を修正しながら。
解決法を特定しながら。
それらを。

書き直して。
描き直して。
何度も。
そんな調子で。
接触を繰り返しながら。

反応の変化。
手応えの変化。
それを読み取って。
こっちも。
対策を。あの手。次の手と。

リスクを感じながら。
それを上回るスリルを感じる。
何も好き好んでと思ってはみても。
好きなのだから仕方がない。
挑んでみる。

手合せ。
力試し。
竹刀じゃ物足りないと。
いつのまにか。
木刀に持ち替えて。

ぶつかり合う。
その音。その手応え。
心地よく響いて。
何度も繰り返し。
それが堪らない。

やがて。
それでも。
物足りなくて。
真剣を抜いて。
切り結ぶ。

刃と刃が。
ぶつかり合う度に。
火花が散る。
そいつに魅せられ。
我を忘れていく。

勝負よりも。
勝敗よりも。
如何に真剣を振るえるか。
如何に刃を鋭く扱えるか。
如何に深く切り込めるか。突けるか。

テーマも。
ゴールも。
頭から消え去り。
自分と相手の反応だけに。
集中している。

その瞬間の。
快感が堪らない。
その純度を高めることだけを。
求めて。
切り込み、突きを放つ。

そいつに。
のめり込み過ぎるから。
どうも。
上手く噛みあわない。
なんてこともあるのだけれど。

好きなんだから仕方がない(笑)。



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2015/08/19 Wed *元始、からずっと / Big Mama Thornton

20150819bigmamathortonineurope


元始、女性は太陽であった。
どころか。
いつでも。
今でも。
女性は太陽の如く輝いている。

彼女達の。
明るさ。
優しさ。
そして。何よりも。
その逞しさ。

その前には。
その輝きの前には。
男など。
その影すら。
霞んでしまうのではないかと。

本気で。
そう感じるのだ。
いつでも。
どこでも。
女性がいてくれる。

それによって。
男などは。
勇気を与えられ。
力を与えられ。
生かされている。

ふとした時に。
その事実に気づき。
結局。
掌の上で。
転がされているだけなのだと。安心するのだ。

『In Europe』'66年リリース。
ブルース界にひときわ輝く太陽、ビッグ・ママ・ソーントン。
ブルース・フェスティヴァル・ツアーの一員として渡欧した際に録音されたアルバム。
録音されたのは英国のスタジオで。バックは共にツアーに参加していて面々。
バディ・ガイ、エディ・ボイド、フレッド・ビロウ、ビッグ・ウォルター等々。
実に錚々たる豪華な顔触れ。そんなつわもの共を従えて堂々たる歌声を披露するソーントン。
その、流石の貫禄の前には。もう平伏すしかないかな、なんて。
尤も。シャウトはやや抑え気味で。スロー・ブルースやカントリー・ブルースが中心で。
ここらの選曲は当時の欧州のブルース・ファンの好みに合わせたのだと思いますが。
そこでも。余裕綽々。実に懐の深い歌声を聴かせてくれるソーントンなのであります。
バックのメンバーの関係か。シカゴ・ブルース・マナーのサウンドとなってるので。
従来の自分のスタイルとの違いに戸惑いもあったとは思われるのですが。
それを微塵も感じさせず。それもまた楽しいと歌ってみせるソーントン。流石です。
「Hound Dog」のセルフ・カヴァーも、「Little Red Rooster」のカヴァーも。
まぁ、何とも見事なソーントン節で歌い上げられれています。余裕と貫禄のなせる技です。
多分、バディなんか完全に小僧扱いだったんだろうなぁ。想像するだけで微笑ましい。
そのバディのギター、ボイドのピアノ、ビロウのドラムス、ウォルターのハープ。
ソートンの掌の上で転がされながらも、流石のブルースを聴かせる野郎ども。
その技量の高さにも。新ためて気づかされるアルバムでもあるのです。
でも、主役はやっぱり。ビッグ・ママ、ソーントンの歌と存在感なんですよねぇ。

元始、女性は太陽であった。
それから。
隠れることなく。
今この時も。
女性は太陽の如く燃えている。

彼女達の。
健気で。
前向きで。
そして。何よりも。
その激しい情熱。

その前には。
その熱さの前には。
男など。
その姿すら。
溶けてしまうのではないかと。

真剣に。
そう思えるのだ。
いつでも。
どこでも。
女性がいてくれる。

それでこそ。
男なぞは。
勇気を与えられる。
立ち向かえる。
闘っていられる。

ふとした時に。
その真実に気づき。
結局。
掌の上で。
転がされていただけなのだと。確認するのだ。

ただ。
時に。
常に。
太陽は。
恐ろしい、畏怖すべき存在であり。

故に。
様々な。
策を弄して。
その輝きを。
隠そうともしてきた。

そうするしか。
それによってしか。
太陽に立ち向かえない。
存在であると。
本能的に気づいていたから。

実に。
姑息で。
空威張りではあるけれど。
可愛いものだと。
笑って許してくれるとありがたい。

総ての。
明るく。
逞しく。
健気で。
激しい女性たちよ。

貴女達の。
恵みによって。
生かされている。
男の一人として。
今夜も掌の上で転がりながら。感謝しているのです。



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2015/08/18 Tue *セッション中 / Memphis Slim

20150818memphisslimusa


ちょいと。
意表を突かれて。
機先を制された。
しこまでは。
いかないまでも。

描いてた。
シナリオ通りの。
幕開けとは。
ならなかった。
ならば次の手を。

それも。
制された分を。
速めに取り返し。
更に畳み込む。
必要がある。

ならば。
ここは。
隠し玉を含めて。
一度、さらけ出し。
こっちも意表を突いてみる。

どうやら。
これで。
取り返しはできたかと。
後は畳み込んだ分を。
どう折り合いをつけられるか。

こちらからは。
引かないで。
向うから。
こちらが引ける様に。
動いてくれればと。誘い水。

『Memphis Slim - U.S.A.』'62年リリース。
名ピアニストとして知られるめんふぃす・スリム。
その名に反して名を上げたのはシカゴで。戦前から活躍していたと。
そんなスリムのピアノに絡みつき、時に味わいのあるバッキッグで挑むギター。
弾いているのはマット・マーフィー。そうアレサ・フランクリンの駄目亭主です(笑)。
冗談はさておき。戦前からスターで。'60年代以降は欧州を本拠地としたスリムと。
映画『ブルース・ブラザーズ』で一躍知られるようになった感の強いマーフィー。
接点など無さそうな2人なのですが。その出会いこそがこのアルバム。
正確にはこのアルバムに収録された'50年代初期のセッションだったのですね。
何でもスリムはバッキングがつく録音が録音が大嫌いだったそうなのですが。
当時、若手だったマーフィーのぎたーを聴いて。こいつとならと感じたんだとか。
で、マーフィーに声がかかり。マーフィーもこの機会を逃してなるものかと。
若さにまかせた部分はあるものの。遠慮なくスリムに挑んでいtったと。
それに応えながらも。マーフィーの出方を読みながら楽しんでる感もあるスリム。
そのッやり取りが。その緊張感と、楽しさが入り混じった空気を感じられるのが。
このアルバムの醍醐味かな。この時点ではややスリムの貫禄が勝ってるかと思いつつ。
このセッションに手応えを感じたスリムはマーフィーを起用することが多くなり。
'50年代後半のヴィージェーへの録音は名盤『At The Gate Of Horn』へと結実します。
その原点ともいえ、未だ手探りだったり、粗かったりもする。
そんなセッション、このアルバムもまた。名盤と呼んでいいんじゃないかなと。
特に。なかなかソロ・アルバムの制作の機会を与えられなかったマーフィーにとっては。
'70年代のジェームス・コットン・バンドでの諸作と並んで代表作と呼べるかもです。

ちょいと。
広げ過ぎたかな。
選択するのに。
一呼吸。二呼吸。
さて。どれを選んでくるのか。

描いた。
シナリオ通りに。
動いてくれれば。
その先も描けるが。
おや、少しばかり外れたか。

されど。
どんでん返しにはならず。
度肝を抜かれることもなく。
これならば。
対応できる範囲かな。

ならば。
ここは。
選ばれたものに。
一旦は集中し。
こっちも戦線を縮小してみる。

どうやら。
これで。
大筋は外れに済みそうだ。
後は細部の読み違いを。
如何に修正していくか。

一旦は。
待ちの姿勢と見せながら。
向うの出方を予測して。
どう動かれても。
振りきられない様に。探りを入れる。

意表を突かれて。
機先を制され。
それでも。慌てずに。
手を変えて。
切り返す。

次の手を。
引き出させ。
やや外れても。
守備範囲に誘い込んで。
受け止める。

丁々発止とまでは。
いかずとも。
互いに。
それぞれの思惑が。
蠢いて。

それぞれの。
戦略が。
行ったり来たり。
そこで。探りながらの。
綱引き勝負。

緊張しながらも。
楽しんでもいる。
少々、甘かったところは。
ちょいとネジを締めなおして。
次も。その先も。

いい塩梅で。
楽しみながら。シナリオ書きながら。
畳み込んだり。広げたり。
引っこめたり。狭めたり。
やり取りが続けられれば。取敢えず。その辺りかな。



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2015/08/17 Mon *誰も知ったことじゃない / Jimmy Witherspoon

20150817jimmywitherspoon


誰も知ったことじゃない。

そりゃそうだ。
こいつは俺の話だ。
俺の問題だ。
誰も口を出させない。
出してほしくもない。

微妙なバランス。
見極めて。
どちらにも偏らずに。
堕ちずに進めるか。
そいつを見極めるのも。

周囲の思惑。
読み取って。
波風立てない範囲で。
小さな波紋で。
そいつを惹きつけられるのかも。

思わぬ横槍。
かわしながら。
傷を負わぬ程度に。
掴み取って。
こちらの武器にしてしまえるかも。

そいつは。
総て。
一事が万事。
俺が感じて。俺が仕掛けて。
俺が闘わなきゃならないもの。

誰の知ったことでもありゃしない。

『Jimmy Witherspoon』'60年リリース。
アーカンソー出身のブルース・シンガー、ジミー・ウィザースプーン。
カンサスのビッグ・バンドの専属シンガーとして活動を始めて。
直ぐに自己名義の録音の機会にも恵まれて。ヒットも飛ばして。
‘48年から’51年にかけてはモダン・レーベルに40曲以上を録音したとか。
そのモダンから権利を譲り受けたこのクラウンでのアルバムには。
その中から選りすぐった12曲のナンバーが収められています。
さて。そのスプーンを大スターに押し上げたナンバーが。’22年に作曲された、ブルースのスタンダード。
「Ain’t Nobody’s Business」だったんです。ベッシー・スミスも歌ったこのナンバー。
しかし何と言っても有名にしたのは、世に知らしめたのはこのスプーンの歌唱で。
このアルバムにはライヴ・ヴァージョンで収録されていますが。
朗々とした歌声でこのスロー・ブルースを歌い上げて。やんやの喝さいを浴びています。
そして。アップテンポのナンバーでは豪快に歌い上げ。観客を興奮の坩堝に巻き込んでと。
更には。その歌声だけでなく。マイクスタンドを使った独特のアクションも人気があったとか。
まさにバンドの顔として。ジャンプし、スゥイングするサウンドをバックに歌わせたら。
右に出る者無しだったんでしょうね。華があるし。スマートで粋なカッコ良さもあるし。
‘60年代中頃からジャズに接近し。ジャズ・シンガーとしても活躍したそうですが。
やっぱり。この時代の。歌い上げる。その力強さにも惹かれるブルース・シンガーとしてのスプーン。
そいつが好きかな。お前の知ったことかと。優しく一喝されそうですけどね。

誰の感知するところでもありゃしない。

そりゃそうだ。
こいつは俺の賭けだ。
俺の勝負だ。
誰も関係ない。
関わってほしくもない。

右か。左か。
見極めて。
どちらに這ったら。
堕ちずに切り抜けられるのか。
そいつを読み切るのも。

好意。反感。
読み取って。
どこに。どの程度の。
石を投げ入れたらいい塩梅に波紋が広がるか。
そいつを測るのも。

罠。落とし穴。
かわしながら。
どこまでの傷なら。どの程度の出血なら。
耐えられるのか。逆に衝撃を与えられるのか。
そいつを感じ取るのも。

そいつは。
総て。
誰でもない。
俺が感じて。俺が仕掛けて。
俺が勝ちとらなきゃならないもの。

誰も感知することじゃありゃしない。

そう。
本当に。
誰でもない。
俺の。
問題なのだ。

俺は。
俺で。
誰の代わりにも。
なれやしない。
当然のこと。

俺は。
俺で。
誰も代わりには。
なれやしない。
当然のこと。

俺は。
俺で。
他の誰かには。
なれやしない。
悔しいけど。

俺は。
俺で。
他の誰かが俺には。
なれやしない。
残念だけど。

誰も知ったことじゃない。

さて。感を働かせて。勝負手を考え始めますかね。



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2015/08/16 Sun *ホーム・タウン / Various Artists

20150816sweethomechicagodel


深夜。
ホームに降り立ち。
漂う。
匂いに。空気に。
帰ってきたことを実感する。

蒸し暑く。
湿った空気の中。
猥雑さとよそよそしさが入り混じる。
誰かが。誰もが。
通り過ぎていく。

エスカレーターに乗り。
改札を出て。
出口へ向かう。
素っ気無い街の気配。
そいつが懐かしい。

誰もが。
誰かに。
無関心。
本当は横目で。
気にしていながら。

自分も。
誰にも。
無関心。
本当は無意識に。
誰かを意識している。

誰もが。
他人で。
似た者同士。
少し急ぎ足で。
目を伏せながら。歩いている。

『Sweet Home Chicago』’69年リリース。
シカゴの新興ブルース・レーベルだったデルマーク・レコード。
ブルースを非黒人に広く知らしめた功績は高く評価されるものですが。
例えば’60年代後半のシカゴのゲットーのサウス、ウェスト・サイドの常連たち。
彼等を。その臨場感もそのままに。収めたこのオムニバス・アルバム。
これにより。同時代の生のブルースが。その街のブルースの息遣いが。
ゲットーの外にまで伝わり。世に知れ渡り。世に出る切っ掛けを作りと。
この功績なども実に。地味ながらも。素晴らしいものだと感じるのです。
ルーサー・アリソンの初録音とか。エイシズのルイス・マイヤーズの’60年代の姿とか。
貴重な録音が収められているのです。マジック・サムの後継者とも言われたルーサー。
その。力の入りまくったギターとヴォーカル。その蒼くもある若き炎の熱さを感じさせ。
リトル・ウォルターやジュニア・ウェルズと共に活動したつわものマイヤーズ。
ウォルターに無理やり進められて(脅されて?)始めたブルース・ハープの。
その年輪を重ねた味わいのある音色。堂々の正統シカゴ・ブルースの血脈を感じさせ。
他にも2人のブルース・マンが収録されていますが。
そして何と言ってもマジック・サム。一度はブルースから足を洗いかけた。
その苦しみ、その不運。それを振り払うが如くの入魂のギターとヴォーカル。
これらの録音は’66年~’67年にかけて行われた様ですが。サムの録音は'66年で。
これが評価されて。ソロ・アルバムの録音へと繋がったのかな。
とにかく。ここで聴かれるサムのブルース。その入魂の鬼気迫る迫力と生々しさ。
改めて。つくづく。サムの夭折が惜しまれてならないのです。
それにしても。アルバム全編に。総ての録音に漂う濃厚で、甘いブルースの匂い。
やっぱり。シカゴってのはブルースのホーム・タウン、特別な街なんでしょうね。

深夜。
交差点で立ち止まり。
覆う。
光と。闇に。
帰ってきたなと実感する。

蒸し暑く。
湿った空気の中。
よそよそしさと懐かしさが交差する。
誰かが。誰もが。
知らぬ様で。知っている様で。

横断歩道を渡り。
坂を上って。
角を曲がって。
変わらない街の気配。
そいつが落ち着かせる。

誰もが。
誰かに。
素っ気無く。
本当はさり気無く。
気遣いながら。

自分も。
誰にも。
素っ気無く。
本当はさっきから。
誰かに会いたくて。

誰もが。
他人で。
でも。袖振りあいながら。
駆け出しそうになるのを抑えながら。
目を伏せて。歩いている。

そう。
そんな。
奇妙な。
この街が。
ホーム・タウン。

猥雑で。
素っ気無く。
知らん振りで。
寄り合って。
そんな街が。

その匂いが。
その空気が。
その気配が。
染みついて。
消えなくて。

ふと。
ここじゃない。
どこかへと。
足を運んでも。
結局、帰ってくるところ。

自分で。
選んだ。
何かが。
選ばせた。
この街が。

もう。
そうさ。
俺の。
唯一の。
ホーム・タウン。



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2015/08/12 Wed *覚醒させて / Sonny Boy Willliamson

20150812kingbiscuit


眠い。
寝惚けてる。
訳でも無いが。
どうにも。
スッキリしない。

目の前が。
霧に遮られて。
行く先が。
進む道が。
ボンヤリしてる。

目を擦っても。
目薬を点しても。
どうにも。
効果が表れない。
焦点が結ばれない。

そんな。
状態が。
何日も続いてる。
そろそろ。
放置しておけない。

覚醒させてくれ。
目を醒まさせてくれ。
強烈な。
刺激を。
与えておくれ。

他のものじゃ。
駄目なんだ。
他の誰かでも。
駄目なんだ。
そう。御前が必要なんだ。

『King Biscuit Time』リリース年不明。
サニー・ボーイ・ウィリアムスン2世の初録音となった'51年のトランペット音源。
その12曲を集めたアーフリーからの編集アルバム。
何故かアーフリーの公式サイトでも正式なリリース年代が不明になっていて。
'70年代であることは確かみたいですが。まぁ、そのいい加減さがブルースらしいかな。
いい加減と言えば。このサニー・ボーイ2世ことライス・ミラーのいい加減さ。
このキング・ビスカット・タイムってのは南部の製粉メーカーがスポンサーのラジオ番組で。
'40年代から出演して。人気者になって。更に1世が南部に来ないのをいい事に。
勝手にサニー・ボーイを名乗って。更に、更に。1世が亡くなると勝手に世襲して。2世に収まって。
一層、人気を高めて。サニー・ボーイ印の製粉まで作られるほどにまでなったと。
このしたたかさ。並みいるブルースマンの中でも飛び抜けてるなと。逞しいとも言えるのかな、
そのいい加減さと、したたかさ。そして逞しさ。それがあからさまな泥臭いハープとヴォーカル。
後のチェス時代とは一味違う、荒々しいサニー・ボーイの魅力に出会えるのです。
武骨で男臭いサニー・ボーイ。これが本来の姿。これがライス・ミラーの原点なんでしょうね。そうだな。
「Eyesight To The Blind」なんて男性諸氏には刺激的なナンバーも実にそれらしく。
今の時代じゃ問題ある歌詞にニヤツキながら多いに刺激されます。その如何わしさと言ったら。
いい加減で、大法螺吹ききで。でも人間臭い。如何わしくて。胡散臭くて。こんなブルースが必要な。
効果的な時も多々あるんですよね。まぁ、それだからこそのブルースですからね。
どうにも。親近感まで感じてしまうんですよね。こっちは、そこまで逞しくないけれど。

怠い。
怠けてる。
訳でも無いが。
どうにも。
シャッキリしない。

頭の中が。
靄に包まれて。
考えが。
進める先が。
ボャッとしてる。

頭を振っても。
顔を洗っても。
どうにも。
効果が表れない。
結論が出てこない。

そんな。
状態を。
幾日も引き摺ってる。
そろそろ。
断ち切らなきゃならない。

覚醒させてくれ。
脳を働かせてくれ。
鮮烈な。
刺激を。
与えておくれ。

他の何かじゃ。
駄目なんだ。
他の誰かでも。
駄目なんだ。
そう。御前が欲しいんだ。

何よりも。
誰よりも。
刺激的で。
目を醒まさせる。
脳を働かせる。

そんな。
誰もが。
振り向くような。
誰もが。
惹き付けられるような。

御前が。
御前の匂いが。
御前の声が。
御前の仕草が。
それだけが。

必要なんだ。
欲しいんだ。
だから。
連絡をくれないか。
応答してくれないか。

今すぐに。
この俺の。
目の前に現れてくれ。
飛びっきりの刺激で。
覚醒させてくれ。

それだけが。
御前だけが。
俺を原点に。戻してくれる。
俺の野生を。目醒めさせてくれる。
覚醒させてくれるんだ。



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2015/08/11 Tue *お元気で / B.B. King

20150811liveandwell


お元気で。

何てな。
中には。
口が避けても。
そんな台詞は。
掛けたくない奴もいる。

まぁ。
相性が。
合わないんだろう。
顔を見るだけで。
名前を聞くだけで。

腹が立つ。
頭に血が上る。
熱くなって。
気づくと拳が。
震えてる。

気が短いし。
キレやすい。
普段はそいつを。
押し隠すことも。
できるんだけど。

奴には。
隠したくもない。
否、却って。
真正面から。
喰ってかかりたい。

顔を見るだけで。
名前を聞くだけで。
どうしようもない。
衝動が突き上げてくる。
そんな奴が再び顔を出しやがった。

『Live & Well』'69年リリース。
B.B.キングの初めて全米TOP100にランクインしたアルバム。
意外な気もしますが。まぁ、やはりこの時代でもブルースはレイス・ミュージックだったと。
A面がレギュラーバンドを従えてのニュー・ヨークのクラブでの熱気溢れるライヴ。
B面がニュー・ヨークのスタジオに新進気鋭のミュージシャンを集めてのセッション。
ライヴだけで。1枚のアルバムに仕上げてても。傑作になっただろうなと。
それはそれで。是非、聴いてみたかったなと。そう思わされるのですが。
それだけでは物足りないと。何かを求めていたらしいB.B.の発案なのか。
スタジオ・ミュージシャンとのセッションを行い。その模様も敢えてアルバムに収録したと。
そのスタジオでは、初めて手合わせをしたであろう面々の演奏に刺激を受けたか。
生き生きと、そして緊張感を楽しむが如くにギターが鋭くうねりを上げています。
今のままでもいいけれど。もうひとつ新しい時代に向けて新しい武器を。
それよりも、何よりも。自分が楽しむためにも刺激が必要だったんだなと。
そう、思わせられるB.B.の張り切りぶり。そして楽しんでいる様が伝わってきます。
特にファンキーに絡んでくるベースとの手合わせには明らかに充実感があって。
その刺激で若返ったんじゃないかと思えるほどにギターが歌っています。
これは。そうだな。アルバムに入れて。聴かせたくなっちゃうかな。
ここでの成果が、やがて『Completely Well』に。そして「The Thrill Is Gone」に結実すると。
そう、考えるとアルバム・タイトルの"お元気で"ってのが。既に予感めいてるかなと。

お元気で。

冗談じゃねぇ。
そんな台詞は。
掛けたくない。
掛けられたくもない。
白々しいんだよ。

なぁ。
相性が合わないんだから。
そこは認めて。お互いに。
不干渉でいいんじゃないか。
顔も、名前も。
できるだけ見ずに、聞かずに。

腹を立てたくもないし。
頭に血が上ると。
血圧もヤバいし。
そんな価値もない奴に。
拳なんか使いたくねぇ。

そ知らぬ顔で。
瞬間湯沸し器が。
作動しないように。
関わらないで済むように。
少しばかり考えよう。

奴には。
関係のない。
新しいことを考えて。
実践に移して。
そ知らぬ顔を決め込もう。

顔も見ずに。
名前も聞かずに。
俺は俺で。
新しいことを。
新しい調理法でも考えていよう。

生きてりゃ。
仕方ないことも。
仕方ない付き合いも。
あるもんで
そいつは百も承知だが。

承知したからと。
甘んじてる必要など。
ないからな。
どうせなら。
心、穏やかに過ごしたいし。

燃える価値もない。
そんな奴と。
やり合う。熱くなる。
そんな無駄な時間は。
もう俺には無いからな。

先へ。
より楽しい方法。
より楽しい時間の過ごし方。
そいつを。
新たに探すことにしよう。

そうだな。
そいつに身をいれる。
いい切っ掛けに。
なれば。
儲けもの。

それくらいに。
考えておこうかね。
それにしても。
腹が立つ・・・
いかんいかん。止めておこう。

それでは、お元気で(笑)。



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2015/08/10 Mon *包み隠して / Fenton Robinson

20150810downintennessee19701971


穏かに。
事を荒立てず。
笑顔で。
優しく。
柔かく。

そうさ。
何も。
月曜日から。
事を荒立てる。
必要もなし。

何事も。
受け流して。
さらりと。
受け止めて。
包み込むが如く。

そうさ。
相変わらずの。
蒸し暑さの中。
熱くなる。
必要もなし。

そんな。
表情で。
そんな。
仕草で。
包み隠しながら。

密かに。
呟く。
この憂鬱の。
この苛立ちの。
捌け口を探している。

『Down In Tennessee 1970-1971』'86年リリース。
モダン・ブルースの世界にあって一際異彩を放っていたフェントン・ロビンソン。
そのメロウで繊細な感覚は他のブルースマン達とは一線を画す個性だったと。
残念ながら様々な不幸の連続で。大々的に知られることはなかったフェントン。
そのフェントンの’70年代初期の録音を集めた日本独自の編集アルバム。
そもそもこのアルバムの元になっているテネシーのレコード会社での録音そのものが。
その経緯からして不幸で。フェントンと言えばの「Somebody Lone Me A Dime」。
そのヒットはあったものの。いまひとつ金にならないと考えたマネージャーが。
一方的にフェントンの契約を売ってしまって。テネシーに行かざるを得なかったと。
しかも。レコード会社はフェントンがギタリストであることを承知しておらず。
最初のセッションでは歌だけ歌わされたと。二度目のセッションの前に漸く気づかれて。
すまなかった。何で言ってくれなかったんだ?と問われたフェントン。
いや、なんとなく。言いだせなくてと・・・不幸な上にお人好しのも災いしてたんですね。
そんな訳で。“メロウ・ブルース・ジニアス”とまで称されたフェントンの。
穏かで包み込む様に繊細な。微笑む様なギターは4曲でしか聴くことができないのですが。
その4曲を聴くだけでも如何にフェントンが異彩を放っていたか。個性的だったか。
それは十分にわかろうと言うものです。そしてその個性はその歌声にも表れていて。
その脆く崩れそうに繊細で。しかしギリギリの緊張感で張り詰めている。
そんなフェントンのヴォーカリストとしての魅力を改めて感じることもできます。
尤も。これでギターもフェントンだったらなとも思わされてしまいますが・・・
その後。アリゲーターへの録音でようやく溜飲を下ろすことになるフェントン。
その優し過ぎる性格が仇となった。でもそれでこそ。このメロウなブルースが生まれたんでしょうね。

静かに。
波風を立てず。
笑顔も。
優しく。
爽やかに。

そうさ。
何も。
月曜日から。
腹の内を。
見せる必要もなし。

何事も。
聞き流した。
振りをして。
頷いて。
同意したが如く。

そうさ。
毎度毎度の。
馬鹿馬鹿しさに。
キレてることなど。
感じさせる必要もなし。

そんな。
表情で。
そんな。
仕草で。
欺きながら。

密かに。
呟く。
この謂れのない。
この仕打ちへの。
報復を考えている。

まぁ。
こんな輩は。
どこにでも。
いるし。
今更、驚きもしないが。

また。
同じ様な輩に。
引っ掛かった。
自分が。
馬鹿でもあるのだが。

週の初め。
それも。
この蒸し暑さの中。
流石に。
そのままじゃ収まらない。

確かに。
借りもあるかもしれないが。
その何倍もの貸しになったなと。
チャラどころか。
倍にして返してもらおうかと。

だけど。
最初から逃げ道があって。
何かあれば直ぐに逃げ込んで。
陰でしか。裏でしか。
吠えられない。

そんな輩を。
観るに引きずり出したところで。
まともな勝負にもならないし。
そもそも。そんな甘えた輩に。
関わるのも馬鹿馬鹿しい。

ここは。
経験値を生かせなかった。
自分の脇も甘かった。
それが不運を呼び込んだ。
そう思って、やり過ごしてしまおう。

今度。
顔を見せたら。
容赦はしないけど。
あくまで。
表面は笑顔で。

そうしながら。
こっちは、
憂鬱の。
苛立ちの。
晴らせる機会を待つことにしよう。



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2015/08/09 Sun *戻ったのか / Peter Green Sprinter Group

20150809soholiveatronniescotts


あの場所へ。

あの時。
あの頃。
過ごした。
闘った。
あの場所。

笑い。
楽しみ。
泣き。
もがいた。
あの場所。

堕ちもしたが。
昇りもした。
苦しめられもしたが。
喜びや手応えもあった。
あの場所。

ひと時。
遠く離れ。
忘れようとして。
忘れた筈の。
あの場所。

離れる為に。
忘れる為に。
苦しみもした。
追い込みもした。
あの場所。

何故。
そうまでしたのに。
再び。
何故。
そこまでしたのに。
戻ったのか。

『Soho Live At Ronnie Scott's』'99年リリース。
ロンドンはソーホーにある老舗のジャズ・クラヴ、ロニー・ソコッツで。
'98年4月5日に収録されたピーター・グリーン・スプリンター・グループの2枚組ライヴ・アルバム。
(因みに。一度だけ訪れたことがありますが。とても雰囲気のいい伝統を感じさせるクラヴでした)
ジョン・メイオールのブルースブレイカーズでデビューして。そのギターで一躍、時の人となり。
その後、フリートウッド・マックを結成して。本格的なブルース・ギターでファンを唸らせると共に。
数多くのヒット曲もチャートを賑わせて。そんな絶頂にいたグリーンを襲った不幸。
人気からくるプレッシャーで精神が疲弊していたところに悪質な薬物に手を出してしまい。
突然失踪して、フリートウッド・マックを脱退。その後は散発的に散漫なソロ・アルバムは出るものの。
一時期は完全に表舞台から姿を消してしまいました。廃人になったとも墓堀人夫をしていたとも言われ。
後のインタビューではギターを弾けなくする為に自ら手の爪を延ばし放題にしていたとも語っていて。
もはや復帰は絶望的。完全に過去の人となっていたのですが・・・
かってグリーンが自らのレスポールをタダ同然で譲ったと言う、グリーンの信奉者だったゲイリー・ムーアが。
'90年代に入ってグリーンに捧げるアルバムを制作した辺りから再評価の機運が一気に高まって。
ナイジェル・ワトソン、ニール・マーレイ、コージー・パウエル等のサポートを受けて。
遂に'97年にスプリンター・グループと名付けたバンドで表舞台に復活したのでした。
まさかと思っていただけに。レコード屋の棚で1stアルバムを目にした際には涙ものでした。
このアルバムは3rdアルバムに当って。既にパウエルは脱退していますが。ナイジェルらのサポートを受けて。
ブルースブレイカーズやフリートウッド・マックのナンバーも含んだ構成で。
以前の様な鋭さにはやや欠けるものの。相変わらずのグリーンならではの繊細なギターが胸に迫ります。
「The Supernatural」「Rattlesnake Shake」「The Green Manalishi」と。やはりグリーンでなけりゃと思わされます。
この'98年4月5日は奇しくもパウエルが交通事故で他界した当日でもあって。
全編に漂う静かな熱気は。パウエルへの追悼の思いもあったのかなと感じさせられもします。
この後も何回か来日するなどして完全復帰かと思われましたが。その後、再び活動は散発的になり。
ここ数年はまた噂を聞かなくなったグリーン。結局、どんな思いで戻ってきたのか。
それはグリーン自身にしか知る由もありませんが。う~ん。一度戻って。やり切ったとの思いなのかもとも・・・

この場所へ。

善くも。
悪くも。
あの頃の。
残り香を感じる。
この場所。

笑いもした。
楽しみもした。
泣きもした。
もがきもした。
この場所。

落とされもしたが。
嵌められもしたが。
這い上がり。
それなりのものを手にもした。
この場所。

ある時。不意に。
得体のしれない不安。
拭いきれない違和感。
確信に限りなく近い疑問を感じた。
この場所。

不安も。
違和感も。
疑問も。
消えてはいない。
この場所。

何故。
それなのに。
再び。
何故。
何を求めて。
戻ったのか。

もう一度。
闘う為。
笑う為。
喜ぶ為。
そんなに甘くはない。

やり残した。
事や時間を。
取り戻す為。
やり返す為。
そこまで暇じゃない。

わからない。
ただ。
恐らくは。
限られた。
残りの時間の何処かで。

確かめたいのだと。
ケリをつけたいのだと。
自分の。
思いも。何も。
欠片も残したくないのだと。

その為に。
この場所に。
戻る必要が。
あると感じた。
それだけのことなのだろう。

例え。
それが。
回り道だとしても。
戻ってからでないと。
何も始まらないとわかっているのだろう。



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2015/08/08 Sat *前兆 / The Rolling Stones

20150808themarqueeclublivein1971


前兆。

明らかに。
何かが。
今までと。
異なる。
変わっている。

それが。
何であるのか。
明確に。
言葉で。
表せない。

その。
もどかしさが。
しかし。
それだけのものだとの。
期待を抱かせもする。

言葉には。
ならない。
だが。
この体が。
この胸が。

感じている。
震えている。
まだ。
これからなのだと。
ここからなのだと。

その。
生まれよう。
始まろうとする。
瞬間に。
立ち会っているのかもしれない。

『The Marquee Club Live In 1971』'15年リリース。
44年の時を経て遂に公式に世に出たローリング・ストーンズのライヴ・アルバム。
もっぱら映像版が世間様では興味を集めて、騒がれている様ではありますが。
このアナログ盤で。その音だけに集中する。それもなかなか興奮させられるのです。
音源自体は古くから知られていたもので。星の数ほどの海賊盤も出回っていて。
画質アップ、音質改善の言葉に踊らされたマニアもこれまた星の数かな(笑)。
それも今回のリリースで。ようやく落ち着くかと思うと感慨もひとしおです。なんてね。
残念ながら曲数等に変化は無く。相変わらず「Live With Me」から始まるので。
元となるマスターが、やはり何らかのトラブルでこの形でしか残ってないんでしょうね。
勿論、音質は極上とまではいかないまでも。考えうる最良の状態には改善されてるかな。
そして、その音質で耳に出来る、'71年のストーンズ。これがねぇ、堪らんのですよ。
時期的にミック・テイラーが加入して約一年半、ハイド・パークでシーンに復帰。
'69年の全米ツアー、'70年の欧州ツアーを経て。キースとのコンビも様になってきて。
あの傑物『Sticky Fingers』の政策を終えて、リリース直前。
英国の高額な税金に嫌気がさして。“タックス・エグザイル”としての船出の英国ツアー。
そしてこれまた傑物『Exile On Main St.』の制作に突入していくと。
ストーンズの歴史上において。最高の時期を迎える。まさにその前兆の時期だったのです。
テイラーは緊張も解れて。若さの勢いもあって伸びやかに弾きまくってるし。
そのギターに刺激を受けたのか、ストーンズ全体がバンドとして一体となってグイグイと。
それこそ前のめりになるくらいの勢いで前進していく。完全にブランクは克服され。
'60年代のショーから、'70年代のライヴへも対応できるバンドへと変化し始めている。
ストーンズ・レコードが設立されてベロ・マークがシンボルとなっていくのとは裏腹に。
ミック・ジャガー&ローリング・ストーンズからローリング・ストーンズへと脱皮する。
その瞬間を捉えた実に貴重なライヴ・アルバムじゃないかと思うんですね。
「Midnight Rambler」は既に後の最高の状態のパフォーマンスの雛形となってるし。
「(I Can't Get No) Satisfaction」では新たなグルーヴへの挑戦も試みています。
このアレンジの「(I Can't Get No) Satisfaction」を聴けるだけでも鳥肌ものかなと。
いよいよ。絶頂期へと登り詰めるストーンズ。その前兆に震えがくるアルバムなのです。

予兆。

明らかに。
何かが。
今までと。
異なっていく。
変わろうとしている。

それが。
何であるのか。
明確に。
映像で。
示せない。

その。
もどかしさが。
しかし。
それを超えるものなのだと。
期待を呼び起こしもする。

映像には。
ならない。
だが。
この空気が。
この匂いが。

感じさせてくれる。
教えてくれる。
そう。
これは始まりに過ぎないのだと。
ここから研ぎ澄まされていくのだと。

その。
始まりの瞬間に。
立ち会い。
そしてその過程をも。
これから感じられるかもしれない。

今までも。
今のままでも。
十分に。
揺さぶられた。
突き動かされた。

それが。
更に。
深みを増して。
純度を高めて。
研ぎ澄まされていく。

今を。
今のままを。
良しとしない。
安住しない。
魂と意志によって。

それを。
言葉でも。
映像でも。
なく。
空気に。匂いに感じて。

震えている。
興奮している。
もし。
この予兆が本物であるならば。
これが前兆であるならば。

この先。
近い未来に。
深化した。
高純度の。
新たな希望の誕生を目の当たりにできるかもしれない。

前兆。

今は。ただ。それを思い。密かに焦がれているのだ。



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2015/08/07 Fri *物差し / Millie Jackson

20150807caughtup


そうね。
そうかもね。
間違ってるのは。
悪いのは。
俺かもね。

でも。
それは。
あんたの。
物差しで。
測った場合だよね。

その。
物差しで。
測れるのは。
あくまで。
あんたのもの。

残念ながら。
その物差しも。
その結果も。
俺には。
何の意味も持たないな。

俺にも。
俺の物差しがあるから。
それで測るし。
それで決める。
それしか信じない。

そう。
そうだよ。
だから俺は。
間違ってないし。
悪くもない。

『Caught Up』'74年リリース。
ジョージア州出身のソウル・シンガー、ミリー・ジャクソン。
その実力に見合わず。なかなか芽の出なったミリー。
レコード会社の移籍を契機に。ようやく人気を掴み始めて。
それを揺るぎなきものとしたのがこのアルバムと。
A面頭に収録された「If Loving You Is Wrong (I Don’t Want Be Right)」のヒットでした。
そのしわがれた、深く凄みをも感じさせる歌声。その卓越した表現力。
特に2部構成となっている「If Loving You Is Wrong (I Don’t Want Be Right)」の中間部。
そこでの語りの真に迫る姿、再び歌に戻ってからの溢れる情感。たたものではないなと。
御多分に漏れず(ジャケットが暗示している様に)。これまた道ならぬ愛の歌で。
元々は男性ソウル・シンガー、ルーサー・イングラムがオリジナルだったかな。
で、後にはロッド・スチュワートもカヴァーしていましたが。両者ともミリーと比較すると・・・
とにかく。その凄み、その怪しさ。故のその真摯な思い。潔い覚悟の深さ。
それをここまで感させるのも。相当なものだなと。歌声にこもる真実味が胸を打つかなと。
女の業の深さを感じさせながらも。竹を割った様な男前な気質も感じさせて。
ミリー姉御と呼びたくもなろうってものです。後にこの道ならぬ愛の路線を発展させて。
ドロドロな男女の世界を歌って更なる人気を博し。更にエスカレートしてエログロへと・・・
それで大衆の多大な支持を受けるんですけど。ちょっと演技過剰になっちゃったかな。
それでも。その芯にはこのアルバムの頃のミリーがいると思いたいんですけどね。

そうだね。
そうだろうね。
俺が。
間違ってるんだろう。
悪いんだろう。

でも。
それは。
所謂世間の。
物差しで。
測った結果だよね。

その。
物差しで。
求められるのは。
あくまで。
世間一般のもの。

勝手ながら。
その物差しや。
その結果は。
俺の。
何ものをも規定できないな。

俺には。
俺の物差しがあるから。
それで測れるし。
それで定められるし。
それしか必要としない。

そう。
そうだよ。
だから世間とやらが。
間違ってると言おうが。悪いと言おうが。
俺が正しいと思えば正しい。それだけ。

勘違いするなよ。
俺は。
自分が正しいと思っても。
あんたにも。世間にも。
押しつけようと思わない。

そいつは。
あくまで。
俺の問題。
俺の物差しも。俺の心も。
俺だけのものだから。

だから。
あんたも。
世間様とやらも。
その物差しとか。色んなものを。
押しつけようと思わないでくれ。

それさえ。
しないでくれれば。
守ってくれれば。
俺に触れさえしないでくれれば。
何の問題も無いんだから。

まぁ。
どうでもいいか。
あんたが。世間様とやらが。
誰が。何と思おうと。
関係ないから。

もし。
どうしても。
間違っていると。悪いと。
そう決めつけるなら。それでいい。
あんたの物差し。背間様の物差し。
そんなもに。
正しいなぞと。
言われたくもないからね。



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2015/08/06 Thu *それでいい / Sly & The Family Stone

20150806dancetothemusicuk


それだけ。
それだけが。
あればいい。
聴こえればいい。
響いてくればいい。

それだけ。
それだけで。
変わる。変えられる。
聴こえてくれば。
響いてくれば。

後は。
乗るだけ。
刻むだけ。
弾むだけ。
踊るだけ。

いま。
この時。
この瞬間。
それだけ。
それだけを。

望んでいる。
求めている。
欲している。
受け止められる。
受け容れられる。

他には。
何も。
何ひとつ。
聴こえない。
響かない。
それでいい。

『Dance To The Music』'68年リリース。
スライ&ザ・ファミリー・ストーンの2ndアルバム。
今回載せているのは英国盤なのですが。
ジャケットとしてはこちらのが“ダンス”してるかな。
何でも。1stアルバムが内容とは別として。商業的にはいま一つで。
レコード会社から、もっとキャッチーなナンバーを書けと言われて。
スライは激怒。一旦はレコード会社との契約を破棄しかけたんだとか。
でも。思いとどまって。新たに妹であるローズも参加させて。
代表曲となる「Dance To The Music」を始めとして。
刻む、弾ける。乗れる、踊れる。共感せざるを得ないアルバムを制作したと。
とにかく生気に満ち溢れて。バンドがスライを中心に一体となって。
それこそ弾けて、爆発して。こちらへと飛び出してくる。
そんな傑作アルバムが出来上がったと。偶にはレコード会社の言うことも聞いてみるもんですかね。
そのダンサンブルでソウルフルなこと。そうファンキーな上にソウルフル。
それがこのアルバムに一体感を与えてるのかな。そこが後のアルバムと異なるところで。
これほど。楽しげなスライってのは他では聴けないんじゃないかなと。
勿論、どんどんファンク濃度を上げて。更には思索的になったからこそ。
より魅力的になったスライであるんですけど。そのスライも好きなんですが。
このアルバムでの。ただ刻み、弾け、乗せ、踊らせ、共感を広げる。それだけ。
それだけのスライであったとしても。十分に魅力的であったし。その路線を続ける手もあったかなと。
'70年代後半以降失速して。未だに迷宮の中にいるスライを思うとね。そう感じもするかな。

それだけ。
それだけが。
あればいい。
聴こえればいい。
響いてくればいい。

それだけ。
それだけで。
変わる。変えられる。
聴こえてくれば。
響いてくれば。

後は。
乗るだけ。
刻むだけ。
弾むだけ。
踊るだけ。

いま。
この時。
この瞬間。
それだけ。
それだけを。

望んでいる。
求めている。
欲している。
受け止められる。
受け容れられる。

他には。
何も。
何ひとつ。
聴こえない。
響かない。
それでいい。

いま。
この時。
この瞬間。
それしか。
それでしか。

乗り切れない。
乗り越えていけない。
闘えない。
ならば。
それでいい。

望んでいる。
求めている。
欲している。
受け止められる。
受け容れられる。

そう。
乗るだけ。
刻むだけ。
弾むだけ。
踊るだけ。

乗り続けよう。
刻み続けよう。
弾み続けよう。
踊り続けよう。
靄の晴れるまで。

他には。
何も。
何ひとつ。
いらない。
必要ない。
それでいい。



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2015/08/05 Wed *御馳走 / Dr. John

20150805thenighttripper


太陽の下。
香草を育てて。
その。
妖しい香りに。
目を細める。

育て。
育て。
その香りが。
その妖しさが。
極まるまで。

極まったら。
収穫しよう。
あの香草を。
この香草も。
素材としては最高だ。

籠いっぱいに。
摘んだ香草を。
抱えて。
その香りに。
酔いしれる。

さて。
あの本を。
秘伝の書を。
取り出して。
その頁を開いて。

久し振りに。
特別な。
料理の。
下拵えを。
始めよう。

『The Sun Moon & Herbs』'71年リリース。
英国録音も含むドクター・ジョンの4thアルバム。
ジャケットにも記載されている様にナイト・リッパーとの異名を携え。
怪しい雰囲気タップリにブードゥの司祭たる貫禄を漂わせて。
繰り返される女性コーラスを従えて聴く者を呪術の虜としてしまう。
そう。これこそが本来のドクター・ジョンの顔だったんですよね。
プロレスで言えば。昭和の匂いプンプンな怪奇派レスラーってところかな。
これがね。勿論、キャラクターだとは分かっていても癖になると言うか。
聴いてるうちに。何だか怪しく、そして心地良くなってくるんだから。恐ろしい。
一方で。ニューオーリンズの伝統を感じさせる、南部の香りに溢れた。
次作となる『Gumbo』の前触の様なナンバーもあって。
これまたプロレスに例えると。正統派への転向のアングルの前触がなされてると。
まぁ、そのどちらもが。どちらをやらせても魅了できるところがドクター・ジョンなのですが。
このアルバムを聴いてしまうと。『Gumbo』以降のドクター・ジョンは。
その仮面、覆面の下から。正体であるマック・レベナックが透けて見えてるのかと。
怪奇派のままでも十分に魅力的だったよなとも思ったりもして。
さて。英国録音に参加してるメンバーが豪華で。デレク&ドミノスとなる4人全員に。
ボビー・キーズとジム・プライスのホーン・セクションに。P.P.アーノルドやドリス・トロイらのコーラス隊。
更にどのナンバーで歌ってるのかさっぱりわかりませんが(笑)、ミック・ジャガーと。
如何に。当時、ドクター・ジョンが、そしてニューオーリンズを始めとする米国南部の音楽が。
英国で求められていたか。センセーショナルに迎えられていたかがわかる気がします。
本来は3枚組の筈が。テープの消失等で。シングル・アルバムになったとか。3枚組で聴いてみたかったかな。

月の下。
鍋で煮込んで。
その。
美味しそうな匂いに。
目を細める。

煮込め。
煮込め。
その匂いが。
その危うさが。
極まるまで。

極まったら。
火を止めて。
三回かき混ぜたら。
器に盛ろう。
今夜の出来も最高だ。

器いっぱいに。
持った料理を。
食卓に。
並べて。
銀器も用意して。

さて。
今夜のお客の。
到来だ。
ベルが鳴る。
さぁ扉を開いて。

久し振りに。
特別な。
晩餐の。
開会を。
宣言しよう。

そうでしょう。
いい香りでしょう。
様々な。
香草を。
使ってますからね。

そうでしょう。
いい匂いでしょう。
様々な。
具材を。
たっぷり煮込んでいますからね。

美味しいでしょう。
どうぞ。どうぞ。
好きなだけ。
お代わりしてくださいな。
遠慮など無用です。

このワインも。
いけるでしょ。
ドロリとして。
濃厚で。
まるで血みたいに真っ赤でね。

どうしました。
眠たそうですね。
飲み過ぎ。
いいや、違うと思いますよ。
言いませんでしたっけ。今夜の料理は特別だと。

おやおや。
もう。
声も届かないみたいですね。
目も空けていられない。
そろそろ。頃合いですかね。

身体を抱えて。
月光の差し込む。
秘密の調理場に運び込む。
さて。
本当の晩餐の準備を始めましょう。

この鋸も。
この肉切り包丁も。
このナイフも。
特別制でね。
よく切れるんですよ。

だから。
ご心配なく。
深い夢に落ちたまま。
痛みも感じないまま。
本当の御馳走は。それはね・・・



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2015/08/04 Tue *発情しよう / Betty Davis

20150804nastygal


怒るより。
愛しよう。
破壊するより。
発情しよう。
それがいい。

怒ったって。
誰かを傷つけ。
自分も傷つけ。
周りも傷つけ。
いいことなんかはありゃしない。

愛すれば。
誰かを幸せに。
自分も幸せに。
周りも幸せに。
いいことばかりじゃないか。

破壊しても。
何も残らない。
何も満たされない。
何も生まれない。
何も育たない。

発情すれば。
何かは残る(かもしれない)。
何かは満たされる(かもしれない)。
何かが生まれる(かもしれない)。
何かが育つ(かもしれない)。

ムカムカよりも。
ムラムラを。
何かを乗り越えたいなら。
破壊よりも。
発情を選ぼう。

『Nasty Gal』'75年リリース。
何ともそそられるジャケットが強烈なベティ・ディヴィスの3rdアルバム。
(因みに裏ジャケットはもっと強烈です。男性諸氏はレコ屋で探す価値ありかな)
同姓同名の名女優がいましたが。こちらのベティ姉さんも負けず劣らずの個性派で。
あのマイルス・ディヴィスの二番目の夫人であり。マイルスを骨抜きにしてしまったと。
それだけでなく。ジミ・ヘンドリックスやスライ・ストーン等をマイルスに紹介して。
マイルスの音楽性のみならず、その個性全般に大きな影響を与えたと。
マイルスとの結婚前から音楽活動はしていたようですが。マイルスとの離婚を機にデビューしたと。
一説によると離婚の原因はベティがジミヘンと浮気をしたからとも。
マイルスだけでなく、ジミヘンをも手玉に取るとは。更にはエリック・クラプトンを袖にしたとの話も。
そんなベティ姉さん。とにかく。ド迫力の真っ黒なファンクのサウンドに乗ってのシャウト。
そのファンキーで、エロティックな歌声には。どうしたって。ムラムラと発情させられます。
アップでのまさに肉食獣を思わせる迫力。スローでの妖し過ぎる明らかに誘う様な囁き。
これは。もう。映画で言えばR指定ものですね。あのマイルスがメロメロになっても不思議はないなと。
とにかく。何をやっても。どう歌っても。超弩級のファンクで。超弩級のエロさなのだから。
これほど強烈なファンクを体感できるアルバムってのも。なかなか他にはないかなと思います。
タイトルやジャケットの明らかな挑発もファンキーだよな。当時の邦題は『悦楽の女王』だったとか。
1曲だけ。マイルスが参加してるんですけどね。どんな心情だったのかなと。あのマイルスがかわいく思えたり・・・
この生身の剥き出しの。生命力に溢れまくったアルバムを聴いて。何も感じなかったら・・・病気だよなぁ。
この後も録音を続けるものの。何故かはわかりませんが二度にわたりレコード会社がダメ出しをして。
そうしたら。ベティ姉さん、すっぱりと音楽業界から足を洗ってしまったんですよね。
らしいと言えば。らしいのですが。う~ん。もっと発情させてほしかった、否、聴かせてほしかったかな。

殴るより。
抱きしめよう。
発狂するほど。
発情しよう。
それがいい。

殴ったって。
相手も痛いし。
自分も痛いし。
見てるのも痛いし。
いいことなんか、なにもない。

抱きしめれば。
誰かが幸せに。
自分も幸せに。
見てても幸せに。
四方八方、丸く収まるじゃないか。

発狂して。
何も残らないほどに
何もかも満たされるほどに。
何かが生まれるほどに。
何かが育つほどに。

発情すれば。
何かは残る(残さなきゃいけない)。
何かは満たされる(満たさなきゃいけない)。
何かが生まれる(生まなきゃいけない)。
何かが育つ(育てなきゃいけない)。

プンプンよりも。
ムラムラを。
何かを乗り切りたいなら。
発狂するほどに。
発情を選ぼう。

ムカムカよりも。
ムラムラを。
プンプンよりも。
ムラムラを。
それしかない。

クラクラするほど。
ムラムラを。
フラフラするほど。
ムラムラを。
それでいい。

怒るな。
壊すな。
殴るな。
そんなこと。
無駄なだけ。

恋しろ。
愛しろ。
抱きしめろ。
求めろ。
何も無駄にはならない。

武器もいらない。
弾薬もいらない。
爆薬もいらない。
導火線だけ用意して。
火をつけろ。

発狂するほどに。
ムラムラと。
この世界に。
発情してしまおう。
ムラムラと。



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2015/08/03 Mon *ぶら下がれ、しがみつけ / The McCoys

20150803hangonsloopy


ぶら下がれ。
しがみつけ。
しがみつけ。
力の限り。
力の続く限り。

ベストではない。
しかし。
ワーストでもない。
ならば。
いつかのその日まで。

見つけられる。
作り出せる。
生み出せる。
その日まで。
今は。何でもない顔をして。

笑って。
冗談の一つでも飛ばして。
軽口叩いて。
何でもないぜと。
欺いてでも。

ぶら下がれ。
しがみつけ。
しがみつけ。
機会はやってくる。
機会は作れる。

そこまで。
意地でも。
何が何でも。
その手を。
放すな。

『Hang On Sloopy』'65年リリース。
リック・デリンジャー(当時はぜリンガーだったのかな)率いるマッコイズ。
「Hang On Sloopy」「Fever」の2曲の全米TOP10ヒットを放って。
特に「Hang On Sloopy」は全米首位を獲得して。その勢いで制作された1stアルバム。
因みに「Hang On Sloopy」を首位から引き摺り下ろしたのはビートルズの「Yesterday」だそうで。
リックは当時18歳なのかな。その才能が如何に早咲きだったかが改めて感じられるかな。
ボブ・ディラン、エルヴィス・プレスリー、ジェームス・ブラウン、マーヴィン・ゲイのカヴァー。
更には何と「Stormy Monday Blues」までの多彩なカヴァー曲を独特の。
ポップでキャッチーなアレンジで聴かせてしまう。マッコイズ自体はアイドル扱いだったので。
プロデュースにもアレンジにもリックのクレジットはありませんが。
巧みにこなすそのセンスは明らかに後年のリックにも窺えるものですので。関わっていたかなと。
「Hang On Sloopy」ってのは頑張れよ、諦めるなよスルーピーって意味で。
そのポップな曲調とは裏腹になかなかシリアスな内容の歌なのだそうですが。
マッコイズのその後の歩みもなかなか苦難の連続で。とにかく。パタッと売れなくなってしまって。
アルバムは4枚目まで制作されたみたいですが。後半は所謂ドサ周りを強いられていたんだとか。
そこに。同じ様に期待されながらいま一つ売れなかったあるギタリストのバックを務める話が舞い込んで。
キーボードを除く、3人でその話を受けたと。そのギタリストが誰あろうジョニー・ウィンターだったと。
そう。あのジョニー・ウィンター・アンド、そのアンドとは(殆ど)マッコイズだったんですね。
この組合せ。特にジョニーとリックのコンビがその後、如何に活躍したかは言うまでも無いですね。
ぶら下がり、しがみつき、諦めずに。頑張れば再び陽の目を見ることもあるってことですね。

ぶら下がって。
しがみつけるだけ。
しがみついて。
力の限り。
力の尽きるまで。

望んだ通りではない。
しかし。
望みまで遠くもない。
ならば。
いつかのその時まで。

見つけてみせる。
作ってみせる。
生んでみせる。
その時まで。
今は。さり気ない顔をして。

口笛吹いて。
鼻歌の一つでも謡って。
軽口に付き合って。
何てことないぜと。
欺いてでも。

ぶら下がって。
しがみつけるだけ。
しがみついて。
到来する機会は。
掴み取れる。

そこまで。
兎に角。
しがみついてでも。
その手を。
放すな。

望むものがある。
簡単では無いけれど。
兆しは感じられる。
一挙にベストとはかなくても。
スタートとしては悪くはない。

居心地が良いのも。
良し悪しではあるけれど。
良いところを。
今は利用できるだけ。
利用して。

望むものに近づくため。
ベストものに辿り着くため。
兆しを逃さないため。
利用できるものを。環境を。
手放さないため。

今は。
手を放さず。
ぶら下がり。
揺れながらでも。
しがみつけ。

やがて。
その揺れをも利用して。
反動と共に。
手を放して。
飛んでみれば。

着地したところは。
より望みに近く。
よりベストなものに近く。
そして。
新しい出会いが待っているかもしれないのだから。



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2015/08/02 Sun *日常へ、生活へ / Little Feat

20150802downonthefarmukorg


帰る。
日常へ。
生活へ。
帰らなければ。
ならない。

まぁ。
別に。
特別なことでも。
悩むことでも。
無いのだけれど。

非日常と日常。
その間にある差異。
その高さ。
その深さ。
どうやら人一倍らしく。

一気に。
帰ること。
適わず。
徐々に。
変化して。融合させながら。

慌てずに。
焦らずに。
思いを残しながら。
思いを馳せながら。
そうして。

その痕跡を。
その残り香を。
もう一度感じてから。
帰る。
それしか出来ないんだな。

『Down On The Farm』'79年リリース。
例によってネオン・バークの奇妙なイラストが印象的な。
リトル・フィートにとっての実質的なラスト・アルバム・・・だよなぁ。
リーダーであったローウェル・ジョージが'ソロ・アルバムの録音を完了。
リトル・フィートとしては最後のアルバムにする覚悟で録音を開始。
しかしながら。ビル・ペイン等、他のメンバーとの溝は深く。
録音途中でローウェルは脱退。ソロ・アルバムを引っ提げてツアーに出て。
このアルバムの録音は中止に。ところがローウェルはツアー中に急死してしまい。
その事によってビル等は録音を中止したことを悔やみ。改めて取り組んだと。
よってローウェルが全く関与していないナンバーもあるのですが。
それが却って。ローウェルの個性を、そして他のメンバーの個性を際立たせ。
上手い塩梅に融合されて。リトル・フィートと言うバンドの懐の深さ、幅の広さが感じられるかなと。
ローウェルのあくまで泥臭いスライドとヴォーカル。土の匂いが漂うサウンド。
ビルやポール・バレルが目指した洗練されたファンキーなサウンド。
そのどちらもがリトル・フィートなんだなと。ただやはりその中心となるべきは。
ローウェルの灰汁の強い、強すぎるギターとヴォーカルだったことも確かで。
故にか。アルバム・タイトルにも。そしてアルバム全体のサウンドにも。
ローウェルの原点、日常であったであろう土の匂い、泥臭さを感じさせるものがあるのかな。
もう一度。ローウェルを含めて原点に帰れたら、戻れたらとの思いがあったんだろうな。
しかし失われたものは二度とは戻らないのは当たり前で。後に再結成もされていますが。
ローウェルが最後に関与したこのアルバムで。リトル・フィートの歴史には幕が下りた・・・と感じるのです。

戻る。
日常へ。
生活へ。
戻らなければ。
いけない。

まぁ。
普通は。
特段何事も無く。
気にかけることでも。
無いのだろうけれど。

非日常と日常。
その間にある空間。
その広さ。
その奥行き。
どうにも人一倍らしく。

一気に。
戻ること。
能わず。
徐々に。
溶解して。適応させながら。

慌てることなく。
焦ることなく。
思いは残るのだと。
思いは馳せるのだと。
言い聞かせて。

その残像を。
その残響を。
もう一度抱きしめてから。
戻る。
それしか出来ないんだな。

何かを。
得れば。
得るほど。
帰り難い。
戻り難い。

何かが。
素晴らしければ。
素晴らしいほど。
障壁は高くなり。
境界線は遠くなる。

得たものは。
手放したくない。
得たものは。
抱きしめていたい。
素晴らしければ。素晴らしいほど。

また。
非日常へと。
帰れる。
戻れる。
それを知っていてもなお。

いま暫くは。
手放さず。
抱きしめて。
残像と共に。
残響と共に。

残り香を。
身に纏ったまま。
非日常と日常の間の。
その水辺に。
佇んでいたい。

そう思う。
日曜日の夜。



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2015/08/01 Sat *歌え、踊れ / ZZ Top

20150801fandango


歌え。
踊れ。
ついでに。
飲め。
笑え。

週末だ。
土曜の夜だ。
熱気の中を。
辿り着いたら。
そこは天国。

御機嫌で。
クールで。
ソウルフルで。
ファンキーな。
ロックンロール。

その。
渦に。
巻き込まれて。
どうして。
大人しくしていられようか。

身も心も。
委ねて。
もう。
歌え。
踊れ。

こんな気分に。
させてくれる。
ロックンロールに。
そいつを体感させてくれるバンドに。
出会えた幸せを爆発させよう。

『Fandango』'75年リリース。
歌え、踊れ、馬鹿騒ぎしようぜ。
そんな意味を持つタイトルを冠したZZトップの4枚目のアルバム。
A面がニューオーリンズでのライブ。B面がスタジオ録音の変則的な構成です。
A面のぶっ飛んだライヴを聴くと。もう血が騒ぎまくって楽しくなるので。
やはり本領は、その豪快なライヴにあるんだろうなぁと強く感じます。
(そう言えばライヴではバッファローやニシキヘビをステージに上げてたとか・・・)
とにかく御機嫌でハードなロックンロールが渦を巻いて襲ってくるので。
逃げようがないと言うか。巻き込まれて楽しむしか術が無いんですよね。
これ。生で会場にいたら。相当にヤバいなと。素面でトリップできますね。
ビリー・ギボンズのギターがね、またカッコいいんだな。これが。堪りませんね。
B面のスタジオ録音は全曲オリジナルなのですが。これがまた。
ブルースやブギーをさらりと決めて。これはこれで渋くてカッコいいんだな。
ロードで叩き上げられた。その半端じゃない実力の程、レベルの高さを。
ライヴでは全開で、スタジオではさり気無く披露して。聴く者の心を捕らえて離さない。
その上で。踊らせちゃうんだから。まったくもって。憎たらしいテキサス野郎達です。
そのルックスに似合わずに(失礼)ギボンズが新しいもの好きらしく。
‘80年代に入っていち早くMTVで大ブレイクしてましたけど。あれは違和感あったかな。
やっぱりね。ZZトップと言えば砂埃の匂いと共に泥臭く、汗を飛び散らせながら。
そのロックンロールだけで聴く者を圧倒して、ご機嫌にさせていたこの時代。
それこそが真骨頂だと感じるんですよね。まぁ、少なくとも自分はね。

歌え。
踊れ。
そうだ。
思いっきり。
騒ごう。

週末だ。
土曜の夜だ。
外の熱気にも。
負けない。
熱気でぶっ飛ばせ。

御機嫌で。
スワンプで。
ブルージーで。
ハードな。
ロックンロール。

その。
渦に。
どうして。
自ら。
飛び込まずにいられようか。

身も心も。
任せて。
もう。
叫べ。
弾けろ。

こんな気持ちに。
させてくれる。
ロックンロールに。
そいつを体現してる人達に。
出会えた幸せを感謝しよう。

たかが。
ロックンロール。
されど。
ロックンロール。
本気にささられる。本気にさせてくれる。

そんな。
バンドには。
人達には。
その実。
滅多に出会えないんだけど。

気紛れな。
ロックンロールの神様が。
何を思ったか。
このロック馬鹿には。
引き合わせてくれるんだな。

たかが。
ロックンロール。
されど。
ロックンロール。
それを生で実感出来るんだぜ。

喜ばずにいられるか。
楽しまずにいられるか。
愛さずにいられるか。
抱きしめずにいられるか。
感謝せずにいられるか。

だから。
涙を隠す為にも。
歌え。
踊れ。
騒ぐんだ!



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2015/07/31 Fri *変調の季節 / Van Morrison

20150731wavelength


敢えて。
変えてみる。
今の気分。
置かれた状況。
そいつは。

ひとまず。
脇へと外しておいて。
真逆・・・
とまでは言わないにしても。
そうだな。

少しばかり。
歩調を変えて。
歩いてみたり。
道順を変えて。
向ってみたり。

何よりも。
己の。
気分を。
その波長を。
少しチューニングして。

いつもとは。
異なる。
受け止め方。
感じ方。
そいつを試してみようかと。

吉と出るか。
凶と出るか。
そんな思いつめたものでもなく。
自然のままに。
受信してみようかと。

『Wavelength』'78年リリース。
数多いヴァン・モリソンのアルバムの中でも異色の一枚。
何が異色かって。取っ付き易い。聴き易いってところがなんですけどね。
どうしても。ヴァンのアルバムって。針を落とそうとすると覚悟がいると言うか。
意を決して向き合わなきゃいけないとか。自分はあまりそう感じませんけど。
(それは恐らく、もう結構な時間、ヴァンを聴いてきたからなのかな)
そんなイメージが一般にはあるみたいで。孤高で気難しい人ではあるんでしょうけど。
そこへいくと。このアルバムは全体的に明るく、軽く、優しく。
恐らくヴァンの中で何か変化があったのか。発せられる波長が以前と異なっていて。
またそのことによって。聴く者もヴァンの懐に入り易いかなと感じられます。
少し(かなり?)肩の力を抜いてマイクに向かったのかな。本当に聴き易いんですよね。
録音は米国でも。参加メンバーがゼムでの盟友、ピーター・バーデンスを始めとして。
久し振りに英国人の多い面子で録音したってのも。ひょっとしたら関消してるのかな。
一部にはシンセの多様とか。今更、売れ線を狙ったのかって批判も強かったみたいで。
故に。ヴァンのアルバムでもあまり語られたりはしないのですが。
言われるほどシンセなんて気にならないし。逆にバーデンスとガース・ハドソンの。
2台のキーボードがいい雰囲気を醸し出してますしね。
売れ線狙いねぇ、まぁ、レコード会社には例によってロッド・スチュワートみたいにと。
そう思ってたかもしれませんが。ヴァンだからなぁ。意にもかいさずに。
逆手にとって。実はやってみたかった波長の変更を試みたのかもしれませんね。
それが次作、『Into The Music』で豊かな実りを生み出すことになった様な気がします。

敢えて。
変えてみる。
今のきぶん調子。
取り巻く状況。
そいつは。

ひとまず。
何処かへ忘れてきて。
正反対・・・
とまではいかないにしても。
そうだな。

少しばかり。
思考を変えて。
模索してみたり。
手順を変えて。
組み立ててみたり。

何よりも。
己の。
気分の。
波長ってやつを。
少し変則的にして。

いつもとは。
異なる。
投げかけ方。
発し方。
そいつを試してみようかと。

吉と出ようと。
凶と出ようと。
それは。どちらでもよくて。
自然のままに。
発信してみようかと。

自由で。
自然に。
そう。
思いながらも。
いつの間にか。

己で。
規制して。
そこから。
外れない様にと。
はみ出さない様にと。

周りを。
勝手に意識して。
そこは。
外さない様にと。
すべらない様にと。

どうしても。
徐々に。
凝り固まって。
いつの間にか。
同じ波長で。淡々と。

だから。
ここで。
一回。
意識的に。
変えて、壊して。

新たに。
受信して。
発信して。
そんな時期に。季節に。
差し掛かってる様な、気配がしたんだ。
匂いが漂っているんだな。



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